雨降りの石橋箕面の散策

大変遅くなったが、ようやく時間が取れたため、3月17日(日)の「街道を歩く会:西国街道その⑩~石橋から萱野まで~」の記録を残しておこう。

12時30分までに阪急石橋駅前公園に集合。約30名程が集まったが、伊丹のみならず、尼崎等からも参加者があったようだ。
待ち時間の間に雨がひどくなったものの、「荒天ではない」との主催者の判断で、決行することになった。

約6キロの行程ということだったが、傘をさしながらの徒歩は疲れる。とはいえ、普段は滅多に立ち寄ることのない地域を歴史散策できるのは、得難い経験だ。

行程は以下の通り。大阪府池田市と箕面市を歩き回ったことになる。

1.能勢街道との交差点(池田市石橋)
2.春日弁財天社(池田市石橋)
3.瀬川神社(箕面市瀬川)
4.瀬川半町立会本陣跡(箕面市瀬川)
5.百楽荘の石柱(箕面市百楽荘)
6.牧落八幡宮(箕面市牧落)
7.牧落高札場跡に建つ道標(箕面市牧落)
8.萱野三平記念館(箕面市萱野)
(9.向畑公園は雨天のためにキャンセル)

以下、簡単な解説を付す。

1.かつて高札場があり、石橋の地名の由来とされる長さ190センチほどの岩があった。
2.「五海道其外分間絵図並見取絵図」(寛政12年から19年)に記載されている「弁天塚」と推測されている。絵図の一つ「山崎通分間延絵図」には、今回のルートである石橋村、瀬川宿、牧落村、芝村が示されている。
3.「龍の宮」とも呼ばれる神社で、祭神は天児屋根命(藤原氏の祖神)。龍の井がある。
4.現在は自動車教習所だが、正徳2年(1712年)の記録では、旅籠屋が七軒あった。宝暦年間(1751~64年)には半町村に本陣同様の宿泊施設が設置された。
5.大正14年(1925年)に関西土地株式会社が新桜井住宅地として造成し、翌年、改称。箕面村役場や箕面小学校が設置された。
6.主神は応神天皇で創建年不詳。安政6年(1859年)の常夜灯が立つ。
7.大坂や服部天神への道筋を示すもの。
8.浅野内匠頭が吉良上野介への刀傷事件を起こした後、主君が切腹してお家断絶になった旨を知らせるため、萱野三平は赤穂へ向かった。途中、実家では母の葬儀が営まれていたが、赤穂へ急いだ。仇討ちへの声掛けは、仕官先への推薦者に迷惑がかかると父が反対したため、自宅の長屋門で自害。元禄14年(1701年)のことだった。
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「西国街道」とは、6宿駅(山崎宿(大山崎町・島本町)芥川宿(高槻市)郡山宿(茨木市)半町・瀬川宿(箕面市)昆陽宿(伊丹市)西宮宿(西宮市))を有し、「山崎街道」「山崎路」「山崎通」等とも呼ばれた幕府直轄の脇街道を指す。
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配布資料は三部で、なかなか充実していた。

24日も経つと、見学した場所の興奮がおさまり、落ち着いて資料を見ながらブログに入力することができた。
主催者の資料準備や下見は大変だろうと毎度思うが、大変充実した散策だった。

(2024年4月10日記)

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準確定申告(1)

以下は、2023年12月21日付過去ブログ(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=5963&action)の2024年3月16日追記を転写したものである。(Lily)
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3月15日は、確定申告の最終日。税務署は5時きっかりで閉まり、もう一つの会場は午後4時までの受付とのこと。

