医原病と薬害

Clifton K. Meador/福井次矢(訳)ドクターズルール425―医師の心得集1994年5月1日

・あなたが診ようが診まいが、ほとんどの外来患者の病気は治るものである。
・受診患者の大多数ではひとつもはっきりとした病気が見つからない。
・時間は最も偉大な診断医である。利用すること。時間という膏薬は最高の薬である。
・老人のほとんどは、服用している薬を中止すると体調が良くなる。
・ヒトは感情的に孤立すると病気になり、ときにはそれが死因とさえなる。
・夜半を過ぎるとすべての症例が常軌を逸する。
・無意識の心は存在する。
・病気を知るよりもその病気を持っている患者を知ることが重要である。
・慢性疾患患者が無意識にしている症状を悪化・軽快させる何かを知ること
・患者に症状の日記を書いてもらうこと
・医療過誤の最大の予防法は患者との良い人間関係と包み隠さない正直さである
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Clifton K. Meador/福井次矢(訳)ドクターズルール238―医師の心得集〈第2集〉2001年2月1日

・触診は痛みに最も効く薬である
・共感は医療における唯一の万能薬である
・患者へのアプローチはマイナス面を探すのではなく、プラス志向で行くべきだ。
・高齢患者にくすりを初めて処方した容量を決定する場合、「少量から始めて、ゆっくり増やす」ことを忘れないこと

*「4種類以上の薬を飲んでいる患者について比較対照試験は、これまで行われたことがない。3種類の薬を飲んでいる患者についての試験も、ほんのわずかしか行われないことがない。4種類以上の薬を飲んでいる患者は、医学の知識を超えた領域にいる」と述べている。
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(https://www.amazon.co.jp/)

松田史彦『日本初「薬やめる科」の医師が教える 薬の9割はやめられる』SBクリエイティブ(2018年4月18日)

《著者》

昭和62年 聖マリアンナ医科大学卒業。同年 熊本大学医学部麻酔科入局。平成5年 熊本大学医学部第2内科入局。平成9年 東京女子医科大学附属東洋医学研究所勤務。平成12年~現在 熊本県熊本市で松田医院(現 松田医院和漢堂)勤務。平成12年~15年 熊本赤十字病院健康管理センター漢方専門外来担当。平成14年~24年 NTT九州病院漢方専門外来担当。

平成19年5月、「松田医院」から21世紀の医療を実践する「医療法人社団 東医会 松田医院 和漢堂」に。ストレスや生活習慣、環境汚染からの慢性病のアレルギー疾患、免疫異常疾患、がん、こころの病などが急増しているなかで、それに対応すべき現代西洋医学が見過ごせないほどの薬害、医原病を起こし、医療全体が機能不全となっている現実を前に、食事、生活の改善など基本を指導しながら伝統の漢方、針灸に加え、気功、減・断薬指導、矢追インパクト療法、温熱療法、栄養療法など特殊治療を組み合わせ、さまざまな疾患に対応していく統合医療を行っている。悩みを抱えた患者さんに真摯に向き合い、「仁」のこころで対応する医院。
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・「薬漬け医療」と言われて久しい日本の医療。高齢になるほどに、目を覆うばかりの多くの薬を、長期間にわたって出し続ける傾向にあるようですが、死ぬまで投薬する意味が本当にあるのでしょうか?

・日本初の「薬やめる科」を設けた松田医院和漢堂院長の松田先生は「多くの医師達は薬が基本的に毒であることを忘れている」と指摘します。

1.高齢者が複数の科から大量の投薬を受けている場合
2.心療内科、精神科などで数多くの精神安定剤を長期に投与されている場合
3.繰り返す蕁麻疹、湿疹、アレルギー性鼻炎、喘息等に対して、抗アレルギー薬、ステロイドを長期連用している場合

現場で多くの患者を診てきた医師だからこそわかる、断薬の大切さと効果。長年薬を飲み続けているにもかかわらず、体調不良を抱え続けている人たちへ、「このまま薬漬けで本当に良いのか」を問う本です。

・「うつ病患者が急増しているワケ」

患者数が急増したのは、1990年代からです。理由は二つあります。一つは、製薬会社が「うつは心の風邪」なるキャッチフレーズを掲げて、大々的なキャンペーンを繰り広げたことです。それにより精神科や心療内科を受診することへの心理的な敷居が低くなりました。もう一つは、うつ病の定義が拡大解釈され、たとえば身内を亡くして一時的に気分が落ち込んだり、仕事上の強いストレスから不眠や抑うつ症状になったり、はっきりとした原因があるものまで、うつ病としたのです。

・「高血圧は基準値がつくった病気?」

「高血圧に相当する人は、4300万人と推計される」というのです。とんでもない数字ではありませんか。いったいどうやってはじき出されたのか。キーワードは「基準値」、つまり血圧がどのくらいであれば高血圧と見なすか、という点にあります。

・「その薬、本当に必要?」

病気を治すはずの薬が、なぜ治療の妨げになるのでしょうか。一番大きいのは、ほとんどの薬が自然界にも、私たちの体にももともと存在しない化合物であるため、そもそも人間の生体に馴染むわけはないことです。つまり、あらゆる薬は基本的には毒なのです、しかしその毒がどうしても必要な事もあるのです。それを上手に使っていくのが医師と患者の共同作業ではないかと思うのです。

・「降圧剤で脳梗塞に?」

ここに興味深いグラフがあります。1970年前後を境に、両者の死亡率が逆転しているのです。この間、何があったのか。実は降圧剤の消費量が増えているのです。あくまで私の仮説ですが、日本人の栄養状態が良くなり、血管が丈夫になったおかげで脳内出血は減ったものの、降圧剤が一つの原因となって脳梗塞が増えた、という見方ができます。
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《コメント欄から無断抜粋および部分修正して抜粋》

・多剤投与の問題:薬に効き目がないために、薬の種類と量をどんどん増やしていくことは、副作用という名の新しい病気をつくるだけである。
・薬に対する、飲む飲まないの選択をする情報が足りない。医師は単なるアドバイザーで、これまで薬に対する否定的な情報が少な過ぎたと感じている。
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1)明らかに病気ではないのに、病気と診断され薬を飲んでいるケース:血圧、コレステロール、中性脂肪など、健康診断の基準値が厳し過ぎるために“健康な病人”がどんどん増え、不要かもしれない薬を飲んでいる。

2)副作用があり、体に新たな不調が発生し、「副作用」という名の新しい病気を抱え込む。

3)なぜか突然、◯◯症候群、◯◯病といった新しい病気が提唱され、テレビで宣伝され、まるでそれに合わせたかのように、新しい薬が準備されている。その新しい薬に合わせるかのように新しい病名をつけられた人が増え、その薬を飲んで多少は楽になっても副作用も増えていくという構図である。

ちょっとした心身の不調にも、ことごとく病名がつけられ、対応する薬が用意されている時代である。投薬が増えれば、副作用の起こる可能性は必然的に高くなり、薬は体に悪さをする物質を「選択的に」ブロックするとうたっている。人体はたった1つの細胞が繰り返し分裂してできたもで、薬として内服した化学物質は胃腸で吸収され、全身に行き渡り、結果、悪くはない臓器まで痛めてしまう場合もある。
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【高血圧】

昭和の半ば、1960年までの日本では、上(収縮期血圧)は「年齢+90」迄が正常だった。平成に入って1999年になると、WHOと国際高血圧学会が基準値をさらに「139/89以下が正常」とした。さらに日本高血圧学会は、その基準よりも厳しく「120/80未満が至適血圧」と推奨した。これで高血圧の人は推計4300万人もの数になり、高齢者の殆どが高血圧にされた。
一般的に、高齢になるにつれて、血圧は上昇することは、医学の教科書にも書いてあることで超常識である。厚生労働省が2015年12月に発表した高血圧症の患者さんは、1010万8千人に上り、おもな傷病の中でも最も多い人数である。

【2型糖尿病】

2018年3月6日、アメリカ内科学会(ACP)が「ACCORD」他の研究結果を根拠として、薬物療法中の2型糖尿用の管理目標を「HbA1c」7以上~8未満を推奨すると発表した。

【コレステロール】

「善玉(HDL)」の役割:古くなったコレステロールを体の各所から回収。高比重リボタンパクという車に乗せて、肝臓まで届ける。
「悪玉(LDL)」の役割:体の隅々まで、必要なところに新鮮なコレステロールを届ける。低比重リボタンパクに乗って運ばれている。炎症や傷ついた血管の細胞を修復するために、せっせと新鮮なコレステロールを運んでいる。動脈硬化のある部分に集まったせいで原因物質と目され、「悪玉」の濡れ衣を着せられた。

【うつ病】

患者数が急増したのは1990年代からで、製薬会社が「うつは心の風邪」なるキャッチフレーズを掲げて、大々的なキャンペーンを繰り広げた為だった。また、うつ病の定義が拡大解釈されるようになった為である。19世紀のドイツの精神科医エミール・クレペリンは、「うつ病のエピソードは治療しなくても、一般に6~8カ月以内に消失する」としている。
抗うつ剤が使われるようになった1995年に同じNIMHが出した報告には、「うつ病患者で、当惑治療を受けた者は受けなかった者より、社会的役割が果たせなくなる可能性が3倍、就労不能になる可能性が7倍になる」と書かれ、抗うつ剤を使わずに様子を見ておくのが、一番快復が早いということになる。

【発達障害】

アメリカの精神医学会が作成した診断基準に、「DSM(=Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:精神疾患の診断・統計マニュアル)」と呼ばれるチェックシートがあり、1952年からこの60年で300種類以上の病名が作りだされ、現在では約500種類に上る。ADHD診断の生みの親であるアメリカのレオン・アイゼンバーグ氏が、2009年に亡くなる7ヶ月前に、「ADHDはつくられた病気の典型である」と懺悔のような告白をした。

