過去の文献リスト

放送大学大学院に提出予定の修士論文のために、国会図書館の検索で参考文献を500本以上集めて、自宅で印刷したり、国会図書館(東京本館と関西館)へ遠隔複写依頼をしたりしている。全く新しい分野なので、基礎勉強に加えて、これぐらい資料を集めて読み込み、勉強しなければ、本来は論文等、書けるはずもない。

ということで、国会図書館にはお世話になっているが、ふと自分の名前を入力して検索してみたところ、以下のような結果が出てきた。転写した上で、名前を消して見やすく修正したものを示す。
。。。。。。
(https://iss.ndl.go.jp/books?ar=4e1f&rft.au=綱島(三宅)郁子&search_mode=advanced&sort=ud)

《検索結果一覧》

・「神の名をめぐるムスリム・クリスチャン関係(2)マレー語の神概念に関する司法判決と教会放火事件」(キリスト教史学会西日本部会発表要旨)
キリスト教史学会『キリスト教史学 = The journal of history of christianity』編集委員会(編)第64巻 2010年7月 pp.337~339
(国立国会図書館オンライン(雑誌記事索引))

・「メソディスト教団のマレーシア・ミッション活動 : 1890年から1905年までのマレー語学習およびマレー語聖書の状況」(第80回研究大会報告)
『東南アジア学会会報』第90号 2009年5月 p.13
(国立国会図書館デジタルコレクション(電子書籍・電子雑誌))

・「マレーシアにおける諸宗教間対話の試み–ハンス・キュンクのグローバル倫理とコンラート・アデナウア財団」(特集 グローバル化とマレーシア)
『マレーシアレポート』国際経済労働研究所(編)第2(2)号(通号 5号)2009年 pp.23~45
(国立国会図書館オンライン(雑誌記事索引))

・「マレーシアにおけるムスリム・クリスチャン関係史 : マレー語聖書とマレー語版キリスト教文献を焦点に」(自由研究発表要旨,第79回研究大会報告)
『東南アジア学会会報』第89号 2008年11月 p.14
(国立国会図書館デジタルコレクション(電子書籍・電子雑誌))

・「神の名をめぐるムスリム・クリスチャン関係–マレー語の神概念に関する問題と議論」(キリスト教史学会関西部会)
キリスト教史学会『キリスト教史学 = The journal of history of christianity』編集委員会(編)第62巻 2008年7月 pp.278~280
(国立国会図書館オンライン(雑誌記事索引))

・「ムスリム・クリスチャン関係の理論的背景と展望–マレーシアを事例として」(特集 宗教とマレーシア)
『マレーシアレポート』国際経済労働研究所(編)第1(3)号(通号 3号)2008年 pp.7~23
(国立国会図書館オンライン(雑誌記事索引))

・「相互理解かそれとも不寛容か? : マレーシアにおけるイバン語聖書禁止・解除事件の影響と含意について」(テーマ論文 一神教における対立と対話)
同志社大学一神教学際研究センター 2005年2月28日
『一神教学際研究 = Journal of the interdisciplinary study of monotheistic religions : JISMOR』(1) 2005年 pp.21~60
学術機関リポジトリデータベース(IRDB)(機関リポジトリ)
(国立国会図書館オンライン(雑誌記事索引))

・「マレーシアにおけるキリスト教とマレー (シア) 語の関係」
『多言語社会研究会年報 : 2001大阪研究大会』多言語社会研究会事務局 第1号 2003年
(国立国会図書館オンライン)

(2023年4月27日転載終)
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実は、他にも公の媒体に掲載された拙稿はあるが、どういうわけか提示されていない。つまり、毎回発表しているのに、抜けている号があったりする。

(https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/detail/R300000001-I000004149065-00)

アジア・エートス研究会(編)『アジア・エートス研究会 : その四十年の軌跡』あるむ出版(2003年5月)出版地:名古屋

上記本にも、中心となった先生からのお勧めで拙稿を掲載していただいた。
この研究会を閉じるに当たり、既に結婚で名古屋を離れていたにも拘らず、その先生のご招待によって、名古屋観光ホテルで「閉じる会」に出席したことも、今では大変に懐かしい。
この研究会を主催されていた先生のお一人は文化勲章を受章された程だったが、私には大変にお優しかった。二十代の頃、このようなご年配の厳しい先生方に目をかけていただいたことにより、大学の仕事も幾つか紹介していただいたりして、本来ならば順風満帆のはずであった。
今では多くの先生方が逝去されているが、上記の先生は90代で御健在である。今でもリハビリの傍ら、静かに読書される日々とのことである。

ところで、この出版物は、名古屋で発行されたにも拘わらず、なぜか愛知県や名古屋市内の公立図書館には所蔵がないらしい。

大阪市立図書館・大阪府立中央図書館・滋賀県立図書館・東京都立中央図書館・横浜市立図書館・千葉県立東部図書館には所蔵されているようである。

(2023年4月27日記)

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マレーシアのキリスト教指導者層

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2023年4月25日投稿

1990年代から始めたマレーシアのリサーチでは重要な事項。インターネットもなく、日本側に殆ど資料もなく、反日感情も残っていたマレーシアで、キリスト教指導者層の正確な理解を進める作業は、緊張と葛藤の連続だった。
1990年代前半までのマレーシアは、穏やかで活気に満ちていて、今ではとても懐かしい。イスラム主義が台頭してからは、警戒して遠ざかっている。これからも、多分、行くことはないだろう。

(2023年4月25日転載終)
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(https://www.catholic-hierarchy.org/bishop/bfernas.html)

Anthony Soter Cardinal Fernandez †
Deceased
Archbishop Emeritus of Kuala Lumpur, Malaysia
Cardinal-Priest of Sant’Alberto Magno

22 Apr 1932 Born in Sungai Patani, Kedah Malaysia
10 Dec 1966 Ordained Priest:Priest of Penang, Malaysia
29 Sep 1977 Appointed   :Bishop of Penang, Malaysia
17 Feb 1978 Ordained Bishop:Bishop of Penang, Malaysia
2 Jul 1983  Appointed :Archbishop of Kuala Lumpur, Malaysia
24 May 2003 Resigned :Archbishop of Kuala Lumpur, Malaysia
19 Nov 2016 Elevated to Cardinal
19 Nov 2016 Appointed :Cardinal-Priest of Sant’Alberto Magno
21 Nov 2016 Installed :Cardinal-Priest of Sant’Alberto Magno
28 Oct 2020 Died in Cheras :Archbishop Emeritus of Kuala Lumpur, Malaysia

MicroData Summary for Anthony Soter Fernandez
Anthony Soter Cardinal Fernandez (born 22 Apr 1932, died 28 Oct 2020) Archbishop Emeritus of Kuala Lumpur

(End)
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UCAN(https://www.ucanews.com/news/keeping-alive-legacy-of-malaysias-first-cardinal/96750)

Keeping alive legacy of Malaysia’s first cardinal

A book recalling the vision and contributions of Cardinal Anthony Soter Fernandez was published in Selangor on March 31
Archbishop Anthony Soter Fernandez of Kuala Lumpur on the day he became a cardinal during a consistory at St. Peter’s Basilica at the Vatican on Nov. 19, 2016. (Photo: AFP)

by UCA News reporter
4 April 2022

The legacy of Malaysia’s first cardinal, Anthony Soter Fernandez, has been brought alive in the form of a book containing tributes and memories of people from all walks of life.
The book, titled The Cardinal: The Life and Times of His Eminence Anthony Soter Cardinal Fernandez, was launched in Selangor near the national capital Kuala Lumpur on March 31 in the presence of church leaders, family members and friends, the Herald Malaysia reported on April 1.
“Cardinal Soter’s vision was so pastorally oriented as leader of the Church, not only in Malaysia but also in the region,” said author E. Samson, who spearheaded the book project sponsored by the Catholic Research Center in Kuala Lumpur.
“He had a vision that was so farsighted. He didn’t think in a singular way but thought holistically. He didn’t just have one focus in mind, he had many things that built up the Church.”
Retired Brigadier General Richard Robless said Cardinal Soter was a pioneer of Catholic education in Malaysia, recalling how a conference of Catholic educators, religious teaching congregations and laypersons convened by him in 1987 led to the formation of the Malaysian Catholic Education Council and, subsequently, the birth of the archdiocese’s agenda in private education.
The first Stella Maris school opened its doors in 1994 in Jalan Robertson, Pudu. Encouraged by the success of this first school, Cardinal Soter initiated the incorporation of the Yayasan Tan Sri Dominic Vendargon Foundation, which now owns and operates four private schools, including one that offers an international curriculum.

“Let us continue to keep alive this legacy that Cardinal Soter has left us … Interfaith dialogue and ecumenism were foremost in Cardinal Soter’s mind to build the Church and to contribute to the growth of this nation”

“This is his legacy. This is his testament. And while we may have lost our mentor, we look at what he has left and stand thankful and grateful to God for this great and loyal servant of his,” the former military officer said.
Archbishop Julian Leow of Kuala Lumpur said he hopes the book will serve as a historic legacy for the younger generation and for those who may not have had the opportunity of knowing Cardinal Soter.
“Let us continue to keep alive this legacy that Cardinal Soter has left us. Let it not die but let it continue to grow and to bloom … Interfaith dialogue and ecumenism were foremost in Cardinal Soter’s mind to build the Church and to contribute to the growth of this nation,” the prelate said.
Born on April 22, 1932, Soter Fernandez was ordained a priest in 1966 in Penang Diocese. He became bishop of the diocese in 1978.
Pope John Paul II appointed him archbishop of Kuala Lumpur on July 30, 1983. He retired on May 24, 2003.
During his two decades as the archbishop of Kuala Lumpur, he spearheaded the Second Vatican Council’s idea of aggiornamneto (updating) of the Church. He initiated the Renewal Parish Project in 1983.
Cardinal Soter was a leading figure on the Malaysian Consultative Council for Buddhism, Christianity, Hinduism and Sikhism, serving as its president in 2001.
He strongly promoted interreligious dialogue and made efforts to engage with Islam in the Muslim-majority nation.
The cardinal was a vocal critic of detentions without trial and declared as “immoral” the Internal Security Act of Malaysia that empowered authorities to detain suspects without criminal charge and hold them without trial.
He was chairman of the human development office of the Federation of Asian Bishops’ Conferences (FABC) and the national bishops’ conference’s commission for interreligious affairs.
Pope Francis named him a cardinal in November 2016.
Cardinal Soter died on Oct. 28, 2020, aged 88 after battling tongue cancer.

(End)
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上記のHis Eminence Anthony Soter Cardinal Fernandezには、2001年の9.11米国同時多発テロ事件の約一ヶ月前、クアラルンプールの大司教館で表敬訪問(面会)したことがある。非常に穏やかな方で、「どこで英語を習ったのか」「マレーシアには長く滞在しているのだろうね」等と、ゆったりとおしゃべりしながら調査動機を確かめられた後、銀色のネックレスをプレゼントされた。

あれからずっとご無沙汰ばかりだったが、今日になって初めて、昇天されていたことを知った。主人と同じ2020年、舌癌による88歳での病死だった。

当時はインターネット情報もまだ限られており、多民族多宗教多言語社会かつイスラム復興運動が展開中の熱帯マレーシアでは、現地の正確な情報を把握することが、非常に難航していた。リサーチ目的の一心で、当時は必ずしも現地滞在を必要としないで10年間は在籍できる制度を有していたマラヤ大学言語学部の博士課程に登録したのも、それが理由であった。指導教官のレターがあれば、参与観察等もスムーズにいくと見込んでのことだった。

しかし、現地では「センシティブ」と、皆がびくびくして神経質だった問題を探るには、神経をすり減らすような思いだった。そんな時、「大司教様がお呼びです。第一、私達の教会のリサーチをするなら、大学のレターよりも、まずは大司教様の許可をいただくのが筋です」と、インド系の秘書から電話がかかってきて、仰天したものだ。

状況を何も知らなかったから、かえって余計な心配をしてさらに緊張したのである。あの頃の私はまだ30代。今でも不思議で仕方がないが、こんなに難儀なリサーチなのに、主人はいつでも励まし、応援し、具体的に支援してくれていた。一ヶ月半のマレーシア滞在を許してくれたのも、この時期である。本当にほろっとさせられる程、ありがたく切なく、申し訳ないぐらいだった。今でもそうである。

当時のことは、(旧)マレーシア研究会(現)マレーシア学会(JAMS)の会報誌に掲載された拙稿2本に詳述した。

(http://jams92.org/pdf/NL21/21(22)_tsunashima.pdf)
2001年9月号 No.21【最新マレーシア事情】「クアラルンプール大司教表敬訪問記」(pp.22-25)

(http://jams92.org/pdf/NL27/27%2824%29_tsunashima.pdf)
2003年10月号 No.27【最新マレーシア事情】「カトリック教会クアラルンプール大司教の退任」(pp.24-30)

今読み返すと、大した内容ではないが、あの頃の日本の研究者の間では斬新かつ最初の記述だったのではないだろうか、と思う。また、非常に懐かしい気がするのも、JAMSとは長らくご無沙汰している上、どうやら私以外に、マレーシアのキリスト教世界に踏み込んで書き残したのは、今までのところ他にはいないらしいことを発見したからである。
。。。。
(http://jams92.org/NLindex03.html#christianity)

日本マレーシア学会会報『JAMS News』 第21号〜第57号 項目別目次

【マレーシアとキリスト教世界】

研究短信:「マハティール首相のヴァチカン訪問顛末記」
最新マレーシア事情:「クアラルンプール大司教表敬訪問記」
最新マレーシア事情:「カトリック教会クアラルンプール大司教の退任」
最新マレーシア事情:「マレーシアで開催された世界教会協議会会議」
エッセイ:「ムスリムとクリスチャン」
エッセイ:「マヤ先生のこと」
。。。。
それなら、遠慮せずに短信でもエッセイでも論文でも、どんどんもっと書けばよかったのか、というと、主人の健康問題を巡る家庭状況やイスラム研究の勢い等に押されて、それどころではなかった、というのが正直なところである。「頭は殆ど使っていないのに神経ばかり使ってくたびれる」ということの繰り返しだった。

