姫路駐屯地(陸自)のこぼれ話 

今年1月から軍事戦略検定試験講座「MSフォーラム」をオンラインで受講している。

講師は錚々たるメンバーで、西部方面総監の元陸将だった方の講義に早くも入っている。講義は毎週、各1時間前後で、パワーポイントのテキストが事前にメールで配信されるので、予習もできる。内容は、私の従来の読書や、防衛モニター用に防衛省から毎週郵送される『朝雲新聞』等を丹念に読んでいれば、ついていけないレベルではない。ポイントは、軍事の最前線で経験を積んで来られた専門家による体系的な講義である、という点だ。

そうしてみると、昨年1月9日の夜、放送大学大学院に提出した修士論文に対する口頭試問のために、半ば不貞腐れて東京から帰って来た夜、自宅の留守電が光っていたことが全ての始まりであったと言える。すぐに折り返し電話をかけると、姫路駐屯地の広報官である1曹氏が、小犬のキャンキャン鳴き喚く声に混じって、モニター採用の第一候補に挙げたい由、一生懸命にお話された。(一体全体、駐屯地のどこで犬を飼っているのだろう?)という素朴な疑問から始まって、全てが新鮮かつ刺激的で何とも濃厚な日々を送ることになったのだ。

朝雲新聞』も、最初の頃は、見るだけで圧倒されており、積み上がったままだったのを、5月下旬頃からスクラップノートに切り抜きを貼り付け始めた。また、You Tubeの元自衛官らを3人ほど選び、彼らのセルフ広報もどきの「自衛隊ネタ」映像を集中して見たりして、8月頃までは、暇さえあれば自衛隊一色の日々だった。

8月後半からは、PDコングレスでの学会発表が受理されたので、放置のままだった修論の資料等を整理し直し、ポスター発表の準備を始めたので、少しは落ち着いてはきたものの、再入学した放送大学の8科目の講義や中間試験、単位認定試験等も同時並行していたので、本当に濃密な時間を過ごしたわけである。

昨年12月2日夜には、姫路駐屯地から郵送されてきた書類の指示に従って、防衛省宛にウェブで定期報告書(と言っても、アンケート式)を送信した。同封されていた随時報告書は、即座に下書きメモを大量に書き散らし、年末年始をはさんで時間をかけて文章形式を整え、今年1月8日になってからメール添付と郵送で姫路駐屯地の広報課へ送った。締切り1週間前には提出できたのだ。

ここまで至るには、私なりの努力が必要だったが、とりあえず、役目を一通り果たすことができた。今年に入ってからも、神戸での阪神淡路大震災30周年記念式典や西宮での中部音楽隊の演奏会、姫路駐屯地での陸自ヘリコプター搭乗体験等、既に三つの行事に参加させて頂いた。

というわけで、長らくペンディング状態だった昨年11月下旬の姫路駐屯地記念行事の記録を、ようやくまとめる機会ができた次第である。
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☆姫路駐屯地創立73周年記念行事☆ みんな今日は姫路駐屯地に遊びに来てくれてありがとう!!楽しんでくれたかな?約4500人の方々が足を運んでくれて嬉しかったわ~!いろんなイベントの投稿がまだまだ続くから見てや~!また来年も待ってるで!! #姫路駐屯地 #記念行事
6:20 PM · Nov 24, 2024
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姫路駐屯地創立73周年記念行事!一斉射撃!#姫路駐屯地 #自衛隊
https://youtu.be/Yj484OV5FFw?si=uuzUU7EbSTNnRb4-… via @YouTube
11:07 PM · Nov 26, 2024
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瞬きしている間に、足音もなく部隊が立ち去って行かれました。高射特科隊なので、大砲連発の訓練展示もありましたが、なかなかお見事でした。 姫路レンジャーは精強さで有名です。地域性としては、伊丹よりものんびり穏やかな土地柄だと思います。
10:49 PM · Nov 26, 2024
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☆姫路駐屯地創立73周年記念行事☆ 第1弾として観閲式と観閲行進を載せていくでござる!それぞれ自衛官らしい凛とした姿や車両行進はきれいにバシッと決まっててかっこよかったよな~! まだ投稿は続くから次も待っててよ~! #姫路駐屯地 #記念行事
3:41 PM · Nov 29, 2024
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☆姫路駐屯地創立73周年記念行事☆ 第2弾やで~!今回は大迫力の訓練展示!バイクの入場シーンからワクワクしたな!特に #FH70 と #MCV の連続砲撃は一瞬たりとも見逃せなかったな~。どこを切り取ってもかっこよかった~!!次も続くよ! #姫路駐屯地 #記念行事
9:29 AM · Dec 4, 2024
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「どこを切り取ってもかっこよかった」という表現が、この駐屯地の広報官さんの愛らしいところです。
11:03 PM · Dec 19, 2024
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☆姫路駐屯地創立73周年記念行事☆ 第3弾!みんなの心に響く演奏をしてくれた音楽隊と白鷺太鼓!!体験試乗や装備品展示も多くの人たちが集まっていたで~。いろんなイベントを楽しんでくれたみたいやな~!ありがとう!次は最終弾やで! #姫路駐屯地 #記念行事 #国歌独唱
11:03 AM · Dec 7, 2024
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☆姫路駐屯地創立73周年記念行事☆ 番外編!影で活躍してくれていた勤務員編やで!大盛況に終わった記念行事やけど、それぞれの場所で縁の下の力持ちとして支えてくれた隊員たちがいてくれたおかげやで~。心からありがとう!! #姫路駐屯地 #記念行事
5:05 PM · Dec 10, 2024
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ありがとうございました!
1:48 PM · Dec 7, 2024
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最終回。お疲れさまでした!
3:31 PM · Dec 8, 2024
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LIVE配信 陸上自衛隊姫路駐屯地73周年記念行事 No.1 令和6年11月24(日)10時〜
https://youtube.com/live/zacA79K5VeI?si=wK9dkCWaDtnLVMEn… via
@YouTube
☚ これは永久保存版。得難く貴重な経験をさせて頂きました。
11:13 PM · Nov 26, 2024

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姫路駐屯地創立73周年記念行事!観閲行進!#姫路駐屯地
https://youtu.be/d_ry560XCQ0?si=x15L_g_NRkl8quFl… via @YouTube
☚ 出席いたしました!この駐屯地は、副連隊長さんがとても素敵な方です。
10:45 PM · Nov 26, 2024
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火砲の発射訓練や車両紹介 陸自姫路駐屯地、創立73年で記念行事
https://kobe-np.co.jp/news/himeji/202411/0018380698.shtml… via @kobeshinbun
← 約4700人。
5:19 PM · Nov 27, 2024

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https://youtu.be/aY0VNHbaDxo?si=EEKhHhpvkAv0O_wu… via @YouTube
☚ これは私は見られませんでした。屋内で祝賀会に出席していたので。
4:36 PM · Nov 28, 2024

(https://x.com/ituna4011/status/1862441449775907140)
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ありがとうございました!
7:20 PM · Nov 29, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1862392452524777592)
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2024年11月24日 陸上自衛隊姫路駐屯地 創立73周年記念行事
https://youtu.be/0C-RarlFdBk?si=scm_xzDDMeYb3U36… via @YouTube
☚ ここに私もいました!
4:05 PM · Nov 29, 2024
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https://youtu.be/8IRS9ezgQRU?si=8xMgXm7Wl7Wkj7Lj… via @YouTube
☚ 去年ですね。後でゆっくり拝見します。
3:48 PM · Nov 29, 2024

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Lily2@ituna4011
桂駐屯地の70周年記念式典でも歌っていらっしゃいました。映像で拝見いたしました。
10:38 PM · Dec 2, 2024
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https://youtu.be/t0Iih6BLrzg?si=-i9fZYlogSymKH3x… via @YouTube
生の歌声を聴かせていただきましたよ。
9:25 PM · Dec 10, 2024

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Lily2@ituna4011

https://www.youtube.com/watch?v=d_ry560XCQ0

姫路駐屯地創立73周年記念行事!観閲行進!#姫路駐屯地
☚ じ~んと感動しました!
9:27 PM · Dec 10, 2024

(https://x.com/ituna4011/status/1866396444116275346)
Lily2@ituna4011
もう一度、ありがとうございました!
5:16 PM · Dec 10, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1866461849623159071)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/XlEiHS9gS0A?si=tKnybOgQjBcGaFzJ… via @YouTube
☚ 祝賀会に出ていたので、こちらは映像で拝見いたします。
9:35 PM · Dec 10, 2024

(https://x.com/ituna4011/status/1866678967144681561)
Lily2@ituna4011
レンジャー訓練展示 基礎訓練編 姫路駐屯地記念行事2022 陸上自衛隊 Japan Ground Self-Defense Force https://youtu.be/rne13Cy0oro?si=FG_BRqX6Kjbbcgc9… via
@YouTube
☚ こちらは祝賀会出席のため見られませんでした。姫路レンジャーは精強さを誇っているようです。
11:58 AM · Dec 11, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1867180564341768333)
Lily2@ituna4011
https://youtu.be/uU4T8Ndm_94?si=bZHP9o7VJxCD4ONY… via @YouTube
☚ ここは、副連隊長さんがとても素敵な駐屯地です。
9:11 PM · Dec 12, 202·
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(https://x.com/ituna4011/status/1867545601237479567)
Lily2@ituna4011
陸上自衛隊 姫路駐屯地 創立73周年記念行事 観閲式・観閲行進
https://youtu.be/3d8C98UEJAU?si=hEcwGjlvjNjdOc70… via @YouTube
☚ 私も映っていますよ。
9:22 PM · Dec 13, 2024
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【番外編】