前日の3月14日には、午前中が古文書の会(1時間半)、午後は2時から地域の古文書の整理(ラベル貼り)作業(1時間半)があった。「ルーティーンは遵守する」という自分ルールのために頑張って出かけたが、「まだ確定申告、何もしていない」と焦ってつぶやいた私に、いつも親切なおじさんが、「確定申告、自分は2時間で終わった。提出するだけなら、ギリギリでも間に合う」という励ましをくださった。
その言葉に従い、2019年度の「準確定申告」の作業を始めたのが、その日の夜。結局はとうとう徹夜になってしまい、「脳のゴミ」が溜まったのではないかと心配….。
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2018年までは毎年、確定申告の書類作業をして、昼間に税理士のいる会場(島本町のケリアホールで二日のみの期間限定、期間に間に合わなければ電車に乗って茨木市の税務署、そして初めての伊丹税務署一回)に出かけては、(計算した結果、控除から外れた)ある年の一回を除き、医療費控除と寄付金控除の還付金をいただいていた。全ての書類を整えるには、大抵二三日かかっていたが、それもこれも主人の若年性神経難病のためである。最初の頃は漢方や鍼治療、中期以降は虫歯がどんどん増えて歯医者通いが絶えず、レシートの整理だけでも大作業。以下に、過去のブログから履歴を抜粋してみよう。
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(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080130)
《確定申告のための寄付金控除用書類が送られてきました》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080214)
《主人は特定疾患の認定を受けていて、日常生活にもかなりの不自由があります。医療費計算などのため、確定申告書類で今は忙しくしているのですが》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080219)
《確定申告の用事もありますし》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20090205)
《また確定申告の時期が巡ってきました。昨夜、電卓をたたきながら書類を作成。最初は2日がかりだったものの、11年目ともなれば、2時間ぐらいあるとほぼ完成します。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20090217)
《昨日は、確定申告第一日目。ということで、午後行ってきました!そのまま提出できる準備をしてあったのですが、念のため、税理士さんにチェックしてもらおうと思って、奥の椅子に座っていたところ、5分の予定が45分と長引いたものの、さすがは税理士さん。一部の書類を二部に書き分けることで、さらに余分に還付金が戻ってくることが判明。やったぁ!印鑑持参で正解でした。「やぶ蛇やなあ」とは税理士さんの言。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20100208)
《確定申告の書類を、昨夜から整え始めています。》
《「2月16日からの確定申告、今年はおかしくなりますよ」という国会議員の某氏の言が命中するかどうかは、これからが見物です。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20100218)
《昨日で、確定申告も無事、終わりました。会場を見渡す限り、今年も例年と同様の賑わいぶりでした。
ただし、私の書類を見てくださった税理士さんのお話では、「お宅はよかったですな。今年は皆さん、困ってはんのや」とのこと。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20110216)
《確定申告が始まりました。今年は手際悪く、まだ、表計算や書類のコピーができていません(参照:2009年2月5日・2009年2月17日・2010年2月18日付「ユーリの部屋」)。
(これじゃあ、どうにも約束が守れそうにない)と焦って、仕事関連で提出を要請された資料の締め切りを、事前に一週間延ばしていただきました。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20110218)
《確定申告書をはじめとする幾つかの書類を作成し、そしてようやく、学会発表の準備や原稿書きなどにかかれそうです。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20110225)
《やっと確定申告が終わり、ほっとしています(参照:2011年2月16日付「ユーリの部屋」)。旅行の出発前、暇を見ては少しずつ書類を整理してまとめる作業を続け、昨晩から今日の午前中にかけて一気にフィニッシュ。自宅から歩いて10分の会場では、ものの5分で終了してしまいました。来年は電子申告を使うよう、冊子まで渡されましたが、税理士さんに見ていただくと安心ということもあるので、どうしたものでしょうか。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120222)
《確定申告の書類も、電子版を勧められているのですが、やはり手書きで税理士の先生に見ていただいた方が安心ということもあります。小さい町に住む利点は、このような諸手続きに余計な時間がかからないことです(参照:2008年1月30日・2009年2月5日・2月17日・2010年2月8日・2月18日・2011年2月16日・2月25日付「ユーリの部屋」)。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120224)
《学会発表の準備もさることながら、確定申告や事務書類を整えることに時間を費やした一日。実は私、事務仕事が大好きで、コピー取りや書式に文字を書き入れるのが全く苦にならない。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20130315)
《今日は毎年恒例の確定申告の最終日(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080130)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090205)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100208)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110225)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120222)。今年は町内の期限に間に合わず、管轄下の市まで電車に乗って行ってきました。》
《これも十数年ぶりです。当時は花粉症とやらで、(今日こそ行かなければ)と思いつつも、なかなか出かけることができず、延び延びになっていました。また、医療費控除の計算や寄付金控除の計算など、家計簿を毎日つけて書類をファイリングしていても、どういうわけか数日かかるというスローテンポぶりでした。》
《実は昨日、パイプス訳業のために箱に入れっぱなしだったものを三時間ほど書類整理しただけで、物の見事に終わってしまいました。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20150405)
《通院記録をつけて申請をし、確定申告期には、書類の整理もバカにはならない。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160221)
《確定申告の時期である(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080214)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090205)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100208)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110225)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120222)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130315)。》
《我が家の場合、特定疾患対象の進行性難病の診断を下されて18年目の主人がいるので(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070719)、医療費控除が該当した年以来、毎年の恒例行事。今では、寄付金控除のためにも提出している(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080130)。この書類を作成するのは手間暇がかかるが、一年間の支出や年間動向を確認する上で非常に役立っている。時間の捻出だけが、毎年の悩みだ。ところで、確定申告といえば世帯所得が問題となる》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160225)
《確定申告書も未完成。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160228)
《昨晩遅く、ようやく確定申告書の下書きが出来上がった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160221)。町内の手続きは締め切られたので、来月早々、電車に乗って二つ向こうの市まで持参となる。これで三回目だ(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130315)。昨年度から、特定疾患対象者(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20070719)には「払える人は払ってください」式になったので、またもや医療費控除が加わることになった。寄付金控除も(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160221)、過去5年以内のものが出てきたら申請に添える。そうこうするうちに、昔のように手間暇かかってしまったのだ。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170313)
《一日中ずっと家にこもって、やっと確定申告書が整った。毎年のこの恒例行事は、悲喜こもごも、さまざまな感慨にとらわれる(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20080130)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090205)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20090217)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100208)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20100218)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110216)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20110225)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20120222)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20130315)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20160221)。》
《今年は、2月3日以来、予想以上に長引いた右目のヘルペス疾患のために(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170219)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170303)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170306)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170308)(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170309)、書類整理が遅れに遅れ、例年の町内で提出することは早々と諦めた。明日、電車に乗って、隣の隣の市まで久しぶりに行くことになる。》
《我が家の場合、医療費控除と寄付金控除の還付金目当てで、毎年、書類を提出しているのだが、医療費については、案外に控除額以下で済んだ年もあったことに、先程、改めて気づいた。とはいえ、2003年と2004年という、まだ若かったはずの時には、今よりも遥かに症状の軽かった主人の方に民間療法的な精神面でのお金がかかっていて(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20170112)、そういう時には、私の医療費も正比例して上がっている。》
《また、2015年からは特定疾患の制度が変わり、それまでは難病であれば一律料金として抑えられていたのが、今後は収入に応じて支払う額が段階ごとに決まってしまったので、またもや高くつくことになってしまった。》
《一年に一回のお金の流れの把握と整理も兼ねているのだが、常に思うこととして、精神面の安定が何よりだと思う。主人が病院に行く度に、レシートと健康ノートに記入することが、とてもストレスになっていることにも気づいた。しばらくは空箱に領収書を突っ込んだままだったのだが、その整理も苦痛になってしまった。それに輪をかけて、自分も昨年から今年にかけて、皮膚科(原因不明の突然の湿疹)や外科(関節痛)や(定期的な集団検診で指導されるので、虫歯は一本もないのに)歯科に通うはめになってしまい、どうしたものかと思う。》
《毎年、(最初から主人が病気でさえなければ、こんなレシート整理やコピー取りもする必要がなく、もっと前向きで建設的な方向に人生設計が立てられたはずなのに)と思ってしまうところが、我ながら情けない。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170316)
《確定申告書も、電車に乗って久しぶりに列を作って提出したが、ものの10分もかからずに全て終了した。