それに、今から振り返っても、こんな狭い分野だけに時間やエネルギーを費やしていないで、もっと自分の気質に合ったクラシック音楽やユダヤ教やイスラエル事情やアメリカ外交政策、そして日本国内の地域史や神社神道や茶道文化検定や京都文化検定等の勉強に手を広げておいて正解だった、と思う。(もっとも、マレーシア研究の分野に関しては、放送大学大学院の勉強が一段落したら、資料を整理しつつ、また原稿書きを開始する心づもりでいる。就職は関係ないのだから、気が楽である。)

というのは、2003年7月に大学改革が始まって、研究の在り方が資金獲得上、極めて競争的になり、それまでは同じフィールドなら人間関係も協力的だったのが、熾烈な椅子取り競争と化してしまったからである。あらゆる面において、余裕がなくなったのだ。

第一、若手の研究者との前提知識がかみ合わなくなったことも、精神疲労の原因であった。例えば、向こうは臆せずマレーシアの大学に留学して、インターネットを駆使して自分のテーマだけを細分化して掘り下げることに夢中で、それによって大学での地位獲得に汲々としていた反面、私の世代以上は、もっと幅広い教養を身につけ、マレーシアのみに囚われない視野を必要としていた。今でもその差異は歴然としており、日本の大学の地位が低下ないしは劣化しているのも、そのせいだと思うのだが、一旦社会的地位としての研究職に就いた若手にとっては、(それが何か?)みたいに平然としている有り様である。

懐かしいのは、苦労して集めた資料やインタビューでお世話になった方々とのさまざまな出来事が蘇ってくるからである。1990年代から2000年代にかけてリサーチ協力をしてくれた方々の中には、既に逝去された人々も少なくない。また、いつの間にか連絡が取れなくなった人もいる。勿論、今でも時折、メールで連絡をくださる方達もいるが、大抵、それは英国の大学で博士号を授与された研究者に限る。

論文で充分な恩返しができなかった申し訳なさを踏まえ、マレーシアへ調査訪問した最後が2012年12月という、既に10年以上も前のことになる。ダニエル・パイプス氏の訳業に夢中だった丸6年間は、その意味で貴重であった。あの作業なしには、ただムスリム勢力に遠慮しながら、卑屈な思いで、違和感を抱きつつズルズルと狭い領域をこまごま綴る日々に終始していただろうからである。かてて加えて、主人の若年性かつ進行性の神経難病を巡る日々の不安と葛藤である。

そのような中、私が今こうしていられるのも、一旦離れて他の勉強を手掛けたからに他ならない。

それにしても、Anthony Soter Fernandez大司教様が2016年11月に枢機卿に昇格されるとは、想像もしていなかった。

日本では、大阪大司教でいらした池長潤氏(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071206)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080117)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20080204)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20090102)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20160224)が枢機卿として推薦されるよう、カトリック教徒内部で動きがあったと聞いたことはあるが、結局、叶わなかった。

カトリック中央協議会によれば、2018年5月20日に大阪大司教の前田万葉氏が、世界の枢機卿団の213人の中で、日本人として6人目の枢機卿に選出された、という(https://www.cbcj.catholic.jp/2018/05/21/16733/)。歴代の日本人の枢機卿は、土井辰雄(東京大司教、枢機卿在任は1960—70年)田口芳五郎(大阪大司教、同1973—78年)里脇浅次郎(長崎大司教、同1979−96年)白柳誠一 (東京大司教、同1994−2009年)濱尾文郎(教皇庁移住・移動者司牧評議会議長、同2003−07年)の5人で、白柳枢機卿が亡くなってから、日本は枢機卿不在となっていたという。

私のリサーチの主目的は、東南アジアのイスラム圏マレーシアにおけるカトリックを中心とした世界観の違いを炙り出しにすることでもあった。

(2023年4月25日記)
。。。。。。。
もう一人、昇天されたマレーシアの教会指導者がいらっしゃる。お目にかかったことはないが、資料上でお名前は拝見していた。

UCAN(https://www.ucanews.com/news/malaysian-church-mourns-pioneering-bishop/101089)

Malaysian Church mourns pioneering bishop

Bishop James Chan Soon Cheong was the first bishop of Malacca-Johore Diocese
Bishop James Chan Soon Cheong (1926-2023)

by UCA News reporter
24 April 2023

Catholic Church in Malaysia mourned retired Bishop James Chan Soon Cheong of Malacca Johore Diocese, the first native bishop of the diocese hailed for his efforts in implementing the church’s renewal process and pastoral activism in the light of the Second Vatican Council.
Bishop Chan passed away at MAJODI Center in Plentong of Johor state on April 22 at the age of 97, says an official announcement.
Despite his advanced age, the former bishop who served the diocese from 1972-2001, had “good health until his demise,” the release stated.
He was buried at Ulu Tiram Catholic Cemetery in the state capital Johor Bahru following a funeral Mass led by Bishop Bernard Paul at the Sacred Heart Cathedral on April 24.
James Chan was born on July 26, 1926, in Selama of Perak state. He was the eldest of six siblings.
He studied at St. Xavier’s Institution in Penang state, but his education was hampered due to World War II. He resumed his studies in 1946 at St. George’s Institution, Taiping, and graduated in 1947.
At the age of 24, he entered a seminary in Singapore when the Malacca-Johore was part of the Singapore Diocese. He was ordained a priest for Penang Diocese on Aug. 9, 1959.
He served the diocese in various capacities from parish priest to administrator until Dec. 22, 1972, when Pope Paul VI appointed him the first bishop of Malacca Johore after creating a new diocese by taking territories from the Archdiocese of Malacca-Singapore.
He was ordained bishop on June 8, 1973, by Archbishop Tan Sri Dominic Vendargon of Kuala Lumpur, who greatly influenced his leadership and pastoral activism.
Archbishop Vendargon, who attended Vatican II (1962-1965) sessions, was disappointed at the slow pace of changes taking place in the church despite years of study of the council’s documents.
This led to a renewal movement in the Malaysian Church with the adoption of the Second Vatican Council’s idea of aggiornamento (renewal and reform) of the Church in 1976. Late Malaysian Cardinal Soter Fernandez was among the leading figures in the movement.
In his diocese, Bishop Chan continued the renewal movement. His personal experience of a post-Vatican II Renewal program at the East Asian Pastoral Institute (Philippines) prompted him to engage with clergy and laity for the renewal in the church.
Bishop Chan served as the secretary general and treasurer of the Catholic Bishops’ Conference of Malaysia and was chairman of the National Commission for Social Communications; the Ecumenical and Inter-religious Affairs; and the Commission for Charismatic Renewal.
Besides, the prelate commissioned the construction of MAJODI Center in Johor, which offers a home for the elderly, a day-care center for children, and a place for retreats and formations for Christian groups in Malaysia and Singapore.
During his tenure, he also oversaw the reconstruction of various churches, chapels, and multi-purpose halls for parishes. He invited at least seven religious congregations including the Jesuits to serve in the diocese.
In 1992, Bishop James Chan published a book about his life and spirituality, entitled “When The Fruits Of The Rambutan Tree Are About To Ripen.”
Following his retirement in 2001, Bishop Chan started residing in Graceville, a retirement village he built for elderly priests.
In his message, Malacca Johore Diocese chancellor Father Lawrence Ng said Bishop Chan was known as “a warmer person” and “a vibrant and passionate pastor” who genuinely loved the people he served.
As the news of his death spread, many posted on social media site Facebook to thank God for his life.
Philippine-born Nare Aguillon Cellan said Bishop Chan cared for Filipino migrants like him.
“I was with the St. Therese of the Child Jesus parish in Masai. Bishop James has given me an introductory letter to promote the Cenacle of the Immaculate Heart of Mary of the Marian Movement of Priests,” Cellan said.
“Such a good bishop, a good human being. We are going to miss him,” wrote Adrian Longanathan.

(End)

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日本文化を守りたい!

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649308663344152576)
Lily2@ituna4011
クリーニング屋さんでの会話。
この冬物セーターは、実は学生時代に買ったもので、あれから30年以上経っても、まだ着られる。当時は中国製なんか買う人もいなかった。最近では、皆が安い服を着ているけれど、中国製は新品の時はいいが、裏を見ると雑な仕上がり。長持ちしない。
4:06 PM · Apr 21, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649309996629528577)
Lily2@ituna4011
日本製は、見えないところもきちんと作ってある。質もいい。 私のスカーフも、実は二十代の時に買ったもの。当時は、若いうちだけ、と思っていたが、今みたいな時代になると、充分引き立つ。質がしっかりしているから。
店員さんが、
私達も、それわかります。国産は持ちがいい、
と。
4:12 PM · Apr 21, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649314352976232448)
Lily2@ituna4011
最後には、
こういう日本の文化をずっと守りたいですねー
で、楽しく気持ちよく外へ。
4:29 PM · Apr 21, 2023

(2023年4月21日転載終)
……….
2023年4月41日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650247919411556352)
Lily2@ituna4011
京都が本部「日本ローマ字会」解散 「漢字仮名交じりは非合理」改革唱え100年超  | 京都新聞
6:18 AM · Apr 24, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650258231057608705)
Lily2@ituna4011
梅棹忠夫氏の時代は終わった。 古文書会のますますの発展を!
6:59 AM · Apr 24, 2023

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2023年4月24日投稿

《古文書を読めない国民にされた》

☚ 伊丹の古文書研修、月一度、一時間半の遅々とした歩みながらも、頑張ります!
☚ 確かに、隣国を笑っている場合じゃない!
☚ 子供達の英語の早期教育よりも古典の勉強の方が、長い目で見てしっかりとした人生を歩めると確信。(社会に出てから、一目置かれて、女性の場合は特に「身を守る術」にもなります。)
☚ 但し、AIに頼るならば、元も子もありません。隣国と同レベル、否、英語力は隣国の方が遥かに頑張っています!負けるなニッポン!
。。。。。。
(twitter.com/ituna4011/status/1650103941378744320)
Lily2@ituna4011
令和5年4月23日執行伊丹市議会議員選挙投票速報/伊丹市 http://city.itami.lg.jp/SOSIKI/SENKAN/33654.html…
☚ 夕方になっても投票率が28.13%って!
8:46 PM · Apr 23, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650252893470195714)
Lily2@ituna4011
選挙権をいただいた二十歳から、海外勤務等の日本国不在時を除き、必ず投票を。 昔は政治がよくわからなかったが、自分なりに考えて、毎回、投票している。結婚してからは、夫婦一緒に投票所へ。
6:38 AM · Apr 24, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650253650571448320)
Lily2@ituna4011
たかが一票、されど一票。一票の重みは強い。 せっかく与えられている選挙権、義務と責任感でしっかりと行使を。自分の国は自分で守る。
6:41 AM · Apr 24, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650273914990497792)
Lily2@ituna4011
立憲民主党の候補者は、学歴や職歴やルックスが格好いいので、余裕のある時代における浮動層の中間都市住民向け。だが、政策や見解の一つ一つは、実行不可能で自己中心的な「文句垂れ」が目立つ。中には、有能なのに所属政党を間違えていないか、という人もあり。無党派ならば当選可能な人も?
8:02 AM · Apr 24, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650099239882727424)
Lily2@ituna4011
実家のある愛知県の某町では、選挙の投票証がありました。その後暮らすようになった大阪府の某町や兵庫県伊丹市では、一度もいただいたことがありません。 仕方がないので、投票受付で手渡す封書で届く紙を自宅でカラーコピーして、記名した立候補者の名前を裏に書いて、毎回ファイリングしています。
8:28 PM · Apr 23, 2023

(2023年4月24日転載終)
……………..
2023年4月25日追記

令和5年4月23日進行の伊丹市議会議員選挙(https://www.city.itami.lg.jp/SOSIKI/SENKAN/33654.html)によると、

不在者投票を含めた確定投票者数は-

有権者数が男女合わせて164,046人に対して、投票者数は男女合わせて64,024人。人口約20万人の伊丹市で、投票率は39.03%。

(2023年4月25日記)
。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1650741590368063489)
Lily2@ituna4011
エレベーターで顔見知りの60代ぐらいの女性と、立ち話。最近の日本はおかしくなっている、子供ばかりに税金を投入せず、長い目で人生や社会全体を考えて欲しい、という意見だった。
3:00 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650747881186549760)
Lily2@ituna4011
ひとり親家庭は、子供一人につき3万円が我々の税金から出るらしい。しかも、片親が働いて収入があり、自分の親と同居しているため、家賃や光熱費は抑えられる。それで、案外に余裕ある生活らしい。甘やかさないで、再婚するなりして、他人の働き分を平気で受け取らないで欲しい、とのご意見。
3:25 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650748991490125826)
Lily2@ituna4011
また、最近の若い人達は、学校で自分の意見を出すように教育されているため、意見ばかり出して何もしない、と。 昭和時代には、たとえその場では理不尽だと感じても、目上の話は黙って聞き、自分で考えたものだ、と私も同意。
3:30 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650750123193024514
Lily2@ituna4011
今、80歳以上の人達は、月30万円の年金を受け取っている、と聞いた。その頃の年金制度は、これ程寿命が伸びた人口を抱えるとは予想していなかったため、だそう。 だから、若い人達の社会負担が大き過ぎて、今はやたら子供に甘い政策になっている、との由。
3:34 PM · Apr 25, 2023

Lily2@ituna4011
実際に30万円の内実は不明。一人暮らしの80歳以上が皆、30万円の年金だとは思えない。 介護相談を見ると、義理親が貯蓄ゼロで、年金だけでは特養にも入れない、という事例が散見される。

Lily2@ituna4011
とにかく、私達が若い頃は、おじいちゃんおばあちゃん、長生きしてね、とは思っても、今の若い人達のように、いきなり介護話に連結する発想はなかった。もっと希望や夢があった。頑張れば道が開ける、と。

Lily2@ituna4011
老後は嫁に面倒を見てもらうのが当然、と最初から介護の話を若夫婦に持ち出す親世代の依存意識も問題ではある。一方、家の義務から逃れたくて、仕事を言い訳にする若い女性側の問題もないわけではない。