(https://x.com/JGSDF_MA_3D/status/1861683650636734564)
陸上自衛隊第3師団@JGSDF_MA_3D
【実射訓練】  第36普通科連隊(伊丹)は、東富士演習場(静岡県)において、120mm迫撃砲射撃訓練を実施しました。昼間の射撃に引き続き夜間における照明弾射撃を実施し、射撃指揮能力及び射撃能力の向上を図りました。 #陸上自衛隊 #第3師団 #第36普通科連隊 #迫撃砲
5:09 PM · Nov 27, 2024
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(2025年2月19日転載終)

Posted in Japanese culture, © 2024 by Ikuko Tsunashima-Miyake, © 2025 by Ikuko Tsunashima-Miyake | Leave a comment

献血を再開した

連続15回400ml献血を、2年半ぶりに今月から再開した。
半年に一度ずつ、大阪府三島郡島本町と高槻市(松坂屋前とイオン前)で繰り返してきた献血を、体重50キロを切ったために終了としたのが、令和4(2022)年12月のこと。従って、最終日は令和4(2022)年6月27日ということになる。詳しくは、過去ブログをどうぞ。

2022年12月14日「今後の献血は…」
(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=3934&action)

だが、今年に入って1月30日に伊丹市内の保健センターで年一回の健康診断を受けた際、採血の時に「あ、まだ献血できるよ。今は確か、65歳まで大丈夫だったんじゃない?」とご年配の保健婦さんか看護婦さんから言われた。
体重は、あれから食欲も出て、毎朝、ゆで卵一つに自家製フルーツゼリー一つ、すり黒胡麻入り砂糖なしコーヒー一杯を最低限の朝食としてからは、50キロ以上52キロ以下を維持するようになった。(外出予定で忙しい時等、このメニューは目覚めと最低限の必須栄養素が摂取でき、時短にも有効である。)

健康診断の時には、服を着たままで51キロ(身長150センチ)ということで、「このまま、増えすぎず減らさずにね」と言われた。つまり、献血再開可能だ、ということだ!

早速、一週間後に隣市の献血ルームへ行き、古い献血カードの再発行をしていただいて、即座に400ml献血となった。血圧も、ご年配の男のお医者さんから「理想的だ」と言われ、新しい女性スタッフからも「2月は寒いから、血液が足りなくて困っていたんですよ。ありがとうございます」と、これまで以上に喜ばれた。

年齢制限は、69歳まで。但し、60歳まで献血経験のある人に限られるらしい。ということは、私は「充分、大丈夫ですよ!」と太鼓判を押された。

以前との相違は、献血の血液を用いた研究テーマのリストの紙がいただけなくなったこと、来年からは献血カードがなくなり、全てウェブ式に切り替わることだった。

ともかく、また履歴書のボランティア活動の欄に追加できる!そして、普段の食事や運動や睡眠等、献血継続のために気を付けるようになるので、一石二鳥だ!

過去のデータがPC上で全部見られたので、印刷をし、少し時間をかけて分析してみた。やはり、献血を開始した2015年頃は、コレステロール値が高いと表示されていた以外、全ての数値が余裕綽々で基準値内にきれいにおさまっていた。しかし、「次回からも献血よろしく」とラブネット・メールが来る以上、多少の高コレステロール値は許容範囲内なのだろう。だが、年数を経る毎に、小さな差異ではあるが、基準値から外れた項目がたまに出現していた。これも、個人差と見なされたらしく、病気の異常ではないらしい。

若い人の血の方が有用性が高いのだろうと思って、2年半前に献血終了の決心がついたのだが(まさか献血の為に体重を増やすなんて….)、よく考えてみれば、高齢者の手術や病気の治療にも血液が必要であれば、私なんて、まだ若い血液、ということにもなる。

(2025年2月15日記)
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2025年の献血メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1885159177032765843)
Lily2@ituna4011
献血トピック過去ツィートを連続アップ。 昨日の午前中、年一度の健康診断で、あと10年は献血ができる、とスタッフから聞いた。今は血液が不足しているから人助けになり、自分の健康管理に役立つ、と。 体重50キロを切った2年半前に献血を止めたが、また戻ってしばらく経つ。再開しようかな。
11:52 AM · Jan 31, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1887407914408960324)
Lily2@ituna4011
2年半ぶりに400ml献血をした。 体重が規定を超えたのと、一週間前の健診採血で、まだ十分献血可能、と聞いたため。 血圧は理想的だと、またお医者さんから褒められた。ヘモグロビン値も正常。 今は寒さで血液が不足しており、大変困っているとのこと。
4:48 PM · Feb 6, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1887408744084210088)
Lily2@ituna4011
若い人の血液の方がいい、と前回聞いたため、もうお役目終了だと思い、献血カードをファイリングしていた。だが、今回また再発行して頂いた。但し、来年からカード式は終了に。 今回はお礼にタオルを頂いた。毎回、変化があって楽しみだ。
4:51 PM · Feb 6, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1887409090776997983)
Lily2@ituna4011
考えてみれば、高齢者にとっては、私の血はまだ若い。 できる限り、継続してみよう。
4:52 PM · Feb 6, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1887415691978149987)
Lily2@ituna4011
過去には、連続400ml献血を15回継続して、表彰された。血圧測定の間、お医者さんが私の記録を見て、感心されたようにうなづいていらした。 主人が21年以上も若年性神経難病で助けていただいたのだから、せめて私は献血でお返しをしなければ。 論文は、一生懸命書いても、
5:19 PM · Feb 6, 2025
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(2025年2月15日転載終)
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年2月11日投稿
これも食べさせてもらえなかった….。ひょっとしたら、プリンは妹と半分っこ、メロンか苺のどちらか、という風に、分け合って食べたことが一度ぐらいはあったかもしれないが。
あ、うちは貧乏だったのではないですよ。(お父さんの名誉のために追加。)幼稚園から小学生にかけては、ごはんが食べられなくなって栄養が偏ること、甘いもので虫歯ができることを心配されたからだと思います。
お蔭様で、私は還暦の今も、虫歯ゼロ。過去の400ml献血連続15回に、最近、また献血習慣が再開されました。

(転載終)
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2023年の献血メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1645713983100555265)
Lily2@ituna4011
カレーを作って食べたら、久々に体重が50キロを超えた。また献血可能な条件になったが、無症状のコロナ感染の献血が増加した事実を受けて、控えることにした。 新しい皮袋に古い血を入れてはならない。
6:02 PM · Apr 11, 2023
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(転載終)
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2021年の献血メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1366253697601130497)
Lily2@ituna4011
そうなんです。 半年に一度と決めて、かれこれ12回。年齢制限も近くなり、いつまでも献血できるとは限りません。
2:07 PM · Mar 1, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1408998105396113411)
Lily2@ituna4011
先程、13回目の献血終了。毎回、400mlを年二回ずつ規則的に。 コロナのワクチン接種後も、条件を満たせば献血可能だとの由。先月、ようやく厚労省から許可が下りた模様。 毎朝、体重と血圧と体温を測って、ノートに記入して備えた。
12:58 PM · Jun 27, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1409000594065354757)
Lily2@ituna4011
献血ルームで働く看護師は、看護の仕事のキャリアアップには結びつかないが、家庭との両立可能だ、とのお勧め。 また、献血に来る人は基本的に健康なボランティアなので、言葉遣いや応対に気を付けること、という注意書きも興味深かった。
1:08 PM · Jun 27, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1408999256208203776)
Lily2@ituna4011
今日は比較的混んでいた。 温かい飲み物やドーナツとチョコレートまでいただけて、ありがたい。 医療費や社会保険料を思い、できることは何でも。
1:02 PM · Jun 27, 2021

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Lily2@ituna4011
献血で最も楽しみにしているのが、献血者向けに説明された献血研究課題のリスト。 毎回、健康ノートに貼り付けて、研究課題一覧の変遷をチェックしている。 島津の田中さんがノーベル賞を受賞されてから、随分と研究開発が進展したことだろう。 人々の意識も進展したか?
2:51 PM · Jun 27, 2021

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Lily2@ituna4011
E型肝炎という症例も、初めて知った。 献血は、自分の健康管理も兼ねているが、毎回、少しずつ変化があって、学ぶことが多い。 意見を出すと、それなりに聞いていただけたし。 血液 は、今現在、不足している。
3:04 PM · Jun 27, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1410697625104310273)
Lily2@ituna4011
実は私、まだ予約していない。 電話予約が大変だそうで、100回から200回程度、数日かけ続けた、という話を聞いて、そんな暇ない、と。 それから、コロナワクチンを受けたら献血不可、と4月頃までは言われていた。 しばらく様子見。献血結果が葉書で届いてからだ。
5:31 AM · Jul 2, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1411422860996878338)
Lily2@ituna4011
13回目の献血結果は、非常に良好。 コレステロール値も正常値に。 これで、前進できる。コロナのワクチンも問題なさそうだと、厚労省からお墨付きが出たし。
5:33 AM · Jul 4, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1429215636824100865)
Lily2@ituna4011
社会活動とは言えないが、半年毎の献血400mlも、ささやかながら13回。 余った食品や台所用品を、定期的に施設やフードバンクに送ってきた。 今後も続ける。
7:55 AM · Aug 22, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1430120500357787660)
Lily2@ituna4011
と、患者会の役員さんからも言われてしまう。 13回も定期的に献血をしてきたのに、なぜか、私まで準病人扱いに。
これからは、ゆっくり楽しく生きればいいのに、また大学なんて、頭変じゃない?
と、言われたのだ。 論文では、こういう若年性神経難病患者の家族の問題を追求してみたい。
7:51 PM · Aug 24, 2021