【抗生物質】

命の危険にさらされた患者さんたちを、抗生物質の力を借りて治療してきた。しかし、その魔法が徐々に切れかかっていて、「耐性菌」の問題が深刻化している。つまり、抗生物質が効かない細菌で、有名なものに、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)、VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)などがあり、こういった耐性菌が院内感染により、多くの死を出した。
同じ薬を使い続けると、細菌が遺伝子を変異させて、薬に抵抗できるようになる。幅広い菌に効果があるように開発され、極端な話、どんな菌に感染しているか、詳しい検査をせずとも、抗生物質を投与すればある程度の効果が期待され、結果、医師が手軽に使うようになり、乱用が進んだ。
腸内細菌学の世界的権威である三岡知足博士は、腸内細菌のバランスを崩すのが抗生物質であると指摘している。抗生物質の乱用は結果的に体内のカビを増やし、カンジダやアスペルギルス、白癬菌などカビ(真菌)には効かない。
オーストラリアの「抗生物質治療ガイドライン2010 14版」には、「大部分のウイルス感染と軽症細菌感染は、自然に治癒するので、抗生物質を必要としない」と書かれている。抗生物質は「ここぞ」という大変な効力を発揮する切り札にするべきである。

【スタチン系の薬】

主な副作用は、横紋筋融解症(筋肉が溶ける症状)、筋肉痛、肝障害など。スタチンがコレステロール値を下げると同時に、脂肪からつくるケトン体というエネルギー源生成に関わる物質を阻害するため、それを代償しようとして筋肉を溶かす。細胞膜の材料であるコレステロールの合成を減らすことのほうが問題で、肝障害も肝細胞の膜が弱くなって発生する可能性もある。
英国医薬品庁の資料には、うつ病と発がんも副作用として記載。脳や神経細胞にはコレステロールが非常に多く含まれているので、これが減ることにより脳の神経細胞が何らかの異常を来し、精神を病むことが十分に考えられる。さらには、女性ホルモン、男性ホルモン、副腎皮質ホルモンなど重要なホルモンの分泌が減少する。
薬でコレステロールを下げると病気が増える。

【骨粗鬆症の薬】

骨粗鬆症薬ができたことで、1990年代になって突然、脚光を浴び、1996年以来、患者数はうなぎ上りで、いまでは1千万人を超えている。製薬業界にとっては、ビッグマーケットである。ビスホスホネート製剤と呼ばれる、「奇跡の薬」として期待されたダイドロネル(エチドローネ)が発売されて以来、さまざまな薬が開発された。それらの薬は本当に効くのか?
骨はリン酸カルシウムを主成分で、これを維持するためには、カルシウム、リン、ビタミンDの摂取が不可欠であり、他の細胞と同様、骨も日々新陳代謝を繰り返し、破骨細胞によって古い骨が吸収されながら、骨芽細胞によって新しい骨がつくられている。ビスホスホネート製剤は実は、破骨細胞の動きを止め、アポトーシス、つまり細胞死を誘発する薬で、つまり骨粗鬆症において、古い骨を食べる破骨細胞は“悪玉”とされてしまった。しかし、破骨細胞だけを抑制すると、確かに骨芽細胞で新しい骨はつくられ、骨密度は上がるかも知れないが、古い骨が回収されないままなので、骨としては非常にもろく、不安定な骨ができてしまう可能性が高い。骨粗鬆症薬の添付文書には必ず、「大腿骨幹部の非定型骨折」が記載されている。骨粗鬆症薬を飲んでいると、大腿骨の真ん中が折れてしまう。そればかりか、「顎骨壊死」という、顎の骨が砕けてしまう副作用も心配される。
さらに、免疫力の低下によりガンや感染症も発症する可能性があり、破骨細胞は、マクロファージの一種であり、マクロファージとは免疫を司る重要な細胞に存在し、アメーバのように触手を伸ばしながら動き回る細胞で、脳にあればグリア細胞、肝臓にあればクッパー細胞と呼ばれ、名前と形を変えて体中に存在する。
薬で破骨細胞の動きを止めるということはつまり、同時にマクロファージの動きまで止めてしまう可能性がある。

【プロトポンプ阻害薬】

長期使用で、認知症と死亡リスクが上昇するとの研究結果が複数ある。どうやら医学界はその火消しに必死になっていて、新聞など一般報道は今はほぼ皆無になっている。因みに、この「プロトポンプ阻害薬」は、胃潰瘍、十二指腸胃潰瘍、胃炎、逆流性食道炎などに使われている薬である。
長く服用すればするほど、副作用の出る危険が高まるのは自明の理。症状が落ち着いたら、食事療法に加えて漢方薬に切り替えるのがベターで、六君子湯、半夏瀉心湯、安中散など、保険適用の漢方薬がある。実は重曹も効果はある。胃液の逆流、逆流性食道炎の食事療法は原因物質である糖質を控えるのが有効的である。
潜在性鉄欠乏症とは、ヘムグロビンは正常値なのに、フェリチンが低いという状態、鉄の貯金がないため貧血になり、さらに鉄不足は、胃腸だけでなく精神的なものも含め体のあらゆる不調を誘発する。しかし、健康保険のきく鉄剤は直接胃腸を強く刺激しやすいので、胃腸にやさしいヘム鉄サプリメントを投与している。

【解熱鎮痛剤】

「プロスタグランディンという体内物質には、①血管を開く②知覚神経を過敏にして痛みを起こす③発熱させる、などの作用がある。解熱鎮痛剤にはそのプロスタグランディンの産生を抑える働きがある。しかし痛みの原因は、血流障害で、解熱鎮痛剤でムリにプロスタグランディンの産生を抑えると、血管が閉じ、血流障害がさらに悪化する。また知覚が麻痺して痛みがおさまっても、根本原因である血流障害は改善されないまま、痛みがおさまって薬をやめると、再びプロスタグランディンが増えて血管を開き、痛みがぶり返す。まさに“薬と痛みのいたちごっこ”になり、薬がやめられなくなる。
解熱鎮痛剤の乱用が別の病気を引き起こしている。解熱鎮痛剤には、他にも重い副作用があり、中毒性皮膚壊死症、服用直後もしくは数週間後に高熱、目の充血、粘膜のただれに始まり、全身の皮膚が一気に火傷のような状態になる恐ろしい疾患で、抗生物質など多くの薬剤で発症する。
市販薬でも、厚生労働省の報告によると、2005年10~2009年7月の約4年間に、2370件発生している。もう一つの重篤な副作用として、ライ症状群がある。これは小児に多く発症し、死亡率は30%に上る。アメリカやイギリスでは、「発熱にアスピリンなどの解熱剤を使わない」ことを徹底させていて、ライ症候群の発生率は激減している。残念ながら、日本では、医療現場ですら解熱鎮痛剤の危険はあまり知らされていない。
1998年頃から問題視されるようになった「インフルエンザ脳症」というのは、解熱鎮痛剤を服用したために起こっている障害であることが疑われている。発熱に解熱鎮痛剤を使わないほうが治癒力が高いことが解っている。
風邪やインフルエンザの患者さんに解熱鎮痛剤はあまりお勧めしない。「温かくして寝る」のが一番の治療法で、薬を使うなら、漢方薬がベストで、葛根湯、麻黄湯をよく使っている。

【アレルギー】

原因は腸にあり、腸が弱って免疫が低下、その結果鼻粘膜の機能が落ちただけである。腸の免疫力を回復させることが、薬を減らし根治につながり、腸管粘膜を刺激しアレルギーを誘発しやすい、乳製品や小麦、砂糖を減らし、乳酸菌サプリ、ビタミンDサプリなど免疫を高めるサプリを勧める。安全に症状を緩和するには、漢方薬に置き換え、小青竜湯や麻黄附子細辛湯などは効果は高い。他にも甜茶やシソなど、試す価値はある。

【抗がん剤】

発ガン作用さえある。
製薬会社の利益供与を受けている医師たちが、さまざまな手段で都合のいいデータを発表している可能性があることが解っている。製薬会社の息がかかっていない研究として、『The Lancet』に掲載されたイギリスで行われた研究がある。末期ガン患者を対象に、ガン放置療法、つまり何もしないで様子を見るだけにしたグループと、抗がん剤を投与したグループに分けて、生存率を比率したもので、結果何もしないグループがもっとも高く、四種類の抗がん剤を併用したグループがもっとも低いと解った。
今村光一氏「ガンで助かる人たちに二つのタイプがある。一つは医者に見放された人、もう一つは医者を見放した人である」。

【血圧の薬】

1960年代は利尿剤が中心。現在はARBとカルシウム拮抗剤が主に使われていて、さらにACE阻害薬、α遮断薬、β遮断薬などがある。「拮抗」「阻害」「遮断」の反応は、人間の生理反応を抑えて血圧を下げるものであり、これらの反応を持つ薬剤は、どれも「血圧を下げる」というたった1つの目的のために、全身を犠牲にしたり、多大なストレスをさらしたりする。
血管が破れる理由は血圧が高いことだけが原因ではなく、ストレスや有害物資、体の酸化、糖化などによって血管内皮が傷つけられて血管が弱くなっていることが大きな原因である。血圧を決めるのは自律神経。