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650751441710235648)
Lily2@ituna4011
だが、子供もやがて大人になる。税金で甘やかされた子供が成人した暁には、その次の代に、同じく中高年を切り捨てる考えをされるだろう、と。 また、コロナの3年間に、特養ホームなどがどんどん潰れていったらしい。不安を抱えながら暮らしている一人暮らしの中高年をどうするか。
3:39 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650758959433908224)
Lily2@ituna4011
文化施設が切り捨てられそうになる懸念を共有。伊丹は元来、文化的に良い土地柄だった。 その方は、義理のお父様の家系が有名な画家だった由。叔母様が芦屋にいて、宝塚やベルギーにも暮らした経験がある、とのこと。
4:09 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650760032081043456)
Lily2@ituna4011
失礼ながら、見かけによらず。だからこそ、人様の話は聞いておかなければならない。 その方は、駅前で頑張っていた若い候補者達に、私に話したような内容を意見として伝えた、とのこと。
4:13 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650761347867754496)
Lily2@ituna4011
以前、伊丹市は市議の人数が多過ぎたため、住民の間で署名を集めて今の定員に減らした由。それでも多様性を謳っているので、今や議員さんの見解がバラバラだ、とのこと。 この辺り、しっかりした意見を持つ女性住民の存在は頼もしい。 寒くなってきたので、立ち話はここで終わった。以上。
4:19 PM · Apr 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1650778715226533888)
Lily2@ituna4011
平成のいつ頃からか、急に日本が変になってきた。大学もどんどんレベルが下がって、おかしくなっている。他所から来た若い職員が、サービス業のように、市役所や公共施設で、自分の分担だけ済ませている感あり。公務員ではなく、職員、と名乗る現在。
5:28 PM · Apr 25, 2023

(2023年4月25日転載終)
。。。。。。。
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2023年4月23日投稿

2016年12月上旬、主人と行きました。大阪育ちのため、御由緒を知っていました。
(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20161208)
《先週の土曜日には、主人が選んだ中華料理店で昼食の後、北御堂と高津宮へ連れて行ってもらった。》

(2023年4月25日転載終)
。。。。。。。
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2023年4月25日投稿

この日のことは忘れ難い。同志社大学での業務2年目に入って3回目の授業の日だった。
「尼崎駅を利用して来られた方、いませんか?お友達や知り合いは大丈夫でしたか?」と冒頭で尋ねたが、誰もいなかった。
当時、京田辺キャンパスと今出川キャンパスの両方を週に何度も行き来する学生がいることさえ、驚きだった。
2019年8月23日の夜、もうすぐ統廃合される予定の伊丹市にある近畿中央病院の一階控室で、この病院がJR尼崎事故の救援活動により、大臣から表彰されたことを知った。

(2023年4月25日転載終)
………….
2023年4月26日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1651038503571181569)
Lily2@ituna4011
追加
無党派の立候補者は考え方がわからないから投票しにくい、という意見に対して、私の返答は、
自民党内でもリベラル左派みたいなことを主張している政治家がいる。それなら、無党派の方が自分の主張を真っ直ぐ出して世に問うことができる。
10:40 AM · Apr 26, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1651040370107768832)
Lily2@ituna4011
女性候補で、
私には夫も子供もいます! ジェンダー平等、女性が生き生きと暮らせる社会を!
と訴えながらも、肝心の夫が表に出てこない場合は、説得力がない。ダメな政策だ。 一方、候補者一人だけで奮闘せず、奥さんや親族が一緒に写真におさまって、家族ぐるみで応援しているなら安心。
10:47 AM · Apr 26, 2023

(2023年4月26日転載終)
………….
2023年4月27日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1651088017078235136)
Lily2@ituna4011
伊丹には空港と自衛隊基地の両方があるので、立候補者に
元自衛官
という肩書が目立つ。有利に働くからだ。一方、以前暮らしていた大阪府下の選挙区は、辻元清美の縄張り地だったため、
戦争反対!憲法9条守れ!
という雰囲気だった。
1:57 PM · Apr 26, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1651088833130405888)
Lily2@ituna4011
同じ旧摂津国なのに、この違い。
2:00 PM · Apr 26, 2023

(2023年4月27日転載終)
……….
2023年5月6日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654703061066223627)
Lily2@ituna4011
ボーイスカウトやガールスカウトのような少年少女達の精神社会教育運動は、キリスト教由来だとばかり思っていた。なぜなら、1990年より前の時代、マレーシアの都市部のしっかりした子供達は、大抵、ミッション系学校でスカウト活動に参加し、国の各界の指導者層になっていたからだ。 日本では、神社。
1:22 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654704419789996038)
Lily2@ituna4011
大阪府に暮らしていた頃、行基由来だという710年創立の神社 では、スカウトの子供達が境内で飯盒炊さんをし、木造家屋で寝泊まりをし、朝は禰宜さんから訓話を聞いて、お詣りしてから帰って行くのを時々目撃した。 一昨日いただいた下鴨神社の冊子にも、スカウトの話が記載されている。
1:27 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654709631695065090)
Lily2@ituna4011
スカウトの起源は、1909年の英国は倫敦。今や世界171ヶ国に6000万人の会員がいる由。 日本のスカウト運動は、古き良き日本の価値観が世界に広がる文化となるような目標を有しているようだ。
1:48 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654713507248734210)
Lily2@ituna4011
日本のスカウト運動が神社主導というのは、実に賢明な選択。 欧州ではキリスト教由来のスカウト運動だとしても、日本もそれに倣っていたら、みすみす文化的植民地主義を自ら受け入れることになり、日本の伝統文化が破壊されてしまう。それは、心ある欧州人の望むところでもない、はずだ。
2:03 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654715604803416064)
Lily2@ituna4011
最近、GHQの神道指令をめぐる古い論文を何本か読んでいるが、苛立たしく、腹立つことばかり。日本の宗教事情を誤解したまま、戦勝国の驕りが見え見え。 戦前の日本人キリスト教指導者の論文は、国史や神道、仏教、儒教そして皇統譜をしっかりと咀嚼した上での記述。日本的キリスト教だと言える。
2:11 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654725483689574400)
Lily2@ituna4011
社会階層が上位だったからでもある。
2:51 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654718481873645569)
Lily2@ituna4011
古文書も読めず、万葉集もそらんずることのできない程度の人達が、戦後は勝ち誇ったように、偶像崇拝だとか何とかと言い広めて、理屈だけで日本を貶めるような伝統破壊をしていった。 何か発生するとすぐ、黙示録を読め、と。今まで一度も実現したことがないのに、繰り返し主張。
2:23 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654720021585887232)
Lily2@ituna4011
今一番怖いのは、中国でもロシアでもなく、日本国内の左派メディアだ、と聞いた。 新聞、テレビ、学校教科書の一部、大学教育、医療福祉、戦後入って来た新興宗教とキリスト教や仏教や神社神道の一部も、その影響下にある。保守派を名乗る人にも、要注意。
2:29 PM · May 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1654721721918951425)
Lily2@ituna4011
法曹界も左傾化している、と聞いていたが、現役弁護士さんの話では、本当の左翼弁護士は5-8%だ、との由。 但し、そういう少数派がメディアで目立つため、知らずに影響されてしまう。
2:36 PM · May 6, 2023

(2023年5月6日転載終)
……………
2023年5月21日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1657976031909920768)
Lily2@ituna4011
頑張ってください。 昨今の急激な動きには、何らかの作為を感じております。 ひとたび本件を通したら、次々に案件が押し寄せるような予感がします。
2:07 PM · May 15, 2023

(2023年5月21日転載終)
……………
2023年6月28日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1673819272232189952)
Lily2@ituna4011
ジェンダーレス
ペーパーレス はんこレス
7:23 AM · Jun 28, 2023

(2023年6月28日転載終)
……………
2023年8月27日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1695445180869144740)
Lily2@ituna4011
日経の特にコメント欄、記者の思い、みたいなのは全然ダメです。時間の無駄です。 記事そのものに文句を言うのではなく、何故そうなのか考える材料だ、と私は思っています。
11:36 PM · Aug 26, 2023

(2023年8月27日転載終)
…………….
2024年2月11日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1755963954965467565)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/eUBwAdySEWc?si=K05W5sn0C8GhI7wf… via @YouTube
☚  文学者の話が貴重だ。 背後の辻元清美、大阪府の島本町や高槻市では、よく見かけました。
11:36 PM · Feb 9, 2024

(2024年2月11日転載終)

Posted in Christianity, Japanese culture, © 2023 by Ikuko Tsunashima-Miyake | Leave a comment

雑感あれこれ

(https://blog.goo.ne.jp/pkcdelta)

《福武先生は「一日の終わりに診療した患者のことを思い出し,ノートにつけて勉強している」》
《知識は不可欠だが,それだけでは不十分であり,好奇心(患者への人間としての興味)が大切で,さらに観察力,幅広い注意力,型にはめない推理力・思考力が必要だ》
《ガイドラインや診断基準に安易に当てはめるだけではダメということである。それらはある意味で過去のものであり,それらをマスターすることイコール臨床力ではない》
《「症候学は古い学問ではない。日々最も新たにならなければならない分野であり,『最新』の研究こそ症候学のversion upに寄与しなければならないし,寄与しない研究は意味がない」》
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1648209397397745666)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/t90t0uVKjV4 via @YouTube
「学術論文でデータ化されていないものたくさんあり。」
☚ そうです!私の書いたものも巧妙に出ておりません!
3:18 PM · Apr 18, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1648211557866958849)
Lily2@ituna4011
ネットでアクセスできない情報は何か、ということがわかる人の方が力をつけていく、という竹田氏の助言は貴重。アナログ万歳!私は併用型です。
3:27 PM · Apr 18, 2023
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1646733910024544260)
Lily2@ituna4011
コロナで日本人留学生9割減 学生の「内向き」突出 https://nikkei.com/article/DGXZQOUA070YV0X00C23A4000000/…
《英国は2割、オーストラリアは3割を超える。》
☚ 旧宗主国や移民国と日本は違う!
☚ 国内の日本人学生や日本人卒業生をもっと大切にしてください!
☚ 母校の論文集は中国と韓国の留学生ばかり掲載されています!
1:35 PM · Apr 14, 2023
。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1646806941543571457)
Lily2@ituna4011
国産の榊と中国産の榊では、お値段が3倍ぐらい違う。 但し、持ちも3倍違う。国産は、大晦日に買って、4月半ばの今も若葉が芽吹く程、長持ちしている。 結局のところ、国産の勝ち! 榊は国産を買いましょう!
6:25 PM · Apr 14, 2023
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1646803055340568578)
Lily2@ituna4011
夕方の買い物の前に、近所をぶらぶらと写真を撮りながら歩いていたら、ランドセルを背負った小さな男の子が、
何してるの?
とまとわりついて来た。
公園で遊びたいけど、ママに言っていないから、電話貸して、と。
6:10 PM · Apr 14, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1646803764173754368)
Lily2@ituna4011
びっくりして、 おばちゃんが誰か知らないんでしょ?知らない人から電話を借りたらダメ。おばちゃんが悪い人だったら、どうするの? 知らない人からお金を借りたらダメ。車に乗ってもダメ。
うん、お金は知ってる。でも、ママに電話したい。
6:13 PM · Apr 14, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1646804410109165568)
Lily2@ituna4011
まだ一年生、学校入ったばかりで、こんな時間にまだおうちに帰っていないの?もうすぐ雨が降りそうだから、もう今日はまっすぐ家に帰りなさい。 おうちはどこなの?わかる? おばちゃん、これから買い物だから、ここから一人で帰りなさいね。大丈夫?
うん。
6:15 PM · Apr 14, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1646805517942288385)
Lily2@ituna4011
気になって、名前を目視で覚えてから、別れた。 信じられない。私が小学校に入学した半世紀前には、一年生は集団下校で、幼稚園よりも早く家に帰ったものだ。 入学して10日ぐらいなのに、ランドセルを背負ったまま、夕方5時過ぎまで、ぶらぶらしている小1の子がいるなんて!
6:20 PM · Apr 14, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1646805700520321024)
Lily2@ituna4011
先生は何してる? 親御さんは、心配しないのだろうか?
6:20 PM · Apr 14, 2023
。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1646802387473145856)
Lily2@ituna4011
私も研究会で行ったことがあります。温泉の湯気があちこちで沸いていました。
6:07 PM · Apr 14, 2023
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1647955715967840258)
Lily2@ituna4011
山本美希 | アナウンサーを探す | NHK アナウンス室 全国のNHKアナウンサーの情報が大集合!「番組名」や「氏名の一部」「生育地」などからも検索できます。知りたいアナウンサーの素顔に即アクセス。 http://www6.nhk.or.jp/a-room/search/detail.html?i=519…
⇦ ピキ。
10:30 PM · Apr 17, 2023
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1648204651765051392)
Lily2@ituna4011

https://nikkei.com/article/DGXZQOUE2752U0X20C23A3000000/…

《2022年の外国人労働者数は過去最多の182万人となり、40年に今の3.5倍になるとの予測》
☚ 日本国民の活用を!
2:59 PM · Apr 18, 2023
。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1648204953700405248)
Lily2@ituna4011
2015年5月上旬、訪問いたしました。
3:00 PM · Apr 18, 2023
。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1648220384012144640)
Lily2@ituna4011

https://ganjing.com/vi-VN/video/1fc4533d2cp5JvZZKaG53O3b21is1c?fbclid=IwAR3VAsy4kLZCSq_3hQE3JYwlkCrwfVb-nYnZpHWcEeaMHS4ae0CNM8Euzj8…

☚ 古い演奏録音は味わいがある。
4:02 PM · Apr 18, 2023
。。。。。。。
(https://twitter.com/ituna4011/status/1648445191140028416)
Lily2@ituna4011
ネギ鴨。
6:55 AM · Apr 19, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1648566921321906176)
Lily2@ituna4011
鴨葱?
2:59 PM · Apr 19, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1648596882564984833)
Lily2@ituna4011
はい、うちの主人がよく「破れ鍋に綴じ蓋」と共に「鴨が葱をしょって来た」と言っていました。
4:58 PM · Apr 19, 2023
。。。。。。
(http://twitter.com/ituna4011/status/1646706681299214336)
Lily2@ituna4011
木曽三川の悲劇・宝暦治水事件~薩摩義士と家老の平田靱負は腹を切る https://bushoojapan.com/jphistory/edo/2023/04/13/74041… #武将ジャパン via
@bushoojapan
⇦ 鹿児島の神社前 でも頭を下げました。
11:47 AM · Apr 14, 2023
。。。。。。
(http://twitter.com/ituna4011/status/1646704899672150016)
Lily2@ituna4011
若い人を重視して、新風を吹き込もうとする風潮はわからなくもない。だが、見落としてはならない点は、 若くても視野が狭い人達 の存在。
11:40 AM · Apr 14, 2023