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Lily2@ituna4011
歯科検診は、引越し前は年一回の町内検診。引越し後は、半年に一回。 今は、画像カメラでパソコン表示。 特に治療はないが、定期検診はありがたい。 歯を磨いておかないと、認知症とも関係するらしい。 そして、半年に一度の献血習慣。プラス 毎年の市民健康診断。
9:13 AM · Aug 28, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1458211481493786625)
Lily2@ituna4011
では、兵庫県と別基準なのですね。証拠に写真を撮りましたが。
8:14 AM · Nov 10, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1458213084233814018)
Lily2@ituna4011
今、写真を確認しました。 ファイザー製ワクチン接種後、48時間過ぎれば、献血可能だと、厚生労働省が今年5月下旬に公表しました。
8:21 AM · Nov 10, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1458213319307788288)
Lily2@ituna4011
訂正 今年5月14日からです。
8:22 AM · Nov 10, 2021

(転載終)
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2020年の献血メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1238709172994113536)
Lily2@ituna4011
献血協力へのお礼とお願い|トピックス|血液事業|活動内容・実績を知る|日本赤十字社 http://jrc.or.jp/activity/blood/news/200309_006106.html… 《毎日約13,000人の献血協力が必要》
← 半年に一度ずつ400mlの献血を始めて5年。先頃、10回記念品を頂戴した。健康診断と合わせれば、年に三回の血液状態で体調がわかる。一石二鳥。
3:10 PM · Mar 14, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1252086309713178625)
Lily2@ituna4011
昨日、献血が足りないと、献血車が駅前に来ていたが、私は半年に一度と決まっているので、残念だった。
1:06 PM · Apr 20, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1253600776078884866)
Lily2@ituna4011
半年に一度の献血。10回記念品をいただいた。どうぞ、私の血液も活用してください。
5:24 PM · Apr 24, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1258427876002545664)
Lily2@ituna4011
私の献血を使ってください。
1:06 AM · May 8, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1277158306109243392)
Lily2@ituna4011
半年に一度と決めている献血へ。これで11回目。「理想的な血圧」だとお褒めいただいた。女性は69歳まで献血可能だとのこと。まだ先は長い。頑張るぞ!
5:34 PM · Jun 28, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1277161080872071168)
Lily2@ituna4011
成分献血の方が回数をこなせると、いつもお勧めいただいていたが、気がつけば、もう年齢制限!69歳までは献血可能とはいえ、相当に健康でなければ、無理そう?健康診断を含めて、年に3回採血することによって、健康管理に役立つと思っているが。
5:45 PM · Jun 28, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1279532606724292611)
Lily2@ituna4011
輸血に使う他、残りの成分を医学研究の材料に使っているらしい。研究項目のリストがずらっと並んでいて、献血した初回に見た時には、目がクラクラした。11回目の今、つまり6年目に入った現在では、項目の変化がわかるようになってきた。どんどん利用してください。
6:48 AM · Jul 5, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1331952658597306369)
Lily2@ituna4011
年に2回の献血を続けて5年以上になった。少しでもいい血液を提供するために、毎日の食事と水に気を配る。病人用に、研究用に、ささやかながらもお役に立ちたい。
10:27 PM · Nov 26, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1336266686345793537)
Lily2@ituna4011
Dec 8, 2020
毎朝の体温と体重記録。 年一回の健康診断。 年二回の献血、歯科検診、体組成計測。 時々の血圧測定。 二ヵ月に一度の眼科通院で、眼圧や視力検査。 栄養バランスの良い食事と運動。目覚めのヨーガとラジオ体操と散歩。 手洗いとうがいの励行。 水分は温かいお茶で。下半身を冷やさない。 以上
7:44 PM · Dec 8, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1336263688446099456)
Lily2@ituna4011
補遺 毎日の万歩計の記録。 睡眠はしっかりと。 酸化と糖化に注意。 終わり。
7:57 PM · Dec 8, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1336265494345609216)
Lily2@ituna4011
上記は、私の実践。これぐらいで普段は大丈夫かな、と。
8:04 PM · Dec 8, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1336266686345793537)
Lily2@ituna4011
次の献血は電話で予約済み。コロナで血液が不足している一方で、献血には厳しい条件がつくようになった。 私には助かる制度。ありがたい。
8:09 PM · Dec 8, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1338459482137927681)
Lily2@ituna4011
それに、体重制限もある。 痩せて軽い人は不可。 献血可能な今が貴重だ。
9:23 PM · Dec 14, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1338320641066369025)
Lily2@ituna4011
行ってきました。 少しずつ手法が変わっていくので、頂いた紙類や掲示板は要チェック。スマホで記録を撮り、健康ノートに貼り付けておく。
1. 指採血は、しばらくピアノの練習ができなくなる。
2. 献血当日のお酒は不可。では、甘酒や味醂入りの朝ご飯は?
12:11 PM · Dec 14, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1338321726388621317)
Lily2@ituna4011
3. 年齢が上がると、次回の献血間隔が長くなる。つまり、スケジュール上、半年に一度が将来的に守れなくなるかもしれない。 日赤のいい点は、要望を出すと、それなりに改善されていくこと。
12:15 PM · Dec 14, 2020

(https://x.com/ituna4011/status/1338324670907523072)
Lily2@ituna4011
今後、何歳まで献血ができるか、それが問題だ。 確かに、献血車や献血ルームで、おばあさんを見かけたことはない。 薬を飲んでいたらアウト。歯石を取ったら数日は不可。海外旅行も制約有り。
12:27 PM · Dec 14, 2020

(転載終)
。。。。。。。
2019年献血メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1149076759406493696)
Lily2@ituna4011
紀子さまが石川入り=献血運動推進全国大会で:時事ドットコムsoc https://jiji.com/jc/article?k=2019071000166&g=soc… via @jijicom
《日本赤十字社の名誉副総裁を務める紀子さまが単独で引き継ぐことになった》
← 是非とも、あの子供っぽい献血キャラクターを廃止して、その費用を実質的な必要に振り分けていただきたい。
7:03 AM · Jul 11, 2019

(https://x.com/ituna4011/status/1159010147554877440)
Lily2@ituna4011
女性は年に二回まで(400ml)なので、今回は無理。次は伊丹市内で献血をしたい。しかし、「市役所1階ロビー」というのも凄い話。市役所前に献血車が来ているなら…
4:55 PM · Aug 7, 2019

(2025年2月15日転載終)
……………
2025年2月21日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1887416297035792395)
Lily2@ituna4011
どこかから写したのでは? と口頭試問で疑われたから、あまり意味がない。自分の血液ならば、正真正銘、本物だ。どうぞ。 但し、私の修論だって、二回とも本物だぞ!
5:21 PM · Feb 6, 2025
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(2025年2月21日転載終)

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自衛隊トピック

(https://x.com/ituna4011/status/1889993685858951183)
Lily2@ituna4011
幹部級は私より年上だとばかり思って見上げていたが、いつの間にか、幹部候補生は皆、可愛らしい若者ばかりになった。 試験、頑張って!
8:03 PM · Feb 13, 2025
33 Views

(https://x.com/ituna4011/status/1889992512175308967)
Lily2@ituna4011
人生設計に不安がないよう、支援してくださいね。
7:58 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889991930089803806)
Lily2@ituna4011
なぜか皆、可愛く見えます!
7:56 PM · Feb 13, 2025
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(転載終)
。。。。。。。。。
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2025年1月29日投稿
千僧駐屯地でも伊丹駐屯地でも姫路駐屯地でも、このように隊員メニューを公開しています。私の知るモニター担当広報陸曹氏も、「営内の食事には管理栄養士もついているし、不足ならば売店でおやつを買うこともできる」「食べ過ぎると太るから」と即座に回答してくださいました。
そうすると、佐藤正久国会議員が「自衛官、おなかペコペコなんだよ。腹いっぱい食わせてやれよ」と題するYou Tubeクリッピングを公開されていたのは、一体何だったのでしょうか?
我々が気を付けるべきは、所謂「ガセネタのタレコミ」や中途半端な不平不満の声ではないかと思います。善意のつもりで、自衛官を応援しているつもりでいて、実は誤った情報によって政策提言を誤導することがあるのかもしれません。現役自衛官が現場で示す事実こそ、第一義的には信用すべきだと思いました。

(転載終)
。。。。。。。。。
(https://x.com/ituna4011/status/1884542064890884180)
Lily2@ituna4011
[徒歩行進・陸軍分列行進曲] 観閲式2018 陸上自衛隊 https://youtu.be/zaviumhF7aA?si=eR0kSpI0dtTjjjTD… via @YouTube
☚ もう一度人生をやり直せるなら、自衛隊の音楽隊か防衛医科大学に入って防衛医学の研究をするぞ!
7:00 PM · Jan 29, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1884927250338124080)
Lily2@ituna4011
【共産党の差別発言】佐藤正久「差別は許さない!自衛隊こそ立派な職業」 https://youtu.be/iT_cZiHieIc?si=bV80a6CljUo7kDgs… via @YouTube
☚ 伊丹市の千僧駐屯地の前の住宅には、共産党のポスターが公明党と並んで幾つか貼ってありました!
8:30 PM · Jan 30, 2025
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年1月30日投稿
閑さえあれば、この種の映像を見るようにしています。本や論文を読むだけではわからない分析です。