【ステロイド】

「炎症を鎮める」「免疫を抑制する」「アレルギー症状を抑える」。膠原病、気管支喘息、皮膚疾患などに多く使われているが、「効果は高いが、副作用は強い」事が知られていてる。ステロイドとは、副腎皮質ホルモンと呼ばれる物資で、腎臓の上にある副腎という小さな臓器から分泌されている。このホルモンには糖質コルチコイドや電解質コルチコイド、女性・男性ホルモンなどがあり、薬は糖質コルチコイドを化学合成したものである。副腎からはもう一つ、俗に「戦うホルモン」と呼ばれるアドレナリンという物質が分泌されている。ステロイドはそのアドレナリンとともに、必要に応じて血圧や脈拍、血糖を上げていく働きがある。
ステロイド薬を服用している患者さんの血液を検査すると、常に顆粒球が異常に多く、リンパ球が異常に少ないことがわかり、それは交感神経が刺激されているということであり、日内変動を消失させ、同時にリンパ球の日内変動に強い影響を与えることになる。ステロイドを服用した場合、最初は異常なほど元気が出て興奮し“疲れ知らず”のような状態になり、アトピー性皮膚炎などの炎症、さらに膠原病のように自己免疫病の急性期に発現する激しい症状があっという間に落ち着く。初期の劇的効果が切れた後が問題で、副作用が次々と現れてくる。慢性病にステロイド剤を使うと、それが体内に蓄積して酸化ステロイドに変化して、新たな炎症を起こし、元の病気を難治化させてしまう。
ステロイド軟膏を使い続けているとステロイド自体が酸化して皮膚炎を悪化させてしまい、ステロイド軟膏の長期使用をすると難治性のアトピーに変化させてしまう。他にも咳発作などの副作用がある。ただ、ステロイド剤を長く使い続けた場合、急に止めてはいけない。それまでステロイド剤で抑えていた症状が、一気に噴き出す危険、また、ステロイドホルモンが不足し、副腎不全という状態を招く危険がある。漢方の「柴苓湯」を併用して、ステロイドの減薬がある程度可能になっている。

【睡眠導入剤】

一般的に「抗不安剤」「睡眠薬」「安定剤」などと呼ばれている薬の代表的なものに、ベンゾジアゼピン系睡眠導入剤がある。何しろ日本は、このベンゾジアゼピンの消費量が世界一である。1955年に発見されたベンゾジアゼピンという化合物は、60年代に入って、欧米で広く使われ、その代表が「セルシン」「ホリゾン(ジアゼパム)」という薬で、発売当初は無害であると信じられていた。ところが、70年代後半になって、体調不良になる人が続出し、社会問題となり、「ヘロインよりもはるかに悪質な中毒を引き起こす」と論じた。「睡眠促進効果は2週間以上続かない」と、米国国立薬物乱用研究所から確認されている。驚くことに、日本は、未だに服用し続けている人が少なくなく、薬漬けになっていると言わざる得ない。

ベンゾジアゼピンがアルツハイマーを発症するリスクがあると報告されている。錯乱、知覚過敏、抑うつ、虫が体を這うような感覚、筋痙攣、目のかすみ、下痢、食欲減退、体重減少など、多くの離脱症状が現れた、そして44%は、その離脱症状に耐えられず、再び服用を開始、さらなる依存への道を選択した。ベンゾジアゼピンはまさに「飲み続けるのも地獄、やめるのも地獄」と言える。ベンゾジアゼピンは“健康保険のきく合法麻”のようなものである。

【向精神薬】

もともと覚醒剤を参考にて開発されていて、ADHDの子供にメチルフェニデートを投与すると、最初のうちはおとなしくなり、授業に集中するようになったかに見えるのだが、服用をつづけていくと耐性ができて、虚脱感に襲われ、無感情、無反応になる。向精神薬の投与は病状をかえって複雑にさせて、回復不能になる危険があり、徐々に減薬し、併せて、精神安定効果を期待して、「大柴胡湯」という漢方薬を勧めている。
患者で一番多いのは、睡眠薬、精神安定剤、抗うつ剤など向精神薬の断薬を希望する方で、それだけ依存と離脱症状に苦しめられている。明確に言えることは、離脱(禁断)症状なしに断薬するのは極めて困難で、覚悟を持つ事を強調したい。少しでも症状を和らげ、出来るだけ早く体内から向精神薬を排除していき、つまり「離脱症状の緩和」と「デトックス」、最終的には「向精神薬を飲むに至ったその根本を解決する」を治療の三大方針にしている。
ベンゾジアゼピンを含む向精神薬の被害は甚大なものとなっていて、すでに国家的にレベルである。

【断薬に必要な6つのポイント】

1)家族、職場の理解を得る
2)向精神薬の種類、服用量、服用期間などに応じて減薬する「アシュントンマニュアル」ドイツ海外の減薬・断薬マニュアル
3)代替療法、補助療法を併用
4)恐怖と不安感を減らす
5)断薬後の精神の回復をサポート
6)薬剤性フラッシュバックの知識を持つ

【医原病】

投薬の副作用や手術の後遺症、医師の不適切な言動、または患者さんの誤解、自己暗示による心因的異常など、医療が原因で起こる障害を意味する。アメリカの死亡原因の1位が医原病で、年間78万3936人。

【治療ポイント】

1)腸内フローラの改善
「セロトニンやドーパミンは小腸粘膜で全体の90%が産生され、乳酸菌が不足すると十分に産生できなくなる。つまり腸内が健康だと、心も体も健康である。しかし、食事や汚染物質はもとより、ストレスにも影響を受けやすい」
2)扁桃、上咽頭、副鼻腔、口内環境の改善
3)栄養状態の改善
4)骨格、筋肉の状態の改善
5)化学物質、有害金属などのデトックス
6)電磁波・静電気への対応
7)微生物敢然への対応
8)体温の維持と免疫力の向上
9)心や意識の状態の改善

【代替療法】

【漢方薬】【鍼灸】【栄養療法】【音楽心理療法】
【矢追インパクト】(アレルギーの原因物質のエキスを数千万倍から数兆倍に薄めたごく微量の液体を皮下注射を繰り返す療法)
【B-spot療法】(慢性上咽頭炎という考え方で、上咽頭の慢性炎症が多くの病気を引き起こしていて、その炎症を起こした上咽頭部分をこすって、粘膜をはがし再生を図る治療)
【三井温熱療法】(コテのような温熱器を用いて、背中、お腹、患部などをやさしくさすることで、熱を入れ、免疫力、自己治癒力が高まる)
【腸心セラピー】(腸はストレスをため込むと、硬くなり、その硬くなった部分に、特別な方法で水のゆらぎ(波動)を当てる。腸が本来の柔らかさを取り戻す)
【アクセス・バース】(心理セラピー)
【気功、エネルギー療法】(具合の悪いところに心を込めて手を当てると、苦痛が和らぐ)
【なみのりふね】(ベッドに寝て独自の音を浴びせることで体や感情だけでなく、潜在意識のレベルまで改善するロゴストロン社製のアコースティックベッドに寝て、感情や意識にも働きかける)

*「健康診断というシステムには、健康になるための診療というよりも、病気を探し出して病院に送り込み、薬を飲んでもらうように仕向ける」側面が多分にある。ワクチンを打っても罹患する矛盾があり、それどころか重篤な害が起こっている。厚生労働省の勧めに素直に従うと、7歳までに30回以上も接種することになる。

*アルミニウムは神経障害ならびに脳障害を引き起こすとされ、認知症との関連も疑われていて、デトックスを中心に治療をしている。

【食事療法】

少食療法・糖質制限・食べる順ダイエット

【離乳期】

戦前の日本では「離乳は1歳以降から」が常識だったが、戦後、アメリカから「5ヶ月離乳」が伝えられ、政府は無批判に採用している。「西原式育児法」で知られる医学博士、西原克成氏は、「乳児のさまざまな病気の原因は早過ぎる離乳と口呼吸である」としている。そして、2歳半での離乳と、鼻呼吸を促進するおしゃぶりの使用を勧めている。

【病は気から】

病の真実を極端に現している言葉で、自分が持つ感情を否定すればするほど、逆にその感情が止まらなくなり、どんどん増えていくという人の心の仕組み

*「自分の病気・不調は自分で治せる」という意識を持ち、リスクとなる生活習慣を改善する努力をする。

(2023年11月8日記)
…………….
2024年3月30日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1772722083597832450)
Lily2@ituna4011
新薬が日本素通り「ドラッグロス」 官民で回避を https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00110/032500184/?n_cid=nbponb_twbn…
← グローバル基準による日本人患者への副作用は?
5:27 AM · Mar 27, 2024

(2024年3月30日転載終)

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内田光子さんの演奏会

昨晩、内田光子さんの演奏会に行った。毎年、この時期の恒例だった自分への誕生日プレゼントのつもりだ。

西宮の兵庫県立芸術文化センターの大ホールにて、午後7時から途中20分間の休憩を挟んで9時10分まで。

マーラー・チェンバー・オーケストラとの日本ツアーで、10月29日の札幌に始まり、一日置きに川崎、東京、びわ湖ホール、兵庫県西宮、そして明日11月9日の東京で〆。
モーツァルトを中心に、シェーンベルクやヴィトマンの室内弦楽奏曲を挟み込むという、おしゃれな曲目。
服装は、過去にもお馴染みのブルーの天女のような透明上着にインナー、そして黒のふわっとしたパンツに銀色靴。

ほぼ9割強から9割5分程の客入りで、ブラボーやスタンディング・オベーションもあった。アンコールは曲目不明の1分程のピアノ曲一曲。

まずはプログラムを。

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モーツァルト:ピアノ協奏曲第17番ト長調 K.453
ヴィトマン:弦楽四重奏曲第2番「コラール四重奏曲」(室内オーケストラ用編曲)【日本初演】
モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482

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内田光子さんは、これが四度目。6月23日にホールへ電話をかけ続けて6回目にようやく繋がり、チケットを入手した。今回は、4階席のほぼ中央寄りで、C席にしたが12000円と、決してお安くはない。でも、充分に満足のいく時間だった。平日ということもあり、さすがに小さい子は来ていないが、ジャケットにリュックを背負って勤務帰りらしい男性群も結構来ていたし、30代ぐらいの若い層も目立った。

チケット入手に関しては、以前ならば、郵送料と手数料を上乗せして郵便簡易書留でチケットが送られてきたが、いつ頃からか、チケットセンターから電話で12桁ぐらいの数字を伝えられ、メモして近くのコンビニで一週間以内にチケットを受け取る仕組みに変わっている。その代わり、郵送料も手数料も不要となった。