(リスト終)
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病気の進行に伴い、作業が重くなり、時間が余計にかかるようになったのは自然の理。

こういう話をすると、「普段からレシート整理をしておかないからだよー」とか何とか偉そうに訓示を垂れる人がいるが、実は、逐一全部、ファイル用の白紙にレシートを貼り付け、家計簿も毎度きちんと記入してある。問題は、そのレシートの山を見るだけでも、どっと疲れてしまっていた、という点だ。ここが理解できなければ、若年性神経難病患者の暮らしそのものが全くわかっていない、ということである。だから、「手伝う気がないなら黙っていろ」と言いたい、今でも。
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準確定申告は5年以内、という期限がある。2019年は、前年の秋に伊丹市に転居して4ヶ月目に新年が始まり、まだ部屋の中も片付け切れていない頃だった。そして、主人の病状については徐々に精神症状が悪化して、毎日、気の抜けない日々。地理もわからず、顔見知りもいない、そんな全く新しい環境でも、50代後半の主人が「同僚と一緒に伊丹に転勤する」と決行した。会社側も、体調を心配しつつも転居を許可してくださった。そのようなありがたい状況なのにも拘わらず、いや、ありがたい状況だからこそ、この新しい困難を、私は一人でどう乗り越えればよいのか、という….。

以前にも書いたように、2019年8月23日には、治療薬が長年蓄積された副作用の結果であろうか、原因不明の高熱が10日程も続いた後、私が図書館(第一回「やさしい古文書教室」)に行っていた間に、部屋の中で倒れてしまった。帰宅後すぐ玄関で、主人の呻く声が聞こえて来た。中に入ると、リビングダイニングの部屋の床に、うつ伏せに垂れていた主人を発見。今振り返っても、(意識があってよかった)ということと、(咄嗟の判断で救急車を呼んでよかった)という二点に尽きる。
主人自身は、「大丈夫だよ、寝れば治るよ」「また、温泉にでも行けば、良くなるよ」等と繰り返していたが、その言葉を文字通りに取っていたら、とんでもない結末になっていたはずだ。

そういう事態を防ぐためにも、私は外の仕事を辞めて自宅で勉強する生活に切り替えたのだ。「介護離職はストップ」という政府の呼びかけがあるが、緊急事態に最適の決断を下せるのは、一緒に暮らしている家族以外にはない、と私は強く思う。
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……そんなこんなで、確定申告にはさまざまな思い出や感情が蘇って来て、毎度のことながら疲労困憊である。事務的作業そのもの以上に、精神的な負担である。主人はいつでも、「還付金って言ったって、たかだか数万円だろ。それぐらい、別になくてもいいじゃないか」と強気の発言をしていたが、21年以上ともなると、総計金額はバカにならない。

それに、予想していたよりも医療費が低く抑えられたのは、そもそも特定疾患制度のおかげなのだ。この制度は、昭和時代に患者会が並々ならぬ努力を積み重ねた末、やっと国から認められたものである。それとて、最近でも制度から外されそうになる条件が加わったりして、いつでも安心していられる状況でもない。(この件に関しては、この度の修論でも記述した。)そういう先達の努力を水泡に帰すような発言を平気でしていたのが主人。この病気につきものの患者特有のプライドのためでもあり、毎年の書類作業を私一人にまかせっきりにしていた無知からでもある。

ともかく毎年、医療費と寄付金のレシート整理をして文書をワード作成し、レシート原本を並べてホチキスで留め、年々、ますます増えてぶかぶかになった書類の束に、印刷したワード文書を貼り付けて、冊子を見ながら電卓をたたいて計算に計算を繰り返して記入した書類と共に、税務署に持参する。この恒例行事をすることによって、過去一年間の我が家の暮らしぶりや双方の健康状態が再確認できたのだった。

2019年は最も大変な年だった。1月に三週間の検査入院、8月23日以降2020年4月7日までの計5病院(入転院)と1施設(短期入所)の連続。その間のお見舞いやら病院での入院と退院と転院の諸手続きやら、報告、連絡、相談等、思い出すだけでもドッと疲れる事態が次々に発生した。私が倒れずに済んだのは、全く不幸中の幸いという他ない。度重なる徘徊に加えて、義兄のバカげた悪質な治療妨害が繰り返され、今でも疲労感が抜けきれない。(大体、神経難病患者を虐め倒して何事も私のせいにする等、正気の沙汰じゃない。誰もが異口同音に「あの人、何なんですか?」「治療の妨害をするな!」「もう出て来るな!」と断言した。この件に関しても、発病の契機の一つとして、修論に書いておいた。)

2022年3月には、(大学院のゼミが始まる前に済ませておこう)と決心したが、箱に投げ込んだままのレシートを見るだけでも、二三日程、ど~んと気分が重くなり、なかなか作業が進まなかった。また、論文中心の生活となるM2進級前の2023年3月にも(気になることは先に終わらせておこう)と思い、ゼミのレジュメにさえ「作業項目」に列挙していた。ところが、実際にはそれどころではなくなってしまった。

5年以内とはいえ、あっという間だ。中学と高校の5年間も(長いようで短い)と感じていたが、大人になるとさらに加速度化するのが時間の速さである。

しかし、この大変な作業を、もうこれ以上、先延ばしにはできない。今回が最終年であり、これを逃したら、2018年までは欠かさず継続してきた毎年の確定申告がストップしてしまう。一度さぼると、まだ残っている2020年度分も流れてしまいそうだ。