(転載終)
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(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA040H50U5A200C2000000/?n_cid=NMAIL007_20250204_H)

「岩田清文・元陸上幕僚長 海底ケーブル切断、有事の前兆」
2025年2月4日
岩田清文・元陸上幕僚長は4日配信のラジオNIKKEIのポッドキャスト番組「NIKKEI切り抜きニュース」に出演した。ロシアの船舶による行為との見方がある北欧での海底ケーブルの切断事案についてウクライナ侵略の準備行為だったと指摘した。台湾海峡での中国の同様の動きに警戒が必要との認識を示した。
いわた・きよふみ=陸上自衛隊の北部方面総監、陸上幕僚長などを歴任。海底ケーブル切断にふれた岩田氏のインタビューをポッドキャストでお聞きいただけます。

(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1862791329450971255)
Lily2@ituna4011
おまけ 今日の午前中、朝雲新聞社から来年のカレンダーが届いた。自分の誕生日にプレゼント の応募をしてみた結果だ。 ありがとうございます ! 大切に使わせて頂きます。
6:30 PM · Nov 30, 2024
49 Views

(2025年2月14日転載終)
…………
2025年2月21日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1891785291247301078)
Lily2@ituna4011
‘ふれあいパーティ’はチャーミングだが、ある駐屯地では、即物的に ‘婚活パーティー’ と、大々的に貼り紙があり、仰天した。意味がハッキリしていて、よろしいけれども。
6:42 PM · Feb 18, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1891803875939680264)
Lily2@ituna4011
女性が50才まで、 というのも……時代ですねー。
7:56 PM · Feb 18, 2025·
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(2025年2月21日転載終)

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庄司紗矢香さんについて

(https://recogei.ontomo-mag.com/article/interview/p-12955/)

庄司紗矢香、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタを語る
2025年2月7日
インタビュー・文=山崎浩太郎(演奏史譚)

ヴァイオリンの庄司紗矢香とピアノのジャンルカ・カシオーリのデュオは、DGに録音したベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ全集の名演で知られている。また2022年には、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ集を、庄司がクラシカル弓とガット弦、カシオーリがフォルテピアノで録音したことで、大きな話題となった。イタリアのArcanaレーベルからリリースされるこのソナタ集の第2集について、庄司に話を聞いた。

音楽を自由にする、カシオーリという存在

――モーツァルトのヴァイオリン・ソナタとの出会いは、子供の頃でしょうか?

庄司:初めて学んだのはシエナのキジアーナ音楽院で、12、13歳ぐらいのときです。そのうちの一曲がK.301(第25番)でした。それ以来、何度かひいてきましたが、2009年のカシオーリとの出会いは、とても大きな転換点になりました。
 小さい頃から教わった古典派の演奏様式は、いろいろな規則やタブーがあり、その枠の中で表現しないといけないものでした。今日でもそれが主流ではありますので、要求されればできますが、本能的な部分で、もっと自由に表現したいという気持がずっとあったんです。
 コロナ禍のとき、学生時代から読み漁っていた18世紀のいろいろな教本を読み終えることができたのですが、そこには私が本能的に欲していた音楽作りの醍醐味が全部書いてあった。装飾とか音の長さの不均等さだけでなく、楽章内のテンポの変化とかルバートとか、教本に書いてある事は単に「規則」ではなく、当時の音楽家の感性が深い感情と繋がっていることが確認できたのです。
そんなふうにしていいんだと、古い教本から知ったときはとてもありがたく、嬉しかった。そしてそのように、オーガニックで、血の通った演奏を実際に叶えてくれたのがカシオーリでした。
 かれも私と同じように、イタリア的な歌いまわしが常に根底にあり、歌に通じる音楽の作りかたをします。第二次世界大戦後に生まれた禁欲主義的な伝統を全部取り払って、共に当時の演奏についての研究をしながら自由に新しい音楽を作っていける相手という意味で、貴重な存在なんです。

――そういう演奏をする上で、ガット弦やクラシック弓のもつ意味は大きいのですか?

庄司:つじつまが合うということはあると思います。特にクラシック弓は、フォルテピアノと音量も合いますし、アーティキュレーションやダウンとアップの違いとか、教本に書かれていることがより自然に実現できますね。

――今回の3曲について、まずK.301(第25番)は、先ほどのお話では最初に習った曲ですね。

庄司:時間をおいて取り組むときには、全てを消してゼロから考えます。今回はいい機会で、ヨーロッパのリサイタルでこれをひいてほしいとプロモーターが言ってきたのと録音の時期がちょうど重なったので、選びました(笑)。
 K.378(第34番)は、K.301よりも構成が洗練されて、とてもオペラティックな曲です。いろいろなピアニストと一緒にひいてきましたが、最初のところで右手はピアノ、左手はフォルテですぐにピアノになるんです。それがモダンのピアノではうまく響かすことができなくて、どうしようというのがいつもピアニストの悩みだったんです。だけど、フォルテピアノだとちゃんと聞こえる。その時代の楽器を使うと、楽譜に書いてあることとのつじつまが合って、とてもおもしろい体験でした。
 K.454(第40番)の冒頭は、私の中では鐘が鳴って、響きあうようなイメージで演奏しています。そして付点音符のリズムが出てきます。長い部分はより長く、短いものはより短くひくというのは18世紀の教本に書いてあることなんですが、なかなかそのように演奏されることがないのです。
細かなことですが、そうしたほうが、表現がより生き生きとするのではないかと思います。2010年にバッハの無伴奏を録音したときにも、例えばパルティータ第2番〈シャコンヌ〉での付点のリズムは同じ教本の教えに従っています。またクーラントの3連音符の付点のリズムについても教本から教わったものです。今までそうした小さなことを積み重ねてきているのです。

――ありがとうございます。つぎに録音会場ですが、前回はモンドウィの教会でしたが、今回のトリノのペチェット・トリネーゼは、どんな会場ですか?

庄司:スタジオなんです。前回の教会はとてもいい響きでしたが、残響が長い。それに鐘が鳴るので30分おきに中断されたり、鳥の鳴き声なども入る場所だったんです。

――たしかに鳥が聴こえますね。

庄司:わざと入れたんです(笑)。それに、録音したのは2022年の5月でしたが、すごく寒かったんです。私達はセーターを着ればいいのですが、ガット弦やフォルテピアノに影響が出るんです。寒くて乾燥しているのがいちばん鳴らないんです。今回は12月でしたが暖房が効いて、加湿器も置いて、フォルテピアノに最適な環境にしました。

――ところで、前回はDGからの発売でしたが、今回はArcanaレーベル。どうして変わったのですか?

庄司:カシオーリがArcanaでCDを出していて、そこでヴァイオリン・ソナタも全集にしたいがどうだろうか、という話になったんです。途中で移るのはどうだろうとは思いましたが、双方のレーベルと話しあって、自然な流れで円満に決まりました。Arcanaは特にバロックやHIP(歴史的知識に基づく演奏)に力を入れているレーベルなので、そこからモーツァルトのソナタ全集を出せるのは嬉しく、とても光栄なことです。
 ただ全集の録音については、特にタイムリミットはつくらず、録音できるときに録音して、ゆっくりとマイペースでいけたらいいなと思っています。

――そのほかの録音の予定など、お話できる範囲でお願いします。

庄司:カシオーリは作曲もしていて、私に献呈してくれたソナタを録音する予定があります。ホルンのアレッシオ・アレグリーニを加えた、ブラームスとリゲティのホルン・トリオも一緒に。ほかにいろいろアイディアはあるんですが、トランシルヴァニアの作曲家にいくつか面白い曲がありますね。それから、まだ先になるかもしれませんが、シューベルトやシューマンのソナタも録音してみたいです。

――ありがとうございます。楽しみにしています。

【庄司紗矢香 Sayaka Shoji】

1999年パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで史上最年少&日本人として初優勝。1998年以降、ヨーロッパに活動拠点を移し、世界の名指揮者、名オーケストラとの共演を重ねている。室内楽活動にも力を注いでおり、イタマール・ゴラン、スティーヴン・イッサーリスらと共演するほか、2010年からは水戸芸術館の専属楽団「新ダヴィッド同盟」の中心メンバーとしても活動を行なっている。録音ではカシオーリとデュオでベートーヴェンのソナタ全集が 2015年春に完結、コロナ禍の期間を挟んで、2022年に、同じくカシオーリとモーツァルトのソナタ録音のプロジェクトをスタートさせた。使用楽器は1729年製ストラディヴァリウス「レカミエ」。

(転載終)
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(https://www.harpersbazaar.com/jp/fashion/fashion-pr-stories/a62784244/dior-2411-hbp/)

ヴァイオリニストの庄司紗矢香、自分を信じてレガシーを伝える【レディ ディオールとわたし vol.6】

さまざまな分野で活躍する女性たちが「レディ ディオール」の魅力を語る連載「レディ ディオールとわたし」。第6回のゲストは、ヴァイオリニストの庄司紗矢香。
By Harper’s BAZAAR JP
2024年11月20日