(http://twitter.com/ituna4011/status/1646705165972688896)
Lily2@ituna4011
中高年よりも視野狭く固まった考えの若者達、 何とかしてくださいね。
11:41 AM · Apr 14, 2023

(2023年4月19日転載終)

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マレーシア首相とイスラム主義

この話題を取り上げる前に、まずは過去の拙ブログを再掲。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20071110)

ムスリム指導者の公開書簡 (3)

《ムスリム公開書簡に署名した前副首相Datuk Seri Anwar Ibrahim 氏が、自らイスラームとキリスト教の共通価値の促進者であると発言したこと。これは、1970年代半ばから後半にかけてABIM(マレーシア・イスラーム青年運動)の議長だった氏が「イスラームは全人類への呼びかけであるため、マレーシアのすべての人々に受け入れられるはずべきものである」と主張していた内容と合わせて、よく検討すべきである。》

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20161126)

東京での会合の要諦

《お父さんが選んだとしても、イスラームは全人類のための普遍宗教だと、お父さんはおっしゃっていました。それではなぜ、完全ではないキリスト教の学校にしたのですか?イスラーム学校に行かなかったのは、なぜですか?》

《パイピシュ先生は、何と1983年から、アンワル氏が危険な原理主義者だと著書に書かれていたのだった。(Daniel Pipes, “In the path of God: Islam and Political Power” Basic Books, pp.128, 251, 314, 326)。シカゴ大学で、故ウィリアム・マクニール教授の下(http://ja.danielpipes.org/article/13633)(http://ja.danielpipes.org/article/15772)、若き日の輝かしい経歴出発の門出として、パイピシュ先生が生き生きと世界史を教えていた頃、当地で勉強していたアンワル氏と出会ったという。》

2022年11月26日付過去ブログ「アンワル・イブラヒム第10代首相」(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=3840)
2022年9月1日付過去ブログ「ムスリム同胞団の危険性」(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=3313)
。。。。。。。
(https://twitter.com/DanielPipes/status/1645888426565312513)
Daniel Pipes دانيال بايبس @DanielPipes
@SamWestrop breaks new ground in his brilliant article on the connections between Malaysia’s PM @AnwarIbrahim, the International Islamic University Malaysia (
@OfficialIIUM), and the Virginia-based International Institute of Islamic Thought (
@IIITfriends).
5:35 AM · Apr 12, 2023

(2023年4月12日転載終)
。。。。。。。
(https://twitter.com/samwestrop/status/1645865227295117314)
Sam Westrop@samwestrop

1/ American Islamists are using Malaysia as a testing ground for their own radical ideas. The Virginia-based International Institute of Islamic Thought (IIIT) advances Islamism through two proxies: International Islamic University Malaysia (IIUM) and the Prime Minister’s office.

2/ Prime Minister Ibrahim has been involved with both IIIT and its ideological offshoot IIUM from the very start. Ibrahim is, in fact, a founding figure within both institutions. Malaysia’s new prime minister, it seems, is also American Islamism’s new prime minister.

3/ In just the first 5 months of his premiership, Ibrahim has been busy praising and implementing IIIT’s ideas, especially focused on using the notion of “Islamization of Knowledge” in the education system to expand Islamist control over the country.

4/ Ibrahim on his planned education reforms: “There is no success to the conquest if you fail to understand the first decade of Salahuddin’s rule.. the decade of consolidation, the decade of ‘dawah’ … the decade of making education centres as a centre of excellence.”

5/ All of this illustrates a broader trend. The West is no longer a mere outpost of radicalism for Islamists in the Middle East and South Asia; instead, the West now hosts many of the leading centers of Islamist thought, which export their ideas to all corners of the world.

4:03 AM · Apr 12, 2023

(2023年4月12日転載終)

ユーリ注)西洋人は、イスラムに関する調査をしていても、ムスリムの人名を西洋風に解してしまう。上記では「イブラヒム」としているが、これはアンワル・イブラヒム首相のお父様の名前を指す。ご本人の名前は「アンワル」のみである。マレーシアでは、華人でも日本語の話せる人は「アンワルさん」のように呼んでいた。
。。。。。。。
(https://islamism.news/2022/12/09/american-islamisms-very-own-malaysian-prime-minister/)
Focus on Western Islamism

Exposed: Malaysia’s New PM Advances U.S. Islamism
by Sam Westrop
9 December 2022

With a founding figure of American Islamism now holding high office in Malaysia, it seems likely that this important far-Eastern country will soon become a major supporter and key ally of Western Islamism.
On November 24, Anwar Ibrahim became Malaysia’s tenth prime minister, following a tumultuous few decades waiting in the wings, during which time he served several jail terms, purportedly on trumped-up charges, and has been at the center of extraordinary political dramas featuring unusual alliances and stunning betrayals.
Largely ignored amid excitement in international media over the emergence of a purported “reformist,” it is worth noting that Ibrahim is in fact an Islamist.
Ibrahim’s radical roots lie with Angkatan Belia Islam Malaysia (Muslim Youth Movement of Malaysia), or ABIM, which he co-founded in 1971. A thesis published by Georgetown University (where Ibrahim happens to be a senior fellow) examines ABIM’s role as an offshoot of the Muslim Brotherhood, a violent international Islamist movement regarded by Western policymakers as a key driver of radicalization and terror.
Ibrahim’s Islamism includes fervently anti-Jewish ideas and open alignment with a genocidal terror group.* A proud supporter of Hamas, Ibrahim has previously attacked a “Jewish-controlled” public relations firm, alleged “Zionist” conspiracies influencing his opponents and “directly involved in the running of the government,” and he has boasted of his efforts to “remove renowned Islamic scholar Dr Shaikh Yusuf Qardhawi’s name from [the U.S.] terrorist blacklist.”
The late Sheikh Qaradawi served as spiritual leader of the Muslim Brotherhood, and was best known, the Counter-Extremism Project notes, for advocating “the murder of Americans, gay people, and Jews through his writings, speeches, and fatwas.”
Such hatreds, it must be pointed out, are not new for Malaysian statesmen. Ibrahim’s own former mentor, former Prime Minister Mahathir Mohamad, has long served as a vociferous anti-Semite himself, with an occasional but highly noticeable habit of Holocaust denial.
What is new, however, is that Anwar Ibrahim is not just a Malaysian politician, but an important figure within American Islamism as well.
Ibrahim serves as the chairman of the International Institute of Islamic Thought (IIIT), often referred to as the leading thinktank of the Muslim Brotherhood in the West. Ibrahim, in fact, co-founded IIIT.
As documented by federal agents and counter-terrorism researchers, IIIT is a key component of a Virginia-based operation named the SAAR network, a collection of Islamist groups investigated in the 2000s for their terror finance ties. Today, the SAAR network’s nonprofit organizations (which excludes its vast array of associated vastly wealthy private corporations) report an astonishing combined total of over $400 million of assets in America, a considerable portion of which flows through IIIT – making the group and its associated bodies the wealthiest network of Muslim organizations in the United States.
Most likely because of Ibrahim’s influence, IIIT has grown a significant presence in the far-East, with offices in nine separate countries in the region. In Malaysia, IIIT partners closely with the International Islamic University of Malaysia (IIUM), an institution of which Ibrahim served as president for a decade.
In his address as IIT chairman in 2019, Ibrahim reaffirmed his commitment to Islamism, from ideas about the imposition of Islamic law to key Muslim Brotherhood concepts such as the “Islamization of Knowledge.”
Just a few months before the recent election, Ibrahim continued to identify himself as chairman of IIIT. Indeed, Ibrahim’s Twitter account shows years of close, continued involvement with IIIT activities.
In October, IIIT’s Malaysian branch hosted an event with Ibrahim to launch his political manifesto: “SCRIPT for a Better Malaysia: An Empowering Vision and Policy Framework for Action.” The book, available in a glossy English-language PDF, is perhaps also aimed at his Western supporters. Indeed, in an apparent reflection of Islamist-progressivist mingling in the West, Ibrahim’s Malaysian manifesto features a significant number of Western progressivist ideas that have been adopted, or at least paid lip service, by Western Islamist groups such as IIIT in recent years.
For all Ibrahim’s dozens of mentions of “diversity,” “sustainability” and “inequalities,” he also advocates Islamic finance and banking, sharia, and references Islamist thinkers and writers, including various IIIT publications and Western Islamist-influenced reports on “Islamophobia.”
That IIIT played a role in the recent elections is noteworthy. Anwar Ibrahim’s rise to power is not just a victory for the Islamists of the East; he is the progeny and the triumph of Western Islamism as well.
Ibrahim’s involvement with American Islamism did not just take place through IIIT. Over the decades, Ibrahim has written articles in support of research by prominent Islamist organization the Council on American-Islamic Relations; spoken alongside convicted terror financiers such as Sami Al-Arian at Turkish regime events; and addressed major American Islamist conferences hosted by the Islamic Society of North America (ISNA) as a keynote speaker.
And American Islamists have been loyal to Ibrahim. In 2000, to applause from Islamist voices, ISNA reportedly rescinded a speaking invitation to Ibrahim’s former mentor, former Prime Minister Mahathir Mohamad, following Mohamad’s efforts to purge Ibrahim from his administration.
In the West, some journalists and analysts have placed great hope in Ibrahim as Malaysian leader. Several fawning articles in New Lines Magazine, for instance, describe Ibrahim’s rise as a “milestone in contemporary Muslim politics” and praise the Prime Minister as “a passionate champion of the more tolerant, pluralistic society” who has moved on from the “conventionally conservative views” of his youth, and whose “understanding of Islam has also evolved, from a belief that the religion’s benefits are exclusive to its own adherents to a conviction that Islam can provide universal benefits for all people.”
The notion that Ibrahim is now a calmer, “evolved” moderate is a particularly common claim.
And yet, in recent years, Ibrahim has consorted openly with prominent extremist leaders, including the late Yusuf Al-Qawadawi. He has also broadcast the support he has received from Tunisian Islamist ideologue Rached Ghannouchi, whom he praises for helping to “mobilize the struggle.”
Little has changed. In the days following his election victory, Ibrahim made his continued commitment to international Islamism and its terrorist offshoots abundantly clear.
On November 27, Ibrahim posted on Twitter a video of him speaking with Ismail Haniyeh, leader of the U.S. designated terrorist group Hamas. Speaking in English, Ibrahim states that his own election victory is also a victory for the “Palestinians and the ummah” and pledged to “work together, inshallah, to redeem the lost image and also role of the ummah.” Ibrahim subsequently also spoke to Hamas’s political leader Khaled Meshal, former chairman of the Hamas Political Bureau.
While in most cases, media puffery can be explained by journalists once again not doing their jobs, in the case of New Lines Magazine, it is perhaps noteworthy that the outlet – despite being a generally well-regarded publication that often produces interesting analysis penned by some respectable analysts – is a project of Ahmed Alwani, the vice-president of IIIT.
There is one puzzle. Despite Ibrahim’s close ties to American Islamism, his election received scant notice in the public statements of American Islamist groups and their officials. After scraping thousands of social media accounts and newsletters, FWI found only one mention: Ibrahim’s recent election win was celebrated by the Islamic Society of North America, which likened Ibrahim’s roots in ABIM to ISNA’s own roots in the (Muslim Brotherhood-founded) Muslim Student Association in the 1960s.
Why so little applause otherwise? Even IIIT’s website or social media does not carry a mention that its own chairman is now Prime Minister of an important Muslim majority country.
One possibility is certainly that American Islamists, or Prime Minister Ibrahim, do not wish to draw additional public attention to such connections. The other possibility is one FWI has posited before: that the Muslim Brotherhood is a declining force in the United States, supplanted by other Islamist networks such as a new generation of Salafis and resurgent South Asian Islamists. These ascendent Islamist networks will certainly benefit from Ibrahim’s government, although they perhaps feel less inclined to boast about it.
These other Western Islamists have certainly worked to develop their ties to Malaysian Islamist institutions in recent years. Ibrahim’s IIUM in particular has partnered with groups such as the Illinois-based, Qatari-funded Furqaan Foundation as well as the modernist Salafi Yaqeen Institute. IIUM’s academics, meanwhile, address D.C-based proxies for North African Islamism, such as the Center for the Study of Islam & Democracy, as well as Jamaat-e-Islami organizations such as the Muslim Ummah of North America.
American Deobandi scholars such as Sheikh Amin Kholwadia address IIUM events, while America’s most famous imam, Omar Suleiman, is a proud recent graduate of the university. Suleiman declares Malaysia his “second home” and has met with Anwar Ibrahim.
While in Malaysia, Suleiman has repeatedly also visited Zakir Naik, an important international Islamist figure wanted in India, but protected from extradition by Malaysia, on charges of money laundering and allegations of terrorism links. (Anwar Ibrahim has praised the “eloquence and “knowledge” of Naik, who previously declared that “every Muslim should be a terrorist” and once expressed praise for Osama Bin Laden.)
With the recent death of Yusuf Al-Qaradawi and the passing last month of Muslim Brotherhood’s political leader Ibrahim Munir, there is good evidence some sections of Middle Eastern Islamism are collapsing. But in the West and far-East, however, other networks appear in ascension.
FWI has previously noted four major state patrons of Western Islamism: Qatar, Turkey, Iran and Pakistan. Perhaps Malaysia should now be added to that list.

* Sam Westrop is director of Islamist Watch, a project of the Middle East Forum

*An analyst interested in Malaysian Islamism or with tackling the threats of global anti-Semitism might find it useful to download a full copy of Ibrahim’s website archives. Many of his posts from years past have been deleted, most likely as part of a sanitizing exercise on Ibrahim’s part. Over half a million archived files and pages from the website, however, are available to download through the Wayback Machine. We have uploaded a list of all the available files, which can be found here.