その後は、私の健康状態が維持される限り、恐らく医療費控除そのものが不要となるはずだが、それまでは家計簿整理を兼ねて、実行あるのみだ。
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というわけで、一昨晩、ギリギリになった焦りは修論提出前と全く同じで、先にお風呂に入って体制を整え、パジャマにぶ厚いセーターを着込んで、エアコンをつけたまま、無我夢中で確定申告の作業に取り掛かった。まずは医療レシートの山を整理し直し、先に短いリストである私の医療費リストの文書作成から始めた。幸い、4月までは家計簿のリストに手書きで記入してあったので、それを転写するだけだった。ところが、その後が大変。

…..と思っていたら、何と2020年2月下旬に、ワードで作成した主人分の医療費リストを印刷しておいた紙が出て来た。しかし、その文書はパソコンが壊れる前のもので、今となっては再現不能。但し、逐一レシートを見直す時間もなく、とりあえずは印刷した紙を見ながら再度ワードに打ち直した。これが全体の時間短縮には大いに助かったのである。
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その印刷文書のことはすっかり忘れていた。日付によると、その時期は主人が川西市にある第二協立病院の療養型病棟に入院して一週間の頃で、その翌日の2月25日から、コロナ感染予防のために院内のお見舞いは全面禁止となったのだった。しかも、既に終末期に入っており、いつ急変するかわからない、という気の抜けない日々だった。

無期懲役のようなお見舞い禁止となると、洗濯物の交換のために火曜日と金曜日しか病院に通えないばかりか、ありとあらゆる事態に備えて自分一人で準備しなければならないことは山ほどあった。(本来ならば家族や親族が手伝うものだが、我が家の場合、上述のように、義兄は病院から立ち入り禁止令が出る程、患者と私に対して常軌を逸した悪意ある行為を繰り返していたし、他の親族は遠方に暮らしており、ましてや、コロナ問題があれば、なかなか出入りも難しかった。主人の父方の叔父さんなど、「では、暖かくなった3月頃、一度お見舞いに行きます」と呑気なもので、その3月こそが最も深刻な時期だったのだ。つまるところ、主人の病態を本当に心配していたのは、私と(寝たきりの高齢の)義母のみ、ということだったのだ。)

だから、作業そのものはギリギリだったとも言えるが、今振り返っても、よくあの時期に作成できたものだ、と言える。助けに舟、とばかりに夢中で作業を進めた。途中、土井先生のYou Tubeやご著書のお話に従って、お味噌汁を作って飲み、真夜中過ぎには予防策として、ゆで卵に自家製フルーツゼリーを食べ、明け方には玄米ご飯も食べてエネルギー補給。結局は徹夜作業という羽目になってしまった。
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すっかり前置きが長くなってしまったが、3月15日には午前中も作業に没頭し、何とか午後1時半の出発ギリギリまでには、コピー分も含めて提出書類が全部整った。(もしミスが見つかれば、税務署から問い合わせが来るだろう。その時に対処すればよい)と自分に向かって言い訳を(以下省略)

(2024年3月27日転写終)
………..
2024年3月27日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1770735002713575518)
Lily2@ituna4011
補助金10億円申告漏れ 東京国税局指摘
(https://nikkei.com/article/DGXZQOUE210XN0R20C24A3000000/… )
← 私も今日の正午過ぎに、大阪国税局から電話。脱税ではなく、書類の書き方不備。受付女性が間違えたため。『そうそうあることではないですから』と、すぐに納得して頂きました。先方で修正しておきます、との由。
5:51 PM · Mar 21, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1770735924613161290)
Lily2@ituna4011
最近思うのは、金融庁や国税局は、きちんとお仕事をされている、ということ。正確に書類や申立てを見ていただいている。そして、こちらの事情を踏まえた上で、こちらの意に叶った方向で、処理してくださる。 但し、税務署の非正規雇用の受付女性は、ダメ。余計なことを言ったり、わざわざ間違う。
5:55 PM · Mar 21, 2024

(2024年3月27日転載終)
……………
2024年5月2日追記

本日、尼崎市にある大阪国税局業務センター阪神分室の管理第7担当から、通知書が届いた。差出人は、国税資金支払命令官の伊丹税務署長である。

予定が立て込んで忙殺されていた今年3月15日に、徹夜で大量の医療関係の書類を整理しつつ、ワードに再入力してリスト作成。電卓を何度も叩きながら計算して記入した書類通りだった。従来に違わず、申請した還付金額がそのまま返って来る。頑張って作業したかいがあった。

(2024年5月2日記)