躍動感あふれる音色を武器に、世界で活躍するヴァイオリニスト、庄司紗矢香。クラシック音楽を現代に伝える仕事と、メゾンコードを受け継ぐ「レディ ディオール」、その共通点とは。
音楽を通して、レガシーを後世へと伝えるヴァイオリニストの庄司紗矢香。動画では、静寂のホールの中、彼女が繊細でありながら意思ある声で語ったファッション観、そしてパーソナルにせまる。
忙しい合間を縫って取材に応じてくれた庄司。この日も“溶け合いながら主張する”色、黒をまとって、スモールサイズの「レディ ディオール」の黒を合わせた。バッグ ¥950,000、トップ ¥630,000、パンツ ¥280,000、ベルト ¥81,000、シューズ ¥149,000 Dior

マエストロとともに舞台に登場したとき、パンツスタイルなのが意外だった。「30代まではドレスを着ることが多かったのですが、昔からシャツとパンツで演奏するのが夢だったんです。やはりコンフォートというのはとても大切で、自分らしくいられること、動きやすいことを考えると、ドレスでなくてもいいのかなと。15年くらい前からパンツスタイルで弾くようになりました」。

エモーショナルな表現力、あふれる躍動感。ヴァイオリニスト庄司紗矢香の奏でる音色がつくり出すのは、豊かに広がっていくイマジネーションと音楽の喜びに満ちた心象風景だ。
ヨーロッパを拠点に、ソリストとして世界中のオーケストラや音楽家たちとともに演奏活動を行う。今秋はフランクフルト放送交響楽団とともに来日。東京と横浜でブラームスのヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77を弾いた。

「公演では目立つ色の服ではなく、あえて黒を基調に選びました。ブラームスのコンチェルトはソリストも重要ですが、シンフォニーの一部になるような面があります。溶け合いながらもときどき主張する部分が必要で、それには黒がいちばんいいと考えました」。
今回選んだバッグも黒の「レディ ディオール」。ひと目見た印象は、さまざまなヒストリーが詰まっているようで、ある種の生き物的な存在感を感じた。それもあって、手に持つよりも季節の花を入れて部屋に飾りたいと話す。

「自宅の庭でガーデニングをしているんです。実は以前、偶然にもフランスのグランヴィルにあるムッシュ ディオールの館を訪れたことがあります。素晴らしいところで、ばらがたくさん咲いていました。その香りが館にずっと漂っていて、いまでも思い出せるほど。家の庭にも、そのときに受けたインスピレーションがどこかに生きているかもしれません」。

愛用している香りも、フローラルなミス ディオールのブルーミング ブーケ。正装をするなど少しかしこまった場所へ出かけるときにつけているという。「昨年亡くなったユーリ・テミルカーノフ氏は20年以上共演してきた指揮者。生きた音楽を伝える人で、とても尊敬していますし、憧れの存在です。その彼がいつもつけていたのがディオールのオー ソバージュ。楽屋に常に置いていて、舞台に上がる前に必ず頭の上からシュッシュッと振りかけていました」

ムッシュディオールが生み出したコードを受け継ぎ、その時代のクリエイターが個性と革新をもって解釈してきたメゾンの真髄。クラシック音楽も同様に、ショパンやチャイコフスキーなど巨匠たちの作品を、その時々の音楽家が受け継ぎ、深く読み解いて演奏している。

❝常にいまを生きている人に届ける意識はどこかにある❞

「そういうなかで演奏家それぞれの個性を表現するのは、本当に自分に忠実であることが重要です。流行が存在する一方で、楽法や時代背景を学び、探究した上で絶対これだと信じる、今日のバージョンがある。もちろん明日はまたべつの意見に変わるかもしれない。けれど、それを信じられるかは、どれだけ説得力を持てるかということにつながってきます」。

個性は出すものではなくて、自然と出てくるもの。年月を経て自分はどういう人間なのかが見えてくるような、時間が必要なプロセスだと考えている。
「昔のものを現代に伝える仕事なので、かつてどのように演奏されていたかにはとても興味を持っていますが、常にいまを生きている人に届ける意識はどこかにあるんです。だから現代の人に、時を重ねたものをいかにいま生まれたように伝えていくかに心を砕いています。逆にいうと、自分には焦点をあてていません。でも、曲の歴史をひもとくなかでこうするべきと書いてあるのを、理解し表現するのは自分が軸になっているので、そこは私の解釈を伝えています。そういう意味で、どこかに私の何かはきちんと溶け込んでいるのだと思います」

❝乗り越えられない試練はないし、それにも何らかの意味があるのだろうと思う❞

2007年より演奏活動の傍ら、クラシック音楽からインスピレーションを得た絵画や映像作品を制作している。

「イメージを見える形で表現できるだろうか、できるとしたらどうなるのか、という好奇心で始めました。演奏は楽譜の音をただ弾いているだけではありません。その裏にあるメッセージがどんな形で表れるのか、音なのか、もしくは言葉やイメージなのか、ということに興味があって。そのルーツをたどると、きっと何かにつながっていると信じているので、とても感覚的なものです。詩人の創作みたいに、空中に漂っている何かを見えるものにしたいという気持ちでやっています」。
映像のシリーズは全20本の予定だが、完成しているのは4本。時間が取れなくても、ライフワークとしてこつこつとつくっていきたいという。世界を飛び回りどんなに多忙でも、やりたいことに向き合うそのエネルギーのもとはどこにあるのだろう。

「新しいことを知りたい気持ちを大切にして、同じ場所やコンフォートゾーンにとどまらず、常に挑戦を続ける姿勢です。いろいろと大変なことはやってきますが、乗り越えられない試練はないし、それにも何らかの意味があるのだろうと思うようにしています。もちろん、支えてくれている人たちの存在がいちばんありがたいです」

(転載終)
。。。。。。。。
(https://www.asahi.com/articles/ASNCT470SNCSUCLV010.html)

「バイオリニスト庄司紗矢香 成長への出会い求めて」
編集委員・吉田純子
2020年11月26日

ひとりで過ごす時間も、誰かと一緒にいる時間も、自分次第で等しく成熟の糧になる。バイオリニスト、庄司紗矢香のそんな信念は、コロナ禍で確信に変わった。現在、パリ在住。共演するアイスランド出身のピアニスト、ビキングル・オラフソンとともに来月、2週間の自主隔離を経て、全国で新たな成熟の境地を示す。
この人の音には、ひとりの芸術家が完成されてゆく多様なプロセスがそのまま宿っている。文学、美術、舞踊、映像など、さまざまな芸術に心を開く。2007年からビデオアートも始めた。旅に出て撮影し、編集も自らの手で。絵コンテを描くために始めた油絵も、趣味のひとつになった。
 「音楽は抽象的で、極めて精度の高い芸術。難解な印象を、視覚的にほどいていくことができれば。わざわざ言葉で説明する必要はないけれど、私はこんな風にこの曲を感じています、というメッセージを伝える工夫は、もっといろいろあっていいのでは」
 舞踊家の勅使川原三郎や美術家の杉本博司ら、新しい世界に導いてくれる存在を常に探し求めている。共演者も「知性と感性のバランスが面白い」という今回のオラフソン、メナヘム・プレスラー、ジャンルカ・カシオーリら「楽器を手にしていなくても、議論を楽しみ、人生を通じて共に成長していける人」ばかり。

(転載終)
。。。。。。。。。。
(https://www.news-digest.co.uk/news/features/15042-shoji-sayaka-interview.html)

「言語は音楽と深く結びついている」

SAYAKA SHOJI
東京都出身、フランス・パリ在住。3歳からイタリア・シエーナへ。2年後に帰国し、小学校6年生のときに全日本学生音楽コンクール全国大会で第1位を獲得。1998年からヨーロッパを拠点に活動。99年にはパガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで日本人初、史上最年少優勝を果たした。2004年にケルン音楽大学卒業。現在はソリストとして世界各地で著名指揮者 / オーケストラと共演しつつ、室内楽活動にも力を入れている。

日本に加え、ヨーロッパ各国で生活されたご経験をお持ちですが、今はどちらを拠点にされているのでしょうか。
2005年からパリを拠点にしています。

複数の文化圏で生活し、複数の言語を話す作家の中には、言語を変えることにより自ら書く文章の雰囲気が変わるという方がいらっしゃいます。庄司さんは演奏される際、そのような違いを感じられることはありますか。
言語は音楽と深く結びついていると思います。言語は文化やメンタリティーにつながっていると同時に、その国の音楽の根源である詩や歌に根付いているものです。したがって、作曲家の話す言語を知ることは、作品の世界観の理解への初めの一歩であると思います。チェコ語やハンガリー語のように少しもマスターしていない言語圏の作曲家の曲を弾く場合は、せめてその言語の抑揚やリズム感だけでもよく聞いて学ぶようにしています。

英国での活動についてご質問させていただきます。これまで英国では頻繁に演奏されていらっしゃいますが、演奏活動を行う上での英国、ロンドンについての印象をお聞かせいただけますか。
2001年、バービカンでユーリ・テミルカーノフ指揮ボルティモア交響楽団のコンサートで代役としてデビューしてから、定期的にロイヤル・フェスティバル・ホールやバービカンで、ロンドン交響楽団やフィルハーモニア管弦楽団と演奏してきました。ロンドンはオーケストラが大変プロフェッショナルで、リハーサルの時間がとにかく短いのが印象的です。そのほか、サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団との英国ツアーに参加したこともあります。ウィグモア・ホールは今回が初めてで、とても楽しみにしています。