(End)
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(https://islamism.news/2023/04/11/american-islamisms-prime-minister/)

Focus on Western Islamism
American Islamism’s Malaysian Prime Minister
11 April 2023
by Sam Westrop

Under Islamist Prime Minister Anwar Ibrahim, Malaysia now serves as a testing ground for the ideas and ambitions of a powerful American Islamist network based in Virginia. Ibrahim and his Western Islamist backers’ newfound power illustrates an important new trend: the flow of Islamist ideas is reversing direction. In stark contrast to the past, Islamists in the West are no longer reliant on foreign patrons, but are now themselves leading exporters of radicalism to the East.
In recent months, Malaysian Prime Minister Anwar Ibrahim has spoken at a steady series of events concerning the threat of “Islamophobia” from the West. Ibrahim’s rhetoric on this issue is not just his own; the language and intellectual arguments around his pronouncements are identical to those advanced by an Islamist network led by the Virginia-based International Institute of Islamic Thought (IIIT) and its Malaysian offshoot, the International Islamic University Malaysia (IIUM).
Indeed, both groups are a consistent presence within Ibrahim’s busy schedule. In February, for instance, the Prime Minister addressed an IIIT conference titled “International Forum on Islamophobia,” organized by the American Islamist organization “in collaboration with
[Malaysia’s] Foreign Affairs Ministry and Prime Minister’s Department.”
At the event, Malaysian officials, alongside IIUM speakers, warned of the threat posed to Muslims by freedom of expression. The IIIT conference in February also served to launch a new book on Islamophobia within “popular culture,” written by a Western academic closely involved with both the IIUM and IIIT. The book, produced by a Turkish Islamist publisher controlled by IIIT, features an endorsement on its back from Ibrahim.
Not many prime ministers would be inclined to take time out of their schedules to organize or speak at events with foreign thinktanks about subjects far removed from the everyday concerns of their constituents. And yet this book launch was just one of half a dozen IIIT or IIUM events Ibrahim has spoken at since his appointment as prime minister just five months ago.
The IIUM-IIIT axis is the public face of a powerful close-knit Islamist network that now wields enormous political power. Ibrahim has been involved from the very start. He is, in fact, a founding figure within both institutions. Malaysia’s new prime minister, it seems, is also American Islamism’s new prime minister.
The IIIT-IIUM Network
Anwar Ibrahim co-founded the International Institute of Islamic Thought (IIIT) in 1981. Often referred to as the leading thinktank of the Muslim Brotherhood in the West, today, the IIIT is just one component of a far-reaching Islamist network in the United States known as the SAAR Network, a vast array of charities and private companies that hold assets of at least half a billion dollars. Indeed, IIIT and other SAAR network entities are among the wealthiest Islamic organizations in America.
IIIT’s Islamism is brazen. A 1989 IIIT document states that “ultimate loyalty to the nation-state is both impossible and blasphemous” for Muslims. Instead, the author advocates for a caliphate, blacklisting Muslims who oppose such theocracy. (In recent years, IIIT has also blacklisted Muslims who criticize the Turkish leader Recep Tayyip Erdoğan, ostensibly at the request of Turkish Islamist authorities).
In the past, the SAAR network, including the IIIT, is believed to have openly funded terror finance operations. But a federal investigation against the network, which led to law enforcement raids on IIIT’s offices, was shut down in the 2000s, reportedly because of political interference.
In an article noting the many Muslim Brotherhood ties of the IIIT, the Washington Post reports that one IIIT book, published in 2002 and titled Violence, calls for the state of Israel to be confronted with “fear, terror and lack of security.” The author, IIIT official AbdulHamid AbuSulayman, declares: “Fighting is a duty of the oppressed people” and that acceptable “targets” can be “civilian or military.” In an affidavit filed in 2003, a federal investigator described AbuSulayman as one of IIIT’s “ardent supporters” of the designated terrorist organizations Hamas and Palestinian Islamic Jihad.
AbuSulayman, who passed away in 2021, founded both the IIIT and IIUM. At both institutions, he worked closely with Ibrahim, a fellow IIIT co-founder. Ibrahim previously served as president of the IIUM, and, Malaysian commentators note, “supported IIUM from its very inception.”
Such close ties have held fast. Just a few months ago, IIIT and IIUM organized a joint conference in Malaysia, titled the “International Conference on AbdulHamid AbuSulayman.” The Prime Minister once again attended, speaking alongside senior IIIT and IIUM officials, and giving a speech in which he explained the importance of using education to facilitate “conquest” and the spread of Islam.
“There is no success to the conquest if you fail to understand the first decade of Salahuddin’s rule.. the decade of consolidation, the decade of ‘dawah’, the decade of education or the decade of making education centres as a centre of excellence.”
(pic) IIIT founder, Prime Minister Anwar Ibrahim, speaking about his planned education reforms
Alongside issues such as “Islamophobia,” the use of education to further Islamist control is one of the IIIT’s specialties. The Islamist troika, comprising IIIT, IIUM and the Malaysian prime minister’s office, is particularly keen on advancing the “Islamization of Knowledge,” a proposed framework developed by the IIIT under which all subjects can and should be taught and understood through an Islamic lens.
An IIUM paper published in 2013 clearly illustrates the Islamist agenda, noting that “Dr. Abdulhamid Abusulayman was instrumental in propagating this approach during his tenure as the Rector of IIUM (1988-1998). His emphasis was on the practical aspects of Islamization …. Focusing on seeking the foundations of sciences in the Qur’an and the sunnah, this approach to Islamization was mainly critical of traditional Muslim scholarship, in particular the mystics.”
In his own recent speech in Virginia as head of the IIIT board in 2019, Anwar Ibrahim explicitly reaffirmed his and the IIIT’s commitment to “Islamization of Knowledge” ideals. In August 2022, just a few months before taking office, Ibrahim declared “IIIT’s commitment to Islamisation and Integration of Knowledge” as key ideas for the “realisation of humane governance in Muslim societies and around the world.”
It is upon this Islamist framework that IIIT and IIUM’s relationship is largely based. Writing in 2020, former Islamist activist Dr. Mohd Rasdi recounts, in a brief history of his own, regretted radicalization:

The other Islamic agenda was about the Islamisation of knowledge. In the United States, the International Institute of Islamic Thought was born from the work of Ismail Raj al-Faruqi, a Palestinian born American scholar.
He gathered a group of Muslim scholars in the modern disciplines such as sociology, philosophy, sciences and anthropology and began a discourse of reframing the disciplines within the construct of an Islamic world view.
The traditional ustaz [teachers] were incapable of thinking critically and intellectually and so the onus fell on the non-ustaz to lead the charge. The International Islamic University Malaysia was a manifestation of that Islamisation of knowledge agenda.

While the IIIT describes IIUM as a “long-standing” partner and is a major provider of scholarships to the university, and the IIUM concedes that IIIT operates a “branch in IIUM,” it is perhaps more accurate to consider the IIUM itself to be that very branch – IIIT and Western Islamism’s flagship institution in the far-East.
As Prime Minister, Ibrahim has quickly set about advancing the IIIT’s Islamization of Knowledge program. In January, at the launch of another book produced jointly by the IIIT and IIUM, Ibrahim once again attended, declaring that “Islamic education syllabus” in Malaysia would be “reformed” and that “Islamic civilization” would be instilled at “every level.”
The influence and relentless involvement of the IIIT and IIUM has been noted by Ibrahim’s supporters in Malaysian media, who have named and praised IIIT, IIUM and Ibrahim for their coordinated contributions to the “elevation of Islamic thought” in the country.
American Islamists have also made much of their successful export. The April edition of a leading Islamist magazine produced by the Islamic Society of North America, a close partner of the IIIT, is devoted to the new Malaysian Islamist government.
Across multiple articles and editorials, American Islamist editors and journalists describe Ibrahim as a product of American Islamist “intellectual thought.” The publication heralds the new Malaysian Islamic government, and features writings by Ibrahim and others praising the work of IIIT and the IIUM in effecting this change.
These American Islamists declare: “Armed with a global view inspired by Islam, [Ibrahim] represents a hope for Malaysia, the Muslim world and humanity at large.”
Pan-Islamist Appeal
The IIUM’s usefulness is not limited to just the IIIT and Ibrahim’s branch of Islamism. This Western-backed institution attracts other Islamist actors in the West and elsewhere across the globe.
Salafi, Deobandi and Turkish Islamists, for instance, increasingly appear at conferences organized jointly by Western Islamist groups and the IIUM, and hosted in Malaysia.
Meanwhile, modernist Salafi groups, such as the Yaqeen Institute, a leading American organization, now regularly partner with IIUM academics.
Indeed, the founder of the Yaqeen, Omar Suleiman – perhaps the best-known imam in the United States – proudly announced in 2022 that he had successfully defended his PhD at IIUM, on the subject of Islamic Thought and Civilization, a popular IIUM teaching area based on the IIIT’s Islamization of Knowledge program.
The IIUM also finds willing partners in Wahhabis in both North America and Saudi, and works with Qatari regime institutions with a heavy presence in the West, such as the Qatar Foundation. IIUM officials even travel to Washington D.C. to take part in events hosted by Western extensions of Tunisia’s Islamist Ennahda movement.
Importantly, it seems IIUM may need the support of these Western Islamists more than these Western Islamists need IIUM. The university often advertises Islamist events in the West at which its more illustrious Western graduates speak.
The university also posts videos on social media, accompanied by Islamic pop-nasheeds [Islamic vocal music], featuring figures such as American imam Omar Suleiman visiting the IIUM campus.
Alongside IIUM’s overt involvement with international Islamism, some accuse the university of serving as a terror recruitment center.
As noted by the Meir Amit Intelligence and Terrorism Information Center, the terrorist group Hamas “conducts extensive social and cultural activities for students at the International Islamic University Malaysia.” Some recruits from the university are reportedly even “sent to a course in Turkey (at Hamas’ expense), given money by Hamas and then sent to Judea and Samaria.”
The Investigative Project on Terrorism, meanwhile, reports that Hamas leader Khaled Meshaal gave a speech at IIUM in 2013, in which he “advocated resistance and jihad.”
The IIUM also aligns itself with other violent Islamist movements around the world. The IIUM has bestowed an honorary doctorate, for instance, upon Khurshid Ahmad, a senior leader of the Pakistani branch of Jamaat-e-Islami, a dangerous South Asian Islamist movement. Ahmad has previously described the Taliban as “refulgent and splendid” and warned about the “implication of Europe’s [sic] being in the clasp of Jews.”
The IIUM’s website promotes Ahmad and other Islamists’ writings, not within a journal or as a publication in its library, but among a general list of Islamic “resources” provided to students. Other publications among the IIUM’s offered resources is a text by a Western Islamist convert advising students that “the Jewish community is to be viewed as an avid enemy of Islam.”
Despite this wide array of radicalism, the IIUM enjoys significant support from Western non-Muslim sources as well. The U.S. government discloses at least $725,000 of grants have been provided to the IIUM, mostly handed out in the last few years. Preposterously, the grants include State Department awards for combating “violent extremism.”
There is likely additional undisclosed funding as well. In 2018, a Department of Homeland Security center at the University of Maryland boasted that it was also working with the IIUM on a counter-extremism program, funded by the U.S. Embassy in Kuala Lumpur.
Significant funding arrangements and partnerships with the European Union and various European governments are also in place, although total amounts are difficult to ascertain.
A Geographical Shift
Over the past few decades, a distinct change has occurred within international Islamism. Wealthy Western Muslim communities, dominated by Islamist leadership, have established an enormous array of universities, thinktanks, charities, grant-making foundations and grassroots associations that now, in both wealth and influence, outstrip many of the organizations in Muslim countries on which these same Western Islamists once so heavily relied.
This success of Western Islamism, along with the declining interest in Islamism among the peoples of the Middle East, the exile of Muslim Brotherhood leaders from Egypt and the Gulf, and the dramatic ideological changes in countries such as Saudi and the UAE, have produced a curious geographical shift in the politics of global Islamism.
The West is no longer a mere outpost of radicalism directed from the Middle East and South Asia; instead, the West is a headquarters, hosting many of the leading centers of Islamist thought, which work to export their ideas to all corners of the world.
As a result, increasing numbers of Deobandis in South Asia increasingly look to the pronouncements of muftis in the United Kingdom for religious rulings. Countries such as the UAE include prominent British and American Muslim Brotherhood charities on their lists of Islamist terror groups that threaten the security of the nation. Indian newspapers, government officials and security figures, worry loudly and publicly more about the effect of American Islamist groups’ efforts to encourage and support extremism in Kashmir than the threat posed by radicalization among the country’s own 172 million Muslims.
And now, in Malaysia, the power of the IIUM and Prime Minister Anwar Ibrahim – progeny of a Virginia-based Islamist network – indicate the ease with which Western Islamism can now impose its ideas upon the East.
With the help of an Islamist Prime Minister who reached out to terrorist leaders upon news of his election win in November, it is now Western Islamism, not Saudi Wahhabism or South Asia’s Deobandism, that threatens to supplant the extant moderate Muslim presence in Malaysia; and soon, perhaps, elsewhere across the Muslim world.