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懐かしき小林秀雄氏

まずは、過去ブログの抜粋から。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20070702)
《懐かしかったのは、小林秀雄や阿部六郎や中原中也などのお名前が出てきた時です。高校の頃から、中原中也の詩に夢中になって読み漁りましたが、国文学科の卒論では、結局取り上げることはしませんでした。なぜなら、中原中也の周囲には、小林秀雄のみならず、河上徹太郎や大岡昇平など、手の届かない綺羅星のような巨人の名が、ご畏友として、ご逝去後の当時も轟いていたからです。どうして22歳の小娘に文学が論じられようか!!》
《小林秀雄氏のご令妹様の高見澤潤子氏が日本基督教団の信徒であり、阿部六郎氏が奥様ともどもカトリックだったことなどは、広く知られています。夭折した中原中也も、キリスト教に惹かれていた時期があったらしい形跡を、作品からうかがうことができます。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071017)
2007-10-17「思い出を思い出すこと」
《学生時代に「上手に思い出すことはむずかしい」と小林秀雄が述べたと読みました。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071027)
《高校生の頃、中原中也の詩に惹かれ、小林秀雄や河上徹太郎などの評論を読み漁っていました。卒論は国語学にしましたが、それは当時、中原中也の一次資料を目にするには、パソコン時代の今と違い、あまりにも道のりが遠そうだったからです。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071030)
2007-10-30「中原中也生誕百年記念(1)」
《中也の詩集2冊と小林秀雄や河上徹太郎や大岡昇平らの評論が、20数年を経た今、鮮明に思い出されてきました。(ああ、そうそう、そう書いてあった)と。私にとっては、「20数年前の解釈を再解釈する」機会となり、「現状における過去の再現性」の作業として、とても楽しい時間が過ごせました。考えてみれば、小林秀雄氏は私の大学入学が決まった頃に亡くなった方ですし、河上徹太郎氏が、日経の「私の履歴書」に連載されていたのを覚えています。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140723)
2014-07-23「湯田温泉の中原中也」
《記念館から歩いてすぐの、井上馨ゆかりの井上公園(井上公園だったのが高田公園に改称され、2012年に再び元の名称に戻された)にある中也の詩「帰郷」を小林秀雄の揮毫で彫り込んだ黒い詩碑の横で、「東京のお友達」(小林秀雄や河上徹太郎や大岡昇平や今日出海)と市長さんと一緒に写った記念写真では、着物姿の満面笑顔で「これでやっと報われた」という風の実に屈託なき嬉しそうな表情をされていました。(小林秀雄だけは、内心複雑そうな、どのような表情をしたらよいのかわからない風の平面的な仏頂面。)昭和40年6月のことのようです。この石碑も、昭和とは思えないほど、実にモダンで洗練されたものです。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170913)
《これは文芸評論家の小林秀雄さんの本で知ったのですが、戦時下の若者の心情に対して、あの本の編集者たちはあまりに一面的な取り扱いをしたのですよ。戦争に疑念を抱き、最期まで戦争を呪って死んでいった学生の手記は採用されたが、祖国の危急に臨んで決然と出陣し散華した学生の手記はボツとされたのです。》

(リスト終)
。。。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1769012606931812721)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/FkEXBVc3tOc?si=3fmeGgfTGTB_Bb47… via @YouTube
☚ お声が明るい。
11:47 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769013036218806763)
Lily2@ituna4011
小林秀雄 文化の根底を探る https://youtu.be/YYSmFMyvtpA?si=s3lWifa_QJPnayL6… via @YouTubehttps://youtu.be/YYSmFMyvtpA?si=s3lWifa_QJPnayL6 via
@YouTube
☚学生時代を彷彿とさせる。最近は、このような話がなかなか聞けなくなった。
11:49 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769013396824011180)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/LQK1X80vNm0?si=lf3ztNWt1cjGx6ku… via @YouTube
☚ 懐かしいお二人。意味は殆どわからなかったけれど、学生時代には、よく読みました。
11:50 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769013912853491953)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/TJHNweJHS8s?si=JrANHvBtpjiJ7Jh1… via @YouTube
☚ この時代が懐かしい……。小林秀雄氏、中原中也の関係でよく読んでいました。
11:52 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769014346104066369)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/D4GKZr0jMfE?si=Nng8EMArQv3Vkcl3… via @YouTube
☚ いいですねぇ。もう一度、あの頃に戻りたい、かな。
11:54 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769015142841524539)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/XQ9C0unQkZQ?si=g2P1VTbLECeJ4ue3… via @YouTube
☚ 昔はよくわからなかった。今なら、どうだろうか?
11:57 PM · Mar 16, 2024

(2024年3月17日転載終)
………………
2024年3月18日追記

(https://www.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid0382gBiqbibbpzYHWTecsc2ByXJR9Pv1zypMXJyCw6uCYonb16tcDW1mj7uEsDYojMl&id=1667289011)
T様、ありがとうございます。最近知ったのですが、今上陛下も中原中也がお好きだったとおっしゃったそうです。

(2024年3月18日転載終)

(2024年5月2日修正転載終)

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Sharia laws in Malaysia

(https://www.mnnonline.org/news/malaysia-high-court-strikes-down-state-level-sharia-laws/)

Malaysia high court strikes down state-level Sharia laws
by Katey Hearth
14 March 2024

Malaysia (MNN) — Malaysia’s top court recently struck down over a dozen Shariah-based state laws, saying they infringed on federal authority. Islamist leaders decried the decision, saying it would “undermine” religious courts.
“It seems not so much that they are overturning Sharia law, but the states can’t pass their own version of Sharia law,” Todd Nettleton with The Voice of the Martyrs USA says.
“The state that passed these (controversial) laws [said,] ‘We want to enforce these laws the way we see them in our part of the country,’ and the federal government is saying, ‘No, you’re not allowed to do that; you’re not allowed to set your own separate standards.’”
Instead, the top court solidified the presence of Islamic law in Malaysia by ruling that “Sharia law is established for the whole country, and it is the federal courts that will enforce that, not the states,” Nettleton adds.
Believers from a Muslim background are called apostates under Sharia law. Unfortunately, “it doesn’t seem like this ruling is going to change the situation on the ground for a Muslim convert,” Nettleton says.
“At the same time, it’s not going to make it worse for an ethnically Chinese Christian or someone from one of those minority groups seen as a Christian to start with.”
While Christianity is not illegal in Malaysia, Christians are marginalized by the ruling Muslim ethnic group. More about that here. It is illegal for ethnic Malays to convert to Christianity because they are all considered Muslim under Malaysian law.
“One of the ways we can pray is for the Gospel to spread among ethnic Malay people,” Nettleton says.
“Yes, it’s illegal. Yes, it’s difficult. But we can pray that our brothers and sisters in Malaysia will have access to the Good News.”

* Header image depicts the main entrance of the Kuala Lumpur Courts Complex in Kuala Lumpur, Malaysia.