音楽活動以外でロンドンについて印象に残っているのは?
やはり美術館ですね。テート・モダンはお気に入りで、ほとんど毎回、ロンドンに来るたびに行っています。

演奏活動でお忙しい毎日を過ごされていますが、音楽以外でお好きなこと、趣味などはありますか。絵を描かれると伺ったことがありますが。
絵を描くのは、ヴァイオリンの練習と同じくらいの精神的な集中力が必要になるので、練習を終えて元気が余っているときに取り掛かります。音楽の映像化を試みたエクスペリメンタル・ビデオ・プロジェクト「シンエステジア」も同じく、かなりの時間とエネルギーを要するので、2007年から始めてまだ4作しかできあがっていません。息抜きには料理やヨガ、散歩などをしています。移動中は、起きていれば本を読みます。

5月に開催されるラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2016では、マックス・リヒターがリコンポーズしたヴィヴァルディの「四季」を演奏されると伺いました。クラシック音楽に新しいアプローチを取り入れることについてはどのようにお考えですか。
リヒターはヴィヴァルディの「四季」に、21世紀の息吹をかけました。普遍的な名曲にこのような形で手を加えることは大変な挑戦だと思いますが、これは成功した例だと思います。単に新しいだけでなく真に優れた芸術は、現代の芸術のビジネス化という危機を乗り越えて、これからもずっと受け継がれていくものと強く信じています。

2015年には桐朋学園大音楽学部の「特命教授」に着任され、自ら演奏するだけでなく、後進の指導にも当たられています。音楽を「教える」上で大切にされていることは何でしょうか。
まだ教えることは定期的な活動ではありませんが、そのような機会があるときには、生徒さんが上手に弾くことではなく、その作品が何を伝えたいのか、そのためにどんな音やフレージングが欲しいのか、ということにフォーカスができるように、と思っています。

ウィグモア・ホールで6月に行われるコンサートで共演されるピアニストのジョナサン・ギラードさんについてお聞きます。フランス系イスラエル人ピアニストとのことですが、以前から一緒に演奏される機会などがあったのでしょうか。
だいぶ前にフランスで行われた音楽祭で共演して去年、再共演しました。自然と息が合ったので今回お願いしました。大変誠実な音楽家であると同時に、学者でもあるという一風変わった経歴の持ち主です。

コンサートで演奏される演目は、どのような経緯で決まったのでしょう。現代音楽家の細川俊夫さんの新曲も演奏されますね。
細川俊夫さんとは何年か前にお知り合いになる機会があり、お話を重ねていくうちに、日本人であることとは何かということを考えさせてくださいました。今回書いていただいた曲は、「エクスタシス(脱自)」というタイトルがつけられたソロ曲ですが、「エゴから抜け出る」というメッセージが込められています。それは日本人の強みでもあると同時に、クラシック音楽にアプローチする際、一番大切なことでもあると思っています。

(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1884211543992328471)
Lily2@ituna4011
“Je crois à la part spirituelle dans la musique” via @francemusique

https://radiofrance.fr/francemusique/podcasts/les-grands-entretiens/sayaka-shoji-violoniste-1-5-2043872…

フランス語で25分間のインタビューです。演奏の抜粋を含みます。
9:06 PM · Jan 28, 2025
7 Views

(https://x.com/ituna4011/status/1884216488430871021)
Lily2@ituna4011
La violoniste Sayaka Shoji : “Je pensais passer un an ou deux à Paris et j’y suis restée” via
@francemusique

https://radiofrance.fr/francemusique/podcasts/l-invite-e-du-jour/la-violoniste-sayaka-shoji-retour-aux-sources-4322748…

こちらは28分のフランス語のインタビュー。
9:26 PM · Jan 28, 2025

(転載終)
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年1月21日投稿

(https://www.youtube.com/watch?v=twj5RKvII_k)
Shoji Sayaka Plays Sibelius Violin Concerto in D minor, op.47
Sibelius Violin Concerto in D minor, op.47 Shoji Sayaka London Symphony Orchestra/Colin Davis 2004-03-09 Kyoto

彼女のこの演奏、2004年3月に京都コンサートホールで聴きました。
最近のドイツ語のインタビューを読んでいたら、彼女のお祖母様の家系が12世紀から続いている仏教の尼僧院だったそうで、何人かが僧になられたとのこと。その血筋から、自分の音楽活動においても、そのような精神性を感じることがある、とおっしゃっていました。
ドイツ語理解に間違いがあってはならないので、英語翻訳でも読んでみました。同じような話でした。
日本では、聞かれない内容ですね?我々聴衆のミーハー根性が妨げになっているのでしょうか。(五嶋みどりさんのドイツ語の自叙伝でも、日本では聞かれないようなプライベートな話が詳細に綴られていました。)
しかしながら、そのような主観的な言述により、私自身が彼女の音楽活動をどのように理解すべきか、新たな示唆を得られたようにも思っています。

長谷川 哲:20年前ですか。Ikukoさんの投稿に刺激されて、庄司さんのイスラエルでのシベリウスの演奏とタイスの瞑想を久しぶりに聴きました。瞑想は多くの演奏がありますが、私は庄司さんの演奏が好きですね。彼女のシベリウスを聴くといつも涙が滲みます。

ユーリ:長谷川様、ご丁寧にありがとうございます。私は、紗矢香さんの生演奏、この京都が初めてでした。丁度、最初の引越しの日だったこともあり、記憶に鮮明です。それ以来、何度も紗矢香さんの演奏会に行っています。彼女の情熱的で真摯な演奏ぶり、音楽に対する真剣な没頭、毎回、新鮮な解釈を試みる思い切りの良さ、それらが全て、お祖母さまの尼僧院の血筋から来ているという自覚、大変印象的でした。

(転載終)
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(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年2月8日投稿懐かしい映像。ビデオに撮って何度か見ました。故テミルカノフ氏の翻訳本も一冊入手して読みました。紗矢香さん、秘蔵っ子でしたね。

(2025年2月14日転載終)

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放送大学に関する過去メモ

(https://x.com/ituna4011/status/1428961883298537475)
Lily2@ituna4011
放送大学大学院の二期目。6科目全部A以上で合格! 新しい科目ばかりなのに、この歳でもやればできる。 印象的だったのは、明らかに新左翼的な講師の課題レポート。 「あえて講師の主張に対論を提示する」と偉そうに記したのに、よい成績で合格できた。
3:07 PM · Aug 21, 2021

(https://x.com/ituna4011/status/1428975677676482570)
Lily2@ituna4011
コロナ状況は、あと1,2年ぐらいは覚悟しないといけない。 学び直しは、中高年で必須。18歳の入試学力だけで一生通用するはずがない。また、読書や自己流勉強では社会的に証明不可能。 市内の市民講座と組み合わせれば、放送大学の通信教育は、オンラインばやりの昨今、実にうまくできている。
4:02 PM · Aug 21, 2021
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(https://x.com/ituna4011/status/1552163908701782016)
Lily2@ituna4011
全科目、一回45分の講義だが、集中して話が進むし、途中で止めてメモを取り、聴き直ししなければならないこともある。 実際、各課毎の考察課題や参考文献を真面目にやろうとしたら、とても時間が足りない。 要領良く単位を揃えて、 放送大学はレベルが低い、簡単だ、世間では評価されない、
2:28 PM · Jul 27, 2022

(https://x.com/ituna4011/status/1552133801622786048)
Lily2@ituna4011
放送大学大学院のweb版単位認定試験が終了。 放送大学に関して、いろいろなコメントをインターネット上で見かける。だが、細やかで親切な工夫と配慮が積み重ねられていて、時流にも合っており、 本当に勉強になる。ありがたい限りだ。
12:28 PM · Jul 27, 2022
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(https://x.com/ituna4011/status/1882718807032320464)
Lily2@ituna4011
放送大学以前から、国会図書館の遠隔複写サービスを時々利用している。上限30件まで一度に申し込めるが、二週間以内に済ませないと、全部消去される。 忙しい時には、文献を見つけ次第、複写を申し込む。場合によっては、東京本館と関西館のどちらかに分かれて郵送される。 費用は、かなり割高。
6:15 PM · Jan 24, 2025
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(2025年2月14日転載終)
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2025年3月27日追記

(https://x.com/mikihikofukuna2/status/1628651077196447744)
M.社会人大学院生@mikihikofukuna2 Replying to @ituna4011
あくまで主観ですが、放送大学大学院の入試はそこら辺の有名私立大学の通信制大学院よりも難しいと思います。私立の通信制大学院が小論文や面接のみでほぼ全入に対し、放送大学院は英語や専門問題、小論文もあり、研究計画書もきちんと書いて提出しなければならないし、倍率もほぼ2倍以上です。
4:00 PM · Feb 23, 2023
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(https://x.com/ituna4011/status/1893485777306198174)
Lily2@ituna4011
お久しぶりです。以前は、コメントありがとうございました。
11:19 AM · Feb 23, 2025

(2025年3月27日転載終)