内田光子さんの演奏会に初めて行ったのは、2014年4月9日、いきなりニューヨークのカーネギーホールにて。詳細は下記の過去ブログの抜粋を。
その後は、2016年11月2日に大阪のシンフォニーホールにて。そして、2018年11月2日に西宮の芸文センターの大ホールにて。この時はオール・シューベルトの曲目だった。

二年毎に規則正しく聴きに行っていたようだったが、2020年以降は、コロナ感染症問題で海外の演奏家達がキャンセルに次ぐキャンセルとなった。
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内田光子さんと言えば、何ともせつない経験が伴っている。

2019年の春頃、いつの間にか買い込んだアレクサに向かって、出勤前の朝食時、毎日のように主人が「アレクサ、内田光子のピアノを聴かせて」と同じ指示を繰り返していた。その都度、「わかりません」とアレクサに断られていた。ポピュラー音楽ならすぐに出てきたのかもしれないが、主人の発声が曖昧模糊としていて聞き取れなかったのか、それとも、クラシック音楽はプログラムとして後退していたのか、理由はわからない。

普通ならば、指示を変えるなりして、求める音楽に接近する方法を考えつきそうなものだが、なぜか主人自身は小さな子供相手をしているかのように、いつでも同じことを続けて、喜んで笑っていた。

一方、私の方は、そんなことで忙しい朝の時間を潰しているかのような主人に苛立っていたし、なぜそんな役に立たないAIのアレクサを相手にしているのか、とイライラしていた。ラジオのFM放送も録音があり、CDもかなりあり、何も無駄な時間を繰り返さなくとも、音楽療法としてのクラシック音楽には事欠かないはずなのに…。

今なら、転勤を機に、主人の若年性の神経難病がかなり進行していたので、判断力の低下と思考緩慢、そしてPUNDINGの症状だったのだ、とわかる。だが、長らく通院していた大学病院の女性主治医が、一切言及も指導もしてこなかったために、本当に不安と葛藤の塊のような日々だった。

可哀そうなことをした、と反省しきりだが、その分、来月提出予定の論文完成に向けて頑張るしかない、と思うところだ。
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2023年11月7日投稿

懐かしい独逸語での映像。2016年に拙ブログにも掲載しました。
大好きなドビュッシーの曲の解説に、いつの間にか日本語字幕までついていた……。

昨晩、西宮の芸文ホールで久しぶりにお目にかかりました。
とても74歳とは思えない程、丸みを含んだ繊細かつ情熱的な弾きぶり演奏で、
コロナ問題やウクライナ戦争やイスラエルへの大攻撃のために、
長らく本格的な生演奏に飢えていた我々聴衆2000名近くを
深い感動と興奮で包んでくださいました!
馴染みのあるモーツァルトのピアノ協奏曲第17番と第22番。
ブラボー解禁となり、私の後ろからも何度も吠えていたおじさんがいました。
マーラー・チェンバー・オーケストラは、ギドン・クレーメルのチームに
負けず劣らず、弦の匠揃いで、規律正しい演奏ぶりでした。
ヴィトマン「コラール四重奏曲」は日本初演だそうです。武満徹風の箇所もある現代曲で、
ひょっとしたら日本人向きかもしれません。
古いCD二枚も購入して、サイン入り色紙を頂きました。
シューベルトのピアノ・ソナタ19番と20番、そしてシューマンとベルクの女流歌手とのリート集です。

(転載終)
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(https://www.youtube.com/watch?v=3mBzp5_yR18)

こちらは英語でのマスタークラス。
2014年4月9日に私がニューヨークのカーネギーホールで初めて内田光子さんのピアノ・リサイタルを聴いた後の映像のようです。実にパワフルな演奏です。

(転載終)
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こちらのブログには、過去にインタビュー映像含む7件の記事を掲載しています。

(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/edit.php?s=Mitsuko+Uchida&post_status=all&post_type=post&action=-1&m=0&cat=0&paged=1&mode=list&action2=-1)

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以前の『はてなダイアリー』のブログには、内田光子さんに関して、2009年1月4日から2018年12月8日まで、計13件の記事(https://itunalily.hatenablog.com/search?q=内田光子)を掲載しております。

以下に部分的な抜粋を。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20090628)
《ピアニストの内田光子さんのように、知的かつ情熱的で研究熱心な息の長い演奏活動》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140509)

《3.2014年4月9日:カーネギーホール
これはもう、幸運だったとしか言いようがない。恐らくもうアメリカには行けない(だろう)のに、急遽、渡米が決まった「ユーリまで一緒に人生しょぼくれることはないさ」と、カシャカシャとパソコンを操作していた主人が偶然に見つけたのだった。初めての割には、なかなかよい席のチケットを格安で。3月のことである。
何がラッキーだったかって、それはもう、内田光子さんのピアノ・リサイタルだったからだ。日本での演奏会はまだ行ったことがない。演奏会場とチケット料金が(当時の)私に合致するに至っていなかっただけのことなのだが、そうはいっても、インタビューは日本の月刊音楽雑誌で目を通していたし、英語やドイツ語のインタビュー映像もおもしろくて、時々楽しんでいた(http://pub.ne.jp/itunalily/?search=20519&mode_find=word&keyword=uchida)。NHKの音楽番組にシューベルトの歌曲のピアノ伴奏などで出演された時も見ていたし、何より、図書館で借りたCDやFM-NHKラジオ番組で、演奏ぶりを堪能していたのだった。
音楽学校に通っていた子ども時代からお名前を存じ上げてはいたが、内田光子さんと言えば、何を差し置いても日本外交官のご令嬢で、ウィーン育ちの、何というのか雲の上の人という印象だった。だから、そんなに演奏を聞きたいならば、遠くからこっそりと、壁に隠れるようにして聞かなければ失礼だと思い込むほどだった。》

《結婚前に東海岸への出張の際、ニューヨークで主人が購入してプレゼントしてくれたコーチのバッグ(これまでほとんど全く出番がなかった)を肩にかけ、一応は見苦しくないか薄暗い部屋の鏡でチェックして、外に出た。初めてのニューヨークの夕方だ。通りを行き交う人々は早足だと、昔から何度も読んでいたが、私にとってはそうでもない。東京の方が早いし、よろず忙しなく感じている。そこはさすがに日本国出身者の強みだ。堂々と歩けてしまった。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140516)

《あのピアノ曲を聞く度に、ベージュで品よくまとめられたホール内部の雰囲気やらしみじみとした深い感動が甦ってくる。非常によい選択の曲目だった。一つには、当たり前だが、二曲とも陳腐で通俗的な曲ではなかったこと。従って、弾きこなすにも聴く側の準備としても、一筋縄ではいかなかったこと。二つめには、いかにも懐かしい情景と心象風景が折り重なってくるような沁み込む解釈だったこと、私にとっては、一生忘れられないメロディーとして心に焼き付けられたこと、が挙げられる。
相変わらず、上質なのだろうパンタロンに、長めの薄い天女のような上着を無造作に羽織ったような衣装で出て来られた。はにかんだような表情で、ぴょこりと深く体を折り曲げるようなお辞儀の後、颯爽と鍵盤に向かい、繊細に情感たっぷりに弾き始められた。二曲目を始める前に上着を脱いで気合いを入れるパフォーマンスを見せたところ、客席から思わず微笑がこぼれた。愛嬌のあるお茶目なピアニストだ。》

《彼女のインタビューを聞いていると、日本国内よりも欧米での方が遙かに人気が高く、深い哲学的な演奏解釈に対する評価も欧米人からの方が高いのに、必ず根底に「日本」をさりげなく覗かせていることがわかる。彼女の新旧取り合わせた複雑で高度な演奏曲目の幅は、どこから来ているかと言えば、西洋の単なる後発組模倣ではなく、「日本」が基底にあったからこそだ、とはっきりおっしゃっている。そこが非常に興味深く、ありがたく、勇気づけられる面だ。
つまるところ、彼女の人気は、ウィーン育ちの英国在住者だから受け入れられているのではなく、彼女の西洋音楽に対する受容のあり方と咀嚼のしかたが、生粋の西洋人にはまねしたくてもできない、独自かつ天来の素養から来るものなのだろう。それも、日本を捨てたのではなく、日本があってこその演奏だという点に、あの品よく熱のこもった長い拍手へとつながっていくものがあるのだろう。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20161104)

《但し、楽章と楽章の合間の、待ちかねていたかのような咳払いの合唱は、内田光子氏も腕組みをして(違うんじゃない?)という表情をされていた。あれは音楽が続いている空間の間なのに、なぜ皆、一斉に咳き込むのだろうか。
ともあれ、情熱的のみならず、哲学的で深い解釈が内田光子氏の特徴で、恐らくは、私自身の年齢が上がったから、会場に足を運べるようにもなってきたのだろうかとも思う。
じっと演奏の表情を見つめながら、しばらく前にドイツ語と英語のインタビューを映像で拝見していたことも、合わせて思い出した。》
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私にとっては、儚くも短命に終わったシューベルトと我が家の主人とが、どこかで重なるような気がしている。

西宮の芸文ホールには、10年以上、何度も主人と一緒に演奏会に出かけた。そもそも、こんな立派な演奏会場を探し出して、海外の超一流の演奏家の来日公演に「行こう」と誘ってくれたのは、他ならぬ主人だった。私よりもクラシック音楽には詳しくないはずなのに、米国東海岸での1990年代の留学と駐在経験のおかげで、私よりも一種の「通」だったのだ。

サインをいただける演奏家の場合、長蛇の列に並んで待っている私をよろよろと探しながら、別の所で待ってくれていた主人の姿は、伊丹から一人で通うようになった今でも、ついこの間のことのような錯覚がしてならない。

(2023年11月8日記)

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イラン問題

The Spectator Australia(https://www.spectator.com.au/2023/11/deadly-coloniser/)

Deadly coloniser
Iran’s tentacles threaten the free world

Dr. Ida Lichter
4 November 2023

Despite the barbaric Hamas massacres on 7 October, extremist Muslims, the far left and the mainstream media predictably rallied to attack Israel. Although Jews have been indigenous to the land for more than 3,000 years, these groups brand Israeli Jews as non-indigenous colonisers. Such accusations turn a blind eye to Iran; a belligerent, imperialist coloniser with antisemitic, genocidal intent.