(End)

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ツィート(X)もろもろ

(https://twitter.com/ituna4011/status/1768846819147288731)
Lily2@ituna4011
この記事、なんだかお笑いもどき? 大根の葉なんて、普通に台所に立っていたら、幾らでもおかずが作れるはず。ビタミンAが豊富。 チビた鉛筆の話等、物を大切に使うどころか、何故かしみったれに聞こえる。理由は不明。
12:48 PM · Mar 16, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1768847787188421088)
Lily2@ituna4011
家族が殺人者に。 警察がまず、生命保険に幾らかけたかを尋ねるらしい。
12:52 PM · Mar 16, 2024

(2024年3月16日転載終)
……………….
2024年3月19日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1767699235150155801)
Lily2@ituna4011
鳩をむしり料理。
8:48 AM · Mar 13, 2024
509 Views

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769952022608965641)
Lily2@ituna4011
秋篠宮妃紀子さま、日赤施設を視察 義肢の製作過程に感心 千葉市(千葉日報オンライン) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/f61cb41c9f017760d5aa6a438fd73163dadc3593?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240319&ctg=loc&bt=tw_up…
← 4月から敬宮殿下の邪魔をなさらないでください、お願いいたします。
2:00 PM · Mar 19, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1769940816825647414)
Lily2@ituna4011
バナナ共和国。 うちの主人が喜んで着ていました。 古くなったために、もう処分しましたが。
1:15 PM · Mar 19, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1770045159943917916)
Lily2@ituna4011
ゼミでも習いました。 「地獄への道は善意で舗装されている」
8:10 PM · Mar 19, 2024

(2024年3月19日転載終)
…………….
2024年5月30日追記

ギリシャ訪問中の秋篠宮家の次女である佳子内親王の報道に関して。

(https://x.com/ituna4011/status/1794944049260220492)
Lily2@ituna4011
佳子さま アテネのホテルに到着 パルテノン神殿視察へ https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000351291.html?display=full…
← あちこち、落ち着きのない…..。
1:09 PM · May 27, 2024
348 Views

(https://x.com/ituna4011/status/1795948770397409384)
Lily2@ituna4011
昨日ふと思ったのだが、海外に行って「お言葉」を読み上げても、そもそも列席者が少なく、しらけた雰囲気を感じ取りながらニコニコと振舞い、何度も着替えてお化粧し直して、ヘアスタイルも変えるというご公務は、なかなかキツイものがあるのでは?
7:42 AM · May 30, 2024

(2024年5月30日転載終)
…………….
2024年6月7日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1798673346554675659)
Lily2@ituna4011
佳子さま ギリシャで着用された“2.75万円水色ワンピ”に集まる絶賛!昨年もご着用の“お気に入り”(女性自身) #Yahooニュース https://news.yahoo.co.jp/articles/123cde0e6e130d8e82f54bee41802b291f7e5d06?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20240606&ctg=dom&bt=tw_up…
← ギリシャをすごく感じながら???
8:08 PM · Jun 6, 2024·
69 Views

(2024年6月7日転載終)

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江崎玲於奈氏のこと

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2024年3月12日投稿

1990年代初頭、マレーシアのマラヤ大学でお目にかかりました。ユーモア溢れる熱気に満ちた講演会でした。
サイン入りの色紙をいただき、お言葉もかけてくださいました。
末永くお元気でいらしてください。

《社会学者は後天的育成を重視したがる。共産主義者も後者で、だから戦後の学校は平等というコンセプトを追い求めてきた》

☚ 確かに、中学や高校の時、担任の先生方が「人には能力の差がなく、単純に努力したかしないかの差だけだ」と繰り返していたが、今となっては…….。「親ガチャ」言葉の流行。

。。。。。
《髙橋 眞人氏のフェイスブックからの転載》

【今日の名言】江崎 玲於奈物理学者

自分らしい生き方をするためには、自分を主張し、自分を守るために戦うことを避けてはいけない。
科学やビジネスに進歩をもたらすのは、飽くなき挑戦です。むろん挑戦にはリスクが付き物ですが、だからといってひるんではいけません。創造的な挑戦を続ける限り、成功しても失敗しても、あなたが得るものは大きい。

学問を知っている人は、学問を愛する人に及ばない。学問を愛する人は、学問を楽しむ人に及ばない。
優れた科学者は一芸に秀でた人間というよりも、むしろあらゆる視野を兼ね備えた教養人です。この幅広く、多角的な視点を持つということが、創造性の原動力になるのかもしれません。

挑戦した結果が失敗であれば、そのことを踏まえて新しい方向へ頭を切り替えることができるという利点が発生します。私自身もたくさんの失敗を繰り返し、そこから学ぶ人生を送ってきました。
新しい分野を見つけることです。そうすれば二流の人間でも一流の仕事ができる。
いつも歩く道を離れ、未踏の森に飛び込み、新しいものを探れ。

ノーベル賞を取るための五つの「してはいけないこと」。従来の行きがかりに囚われすぎてはいけない。他人の影響を余り受けすぎてはいけない。無用なものは全て捨てなければならない。戦うことを避けてはいけない。何か絶対的なものを信じすぎてはいけない。

人間が成功する条件というのは、個性的なタレント(才能)、それを磨くためのハードワーク(努力)、そして人知を超えたチャンス(運)。この三つの組み合わせであると思います。
日本の学問は、ものを習う「修得型」で、何か新しい事に挑戦する「探求型」が不足している。というより「探求心」の教育を受けていないと言っていいと思います。

将来は過去や現在の単純な延長ではなく、まったく別のアプローチからブレイクスルーやイノベーションが生じます。ですから、科学者は忠実なフォロワー(追随者)であるよりも、独創的なリーダーでなければいけません。

人は欠陥が多く不安定な方が、創造性がある。立派な人格者を育てる教育に創造性が入る余地はない。日本人は皆、立派で完成されているが、完成した人格は進化を受け入れない。
サプライズは偶然と必然の交差の産物です。人間の創造性のすばらしさに感動した私は、いつかは自分でも学界に衝撃を与えるような仕事をしたいと考えました。そのためには他人の後塵を拝していてはだめ。どんな小さなことでもよい、人がやらないことを研究しようと心に決めました。