(End)

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昭和も平成も令和も関係ない

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20100423)

《昭和も平成も関係ない。自分から売り込むんじゃなくて、他の人が評価するもの。自己評価を人に自慢するんじゃないの。あなた、そのままでは世間に負けてしまいますよ。》

(2023年4月8日転載終)
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上記のブログを書いた2010年4月は、神経難病の進行により、主人の職場での位置づけが研究開発グループの主力メンバーから下がった頃だった。だから、よく覚えている。

会社での居心地の悪さと将来への不安を抱えつつも、主人なりに、扶養家族としての私に心配をかけないようにと、必死で頑張ってくれていた頃だった。

そういう、こちらの状況をかなり知っていたはずなのに、久しぶりに対面してみると、この当事者の主からは、本当に非常識かつ失礼な対応をされていたのだった。

あの頃、京都で彼女が研究発表をするというので、私も出かけて行き、その後に、京都の町家を改造した和風レストランみたいな場所で会食となった。

そもそも、その研究会は彼女が所属していたものであり、私とは無関係。単に私は「発表者である彼女のゲスト、お客さん」という位置づけだった。

それなのに、懇親会の人前で「私みたいにやればいいのよ」「この人、何やってるのぉ!自分から売り込みをかけないといけないのに、平成になってもまだ、昭和時代のように黙っていて….」「バッカかぁ!」みたいなことを、大きな声で言ったのだった。

発表が無事に終了してほっとして、気が緩んだからでもあろうか。それにしても、結婚後一年で診断を下された若年性神経難病の夫を持ちながら、日々、薄氷を踏むような緊張と不安と葛藤の中にある者を、自己目的で呼び出しておいて、そんな物言いはないのでは?普通なら、「わざわざ来てくれてありがとう。交通費ぐらい、こちらで出させてもらうわね」ぐらい、言ってもよさそうなのだ。それを、出て行ったら目の前で氷水をぶっかけるような不愉快なことをされたのだった。

「上から目線」という流行り言葉がある。だが、それ以上の無礼さであった。
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このブログの話題の当事者は、私がマレーシア勤務から帰国した1993年に知り合った、二歳程年上の私立大学の教員。二つの修士号を東京の大学と英国の大学から授与されている。

十数年以上、結構いろいろと話をしていた。マレーシアと日本の間でも、進路相談等、手紙の交換をしていたし、帰国後も、結婚してからも、メールや電話をよくしていた。自分では、友達のつもりだった。彼女も「もしあなたが男だったら、結婚したい」と言っていた時期があった。

ところが、1997年11月の私の結婚披露宴には「大学の突発の用事ができたので」欠席。お祝いは「図書券」という….。

通常、欠席であったとしても、結婚祝いには、それなりに定番の品を贈るものでは?ここで既に「非常識」だと判断しなければならなかったはずなのに、私自身の感じた違和感は、私の心の狭さによるものだと自己反省してしまった若さ故の甘さがあった。

また、2006年には、彼女が推薦者となり、ある老舗の学会に入会することができた。その時にも、御礼の電話をかけると「こちらが推薦者の立場なのに、推薦状の返信用切手と封筒の同封がないなんて、どうかしている!」と注意された。その習慣は私だって弁えており、普段はそうしている。ただ、これまでの付き合いの親しさから、あまり仰々しくするのもかえって失礼かしら、と思って控えたのだった。

その学会には、2018年3月まで、ほぼ毎年のように口頭発表を継続して来た。ただ、彼女は一度も私の発表を聴きに来たことも、学会に顔を出したこともない。
。。。。。。。
冒頭の私のブログを読んだのであろう、その後、彼女からはぷっつりと年賀状も来なくなった。

大学教員として、学術研究者として、常に自分の方が知的で社会的にも上位にいて、どこか私を変にライバル視しつつ、牽制をかけているような印象だった。

最近ふと、(あれからどうしているのかしらね)と思って調べてみたところ……

・一度は別の大学に移ろうと考えて、転職の書類を用意していたらしい話も聞いていたが、少なくとも昨年までは、同じ岐阜の私立大学に准教授として所属したままである。

・所属大学は、最初は非常勤講師として女子短大に。正式に講師として就職した頃には女子大に昇格。それが少子化のために共学になり、続いて大学院も付設して昇格となり、いつの間にか名称が変更されていた。さらに、看護や福祉の学科も併設され、形態としては拡大しているように見えるが、巷の噂では、2014年頃には「危ない大学」「大学院はお勧めしない」「辞めていく教員が多い」等ということだった。

・彼女自身が私に語っていたところによれば、「中部地方では中堅の大学」という話だったが、インターネット上の偏差値では「35-40」程度で、いわゆる「Fラン」ということらしい。大学全体から見ても、底辺に位置するようである。

・大学の評判に関しては、教員の質は「やばい」とウェブ上に出ていた。例えば、「学内でコロナの陽性者が出ても対面での授業を強行」「授業に遅れてくる教員や理不尽に怒ってくる教員が居る」等である。近年では、不祥事が度々発生しているらしい。

結論としては、彼女は私をダシにして牽制しつつ、あたかも権勢を誇っているかのように振舞っていたが、実際のところ、そんな不安定な職場にずっとしがみついているならば、大したことないじゃないか、ということである。

研究者としては、研究論文や書籍出版等、個人業績が順調なのかもしれないが、私的領域でさえ、こんな態度や言動なら、その後も仮に付き合っていたとしても、碌なことはなかっただろう、と思う。
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それから2年後、私はダニエル・パイプス氏とウェブ上で知り合い、彼からの申し出によって訳業を始めることになった(https://ja.danielpipes.org/art/year/all)。2018年3月まで丸6年の作業だったが、いろいろな意味で、大変意義ある時期だった。

そして、英国の政治状況もわかるようになってきた今、無理矢理、失礼なことを人前で平気で言ってくるような人と我慢して付き合う必要もなかった、と改めて思う。

今は、すっきりと快適で、平凡だが平安な日々を過ごさせてもらっている。

だが、主人には精神的に負荷を与えてきたと申し訳なく思っている。そもそも、付き合う人が悪かった、ということなのだが、友達だと思って誘いに応じて出かけて行ったら、そんな無礼な言葉を投げつけて来て…..。それとて、素直で真っ直ぐな主人にとっては、(自分の病気のせいで、外ではそんなことまで言われて来たのか….)と内心、自責の念が募ったのではなかろうか、と思うのである。
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ところで、今日4月8日は、マーガレット・サッチャー女史の命日(2013年)である。早いもので、ちょうど10年が経つ。

その一年前の2012年3月24日に、私は主人と一緒に大阪の映画館へ行き、マーガレット・サッチャー氏の伝記風の映画を見た。

(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120325)
「2012-03-25 女性が政治の筆頭に立つこと」
(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20120326)
「2012-03-26 サッチャー女史のことを考える」

あの聡明なサッチャー氏にしても、晩年はアルツハイマー病になり、自分の政治人生もわからなくなっていた様子だった。
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(https://ja.danielpipes.org/article/16838)
「なぜ私は共和党を辞めたばかりなのか」
ダニエル・パイプス
『フィラデルフィア探究』
2016年7月21日
訳文: Why I Just Quit the Republican Party
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上記拙訳の中の写真のキャプションが奮っている。

「1996年に筆者と共にいるマーガレット・サッチャー:真の保守派は何と似て見えるか」

実際のところ、未だにパイプス氏は、自分のツィッター(https://twitter.com/DanielPipes)にも、サッチャー氏とのツーショットを提示し続けている。サッチャー氏の映画を見た翌日に、パイプス訳文の最初の7本を送信したが、今から考えても、何か不思議なご縁で繋がっているように感じる。

サッチャー氏とタッグを組む形で冷戦を戦ったアメリカのレーガン大統領も、晩年はアルツハイマー病だった。パイプス氏の父方祖父様も同病だったと、御父様が自伝風の本に書いていらっしゃる。そして、その御父様であるリチャード・パイプス氏は、私の主人や亡父と同じ病気により、晩年の数年を過ごした。
。。。。。。。
(https://www.facebook.com/photo/?fbid=5719237834852682&set=a.571321936310990)

2023年4月8日投稿

マーガレット・サッチャーの言葉

私の仕事は英国が共産主義に向かうのを防ぐことです。
不一致があれば、私たちは調和をもたらしたい。誤りがあれば、私たちは真実をもたらしたい。疑念があれば、私たちは信頼をもたらしたい。絶望があれば、私たちは希望をもたらしたい。
ヨーロッパは歴史によってつくられ、アメリカは哲学によってつくられた。
民主主義の根幹は、率直で力を込めた討論である。
強者を弱くすることによって、弱者を強くすることはできない。
労働組合が若者から仕事を奪っている。お金は天から降ってこない。地上で稼ぎ出さねばならない。
私は意見の一致を求める政治家ではない。信念の政治家だ。
人の一生は、最終的にその人の品格に左右され、品格は自分をどう形成するかにかかっている。

(部分抜粋転載終)

(2023年4月8日記)
………
2023年4月8日追記

冒頭の私立大学の女性教員の話だが、2010年頃、世の中の風潮としては「女性も職を持って」という勢いがあった。

彼女自身、「結婚のために大学の仕事を辞めることはあり得ない」と、私に度々断言していた。
だからこそ余計に、結婚のために仕事を辞めて関西に来た私としては、結婚後一年で、予期せぬ若年性神経難病の診断を下された主人との暮らしを、今後どのように紡いでいったらよいのか、毎日が葛藤の連続でもあった。

結果的には、「世間はそれ、認めると思いますけど」と言ってくださった保健所の保健婦さんの言葉が実現した。「それ」とはつまり、それまでの学歴職歴がどうであれ、神経難病の夫を支えながら、自宅にいて勉強をし、所属無しで学会発表を継続してきた私の在り方を、主人の勤務先(企業研究所)も認めたからこそ、大変にご迷惑だったとは思うが、最後まで籍を置いてくださり、何かと面倒を見てくださった、ということである。

仮に私が女性教員の言う通りにして、「自分の人生なんだから、私は自分の職を持つ」とばかりに外に飛び出していたとしたら、主人の病状はさらに悪化していたことだろう。せっかく縁あって夫婦になったのに、家庭生活もなおざりにしたままの、実に空虚な暮らしであっただろう。さらに、今、こうして平常心でいられたかどうか、心許ない。
。。。。。。
デジタル革命というが、確かに、良くも悪くも従来の在り方を一変した。のっぴきならない事情があって、自宅研修に励んできた私のような者でも、思いがけないところで見ていて、拾い上げてくださった方もいらしたのだと、今朝方、初めて知ったのである。

(https://www.jstage.jst.go.jp/article/ajiakeizai/49/10/49_57/_pdf/-char/ja)

アジア経済第49巻 第10号2008年10月
笹川英夫東南アジア学会、近年の活動」(pp.57-69)

上記の文中に、私の自由研究発表のタイトルが表に含まれている(p.62)。

2008年6月の「東南アジア学会」の春季大会で発表したものを、別の研究所が発行する冊子『アジア経済』に、笹川英夫先生が「学会展望」として投稿され、掲載されたものである。私にとって本当に思い出深い2008年6月の研究発表のことを書き残してくださった意義は、極めて大きい。

あの2008年という年、私は主人の病状や進行性という特質から、一刻も早く論文をまとめ、できるだけ落ち着いた家庭生活を送りたいと願っていた。結婚した翌年の1998年から2003年まで、毎年6月になると、現地へのフィールドワークを背中を押すようにして励ましてくれていた主人の気持ちに報いるためにも、この一年に賭けて、三ヶ月に一度、口頭発表をする決意でいた。年に4回の発表のつもりであった。

実際のところ、あの時に私のような立脚点から研究発表していた人は、国内ではいなかったと今でも思う。

ところが、「毎年発表するのは止めなさい」「ここはゼミじゃないんだ。こっちが来てよかったと思うような内容を発表してもらわなければ困る」「こっちの知らないことを発表されても、コメントの仕様がないんだよね」等と、文句たらたら言う人が続出(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20141204)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20180728)。あの時も、せっかく勇気を振り絞って発表したのに、内容の事実確認ではなく、大雑把に「あれじゃ困る」と言い出し、「三年ぐらい休みなさい」「ご主人が病気で暮らしに困っているなら、科研費を取りなさい」等と、理事を務める女性教員からも、わけのわからない話になっていったのだった。

あまりのショックに(今となっては、単なる著しい相互認識ギャップだったと思うのだが)、その後、東南アジア学会に出席することは一切ストップ。会員ではあるが、学会誌も見たくないという状態だった。

あの頃は、イスラム研究に研究費が潤沢に下りていた時期でもあり、学会員とてその風潮に乗せられていたように私には感じられた。だが、学術は学術である。イスラムを正面切って論じるのみならず、ムスリム自身が認める路線に沿った研究を、という暗黙の要請に対しては、(時間が経ったら当否が鮮明になる)と私は思い、同意できなかった。

それからは、主人の病状を考え、家庭生活を重視するように徐々にシフトしていった。勿論、資料収集だけは先にしてあったので、いつかは発表し、まとめなければと常に焦っていた。

主人には出来る限り、いい状態を保ちながら長生きしてもらいたいと願う一方で、現実には徐々に体が動かなくなり、時間が押していき、精神症状も多彩に展開していく。そのような気の抜けない張り詰めた毎日だとなれば、1996年12月22日に名古屋で出会った初日から主人に力強く励まされつつ(https://itunalily.hatenablog.com/entries/2009/12/14)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20161011)、私自身の研究データを現地や国内各地で必死に集めていた努力も、資料コピーの山も現地で買い集めてきた大量の本も、全部、ゴミとなってしまうのだ、という葛藤である。

今は、主人が遺してくれた時間とエネルギーとお金だと思う。

第一次コロナ緊急事態宣言の直後、病院から電話がかかってきた。そして、令和2年(2020年)4月7日の夜9時13分、還暦を前にして、主人は兵庫県川西市の(今はなき)協立病院の3階観察室で、人工呼吸器をつけたまま、心肺停止となった。満59歳8ヶ月と一週間の命だった。21年以上に及ぶ若年性パーキンソン病を原因とする誤嚥性肺炎、敗血症、多臓器不全であった。

緊急事態宣言を発出された安倍晋三首相も、昨年7月8日、衆人環視の中、突如、意表を突く形でこの世を去られた。

そして、主人より8歳、私より3歳もお若く、立命館アジア太平洋大学で教鞭を執っていらしたカンボジア研究の笹川先生は、2021年4月に突然、52歳で病死された。

(2023年4月8日記)
……….
2023年4月10日追記

3年前の今日の午前10時、市内で主人の葬儀が始まった。

第一次緊急事態宣言の3日後にも拘らず、京都からも多数、会社の関係者が次々と参列に来てくださった。また、弔電がみるみるうちに山のように積まれていった。

その30分前、2018年3月には訳業を辞めたはずの私宛に、ダニエル・パイプス氏からメッセージが入った。万事抜け目のないパイプス氏のこと、まずはツィッターのメッセージ欄に「メールしたよ」と連絡が入り、メールをiPhoneで見ると、次のようなお悔やみが記されていた。拙訳を示そう。

「親愛なるユーリ

哀しみのうちに書いている。勿論、僕は彼に会ったことはないが、僕は彼のことを少しは知っている。そして、あなたに対する彼の信頼と支援を非常に称賛するようになった。
あまりにも早く逝ったね。あなたが充溢した報いある人生を送り続けるよう希望している。前途には非常に多くのことがある。

心より ダニエル」

葬儀社の方が、「そりゃ、住んでいる世界が違うよ」と驚きながらも、「じゃあ、それを書き写した紙をご主人の左胸の上に置いて」と教えてくださったので、その通りにした。

パイプス氏の訳業を熱心に勧めてくれたのは、主人だった。それに、パイプス氏の実家のあるボストンやパイプス氏の母校(かつ御父様が教授をされていたハーバード大学)は、三菱の社費で留学していた頃の主人の行動範囲内だった。

このように、全く思いがけない展開で人との不思議な繋がりを感じつつ、私は今も思い出の塗り重ねを続けている。

(2023年4月10日記)

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放送大学大学院の話は続く

(https://twitter.com/ituna4011/status/1316945861943898112)
Lily2@ituna4011
まだ諸手続きも荷物の整理も終わっていないので、この半年は院の科目等履修生として6科目受講している。 難易度は…..ノーコメント。自分の本来の専門とは全く違うが、毎回の小テストは、慣れれば十数秒で満点が取れる。 しかし、その知識を有しているかどうかが、現場では大きく物を言うのだろう。
12:35 PM · Oct 16, 2020