Iran’s patronage of its proxy Hamas led to the latest conflagration in the volatile Middle East, exposing the Islamic Republic’s radical Shia ideology that threatens Israel, Sunni Gulf Arabs and beyond. Yet Iran’s malign extra-territorial warfare has attracted little general attention.

In contrast, the egregious human rights violations within Iran’s authoritarian theocracy are well known, although executions of gay men and minors, or imprisonment of women for ‘bad hijab’, have not mobilised the left or feminists. During waves of unrest, protesters were killed, injured and arrested by ‘morality police’.

Recently increased surveillance and punishments for hijab transgressions are consistent with the hard-line views of current President Ebrahim Raisi, known as ‘The Butcher of Tehran,’ for his part in the mass executions of Iranian political prisoners during 1988.

Iran’s leadership applauded the vicious torture and murder on 7 October, and its fingerprints can be seen in the training, weapons and finance for Hamas in Gaza – about US$100 million annually with additional funding for its sister militia, Palestinian Islamic Jihad (PIJ).

Hamas, PIJ and many Palestinian Arabs have been infected with antisemitic ideology from two sources. First, the wartime Grand Mufti of Jerusalem, Haj Amin al-Husseini, who collaborated with Hitler. Second, the antisemitic Soviet propaganda that inspired current Palestinian Authority President Mahmoud Abbas to write his thesis on Holocaust denial while studying at the Patrice Lumumba People’s Friendship University in Moscow.

Little wonder that Hamas ideology incorporates an extermination jihad against Jews and Israel in addition to creating a global caliphate. These goals align with the ideology of Isis jihadis, who tried to secure a worldwide caliphate. With similar aims, Iran deploys the radicalised Islamic Revolutionary Guard Corps (IRGC), sworn to Iranian expansionism and an ‘ideological mission of jihad’ to export the theocracy’s Shia revolution globally. Any attempts at reform or Westernisation are rejected in the drive to create a greater ‘Islamic civilisation’.

As part of Iran’s agenda of Holocaust denial, the regime has held international Holocaust cartoon contests and a conference with neo-Nazi participants.
Hamas is a minor example of the multiple, armed, Iran-backed proxy militias based in Lebanon, Iraq, Syria, Gaza, Yemen and Bahrain that form a string of conquests for their hegemonic patron. The largest militia, Lebanese-based Hezbollah, receives about US$700 million annually from Iran, and boasts a greater army than Lebanon itself, with drones and more than 130,000 surface-to-surface precision-guided and unguided rockets. Hezbollah was part of a coalition that won the 2018 Lebanese election, gaining a majority of seats in parliament and markedly increasing Iran’s regional expansion. During the Syrian civil war, the paramilitary fought for President Bashar al-Assad’s survival. Together with Iran-supported militias in Syria and a line of credit from Iran, al-Assad’s dependence on the Islamic Republic was ensured. At the same time, Iran began to colonise Syria by transferring Shia Muslims from Iraq and Lebanon to areas abandoned by Syrian refugees.

Unlike Hamas, Hezbollah has a global footprint, perpetrating suicide attacks and bomb plots in Europe, the UK, Africa, Turkey, the Middle East, Pakistan, Thailand, Indonesia and the US. The militia also has deep roots throughout Latin America, and is reportedly involved with drug cartels and money laundering.

In Iraq, several Iran-backed militias or Popular Mobilisation Forces (PMFs) together with allied political parties are bent on imposing a Shiite state and preventing the emergence of secular parliamentary democracy. Exploiting their advantage in the International Zone, Iran-sponsored PMFs have attacked the US and British embassies in Iraq, and two years ago bombed then prime minister Mustafa al-Khadimi’s residence while he slept.

When the PMFs fought together with the coalition to destroy Isis, they were accused of committing such sadistic atrocities there was little difference between PMFs and Isis.

Another proxy militia, Yemen’s Iranian-allied Houthis, have fired deadly drones and missiles on Saudi Arabia and the UAE, causing massive worldwide disruption of oil supplies after the attack on Saudi Aramco oil facilities.

Training of Iran’s proxies is coordinated by the IRGC and its extraterritorial arm, the Quds Force (IRGC-QF). Comprising ground, aviation and naval troops, the IRGC, which reports directly to Iran’s Supreme Leader, Ayatollah Ali Khamenei, protects Iran’s missile program and nuclear facilities, and controls a significant portion of the economy.

The US has designated as terrorist groups the IRGC and IRGC-QF, as well as Hamas, Hezbollah and the Iran-backed PMFs. But the Biden administration’s perceived weakness associated with the humiliating withdrawal from Afghanistan, inadequate response to escalating IRGC-QF maritime attacks, and appeasement of Iran during nuclear deal negotiations, has energised terror groups. Crucially, billions of dollars became available for the IRGC-QF because the US chose to ignore the Islamic Republic’s sanctions evasions.

As a regional and global threat, Iran tests the will and moral compass of the West. Simply placating Iran’s proxies won’t succeed. Israel tried to deal with Hamas by improving life in Gaza, where unemployment was nearly 50 per cent. They believed economic progress, stability, goodwill and growing social contacts would tame Hamas after Israel opened its gates to about 20,000 Gazans workers. Unfortunately, Hamas remained true to its foundational charter and patron’s ideology.

Gulf Arab states such as Saudi Arabia, the UAE and Bahrain fear Iran and seek peace and stability, but believe it prudent to form closer ties with their old adversary Qatar, a state-sponsor of Hamas that blamed Israel for the massacre and harbours Hamas rulers in Doha.

With the force of a tsunami, moral coherence was quick to drown after 7 October, and a shocking reversal of roles washed up when large demonstrations of Islamists and the far left blamed the victim for the genocidal terror, hatred and bestial impulses of the aggressor.

Nevertheless, the free world is waking up to the danger of an aggressive, colonialist Iran and its brutal jihadi proxies dotting the globe.

(End)

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ヒポクラテスの箴言

フェイスブックからの転載。太字はLilyによる。

【今日の名言】ヒポクラテス(古代ギリシャの医者)

食べ物で治せない病気は、医者でも治せない。
食べ物について知らない人が、どうして人の病気について理解できようか。
人は身体の中に百人の名医を持っている。その百人の名医とは自然治癒力である。
病を治すのは、医師ではなく身体である。病気は人間が自らの力をもって自然に治すものであり、医者はこれを手助けするものである。
汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ。
私たちの内にある自然治癒力こそ、真に病を治すものである
満腹が原因の病気は、空腹によって治る。
月に一度断食をすれば、病気にならない
病人に食べさせると病気を養うことになる。一方、食事を与えなければ、病気は早く治る
浄化されていない身体は、栄養を摂れば摂るほど侵される。
病気は食事療法と運動によって治療できる
歩くことは、人間にとって最良の薬である。歩くと身体が軽くなる。歩くと頭が軽くなる。
人は、自然から遠ざかるほど病気になる。
筋肉を十分に使っている人は病気に罹りにくく、いつまでも若々しい。
患者に発熱するチャンスを与えよ。そうすれば、どんな病気でも治してみせる。
心に起きることはすべて体に影響し、体に起きることもまた心に影響する。
理由もなしに疲労するのは、病気を意味する。
病人という概念は存在しても、病気という概念は存在しない。
健全なる体を心がける者は、完全なる排泄を心がけねばならない。
人間がありのままの自然体で自然の中で生活をすれば120歳まで生きられる
賢者は、健康が最大の人間の喜びだと考えるべきだ。
人生は思考するものにとっては喜劇であり、感情に流されるものにととっては悲劇である。
極度に激しい疾患には、極度に激しい治療が最も有効である。
睡眠も不眠も、度を越せば共に悪いしるしである。
食物によるよりも、飲みものによって回復を図るほうが容易である。
飽食も絶食もその他のものも、自然の度を過ぎれば良いことはない。
幸運は、大胆な人々に笑いかける。
人生は短く、技術は長い

※11月1日は「いい医療の日」です。

(2023年11月4日無断転載終)

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ユーリ・テミルカーノフ氏

(https://yomikyo.or.jp/2023/11/post-673.php)

【お悔やみ】読響・名誉指揮者ユーリ・テミルカーノフ氏が死去
2023年11月2日

読売日本交響楽団・名誉指揮者のユーリ・テミルカーノフ氏が死去されました。84歳でした。

1938年、旧ソ連(現ロシア)・北コーカサス地方のナルチク生まれ。9歳から音楽を学び始め、13歳でレニングラード(現サンクトペテルブルク)音楽院に入学。卒業後の66年に全ソ連指揮者コンクールで優勝したことがきっかけとなりレニングラード・フィルでムラヴィンスキーのアシスタントに任命され、指揮者として歩み始めました。その後はレニングラード響の首席指揮者(68~76年)、キーロフ劇場(現マリインスキー劇場)の音楽監督(76~88年)などを歴任。88年からはサンクトペテルブルク・フィル(旧レニングラード・フィル)の音楽監督の地位にあり、ロシア音楽界の頂点に君臨し続けました。ロシア以外では、ロンドンのロイヤル・フィル(首席指揮者、92~98年)、ドレスデン・フィル(首席客演指揮者、92~97年)、デンマーク国立放送響(首席客演指揮者、98~2008年)、ボルティモア響(音楽監督、00~06年)などで要職を務めたほか、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、ロンドン響、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、ニューヨーク・フィル、シカゴ響などへ客演。2015年春の叙勲で、日本・ロシア間の音楽を通じた交流及び相互理解の促進に寄与したとして、旭日中綬章を受章しました。

読響とは2000年の初登場以来共演を重ね、2015年6月から読響の名誉指揮者になりました。テミルカーノフ氏の厳しくも温かな指揮の下、数々の名演奏を残してきました。