遺伝的な資質と、生まれた後の環境や教育とでは、人間にとってどちらが重要か。優生学者は生まれつきだと言い、社会学者は後天的育成を重視したがる。共産主義者も後者で、だから戦後の学校は平等というコンセプトを追い求めてきたわけだけれど、僕は遺伝だと思っています。
いずれは就学時に遺伝子検査を行い、それぞれの遺伝情報に見合った教育をしていく形になっていきますよ。

時には、踏みならされた道を離れ、森の中に入ってみなさい。そこではきっと、あなたがこれまで見たことがない何かを新しいものを見いだすに違いありません。
もし、日本の教育が個人のタレントを引き出し得ないとしたら、日本の社会は衰退してしまいます。アメリカの教育では、少なくとも日本よりそうしたタレントを育てられているんじゃないかと感じています。その点で、今の日本の教育に危機感を抱いています。

一般的に日本の若者は「こうやれ」と言われるとよくできます。しかし、自分から何かを発見する事は苦手です。それに挑戦する精神も乏しい。
日本人は先ず模範生を決め、競争する。だが、考え方が呪縛されている。ノーベル賞を取るには、どんな勉強をしなければいけないか、と。

※3月12日は江崎玲於奈氏の98歳の誕生日です。

(2024年3月13日転載終)

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国防問題

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

左翼活動家の支援も摘発を。

産経新聞』(https://www.sankei.com/article/20240310)

「<独自>朝鮮学校補助金、93自治体が支出、100を割る」
2024年3月10日

《平成28年度には、計121自治体(14道府県、107市区町)》
《令和3年度に100自治体(11道府県・同89市区町)》
《令和4年度に補助金を支出した道府県と市区町は計93自治体》
《平成21年度の補助金総額は計8億円を超えていた》
《令和4年度の補助金総額は3年度比814万円減の計2億3064万円》
《6つの朝鮮学校がある兵庫県は4年度は4689万円の支出》
《朝鮮学校の教育や人事、財政には、北朝鮮と密接な関係にある在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の影響》
《令和5年5月1日時点で全国に57校(うち4校休校)ある。朝鮮籍のほか、韓国籍や日本国籍の子供も通っている。》

(2024年3月11日転載終)
………………..
2024年3月30日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1772945929600893195)
Lily2@ituna4011
【カラー化】大日本帝国海軍 昭和18 (1943)年 東京 市中行進 軍艦行進曲 https://youtu.be/BmcvsQ6KvKM?si=ogQP95IOAtb1WCKk… via @YouTube
☚中学の運動会では行進曲に使われていた。
8:17 PM · Mar 27, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1773280188937245174)
Lily2@ituna4011
日英伊による次期戦闘機開発 輸出巡る「国民の理解」さらに遠のく https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00179/032700197/?n_cid=nbponb_twbn…
← 理解が遠のいたのではなく、もっと理解したいのである。
6:25 PM · Mar 28, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1772830014691815427)
Lily2@ituna4011
今、1960年代から70年代の国内外の日本の情報機関の記録を古本で読んでいるところですが、イスラム過激主義と政治的左翼の結託や国際関係は、今も昔もあまり変わっていないという印象を受けます。ちなみに、犬養毅氏は、一度も「話せばわかる」とはおっしゃらなかったそうです。
12:36 PM · Mar 27, 2024

(https://twitter.com/ituna4011/status/1772830658307793355)
Lily2@ituna4011
誰かがあたかも見聞してきたかのように広めた工作話でしょうね。正確なところは、孫娘さんの犬養道子氏が著書に記されています。
12:39 PM · Mar 27, 2024

(2024年3月30日転載終)
。。。。。。。。。
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

髙橋 眞人 
2024年3月26日投稿

【今日の名言】栗林 忠道(陸軍大将、硫黄島守備隊最高指揮官)

(日頃、妻に対し)アメリカは戦ってはいけない国だ。
(硫黄島へ出発の際、妻に対し)今度は骨も残らないかもしれない。
(硫黄島から妻に宛てて)人間は生死の関頭に立てば、矢張り一家のことが一番気にかかることがはっきりします。
(長男に宛てて)男には「意思」の強固ということが何より大切である。意志の弱い男は何ができても役に立たない。家にいる時は母や妹達と愉快に話をし、時に冗談の一つも飛ばして家の中を明るくすることが大切である。
我々の子供らが日本で一日でも長く安泰に暮らせるなら、我々がこの島を守る一日には意味がある。祖国のため、我々は最後の一兵になろうとも、この島で敵をくいとどめることが責務である。
(兵に配布した「敢闘の誓い」)一、我らは全力で本島を守りぬく。二、我らは爆弾を抱いて敵の戦車にぶつかり粉砕する。三、敵中に斬り込んで敵を皆殺しにする。四、一発必中の射撃にて敵を撃ち倒す。五、各自が十人殺さなければ、死んでも死なない。六、最後の一人になってもゲリラによって敵を悩ます。
戦局は最後の関頭に直面している。兵団は本日17日夜総攻撃を決行し敵を撃滅せんとす。各部隊は今夜零時を期して各方面の敵を攻撃、最後の一兵となるもあくまで決死敢闘する。振り返ることは許されない。予は常に諸子の先頭にあり。
(最後の訓示)予が諸君よりも先に先陣に散ることがあっても、諸君の今日まで捧げた偉功は決して消えるものではない。いま日本は戦に破れたりといえども、日本国民が諸君の忠君愛国の精神に燃え、諸君の勲功をたたえ、諸君の英霊に対し涙して黙祷を捧げる日がいつか来るであろう。安んじて諸君は国に殉ずべし。天皇陛下万歳!