(https://twitter.com/ituna4011/status/1398162886866862087)
Lily2@ituna4011
昨年秋から、放送大学院で医療看護学の基礎を学んでいる。 1. 旧約聖書にも、鬱病に関する記載があること。 2. 気分障害について、従来は自責感が中心だったが、最近では、他罰的で自己中心型が増加していること。 興味深い。
3:23 PM · May 28, 2021

(https://twitter.com/ituna4011/status/1398165693170798603)
Lily2@ituna4011
オンライン講座なので、パネルをノートに書き写し、看護師の国家試験用の分厚い本で、該当箇所を読み重ねる。 小テストを受ける。 この繰り返し。 看護師さん達には、主人がとてもお世話になった。昔とかなり印象が変わったことから、医療看護に関心を持つに至った。
3:34 PM · May 28, 2021

(https://twitter.com/ituna4011/status/1552163908701782016)
Lily2@ituna4011
全科目、一回45分の講義だが、集中して話が進むし、途中で止めてメモを取り、聴き直ししなければならないこともある。 実際、各課毎の考察課題や参考文献を真面目にやろうとしたら、とても時間が足りない。 要領良く単位を揃えて、 放送大学はレベルが低い、簡単だ、世間では評価されない、
2:28 PM · Jul 27, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1618142153502527488)
Lily2@ituna4011
今後は論文のみに集中しようと決めていたが、また一つ、同じプログラム内部で新たな関連科目を見つけてしまい、オンラインで受講することに。今しかできないかもしれないから、機を逃さす、やってみよう!
4:02 PM · Jan 25, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643574329433792512)
Lily2@ituna4011
今日の午前10時ジャストに始まった。 結構おもしろくて、お昼前と、午後外出から戻って来てからの2回に分けて、次々とオンライン講義を視聴。講義ノートは全課分、印字した。 早々とアンケートに答えて送信。誤字ミス通報も送った。 参考文献一冊を古本で注文した。
8:20 PM · Apr 5, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643574820054142978)
Lily2@ituna4011
我ながらやる気満々。 ずっとこの調子でいけるといいな。
8:22 PM · Apr 5, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643746039462240256)
Lily2@ituna4011
今回、受講したオンラインの1科目では、早速、担当の先生お二人が、「放送大学は知識の取得だけですからね」と不足を明確にご指摘。 つまり、現場での実践につなげて初めてモノをいう、と。 毎課の小テストと最終テストだけかと思っていたら、この科目では毎回のレポートが課題。 結構ハード。
7:42 AM · Apr 6, 2023

(http://twitter.com/ituna4011/status/1643760342680616960)
Lily2@ituna4011
「誤記等指摘フォーム」というものがあり、昨夕送信したところ、直後に放送大学担当課より、メール連絡があった。その約2時間後には、担当教員から修正連絡が入った。 迅速な対応だが、疑問も残る。 このオンライン講義は2016年開講。つまり、今年で7年目。 今まで誰も指摘しなかったのだろうか?
8:39 AM · Apr 6, 2023

(2023年4月6日転載終)
…………..
2023年4月8日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643887897853190145)
Lily2@ituna4011
ビデオ講義の中で、二十歳前後の私に顔や髪型や雰囲気がそっくりな若い女性が出演している。何だか昔の自分を見ているようで楽しい!若いって、本当にお肌がぴちぴちして瑞々しくて綺麗なんですね。
5:06 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643889352538456064)
Lily2@ituna4011
似ていると思ったのは見た目のみ。その女性が喋り始めたら、話し方も声も全然違っていた! 楽しい毎日だねぇ….
5:12 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643892398513348609)
Lily2@ituna4011
私の母校の一般教養の化学の教授の昔話。 その教授は何と、世界的な学会で凄い賞を受けられた力量の持ち主。 文系だったから、教える講義の専門性はそれほど高くはない。講義の楽しみは、従って、教室の中の一番かわいらしい女子学生を標的に、彼女が理解してくれるように念入りに準備したことらしい。
5:24 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643892723697737728)
Lily2@ituna4011
振り返れば、何と楽しい日々だったことか! フェミニストの罪悪は、こんなささやかな夢を潰したことにある。
5:25 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643898792226463747)
Lily2@ituna4011
彼女が笑ったり、うなづいたり、一生懸命にメモを取ったりしてくれる姿が、その教授には生きがいとなり、励みになったらしい。益々張り切って、化学の基礎を熱心に伝えようと準備に励まれたそうな。生きる躍動感あふれる逸話ではないか?
5:49 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643898792226463747)
Lily2@ituna4011
確かに、箸が転んでもおかしい妙齢の女性達。自分のつまらないダジャレにも素直に笑ってくれると嬉しいよね?今の世の中がつまらないのは、そういう単純さを理詰めと法的縛りで窒息させているからでは?
6:20 PM · Apr 6, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1643899230795485184)
Lily2@ituna4011
インターネット講義を受講しながら、講師の先生が嬉しそうな顔をして、ぴちぴち肌の若い女性4人を並べて楽しそうに講義している様子を見て、つい思い出してしまいました。勉強に戻ります。終わり。
5:51 PM · Apr 6, 2023

(2023年4月8日転載終)
………..
2023年4月20日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649024408210767875)
Lily2@ituna4011
今回のオンライン科目は、開講直後から毎日のように受講。講義ノートを全部印刷して、毎課のミニテストとレポートを除いて全部済ませた。ところが、3つの課で誤植ミスが発覚。結構大切なポイント事項なので、ミニテストを受ける前に「誤記等指摘フォーム」に3回送信。4月6日と8日に質問して回答待ち。
9:17 PM · Apr 20, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649024942674173952)
Lily2@ituna4011
初回は翌日に回答があったが、二回目と三回目の質問は今日まで無言。今朝になって、ようやく二回目の回答があった。 国民に膾炙した「ご指摘に感謝いたします」風。 しかし、二週間は長いなぁ。やる気が削がれて、そのままにしてある。三回目の回答は、担当講師が別の課なので、これまた…..
9:19 PM · Apr 20, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1649025454857392128)
Lily2@ituna4011
2016年開講の講義ならば、修正してから受講を呼びかけていただきたいところだ。 お互いの時間の節約のためにも…..。 気持ちを切り替え、課毎のレポートとミニテストを頑張ろう!
9:21 PM · Apr 20, 2023

(2023年4月20日転載終)
………….
2023年5月15日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1657897719216893952)
Lily2@ituna4011
放送大学大学院の今期のオンライン科目、開講直後の4月上旬に早々と8課の講義ノートを印刷して聴講。だが、2016年開講の科目なのに、3課分に致命的なミスがあり、誤植申請フォームで質問しても、2つの質問には回答待ちが続いた。 最終的に担当講師以外の方によるメール返信に偶然気づいたのが昨日。
8:56 AM · May 15, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1657898985359802369)
Lily2@ituna4011
本部に電話して問い合わせもしたら、事務の方は驚き、私の訴えに同意された。だが、その後、返事も修正も遅過ぎた。催促の質問もしたぐらい。 従って、各課の小テストとレポートが溜まりに溜まった。医療分野なので、このようなミスには信用をなくし、やる気も削がれて時間が無駄に。
9:01 AM · May 15, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1657899641323806720)
Lily2@ituna4011
問い合わせフォームの番号によると、どうやら同じような質問をしている受講生が多かった模様。
9:04 AM · May 15, 2023

(https://twitter.com/ituna4011/status/1657905010850820096)
Lily2@ituna4011
そのせいかどうか、今朝方の夢では、練習を全くしていないのに、ピアノ伴奏を引き受けてしまい、本番当日には、直前にメガネを忘れて見えないまま、会場に行こうとして迷い、広く立派な部屋をウロウロとしていた自分を見た。
9:25 AM · May 15, 2023

(2023年5月15日転載終)

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ある学術出版社の消滅

2023年3月23日付ブログ「春のお彼岸」(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=4299&action)では、以下のようにツィッターからの転載を記した。

・名古屋の鶴舞中央図書館を26年ぶりに利用した。

・名古屋市内の図書館で、摂津国の歌枕について調べて、コピーを取る醍醐味。昔は想像もしていなかった。

結婚前には頻繁に利用していた名古屋市立鶴舞中央図書館。懐かしい3階の開架式書架まで上がっていくと、吉原栄徳和歌の歌枕・地名大辞典株式会社おうふう平成20年5月20日発行)という10センチ程の厚さの本が目に留まった。

1997年11月に結婚して以来、ずっと旧摂津国(大阪府三島郡島本町と兵庫県伊丹市)に暮らしてきた者として、心当たりの地名を探ってみると、馴染みの場所が歌枕として頻出しているではないか!

つい夢中になって、複写時間を含めて、ギリギリ45分間も費やしてしまった。これ以上になると、一ヶ月前に予約しておいた帰りの名古屋発新大阪行の新幹線に間に合わない。

というわけで、ひたすら必死で作業をした。

自宅に帰り、ほっと一息ついてから、蛍光ペン片手にラインマーカーを引きつつコピーを読み進めていくと、何と記述にミスが見つかった。自分が20年以上も暮らしてきた土地の地名が間違っていたのだ。しかも、二ヶ所である。

そこで、ごく気楽に葉書で質問を書いてポストに投函した。それは以下の通りである。
。。。。。

・p.1624
「水無瀬」「水無瀬(の)川」の項で、上段と下段の二ヶ所につき、「三島郡島本町」とすべきところを、「島上郡島本町」と記載されています。これは何か意味があってのことでしょうか。

・p.1625
上段「水無瀬の里」の「地理」の項で、「(旧水無瀬庄)」とありますが、これは「荘」とどのように違うのでしょうか。

。。。。。
投函したのは、3月27日の夕方、自宅近くのポストである。それが、今日4月4日になって「神田」郵便局の印で「あて所に尋ねあたりません RETURN UNKNOWN」と押した葉書が返送されて届いたのだ。

上記の辞典が出版された奥付も複写しておいたので、そこに送ったのだが、もしかして会社の住所が今は違うのだろうか、と思って調べてみたところ、驚愕することが!
。。。。。。
(http://bungaku-report.com/blog/2020/03/post-706.html)

おうふう、廃業。
投稿日: 2020年3月5日

おうふうが「廃業」した模様です。
2月に取次店を通して書店には伝えられており(2月末で「廃業」、事務所も閉鎖)、その情報が次第に広がり始めたところでした。
3月に入り、電話が通じなくなり、公式サイト(http://www.ohfu.co.jp/)もアクセスできなくなっております。

(転載終)
。。。。。
え?何のこと?
今風に「おうふう」と平仮名表記の社名になっている。だが、1980年代半ばの国文学科の学生だった者として、講義用のテキストでも演習発表の準備でも長らくお世話になって来た堅実な出版社である「桜楓社」だ。その筋であれば誰でもピンとくるはずだ。
。。。。。。。
ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/おうふう)によると、以下の様である。

・株式会社おうふうは、東京都千代田区にかつて存在した出版社。学術出版社で、国語学や国文学などに関する著作を刊行していた。旧社名の桜楓社でも知られていた。桜楓社という社名は、日本大学の国文学者・鈴木知太郎がつけた。

・創業者は及川篤二(2010年没)。國學院大學出身で、学生時代に南雲堂桜楓社として創業、のちに桜楓社として独立。

・創業期に、中西進著『万葉集の比較文学的研究』を刊行、1970年に学士院賞を受賞した。資料集的のような書籍を出すことよりも、学者の研究成果を研究書として世に出すことを大きな柱としていた。及川に勧められて単著を書き上げ、それが評価された学者は多い。

・2020年3月初めに何の予告なく廃業したことが3月5日確認され、さらに同月18日には東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は4億7000万円に上る。 おうふうは、2021年3月12日に法人格が消滅した。

・所在地:東京都千代田区神田神保町1-54 英光ビル201
資本金:4,900万円

•1956年:創設
•1993年:「桜楓社」から「おうふう」に改称
•2020年3月18日:東京地方裁判所から破産手続開始決定を受ける
•2021年3月12日: 法人格消滅
•歴代社長:及川久子、古賀真利子、廃業時は坂倉良一

(転載終)
。。。。。。。
発行された書物には、以下のようなものがある。大学や公立の図書館所蔵用に出版されたものらしい。

日本民俗語大辞典』『和歌文学辞典』『古事記事典』『上代文学研究事典』『近代作家研究事典』『都道府県別 祭礼行事』(全47巻)『都道府県別 祭礼事典』(全47巻)『源氏物語別本集成』『源氏物語別本集成 続』『源氏物語古注集成 源氏釈』『講座源氏物語研究 源氏物語の注釈史

吉田精一著作集』(全25巻・別巻2)等は、学部生時代にお世話になったことがある。

こういう本を作るには、時間もかかり、大変な作業。だが、出版されれば絶対に長らく残るものなのに、一体全体、どうしたことか?