最後の来日は19年10月。9日の《第592回定期演奏会》では、ショスタコーヴィチの交響曲第13番「バビ・ヤール」などで渾身の演奏で絶賛されたほか、14日《第115回みなとみらいホリデー名曲シリーズ》と15日《第626回名曲シリーズ》ではチャイコフスキーの交響曲第5番などで力強いサウンドを響かせました。最後のプログラムは、19日と20日の《第221回土曜・日曜マチネーシリーズ》。ブラームスの交響曲第2番などを指揮し、会場から大きな拍手を受けました。20日の公演が、読響との最後の演奏になりました。

ここに、生前の氏の多大なる貢献に対し、心から感謝を捧げ、哀悼の意を表します。

(転載終)
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(https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/1102/ym_231102_4562632250.html?fbclid=IwAR12UdHx2JR5Q2Rj6H-1vNiyRF2JqCkMXS-FodykcrA6OBScCM_lZfHKHuw)

ロシアの世界的指揮者、ユーリ・テミルカーノフさん死去…84歳・2015年から読響の名誉指揮者
2023年11月2日

タス通信は2日、ロシアの世界的指揮者で名門サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の音楽監督を務めるユーリ・テミルカーノフさんが同日、死去したと報じた。84歳だった。読売日本交響楽団にたびたび客演し、2015年から名誉指揮者だった。
 レニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)で学び、現在のサンクトペテルブルク交響楽団やマリインスキー劇場の首席指揮者、芸術監督などを歴任。欧米のオーケストラにも招かれ、チャイコフスキーやショスタコービッチなどロシア音楽の権威として知られた。
 2000年に初めて読響に客演し、東日本大震災の発生後、海外公演の収益の一部を義援金として寄付するなど、日露間の交流にも貢献。国際的に活躍するバイオリニストの庄司紗矢香さんとも親交があった。19年秋に読響を指揮したのが最後の来日となった。

(転載終)
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

Sayaka Shoji
2923年11月3日投稿

It is hard to find right words in front of such loss.
Through countless collaborations, my only wish is to share my fondest thoughts and reminiscences with those who carries Maestro Temirkanov’s unique artistry and humanity in their heart.
Thank you for the guidance and friendship over 20 years.
(S)
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(https://itunalily.hatenablog.com/search?q=テミルカーノフ)

ユーリ・テミルカーノフ氏に関しては、テレビで拝見した庄司紗矢香さんとの共演をきっかけに、2007年10月から2018年11月まで、計13本のブログを書きました。
いかにも品のいい御祖父様と賢くてかわいい孫娘の組み合わせという感じで、読書好きな紗矢香さんのロシア話が繰り広げられる点にも興味を惹かれました。

実際に大阪のシンフォニーホールで細やかな指揮ぶりを近くで拝見したこともあります。
モノローグ』という自叙伝の邦訳も読みました。
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2011年11月5日付ブログより。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20111105)

《お陰さまで、舞台では、じっくりとテミルカーノフ氏の動きや表情を記憶に焼き付けられました。全体として、暑さや湿度のせいか、ややお疲れのようにも見えましたが、指揮棒なしで、いきなり音楽が流れるように始まり、指先を細かく動かすだけで、楽団員の呼吸がぴたりと揃うのです。体の動きも最小限で美しく、常に計算し尽くされて落ち着きはらい、本当にクライマックスの必要な個所のみ、大きく腕を広げて上げる。そこはピタッと決まり、もう言葉は不要。》

あれから早くも12年も経つのですね。ついこの間のことのような錯覚を覚えますが。
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2018年11月19日付ブログより。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20181119)

《11月17日(土)には、午後2時から大阪のシンフォニー・ホールで、庄司紗矢香さん(ソリスト)とサンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団の演奏会が開かれた。

テミルカーノフ率いるサンクトペテルブルクの楽団は、やはり一期一会であった(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20111105)。あれから7年が経ち、この度の日本ツアーでは、健康上の理由で降板され、代役の指揮者ニコライ・アレクセーエフが登場されたのだった。
ご年齢から、いつこのようになってもおかしくはないと覚悟はしていたが、寂しいことには変わりない。そして、演奏中に目と目が合った場所に席を取ったあの日のことは、ついこの間のことのように感じられる。無理してでも時間をこじ開けて、行ける時に行って眼の前で聴いておくべきなのは、世界一流の演奏家の場合も同様である。》

《パンフレットを500円で買い求めた。ここには、テミルカーノフ氏の80歳のお祝いとして、受賞歴リストが2ページにわたって綴られている。
さすがは旧ソビエトの人らしく、「人民芸術家」としての賞を度々受けている(1973年、1976年、1981年)のみならず、1983年には「レーニン勲章」まで受賞されている。また、ソ連崩壊後も、資本主義が怒涛のように流れ込んだ混沌の中を、たくましくしたたかに乗り切り、楽団を確実に率いてこられた。》
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2018年11月25日付ブログより。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20181125)

《ユーリ・テミルカーノフ氏のインタビュー集を邦訳した『モノローグ』も、半分以上、読み終えた(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20181119)。
氏のお父様は共産党員で、文化大臣もなさっていたようだが、早くに亡くなられた。かたやユーリ氏は無神論者の唯物論者でありながらも、非党員としてソビエト時代をたくましく生き抜いていたらしい。それであれほどの受賞歴なのだから、相当な実力派である。》

(2023年11月4日記)

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久しぶりにシェラベア登場

1991年5月頃から気づいた私のマレーシアの研究テーマと深く関連しているニュース報道。

長らく、本件に関してマレーシアで騒動が起きる度に、「インドネシアでは問題ない」と余裕たっぷりに振舞っていたインドネシア側が、なぜかこの度、マレーシアのマレー語訳聖書で採用されてきた語法に変更する、というのです。

以下の報道文の中で太字(Lilyによる)の「ウィリアム・シェラベア」宣教師と「世界聖書協会のダウド・スシロ」先生については、過去ブログに記しております。

シェラベアに関しては計44本(https://itunalily.hatenablog.com/search?q=シェラベア)、スシロ先生に関しては計39本(https://itunalily.hatenablog.com/search?q=スシロ先生&page=1188831600)のブログを書きました。

一番ブログに脂がのっていた(?)2007年から2008年頃にかけては、集中的に資料を集め、直接の関係者にインタビューやメール交信をしたりして、理解を深めていました。

当時はまだ、主人の病状が薬で何とかなっていた頃で、かろうじて研究開発のグループに連ならせていただいていました。朝は7時半に家を出て、夜は早くて9時過ぎ、残業をすれば10時半頃に帰って来ていました。

だからこそ、昼間の時間がたっぷりあった私の方も、学会での口頭発表も年に三回ぐらいする意気込みで、(早く何とかまとめて、落ち着いた家庭生活を送りたい)と願っていました。「そのうちに、いい新薬も出て、せめて進行を抑えられるのではないか」「なるべく現状維持が長くなるように心がけよう」と、友の会でも希望を持つよう助言されていた頃です。

ある時、冗談めかして「私、80歳まで学会発表をする!」と叫んだところ、主人が何か言いたそうにじっと私を見つめていたことも思い出します。

結果的に、思い通りにはならなかったのですが、現在でもこうして下記のような記事が出ることを思えば、(焦っても仕方がなかったかな)と、今更のように感じる次第。

そして、2012年3月からはパイプス訳文を始めることになり、関心の焦点が少しシフトしつつ、広く中東にまで視野が広がる契機となりました。

さて、時代はウクライナ紛争とイスラエルに対する大規模攻撃に突入。さすがにまともな感覚の日本人なら、この種の私のテーマの意義に関して、異議を唱える頓珍漢な人はいないだろうと期待します。

単純なようでも、これ程までに時間のかかるトピック。今のプロジェクトが終わったら、本件についても今後まとめていく予定です。(Lily)
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(https://www.christianitytoday.com/news/2023/october/indonesia-christian-holidays-yesus-kristus-isa-al-masih.html?fbclid=IwAR3JQbGJ9iWOFS)

Give Me Yesus: Indonesia Replaces Arabic Name for Christ
Beginning next year, the largest Muslim country in the world will use the Bahasa name for Christian holidays.
by Angela Lu Fulton
31 October 2023

The Indonesian government announced last month that it will stop using the Arabic term for Jesus Christ—Isa al Masih—when referring to Christian holidays and will instead use the Bahasa term Yesus Kristus beginning in 2024.
The change will alter the names of three national holidays: the Death of Isa al Masih (Good Friday), the Ascension of Isa al Masih, and the Birth of Isa al Masih (Christmas).

Many Christians are excited about the change as they have long used Yesus Kristus in their worship and everyday lives. They see the move as indicating that the Muslim-majority country is recognizing their terms and respecting Christians, who make up 10 percent of the population with 29 million believers.

Saiful Rahmat, deputy minister for religious affairs, noted that Indonesian Christians requested the name change.

“All of the Christians in Indonesia are supporting this [change] to show that our reference to Isa alMasih in the calendar year actually refers to Jesus Christ,” said Budi Santoso, director of Kartidaya (Wycliffe Indonesia). He and other Christian leaders noted the importance of the name change, as it would differentiate the Jesus Christians worship from the description of Isa in the Quran, where he is seen as merely a prophet.

Yet some believers fear the change could be the beginning of increased legislation over the terms Christians are allowed to use in Indonesia, leading to problems like Malaysia’s former ban preventing non-Muslims from referring to God as Allah (the ban was later struck down after a protracted legal battle).

They worry that if Indonesia goes on to ban the term Isa al Masih, this could hurt contextualized ministry to Muslims, as the connection between Isa in the Quran and the Bible is often a gateway into deeper conversation.

Religious harmony in Indonesia

While Muslims make up 87 percent of the Indonesian population, Islam is not the country’s official religion. Instead, Indonesia highly values religious harmony, encapsulated in a state philosophy known as Pancasila, and its Constitution guarantees freedom of religion.