(辞世の句)国のため 重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て 散るぞかなしき(国のために防衛線を守る重責を果たせず、武器弾薬も尽き果て、このまま散っていくのは大変無念である)。

※3月26日は栗林忠道中将(死後大将に昇進)の命日(1945年)です。硫黄島守備隊最高司令官だった栗林は、圧倒的に優勢な米軍の攻撃に対し、最後まで将兵の士気を低下させず、「5日で落とす」との敵の予想を遥かに上回る1か月半も防衛した指揮力で米軍関係者から「戦争で直面した最も手ごわい敵の一人」と評されています。

(2024年3月30日転載終)

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調査能力が劣化したAI

2024年1月21日付ブログ「チャットAIを再び試してみた」(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=6018)の再現として、AIで自己紹介を検索してみた。
結果は、1月時点よりも3月現在の方が、調査能力が劣化していると判明した。
。。。。。。。
(https://copilot.microsoft.com/?form=MY02E6&OCID=MY02E6&culture=ja-jp&country=jp)

自分:Ikuko Tsunashima-Miyakeさんについて教えてください。
自分:綱島(三宅)郁子について教えてください。

Copilot:綱島(三宅)郁子さんは、日本の学者であり、マレーシアにおける言語学、文化、宗教に関する研究で知られています。以下に彼女の一部の経歴と業績を紹介します。

1. マラヤ大学での研究と指導:

綱島さんはマラヤ大学で言語学を教え、研究を行っていました。
彼女はマレーシアの言語や文化について深く理解し、学生たちに指導を提供していました。

2. マレーシア華人による中国語聖書翻訳史の研究:

綱島さんは中国語聖書の翻訳にも関心を持っており、その歴史や影響について研究しています。
彼女はマレーシアの聖書協会で翻訳のチェックを担当していた経験もあります。

3. 相互理解と対話に関する論文:

彼女はマレーシアにおけるイバン語聖書禁止・解除事件の影響と合意についての論文を執筆しています。

綱島さんは、言語学や宗教において重要な研究を行い、日本とマレーシアの文化交流に貢献しています。

《詳細情報》
1 jams92.org
2 ci.nii.ac.jp
3 jams92.org
4 ja.danielpipes.org
5 iss.ndl.go.jp
6 cir.nii.ac.jp
7 cir.nii.ac.jp
8 media.gettyimages.com+2 その他

(2024年3月11日記)
………………
2024年3月19日追記

(https://www.bing.com/search?showconv)

自分:綱島(三宅)郁子さんの「ユーリの部屋」ブログについて教えてください。
Copilot:「ユーリの部屋」は、綱島(三宅)郁子さんが運営するブログです1。彼女は名古屋市生まれの名古屋育ちで、最終学歴は名古屋大学大学院文学研究科(1990年卒)です。ブログでは、彼女の思考や視点を共有し、読者との対話を促しています。具体的な内容については、直接ブログをご覧いただくことをお勧めします1。彼女のブログは、彼女の視点と経験を通じて、多くのトピックについて深い洞察を提供しています。

《詳細情報》
1 profile.hatena.ne.jp

(2024年3月19日記)
………………
2024年5月24日追記

(https://copilot.microsoft.com/?q)

自分:綱島(三宅)郁子について教えてください。

Copilot:綱島(三宅)郁子さんは、マレーシア研究者であり、日本聖書協会主催の国際聖書フォーラムなどで講演を行ったことがあります。彼女はマレーシアのキリスト教共同体について研究しており、特にカトリック教会、アングリカン教会、メソディスト教会などが主流となっていることを指摘しています12。また、彼女は中国語聖書翻訳史にも詳しい研究者であり、マレーシアの聖書翻訳においても重要な役割を果たしています1。
綱島(三宅)郁子さんは、マレーシアの文化や宗教に深い洞察を持ち、その研究成果は多くの人々に影響を与えています。34

1: マレーシア華人による中国語聖書翻訳史の講義 -東京での国際聖書フォーラムから- 綱島(三宅)郁子
2: 発表要旨集 – 綱島(三宅)郁子(マレーシア研究者)
3: マレーシアで開催された世界教会協議会会議 – 綱島(三宅)郁子
4: 多言語社会研究大会 – 綱島 (三宅) 郁子

1jams92.org
2jsseas.org
3jams92.org
4arsvi.com
5cir.nii.ac.jp

(2024年5月24日転載終)

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自己紹介の更新

FacebookとTwitter(X)の自己紹介を更新しました。

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
ユーリ(Lily)
綱島郁子(旧姓:三宅)。名古屋市生まれの名古屋育ち。名古屋大学大学院文学研究科修士課程修了(平成2年)。医療福祉で修士号確定(令和6年3月)。平和公園に両系の曽祖父母の代からお墓。
。。。。。。。。
ユーリ:あらま、O様、ありがとうございます。設定を間違えました!

K・M様:今後の活躍を楽しみしております 神様に守られて頑張ってください
ユーリ:M様、ご無沙汰しております。メッセージいただき、何よりです。名古屋でお世話になったことに少しでも恩返しすべく、これからも励んでまいります。神経難病について、この度、論文にしました。まだベースを固めただけですので、これからもゆっくり進めていきます。どうぞお元気でいらしてくださいね。

ユーリ:H様、ありがとうございます。

ユーリ:T様、過分な応答、ありがとうございます。

ユーリ:H様、ありがとうございます。

(2024年3月10日転載終)

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社会主義イデオロギー

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2024年3月8日投稿
www.youtube.com/watch?v=xSH2edfejgQ
「トランプは多様性や環境問題を終わりにする!もしトラ」
竹田恒泰ch公式切り抜きチャン
2024/03/08

good! 全て社会主義イデオロギーの現代版。

(2024年3月10日転載終)

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