但し、私が閉鎖倒産に気づかなかったのは、その当時、主人が入院中だったからである。それに、私が質問葉書を送った該当辞典は、「東京都千代田区猿楽町1-3-1」の所在地だった。

著者の吉原栄徳氏は、昭和8年奈良県生まれで、関西大学大学院修士課程を修了後、30年以上、尼崎市の園田学園女子大学で契沖について研究。出版当時の現住所は大阪府豊中市ということになっていた。

いかにもいかにも、今の私と接点があるのに、何とも惜しいことを…..。尼崎に勤務され、受賞もたくさんあるのに、上記の誤植について、正誤表も出されなかったのだろうか?
。。。。。。。
図書館所蔵向け出版物が主力ということで、旧摂津国の大阪府三島郡島本町と兵庫県伊丹市の公立図書館に、この出版社がどのぐらい関与してきたかを検索してみた。
以下はその結果。

1)島本町立図書館

桜楓社(2件)おうふう(6件)

2)伊丹市立図書館

桜楓社(186件)おうふう(45件)

(2023年4月4日記)

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摂津 国人 三宅氏

(http://www.kdt.ne.jp/miyake/)

史料に見る三宅氏

1.三宅氏の荘園侵入

応仁・文明の大乱で守護が上洛、守護代の領国支配が不安定の中、三宅氏は、国人として在来の荘園支配のなかに侵入し、荘園制的村落秩序を破壊していった。

7月27日付河内守護高師秀宛・妙心寺文書

観応3年(1352年)三宅左衛門尉が河内国下仁和寺を押領した

8月24日付摂津守護赤松光範宛・実相院文書

観応3年(1352年)三宅出羽左衛門尉ならびに芥河右馬允らが園城実相院領摂津国新御位田領を濫妨した
中世における国人・土豪層の荘園侵入の実態を明らかにしてくれる春日社領垂水西牧に関する史料(豊中市・今西春定文書)に三宅氏の名がある
この荘園制的村落秩序の破壊は、守護大名にとっては危機をもたらすのもであり、文明9年(1477年)の乱終結で幕府は、荘園還付を行った。これに摂津の国人は反発し、既得権益の維持のため畠山義就と結託し国一揆を文明14年(1482年)に起こした。
これに対して、管領畠山政長・摂津守護細川政元の大連合軍は、畠山義就を打つため、国一揆の拠点である三宅城を文明14年に落し(「後法興院政家記」)、7月茨木城、吹田城を陥れ、苛烈な国人粛清を展開した。

翌年8月、吹田、池田両氏と共に淀川対岸の千丁之鼻(守口市)に城を構え、そこから50丁ばかりの地点で堤を切り、流れの水を氾濫させて細川政長軍を壊滅的な打撃を与えた(「大乗院寺社雑事記」)。

その後の国人懐柔策により、三宅五郎左衛門は延徳2年(1490年)12月に細川政元より「摂州少郡代に任命された(「蓮成院記録」1)
応仁の乱以後、国人層の社領介入が激化した春日社にとって御供米を確保するためには守護勢力の関与が必要となり、守護細川氏の被管三宅氏が徴納を請負い三宅一族がその任にあたったとみられる。(今西春定文書)

2.細川被官としての三宅氏

応仁の乱における三宅氏の動向(「応仁記」より)

東軍(細川方):畠山政長、斯波義敏ら総勢約16万
西軍(山名方):畠山義就、斯波義廉ら総勢約11万6千

摂津の国衆は、摂津守護であった細川勝元に組し、応仁元年(1467年)5月26日の早朝、次のように配置された。
先大手ノ口ノ北ヲ薬師寺ノ与一兄弟、摂州衆相副。大和衆ヲ加勢二加エ。大田垣ガ前ヘ被レ向。(中略)百々の透ヲバ三宅。吹田。茨木。芥川等ノ諸侍二仰セテ。能成寺ヲ南ヘ。平賀ガ所ヲ責ラルル也。

戦いは大手の口から火ぶたを切ったが薬師寺与一の率いる摂津国人衆の突撃が11年間にわたる戦乱の幕を切って落とした。
西軍の局面打開のための山口 大内政弘軍の上洛を摂津国でとどめようと東軍は摂津守護代秋庭備中守元明を急派したが、三宅三郎は戦死し、池田氏と共に大内氏へ降った。
文明元年(1469年)7月摂津地方が戦場になり、この時には、東軍に帰参し、山名是豊が大内勢を追って兵庫より山崎へ向かうが途中山田庄三宅館に陣を構えた(野田弾正忠泰忠の軍忠状)

細川澄元・高国の争いにおける三宅氏の動向

永正4年(1509年)、三宅氏は高国方に属し、摂津の国衆伊丹・河原林と共に細川尹賢を大将にして池田城を攻め落城させた(「細川大心院記」)。
永正8年、高国は摂津の国衆池田・三宅・茨木・安威・福井・太田・入江・高槻を堺にさしむけたが、和泉の深井(堺市)の合戦で負け(「瓦林政頼記」)、この時、三宅和泉守は戦死したと思われる。
同年、摂津国芦屋の戦いにも澄元軍が勝利をおさめ、澄元方諸将が上洛した時、摂津より「三宅出羽守・入江九郎兵衛尉・山中新右衛門尉・其外諸浪人数千人」(「瓦林政頼記」)が上洛したとある。

細川高国・晴元の争いにおける三宅氏の動向

大永6年(1526年)、摂津国衆の池田氏・三宅氏・吹田氏は今度は晴元方として立ち上がり、吹田に陣取って高国方の伊丹国扶ら伊丹衆と一戦を交えた(「細川両家記」)。

翌年2月、丹波の柳本軍が高国方の有力部将薬師寺氏の守る山崎の城を攻め落とすと「摂州上群芥川城、太田城、茨木城、安威城、福井城、三宅城ことごとく」(「細川両家記」)晴元方に服し、同12日、桂川の合戦で三好元長・柳本賢治の連合軍は高国を破って近江に走らせた。

一向一揆における三宅氏の動向

三宅氏一向宗門徒になる:初期の戦いには、三宅氏の動きはあらわれていなが、「私心記」の天文3年(1534年)には、「2月11日、三宅、御門徒ニ可成由、申候」とある、これは、細川被官であった三宅氏が門徒になったのである。この地方は本願寺勢力が大きいので、みづから有力門徒化した方が、農民支配をより強力にし、国人としての立場を有利にすると考えたのであろう。要するに三宅氏自身の政治的・社会的地位保全策として門徒化の道を選んだのである。
三宅氏両軍の仲介役となる:天文4年(1535年)6月、本願寺は晴元方と戦い、一揆数百人が討死した。その9月和議のため両軍の仲介役として三宅国村が選ばれた(「私心記」)。そして、天文6年(1537年)、「12月27日、三宅出羽守方へ、先年の右京兆(晴元)の和与の礼として、書状をもって鳥目50貫を遣わす」(「証如上人日記」)とあるのは、国村のこのときの功績をさしている。

三宅氏の寝返り:細川晴元を攻略して、細川高国の実弟晴国が管領細川氏の主になれば、三宅氏は、国人衆から大きく上昇することができると思い、三宅国村は、晴国をかついで大将にした。しかし、天文4年中嶋一揆の敗北の結果、一揆軍の敗北を見るやいなや、自分の身を守り細川晴元に帰参するために、自軍の将の細川晴国を自殺させた(天文4年(1535年)8月25日の「重編応仁記」)。これは、離合離散が常であった戦国の世の習いである。また、「細川両家記」では、この事件を長田忠致に裏切られた源義朝の故事に託して『昔義朝待賢門の夜いくさにかけまけさせ給。尾張国へ御腹めさるゝ事今更思ひ出られ。一入哀也ける。 』

三宅氏再度、故高国側につく:天文10年(1541年)9月、細川高国の妹婿である塩川政年が一庫城(川西市)で兵を挙げると、木沢長政・三宅氏・伊丹氏は、晴元に抗して塩川についた(「証如上人日記」)。

三宅氏再々寝返り:天文10年(1541年)11月、木沢軍が原田城(豊中市)を攻撃中に、三宅国村が細川晴元側で帰参するとのうわさがあり、孤立を恐れた木沢軍はあわてて陣をとき河内で帰った。事実、12月三宅国村は細川晴元軍に帰参した(「細川両家記」)。この三宅氏の帰参は、細川晴国の一件が高く評価されすぐに帰参を許されたが、同様に帰参を願い出た伊丹氏は、翌年の6月まで帰参を許されなかった。
天文11年(1542年)3月、木沢長政は河内で畠山稙長に攻め殺された。その27日には、細川晴元が摂津国から帰洛したが、三宅国村は騎馬で意気揚々と晴元に従っていた(「言継卿記」)。

三宅氏再々々寝返り:天文12年(1543年)7月、もと細川高国に属した浪人たちが、高国の跡目と称して細川尹賢の子氏綱をかついで兵を挙げ、晴元方と和泉で戦った。

三宅出羽守は、先には晴国をかついだ(「続応仁後記」)が、今度は細川氏綱にその夢を託したのである。
天文16年(1547年)になって、晴元方は総力をあげて摂津の攻略をはかり、原田城を落とした後、2月25日に三宅城を囲んだ。
「3月15日に外城責落さるゝ也。然ば城内より詫言して、同22日に本城も明渡す也。双方共悦也。」(細川両家記)
かくて三宅城は落ちた。この三宅城攻めにさいして、本願寺証如は、3月8・10・13日、それに落城後の24日、晴元および包囲中の各将へ、さらに三宅国村へも書状と品を贈っている(「証如上人日記」)。

江口の合戦(三好長慶 VS.細川晴元、三好政長)

天文17年(1548年)、細川晴元の執事三好長慶と晴元および三好政長との対立が深まった。長慶側は、三宅氏をはじめ芥川・茨木・安威・池田・原田・河原林・有馬氏などで、晴元・政長側は、伊丹・塩川氏であった(「足利季世記」・「陰徳太平記」)。
天文18年(1549年)3月1日長慶は伊丹城を攻めて城下に放火し、3月1日には中嶋を取り、榎並城に迫っていたが、同じころ三宅城は晴元側の香西元成に攻撃され、短時日のうちに落城した(「万松院殿穴太記」)。この時地元には「異伝」がある。

この後、三宅城は香西元成の拠るところとなったて、5月には細川晴元、三好政長も入城して、晴元方の要衝となった。6月17日に三好政長は、三宅城を出て江口に布陣したが、三好長慶は三宅城と江口の連絡を絶ったうえ、6月24日に江口で3000対3000人の激戦を展開し880人が討死し、ついに三好政長を敗死させた。そこで、細川晴元も三宅城を棄てて、近江の東坂本に逃れた。ここで三宅城には再び三宅国村らが戻った。
この戦いで明応2(1493年)以来続いた細川惣領家による「京兆専制」は消滅し、三好長慶が細川氏綱のもと、管領代として畿内の実権を掌握した。

その後の三宅氏

天文21年(1552年)正月に、三好長慶は将軍足利義輝を京都に迎え、2月に細川氏綱を管領とした。ところが天文22年(1553年)3月、将軍足利義輝は細川晴元を召し返そうとしたため、三好長慶の怒りにふれて追い出された。4月、三好長慶は芥川城を攻め、9月3日には、丹波攻めの軍を仕立てるが、三宅国村もその中にあり、三宅城で留守を守った一族の三宅村良は香西元成・三好政勝の大軍に攻められて戦死した(岡藩「諸士系譜」)。
その後、三好長慶は絶頂期を迎え、河内守護畠山高政と対立し永録5年(1562年)5月教興寺(八尾市)の一戦で三好長慶は、大勝した。この時三宅出羽守は畠山方へ一味して同月「摂州豊嶋群十里計放火共候つれば。此如成行候条。則晩景より我城を明。浪人にて候。」(「細川両家記」)とある。捲土重来を期した出羽守であったが、戦い利あらず遂に浪人となったのである。

その後、三宅氏は中川氏(茨木城)の家臣となり、文録3年(1594年)中川家の豊後岡藩(大分県竹田市)への転封で三宅氏も岡へ移り、その地で明治維新を迎えるにいたる。

このように、三宅氏は摂津の要衝にあって、いかなる陣営からも重要視される特異な存在であり、三宅氏自身も目まぐるしく揺れ動く戦乱の世にあって、権謀に身を処すことを保身の術として動乱に生き抜いた一族であった。

抽稿
「摂津国人三宅氏の出自と後裔」(大阪成蹊女子短期大学研究紀要 第16号)
「摂津国人三宅氏の動向」(大阪成蹊女子短期大学研究紀要 第14号)
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最終更新日: 01/29/05

(2023年4月3日無断転載終)

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引きこもり現象と少子化問題

2022年3月27日付ブログ「春のお彼岸 in 名古屋」(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=2273&action)

《その後は、スクールカウンセラーとして、引きこもりの親子の相談に従事されていたとのことである。(ちなみに、引きこもりは親に原因がある、とのことだった。)》
。。。。。。。
(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20140324)

《今の若い神学生達が、れっきとしたキリスト教系大学で牧師資格か博士号か何かを取得して教会に赴任しても、鬱病のようになっている事例が目に付くと話してくれたのだった。しかも、「年収が200万から300万円ですって?」(http://d.hatena.ne.jp/itunalily/20131103)と尋ねた私に、「いえ、そんなにありません。100万から200万円がそこそこで、だから奥さんが福祉の仕事をしたり、学校の先生をしたりして家計を助けているのです」と。》

《彼女の場合は、高校が進学校だったらしいが、人生に思うところあって、一時期引きこもりのような時を過ごしたそうで、その経験あってこそ、その鬱病になっている牧師の卵クン達にも叱咤できるのだということだった。「そんな、親に何百万円も出してもらって大学院出ても、世の中を甘く考え過ぎだ。教会のこと何もわかっていないのに、資格(学位)だけでやっていけると思う方が間違っている」と。》
。。。。。。
朝日新聞(https://www.asahi.com/articles/ASR306SRQR3YUTFL00N.html)

「ひきこもり」全国146万人、5人に1人がコロナ理由 内閣府調査
石川友恵
2023年3月31日

15~64歳でひきこもり状態にある人は全国で推計146万人いることがわかった。内閣府が31日、調査結果を公表した。子どもから中高年までの全世代の推計が明らかになるのは初めて。約5人に1人は理由の一つに「新型コロナウイルスの流行」をあげており、コロナ禍の影響も色濃く反映された。
 調査は2022年11月、全国で無作為に抽出した15~64歳の計約1万1300人が回答した。146万人という推計値は、15~64歳のうち約50人に1人がひきこもり状態に該当することになる。ただ、一部にはコロナの感染を恐れて外出を控えている人も含まれている可能性があると内閣府は説明する。
146万人のうち男性が約6割を占め、女性は約4割だった。ひきこもりとなった主な理由(複数回答)では、若年層の15~39歳で最も多かったのは「退職」の21・5%。次いで「新型コロナの流行」が18・1%だった。40~69歳では「退職」が44・5%、次いで「新型コロナの流行」が20・6%だった。
 ひきこもり期間は、15~39歳では6カ月~1年未満が21・5%、3~5年未満が17・4%だった。40~69歳では、2~3年未満が21・9%、次いで3~5年未満が16・1%だった。30年以上の人は1・9%いた。

(2023年4月1日転載終)
………..
2023年4月29日追記

(https://twitter.com/ituna4011/status/1652122728101728256)
Lily2@ituna4011
国内初の飲む中絶薬、厚労省が承認 WHO推奨の選択肢 – 日本経済新聞 https://nikkei.com/article/DGXZQOUE28CSZ0Y3A420C2000000/…
⇦ およっ?少子化対策は?
10:28 AM · Apr 29, 2023

(2023年4月29日転載終)

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