For both Muslim and Christian Indonesians, Allah has been used as the word for God for centuries. The Arabic word first spread to Southeast Asia in the 1100s as Muslim sultanates were established, and then was incorporated into the Malay language family, which includes Malaysian and Indonesian.

Many other Arabic words have been absorbed into Bahasa Indonesian and are commonly used by Christians, such as Alkitab for “Bible,” Injil for “Gospels,” and jemaat for “congregation.” A local ministry leader, who asked not to be named for security reasons, noted that “everyone uses the same term but applies different meanings to it.”

The term Isa al Masih however, is much less commonly used. Historically, some of the earlier Bible translations into Malay (the lingua franca of the former Dutch East Indies), such as William Girdlestone Shellabear’s 1910 translation of the New Testament, used the term, according to Daud Soesilo of United Bible Societies.

Yet after Indonesia’s independence in 1945, Bahasa-language translations mostly used Jesus Kristus or Yesus Kristus. One exception was a 2000 publication of a New Testament adapted from Shellabear’s translation for the purpose of reaching those more familiar with Arabic names and terms, Soesilo said.

Outside of mission workers building bridges with Muslims,Isa al Masih, is rarely used by Indonesian Christians, said Bedjo Lie, co-founder of the apologetic ministry Apologetika Indonesia.

He cheered the government’s decision to change how they refer to Christian holidays. “The decision signals the government’s respectful attitude toward Christians as the second-largest religious population in the country … and their religious vocabulary for their holidays.”
He noted that President Joko Widodo and the current minister of religious affairs are well-known for their effort to “protect and promote religious pluralism” in the country. Early this year, Widodo called on heads of provinces and districts to guarantee equal religious rights to people of all faiths after some Christians had been blocked from worshipping.

Some noted the move may have been made ahead of the February election as an effort to promote goodwill among Christians. Widodo’s second and final term is ending, causing a swell of uncertainty for Christians as to how committed the new president and legislature will be to protecting their rights. According to a recent Pew Research Center report, 64 percent of Muslims say sharia should be used as the law of the land.

Lie believes the name change also signals an “increasing theological literacy among Indonesian Christians and Muslims.” He pointed to the proliferation of online resources in the Indonesian language that has helped people have a “deeper understanding and appreciation of the theological differences between the Islamic Isa and the biblical Jesus.”

The Muslim understanding of Isa al Masihrejects the central tenets of the gospel—the divinity, death, and resurrection of Jesus, Lie said. “While the Quran and Islamic traditions … speak favorably about Isa, the Islamic narrative puts him under the shadows of Muhammad as the last and universal prophet.”

Fears of further legislation

While Indonesia is a secular state with six formal religions, in Malaysia, Islam is the official religion. With Muslims making up 63 percent of the population, the country practices a dual legal system of civil and sharia courts. (Sharia law only pertains to Muslims and covers family and personal law.)

In 1986 the Malaysian government banned the term Allah for non-Muslims to avoid confusion that may lead Muslims to convert to other religions. Two court cases were fought against the law for more than a decade, with the high court finally overturning the policy in 2021, calling it “illegal and unconstitutional.”

Some Christians fear that Indonesia’s move to change the name of Jesus could lead to a similar situation.

“The issue regarding the name of Jesus in Indonesia concerns us vigilantly: We would not want it to take the turn it took in Malaysia, that is, to turn into a ban aimed at Indonesian Christians to use the term Isa al Masih,” Catholic bishop Vitus Rubianto Solichin, who is based in Sumatra, told Fides news agency. “The important thing is to maintain and ensure freedom for all also in language.”

A number of senior evangelical leaders are also concerned the name change could be the first step toward the Indonesian government further legislating the words Christians can and can’t use, according to a missionary who has taught in Indonesian Bible schools for many years (he asked not to be named due to the sensitivity of the topic).

The leaders noted that removing the term Isa al Masih breaks off Indonesian Christians’ solidarity with other Christian communities living in Muslim-majority areas in North Africa and the Middle East who also use the same term. Indonesia is one of the few countries where Muslims and Christians live together with mostly equal rights, which is frequently held up as a model for other nations.
If the government were to completely ban the term Isa al Masih, this would have an immediate impact on denominations (known as “synods” in Indonesia) that use the Arabic name of Jesus in its name, such as Gereja Isa al Masih, the Church of Jesus Christ. It would also impact traditional Bible translations, including the aforementioned Shellabear translation. Several new translations currently in progress also seek to preserve this title, according to the missionary, which maintains the connection between the historical figure of Isa mentioned in the Quran and Jesus in the Bible.

“Breaking that tie undermines interfaith dialogue and the perception of the public that we are talking about the same person,” he said.
He noted that many Muslim leaders are concerned about the effectiveness of contextualized evangelism in converting Muslims to Christianity. Banning the use of Arabic terms like Isa al Masih is thus seen as a way to protect their faith. Yet Christians fear this would undermine Pancasila, push back some of the positive steps the government has taken on religious liberties, and lead to potential human rights abuses.

Lie has also heard of some of these concerns from Christian missiologists and missionaries. Yet he doesn’t envision the current change leading to more draconic measures and thinks that believers from Muslim backgrounds will be able to continue using Isa in their “contextual Bible, liturgy, and conversation.”

“The government only changes the names of Christian holidays, and so far, I do not foresee any further policy planned,” Lie said.

(End)
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2025年3月27日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1883849146085572998)
Lily2@ituna4011
To read on La Croix International: https://international.la-croix.com/religion/malaysia-unveils-new-bibles-to-empower-christian-communities…
☚ 懐かしいシェラベア訳のマレー語聖書の写真が掲載されています。これは、私がアメリカへ二度訪問してリサーチしたテーマでもあります。これからゆっくりと資料を整理して、論文にまとめていく予定です。
9:06 PM · Jan 27, 2025
14 Views

(2025年3月27日転載終)

Posted in Christianity, Japanese culture, Malay studies, research topics, Studies related, © 2023 by Ikuko Tsunashima-Miyake, © 2025 by Ikuko Tsunashima-Miyake | Leave a comment

脳内神経バランス

(https://twitter.com/ituna4011/status/1718421357510504911)
Lily2@ituna4011
大変でしたね。 びっくりされたでしょう? 予後が大切です。くれぐれもお大事になさってください。
9:15 AM · Oct 29, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1718583761879851131)
Lily2@ituna4011
自分でもわからないみたいで、突然、前のめりに頭から突っ込むように転倒していました。
見ている方はハラハラでしたが、本当にこの病気、厄介ですよねぇ。
8:01 PM · Oct 29, 2023

(2023年10月29日転載終)

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一般人の常識感情

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2023年10月24日
「名古屋は女性が華やか」と有本さん。
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(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD173D20X11C23A0000000/?fbclid=IwAR3XFv7nFTkaPGgVLvjbDC_-dwyg_zqmZp07133qPHyKKCwQgkbrSFRac1I)

「東海道新幹線でついに終了… 車内販売、揺れ動いた歴史」
鉄道の達人 鉄道ジャーナリスト 梅原淳
2023年10月25日
大学生の頃、アルバイトをしてみたかった。
接客によって世間を知りたかった上、日本各地の遠方まで無料で行けることが魅力だと思っていた。
が、容姿端麗テストで落ちると思い、断念。
。。。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1717313970854617424)
Lily2@ituna4011
国および人の「近代化」とは? – ブログ版『ユーリの部屋』 https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140519
9年前には東北地方(会津若松・花巻・一関)を計5日間も夫婦で旅していた。
7:55 AM · Oct 26, 2023
。。。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1717315267678941433)
Lily2@ituna4011
「働き方改革」のまずさは、残業手当があるので夜遅くまで働いていたという一般人の現場の「知恵」を無視して、「早く帰れ!」と一斉に急き立てたこと。 一方で、賢い勤労者は、その分、朝6時頃から出勤して働いていた、らしい。
8:00 AM · Oct 26, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1717431147230273566)

Lily2@ituna4011
大変に人気のある飯山陽さん。個性が強い方ですが、イスラムに関しては同意見です。

高橋和夫氏については、拙ブログでも2012年11月下旬、既に批判しております(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20121119)。
。。。。。
(https://www.youtube.com/watch?v=sFqVj5sz3UA)

R5 10/26【ゲスト:飯山 陽】百田尚樹・有本香のニュース生放送 あさ8時! 第233回

【デマ解説!】高橋和夫・放送大学名誉教授のウソを暴くよ! https://youtube.com/live/UYuVvxq-E5w?si=tD4Emi-0fuoGiPax via@YouTube

(2023年10月26日転載終)
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2023年11月4日追記

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima/posts/pfbid0cJpzgpd3XAB28JYUhQe5GxasPm23bYoqxAopX5AYnHavAJDG7UohUzXigE2anCXtl?notif_id=1698968163032550&notif_t=feedback_reaction_generic&ref=notif)

2023年11月3日投稿
最近、私もベルコ博士に倣って、髪を伸ばして三つ編みを一本垂らしています。かなり短いですが、結構気に入っています。外出の際はシニヨン風にまとめます。

(2023年11月4日転載終)
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2023年11月5日追記

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2023年11月4日投稿

私が受けた共通一次試験の頃、「国籍条項」があったため、国公立大学は日本国籍の人だけだったはず。
後で知ったが、私学(同志社大学など)がむしろ在日系受験生を受け入れていたのでは?
有本さんの話は、私の経験と違う。

(2023年11月5日転載終)

Posted in Daniel Pipes, Douglas Murray, Dr. Anat Berko, Dr. Ida Lichter, Japanese culture, research topics, Richard Pipes, Studies related, © 2023 by Ikuko Tsunashima-Miyake | Leave a comment

ジェンダー・アパルトヘイト

The Australian(https://www.theaustralian.com.au/world/mullahs-unleash-gender-apartheid-to-woke-silence/news-story/0c37c29f8cb8d47fe18f73481e3193e7)

Mullahs unleash ‘gender apartheid’ to woke silence
by Dr.Ida Lichter
12 OCTOBER 2023

Celebrations for the Nobel Peace Prize bestowed this month on jailed Iranian women’s rights activist Narges Mohammadi have been overtaken by an event more to the liking of Iran’s belligerent regime – their proxy militia Hamas launching a war against Israel.