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放送大学の試験結果

(https://x.com/ituna4011/status/1889934402358223244)
Lily2@ituna4011
放送大学の学部と院(再入学)の単位認定試験結果が公表された。 今回は、他のスケジュールを詰め込み過ぎて、正直なところ、1月27日は朝から時間との競争。必死で科目に取り組んだ。結果的に計7科目、大半がA〇で合格できてホッとした。尤も厄介だった知財(院)がA合格でびっくり。ドイツ語ⅡもA〇。
4:07 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889935700273041918)
Lily2@ituna4011
是非、ドイツ語Ⅲという科目を新設してください! 4月からは新設科目のスペイン語を半年受講する。その後、二学期にはフランス語Ⅱを予定。 10代の庄司紗矢香さんは訥々と話していたのに、今や2時間以上もフランス語で自分の音楽人生についてラジオで語るのを聞いて、俄然、刺激されました!
4:12 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889936283914617312)
Lily2@ituna4011
島内裕子先生は、昨年3月に東京での学位授与祝賀会で初めてお目にかかれた。名誉教授になられ、杖をついてのご出席だったので淋しく思ったが、単位認定試験後、島内先生の古典の御著作を買い込み、少しずつ楽しみながら拝読している。 放送大学は、単位を揃えるだけなら難しくないが、印刷教材の
4:14 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889936747104186565)
Lily2@ituna4011
各課の課題を真剣に解いたり、紹介されている参考文献に目を通そうとすれば、相当な努力が要るだろう。 全部は到底不可能だが、代表的な古典文学については、小学校から高校時代の教科書や自由読書、そして大学での専攻分野を思い出して、ゆっくりと読み直したい。
4:16 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889937789766324575)
Lily2@ituna4011
日本思想も西洋音楽史も、とても興味深く受講できたが、単位修得後の今、これから3月いっぱいまで、もう一度テキストを読み直し、ゆっくりと復習してみたい。既に日課のノートにはリストができている。後は実行あるのみ。 西洋音楽史については、講義中で紹介された中から数曲をCD購入した。
4:20 PM · Feb 13, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1889940894155214917
Lily2@ituna4011
今回、不正受験者が2名出た、という。前回は確か1名だった。 しかし、どうして不正行為ができるのかが不思議だ。 代理受験、試験問題の複製や公開、他者に答えを求める、不正幇助等の禁止事項に対する違反らしい。 学習センターでの受験は日程調整が難しいが、自宅受験だと成績が甘くなるか?
4:33 PM · Feb 13, 2025
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1886523511323431381)
Lily2@ituna4011
放送大学の今期の院と学部の計7科目の単位認定試験を受けてみて、自分が十代の頃から馴染んできたはずの人文系科目が一番難しく、新たな分野のはずの医療看護系は案外に楽だと思った。
多分、学位も取りやすい仕組みになっているのでは?だったら、あまり威張らないでね。
6:13 AM · Feb 4, 2025
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1883831159475556811)
Lily2@ituna4011
今日の午後5時締切の18分前に、2024年度2学期の単位認定web試験の計7科目が全部提出できた。 全科目15課まで全て聴講してからの受験。 前までは確か1科目60分の試験時間だったかと思うが、今回は軒並み50分に短縮されていた。過去問題を充分復習できなかったが、とりあえず義務はやり終えた。
7:55 PM · Jan 27, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1883832798706094258)
Lily2@ituna4011
45分の講義を常に1.5倍速で聴いているが、それでも30分前後はかかる。そして、印刷教材も、単位認定試験の為に読み直すと、予想以上に中身が濃い。 今回の試験でもまたドイツ語Ⅱが一番簡単で早く仕上がった。但し、出題は10問に。 放送大学でドイツ語を履修するなら、もっと細かい問題集が必要。
8:01 PM · Jan 27, 2025
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1882985831830544429)
Lily2@ituna4011
フランクフルトにあるパウル教会は、1848年のドイツ三月革命のために民衆が結集した記念の地である、と放送大学のドイツ語講義で知った。 フランスやドイツの革命の話は高校の世界史で習ったが、神学の勉強のためにドイツ留学した日本人は、そのことをどのように考えているか?
11:56 AM · Jan 25, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1883092756148736365)
Lily2@ituna4011
中国産神戸ビーフですって? 原産地がオーストラリアだそうです。和牛の遺伝資源がオーストラリアに渡ったからだとの由。 「神戸ビーフ」だからと喜んで食べる前に、正確な原産地と生産者を確認しましょう! 情報源は放送大学大学院の「知財制度論」講義でした。
7:01 PM · Jan 25, 2025
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1878422222219424147)
Lily2@ituna4011
約2年後の今の経験を以下に。
1.放送大学附属図書館所蔵の古い2冊を自宅宛に郵送して頂いた。即日目を通し、一枚5円の部分コピーを取って、すぐに宅急便で返送した。修論で書いた内容を遥かに下回る内容だった。楽天的過ぎて、お話にならず。
2.筑波大学図書館から2冊、大阪学習センター経由
9:42 PM · Jan 12, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1882339331786125392)
Lily2@ituna4011
今日、4月からの継続再入学の授業料を、学部と院の両方、支払った。 もっとも、修士全科生の際には上限額を超えていたため、銀行で支払ったが、いつでも手数料を計算して、安く済むようにコンビニ払いにしていた。
今日になって、ゆうちょ銀行ATMで通帳払いすれば、一番安いと知った。
5:07 PM · Jan 23, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1882342360367186165)
Lily2@ituna4011
修論前には、ラジオ講義を中心に履修。
修論後は、学部のTV講義をかなり選択。パソコンの前に座って印刷教材を開いて、メモを取りながら1.5倍速で聴くようになった。
今日になって、カーテンを洗い、窓拭きをし、洗ったカーテンを掛け直しながらラジオ講義を聴いたら、実にスムーズに捗った。
5:19 PM · Jan 23, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1882347106159218858)
Lily2@ituna4011
筑波から借りた本は、二冊とも上質。早速、買い物ついでに近くの5円コピーのコンビニに立ち寄って、複数回に分けて必要箇所を複写した。 修論で集めた1200本以上の資料の読み込みのお蔭で、今では楽に内容の判別ができる。
5:38 PM · Jan 23, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1882347748269429158)
Lily2@ituna4011
伊丹市立図書館経由で兵庫県立図書館からフロイトとシャルコーの専門書を三冊借りた。 こちらは来月中旬前までに返却すればよく、恐らく延長も可能だろう。 歩いて行ける距離に図書館があるのは、本当に助かる。ありがたい限りだ。 放大経由で借りた筑波の本は、今月末に学習センターへ返却。
5:40 PM · Jan 23, 2025
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1828740289613402348)
Lily2@ituna4011
本日の夕方、郵便配達で今年度2学期の放送大学の印刷教材が届いた。 次学期は学部が5科目に院が2科目。 何だか趣味みたいなお楽しみ科目ばかりになってしまったが、何もしないよりは…..。 今、1学期のインターネット講義3科目を聴講中。単位試験に間に合わなかったため。成績はA◯ばかりだったが。
7:23 PM · Aug 28, 2024
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(転載終)
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(https://x.com/ituna4011/status/1873887594393768014)
昨晩、令和7年度の放送大学の継続入学履修の計5科目を登録した。 院は、看護保健学の調査法を学ぶ新規1科目。 学部は、初歩スペイン語、精神看護学、日本政治外交史、そして枕草子の4科目。 枕草子以外、25年度開講ばかりだ。つまり、過去問なし。ここまできたら、もう傾向と対策はいいでしょう。
9:23 AM · Dec 31, 2024
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(2025年2月13日転載終)
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2025年2月21日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1892362573036593531)
Lily2@ituna4011
一昨日、4月からの受講科目の印刷教材が二箱、届きました。早速、暇を見つけて、先取り開始の予定です。
8:56 AM · Feb 20, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1892761598839656577)
Lily2@ituna4011
迫る大学「2035年の崖」、学生減で淘汰必至 無償化は厳格に – 日本経済新聞 (https://nikkei.com/article/DGXZQOUE101B40Q5A210C2000000/… )
大学進学者数は2035年以降に急減し、50年に現在の7割
11:21 AM · Feb 21, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1892790947605598342)
Lily2@ituna4011
下記と関連があるかは不明だが、一昨日に受け取った放送大学大学院の2025年度『学生生活の栞』には、「2024年度までの入学者」と「2025年度以降の入学者」を区別して、より具体的な教育方針が記されている(pp.23-27)。 「働きながら通信で学位が取れる」みたいな風潮が蔓延していることへの反証か?
1:18 PM · Feb 21, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1892792070932213887)
Lily2@ituna4011
強調されている入学者受け入れの方針は、「生涯学習の実践」を通して「文化の進展」と「地域社会に貢献できる」人材を養成すること。 そして、「生涯にわたってあらゆる機会、場所において学び、その成果を生かしていく意欲」を持つ学生を求めている、とのこと。
1:22 PM · Feb 21, 2025
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(2025年2月21日転載終)
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2025年2月22日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1893236111326986437)
Lily2@ituna4011
実はこれまで、院も学部も、1科目45分の講義(授業)を必ず1.5倍速で30分前後におさめて受講していた。そうでなければ、とても他の用事との兼ね合いで終わりそうもなかった。
1課毎、まず聴いてからメモを取り、印刷教材の該当箇所にアンダーラインを引きながら読むようにしていた。
6:47 PM · Feb 22, 2025·

(https://x.com/ituna4011/status/1893236562671833247)
Lily2@ituna4011
ところが、今回は4月開講の新規科目が4つもあり、既に印刷教材がどっさりと届いてしまったので、放送開始前にテキストを読み始めている。つまるところ、私はこれまで復習型だったのを、今後は予習型に変えるわけだ。
看護系科目は、院も学部も、慣れてきたためか随分易しく読めるようになった。
6:49 PM · Feb 22, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1893237013760938321)
Lily2@ituna4011
医学論文は、修論提出後も補充として国会図書館から複写を集め続けている。修論の続きを是非とも形にしたいものだ。
阪大医学部は、前向き研究が主流のようだが、私の場合は絶対に不可能。従って、後ろ向き研究が妥当であり、自分のテーマには適切だと考える。
6:50 PM · Feb 22, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1893237801358889349)
Lily2@ituna4011
スペイン語科目を要求していたら、今年度から新規科目として登場。早速届いた印刷教材が、実に薄い。
ドイツ語やフランス語を先習にして正解だった、と思う。
二十歳前後には生涯かけて夢中になれる分野が見つからず、時間稼ぎに各種の外国語に取り組んでいたが、それも記憶の鍛錬として良かった。
6:54 PM · Feb 22, 2025