Iran denounced the award as politically driven, and the regime could well double down on a raft of harsh new laws enforcing the mandatory wearing of the hijab.

As a self-confessed human rights defender, might US President Joe Biden oppose these brutal laws, and find the mettle to stop appeasing Iran?

Coming on the heels of reports that an unveiled teenage girl is in a coma after being attacked by morality police, might we also see the leftist woke and feminist movements stop ignoring Iran’s increasingly stringent hijab laws?

Fifty-one-year-old Mohammadi, currently in Tehran’s Evin prison, has been arrested 13 times and condemned to flogging and sentenced to a total of 31 years jail. Her Nobel prize pays homage to the Woman, Life, Freedom movement that exploded in Iran a year ago after the death of Mahsa Amini while in the custody of the so-called morality police for allegedly showing some hair from under a loose hijab.

In the wave of protests that followed, hundreds were killed and thousands arrested by security police. These forces included the radicalised Islamic Revolutionary Guard Corps and their subordinate Basij volunteer paramilitary.

Although the crackdown was ultimately successful, more women have stopped wearing the hijab and continued subversive singing and dancing clandestinely at night. Surveillance of women increased around April, when smart cameras began tracking and identifying those who transgressed hijab rules. Then patrols by the morality police returned after a hiatus of several months.

Extra patrols have reportedly been deployed in a push to impose the new laws. Equating inadequate veiling with nudity, the new laws will punish women who mock or flout hijab rules in public or online and wear close fitting garments or expose any part of the body between the neck and ankles or above the forearms.

Previously, women who disobeyed hijab laws faced short jail terms and small fines. Under the new regulations, they risk five to 10 years in prison flogging, fines of up to 360 million Iranian rials (about $13,000), and restricted internet access.

UN special rapporteurs have described the new laws as “a form of gender apartheid”, and Canberra has imposed targeted sanctions on several individuals and organisations.

Mohammadi and the Woman, Life, Freedom want more than hijab reforms, seeking support for regime change and a freeze on Iran nuclear deal talks. Such demands are unlikely to be met while the Biden administration hobbles towards an informal agreement on uranium enrichment, and after it negotiated a hostage payment of $US6bn in a prisoner swap.

It seems unlikely that the new Nobel Laureate could influence a recalcitrant Islamic Republic or the leftist wave sweeping the free world. Iran’s compulsory hijab is a major pillar of its revolutionary Shia ideology and dictatorship, and the moralising progressives quick to cancel historical composers for supposed racism seem averse to cancelling mullahs who flagrantly persecute women. To its great shame, the international feminist movement has succumbed to the left and woke agenda, losing its mooring to basic women’s rights.

Twenty years ago, feminists failed to mobilise effectively for Iranian women’s rights when Shirin Ebadi, Mohammadi’s mentor, won the Nobel and was later forced into exile by the authoritarian regime.
Today’s feminists and world leaders should at least speak out against the Islamic Republic’s new cruel and misogynist laws so that Mohammadi’s courage and hard-won Nobel does not go to waste but inspires wide support and reforms for the oppressed women of Iran.

*Dr. Ida Lichter is the author of Muslim Women Reformers: Inspiring Voices Against Oppression.

(End)

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最近の出来事から

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2023年10月16日掲載
男性ばかりなのですね?
日本人の私の眼には、イスラエルでも欧州でもシナゴーグとキリスト教会の建築デザインが類似しているように見える。どちらが先行していたのか、とオーストラリア出身のご年配のユダヤ系女性に尋ねたところ、「それはいい質問ね?ある意味、相互に競争していたのよ」と。2015年春の記憶です。

(転載終)
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1713677222211629381)

Lily2@ituna4011
私が学会でダグラスさんを紹介したら、 困ったなぁ、 と主催者の司会者に言われました。2018年3月のことです。記録もありますよ。
7:04 AM · Oct 16, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1713811139753308275)

Lily2@ituna4011
そうです!日本も大学改革の2003年以降、徐々にそうなってきました。 「多様性を尊重」と言いつつも、自分の価値観やイデオロギーと合わない人を排除していくのです。昔の先生方は、知的にも社会的にも余裕があったのか、もっと鷹揚でした。
3:56 PM · Oct 16, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1715138764971098267)

Lily2@ituna4011
エネルギー資源の確保と、日本が国連安保理の常任委員になるための票集めが理由。 治安維持からは、日本のムスリム圏の大使館が注視しているため、研究者は発言を変える。
7:52 AM · Oct 20, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1715182346109145345)

Lily2@ituna4011
これは常識中の常識。正論であったとしても、一方のみを責め立てるならば主張が弱い。

例)日本が国連安保理の常任委員にならなくてもいい?
例)ムスリム圏の大使館から殺意を持たれてもいい?

批判と同時に代案を樹立すること。代案がないならば、名案が浮かぶまで沈黙するのが事態を鎮静化する。
10:45 AM · Oct 20, 2023

(2023年10月20日転載終)
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2023年10月21日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1715583351078490280)

Lily2@ituna4011
対案を樹立すること。でなければ単なる煽動活動家と同一線上にある。あなたのことですよ、気づいていますか?
1:18 PM · Oct 21, 2023

(2023年10月21日転載終)
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2023年10月23日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1715878284217753825)
Lily2@ituna4011
ジョナサン・ポラードって、こんな風貌になった? 裏切り者だ、とアメリカの知人は猛烈に怒っていた。
8:50 AM · Oct 22, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1715589050571354368)
Lily2@ituna4011
【櫻LIVE】第574回 – 百田尚樹・日本保守党代表 × 有本香・日本保守党事務総長 × 櫻井よしこ × 花田紀凱(プレビュー版) https://youtu.be/5StfUqST0F0?si=s2unJLEpjMReXqzI… via @YouTube
名古屋が熱い!
1:41 PM · Oct 21, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1715599515644985528)
Lily2@ituna4011
Paganini – dal Concerto n° 1, 1° tempo (Sayaka Shoji, violinista) https://youtu.be/9KtmZxaTx20?si=HpGYNJzAr9sy76DS… via @YouTube
切れ味抜群の演奏。 彼女の成功に関しては、バックに強力な支援者がいるのでは、といつでも感じている。
2:22 PM · Oct 21, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1715724027673919898)
Lily2@ituna4011
いつでも資料の山が乱雑に積み重なっています。 お忙しいのは承知の上で、アシスタントを使って、もう少し整理整頓したらどうかしら、と思ってしまいますが。
10:37 PM · Oct 21, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1716247136160079946)
Lily2@ituna4011
透明なガムテープを貼る時、どうしても皺ができて、些か見苦しくなる。時には空気が入り込み、水泡のようになる。 だが、数日後、しばらく経つと空気が抜けて皺も消えて、きれいなテープ貼りに変わっている。 不思議だが、こういうテーマを小学校の自由研究でやりたかったな。
9:16 AM · Oct 23, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1716250672369418516)
Lily2@ituna4011
最近の風潮から、20年ぐらい前に新聞で読んだコラムを思い出す。 中国が、日本人は一人一人は大したことがないが、集団で来ると怖い。だから、日本社会の団結力を個人主義で崩していけばいい、と考えていたらしい。 また、中国産の食品輸出で、日本人の認知症を増やそうとしている、とも読んだ。
9:30 AM · Oct 23, 2023
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(https://twitter.com/ituna4011/status/1716248644490543381)
Lily2@ituna4011
最近では、若手医師の方々が、You Tubeで医療情報を次々と発信。結構、下品なものもあり、要注意。 昨日見たのは、大人の神経障害ならぬ発達障害の話。極端に二項対立的で、経験や解釈の幅が大変に狭い。物知り子供みたいに心が幼い大人。相手の気持ちが理解できない、という。 考えさせられた。
9:22 AM · Oct 23, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1716267565000130808)
Lily2@ituna4011
子供に嫉妬する親! あるある。 精神的な成長が止まっている感じで、人間関係も狭く閉じている。 自分の思い込みで一方的に物事を進めるので、孤立。情報だけは溜め込むが、道理や根底が理解できない。 でも長生きする。
10:37 AM · Oct 23, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1716271420458872993)
Lily2@ituna4011
学歴が高く、生活水準もそこそこだと、一見、わかりにくい。だが、学校時代から、周囲と基本的に情緒の交流ができないため、人間関係で苦労し、孤立している。 但し、必ずしも単独行動をするタイプとは限らない。家族がいても、周囲が困っていることに気づいていない。
10:52 AM · Oct 23, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1716293766494183900)
Lily2@ituna4011
気になったので、A D H DとA S Dの診断テストをやってみた。 両方とも全く正常だ、と。 しかし、質問項目を見ると、症状を持つ人は、学校でも家庭でも社会生活でも相当苦労しているのでは、と感じさせられた。 生きづらさ、という流行り言葉、安易に使うべきではなさそうだ。
12:21 PM · Oct 23, 2023

(2023年10月23日転載終)
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2023年10月25日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1716741601228370262)

Lily2@ituna4011
厚労省が一日に野菜を350グラム食べましょう、と唱導し始めてしばらく経つ。今も日本国民は野菜の食べ方が不足しているそうだ。 最初から気になっているのは、芋類と葉野菜とでは重量が違うのに、野菜の内訳ではなく、単なる野菜の重さだけを強調する理由は何か、ということ。 生の重量か調理後か?
6:01 PM · Oct 24, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1716942671137407288)
Lily2@ituna4011
話は変わりますが、You Tubeで定期的に出演して喋っている女性達の衣装や洋服は、全部、自前なのでしょうか? 毎回変わる服装は、維持管理も大変そう。 ひょっとして、レンタル?
7:20 AM · Oct 25, 2023

(2023年10月25日転載終)

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