(2025年2月22日転載終)

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姫路の一日

さて、昨日は朝から夕刻まで、姫路の一日だった。

前ブログで綴った「天候」「中止」云々の話は、姫路駐屯地で陸自所有のヘリコプターUH-1に搭乗体験するという防衛モニター行事の実施と深く関わっていた。
このヘリ体験についても、実は昨年12月3日に突然会議中に鳴った姫路駐屯地の広報官氏からの電話で、うかがっていた。

勿論、断る必然性は全くない。但し、2月の厳寒期に特徴的な強風だけが気になり「自衛官さん達は慣れていらっしゃるでしょうけど、私はヘリ搭乗は初めてなので…」と尋ねると、「予備日を翌日に設定する」との回答を得た。

そして、結局のところ、先にブログで綴った天候事情により、予備日に実施されたのだ。自衛隊用語では、「決行」ではなく、「飛行決心」と呼ぶようだ。

ところで、私の今までの理解によると、毎朝6時には駐屯地に自衛官全員が出勤して、各自の健康状態を確認した後、5分間の自衛隊体操を皆で一緒にやって、早速その日の業務を開始するようだ。

ということで、午前6時10分に八尾駐屯地の飛行隊から「飛行決心」の連絡が姫路駐屯地に入るという。天候次第で中止が決定されると、姫路駐屯地の広報官が搭乗体験希望者に連絡をするという仕組みだった。

その前日の「本番日」には、「6時20分に実施連絡をする」と聞いていた。ところが、既に書いたように、伊丹から大阪に向かうJRの車内にいた6時15分頃に「中止になりました(テへへ)」という電話が、若い2曹広報官からかかってきたのだ。本当は、天候がどうであれ、姫路城に行くつもりだったが、ヘリが飛ばない程、姫路が雪降りだったならば、無理だろう、と思って、即座に大阪駅から引き返すことにした。

その日は、早朝5時起きで、二日前に電話で予約しておいた午前5時50分のタクシーで、自宅からJR伊丹まで行った。1300円もかかったが、それもこれも、陸自ヘリ体験という滅多にない経験をさせていただくからには、という心づもりだった。ところが、緊張しながら事前準備を整えた割には、途中で引き返すことになり、何となく士気が下がってしまった。先にも書いたように、自宅に戻ってからは、晴れ間模様の伊丹と雪だるま印の姫路をiPhoneで一時間ごとに見比べながら、ゴロゴロと過ごした。

結果を先に述べると、それで正解だったのだ。

予備日の当日は、快晴そのものだった。だが、既に朝のタクシーは予約が取れず、市バスも始発が6時14分からで、到底間に合わないと思ったので、途中の阪急伊丹駅まで歩くことにした。そうすれば、タクシーが数台待っているだろう。

ところが、阪急駅前には、一台もタクシーがなかった。仕方なく、JR伊丹駅まで、信号無視で暗い中をひたすら真っ直ぐに歩いて行った。普段から、この距離は時々歩いているので、朝ぼらけ前の人通りのない道を、目標目指して頑張って歩いた、という感じだ。まさに、自衛隊の想定模擬訓練さながらだ。

電車は、駅探で調べると、その時間帯は途中、新幹線しかない。それに、4000円台もするのだ。だからこそ、遅れないように、と朝から頑張っていたのだった。

だが、尼崎まで来ると、車内アナウンスでは「姫路行快速」が別ホームから出発する、というではないか。では、無理矢理に新幹線に乗らずとも、快速で行ってみよう。
これまでは新快速で姫路まで行ったが、この時間帯に新快速がないのならば、それしかない。しかも、「明日は遅めに自宅を出ます」と姫路の広報官にも連絡しておいたから、大丈夫だろう。

結論を先に述べると、実にうまく運んだ。午前6時5分には、「テへへ君」と私のお世話係の二人が、それぞれ同時に「本日のヘリ体験搭乗は予定通り実施します」「本日予定通りのフライトになります」とメッセージを送ってくださったのだった。私がiPhoneのメッセージを見たのは、尼崎から快速に乗った直後だったが、すぐに返事を送り、7時56分には無事、姫路駅に到着できた。そこからはタクシーで10数分あれば、問題なく駐屯地に辿り着けることは、既に昨年7月の夏祭りと11月の記念行事でわかっていた。受付開始は8時からで、説明開始まで45分間の猶予がある。私の到着は8時20分ジャスト。

ヘリ体験は、私一人ではもちろんなく、防衛協会と学生合わせて、計30人ということだった。だが、予備日に変更されたため、辞退者が出たらしい。私は37番という最後の番号札だったが、繰り上げで3フライト目になった。

学生というのは、どうやら自衛隊のヘリコプター・パイロットに憧れて入隊を希望しているらしい人や、単純に自衛隊のヘリ搭乗に興味のある人達のようだった。防衛協会は白髪頭の人が多かったが、名刺交換も相互の挨拶も何もなく、既に顔見知りの広報自衛官さん達が手分けしてグルーピングをし、私達はただ、指示に従っていればよかった。

「テへへ君」は、お名前からして、どうも「キララネーム世代」のようだった。いわゆる「しょうゆ顔」というのか、実にクールで無駄のない対応だった。というよりも、仕事と割り切ってやることだけやり、おばさんモニターへの愛想は極力、最低限にしているかのようだった。(終了後の御礼メールにも、何ら反応がない。)

それに比べると、1月17日の神戸の震災行事で再会した岡崎出身の一尉氏や私のお世話係の一等陸曹氏は、さすがに昭和世代というべきか、実に親切かつ細やかな対応で、随分、私に気を遣ってくださっていた。

こちらも(他に搭乗体験希望者がたくさんいらっしゃるから)と、遠慮気味だったのだが、戦闘用コートを着た一尉氏の方から「先日はありがとうございました」と近づいてご挨拶があり、一等陸曹氏も「ユーリさん、写真を撮ってあげましょう」と、私のiPhoneでヘリコプター前に立った写真を二枚も撮ってくださった。なので、暇さえあれば、お二人とそれぞれお喋りの時間もできて、実にありがたかった。

「レポート(随時報告書のこと)にも書きましたけど、私、自衛隊体操を、去年の8月から自衛隊の広報をインターネットで見ながら毎日やっているんですよ」と、一曹氏に言い、「模範演技を見せてください。特に統制運動を」と改めて所望。ただ、遠慮か何なのか、ニヤニヤ笑っているばかり。「飛び上がるのは、できませんね」と私。一尉氏は、「あれ、しっかりやると結構、きついんですよ」と。私も「5分だからできるんですよね?ラジオ体操みたいに10分もだったら、到底できません」と。

こういう話になると、毎朝6時には集合して、皆で一緒に同じ自衛隊体操をする自衛官同士の仲間意識や結束感覚は、モニターごときには少し外れるかな、という…..。

とにかく、陸自のヘリがグラウンドに降り立つと、皆であれこれ見て回り、写真を撮ったり、凛々しい制服姿の操縦士に質問したり、と子供のように喜んでいた。

史料館で簡単な説明を受けた後、壁に貼ったグループ分けの順番に、一フライト6名ずつ乗り込み、他の人はじっと遠くから見守るか、寒いならば売店案内へと誘導されていった。我々が乗るのは、UH-1という多目的ヘリだという。

昨年のうちに、奈良や朝霞駐屯地等、他の地域のモニターさんのブログでヘリ搭乗の様子を読んでおいたので、特に驚くことはなかった。写真入りのブログで非常にわかりやすく、どなたも感激している様子だった。基本的には、朝霞以外、どこでも同じようなヘリ体験を披露されているようだ。(朝霞は、エリート集団というのか、ヘリも特別であり、モニターさんも実に手慣れた女優みたいな感じの方だった。)

一尉氏によると、「姫路の後は、午後から京都の駐屯地でヘリ体験があるんですよ」。「京都なら、桂駐屯地ですか?」と尋ねると、「えーっと、それはわかりませんけど」。

そして、ニュースになる程、昨日は京都で雪が降り積もったので、問題なく中止となったらしい。(姫路は、行きのタクシー運転手さんに尋ねたところでは、やはり道路が白くなる程の雪だったという。)

フライトと言っても10分程度で、飛行機に乗って下界を眺めているのとあまり変わらなかった。姫路市上空から見下ろすと、小高い山々がくっきりと見え、住宅地がきれいに広がっていた。伊丹とは異なり、一戸建てのような家屋が大半で、高層マンションのような建物は少なそうだった。

シートベルトを締めるように、と言われたが、古いのか何なのか、しっかりと締まらず、すぐに外れてしまったが、あまり厳重な確認もなく、そのまま飛び立った。飛行機と異なるのは、小回りが利くために極度に旋回することと、その際に上半身が45度以上傾くことだった。

隣の男性は中年だったが、まるで少年のような無邪気さを伴う興奮状態で、左端に座った私においかぶさるかのようにして窓の外を眺め、目標物を発見すると、大喜びしていた。

フライト中は、副操縦士が地点や地名をアナウンスしてくださったが、私は姫路の地理に疎いため、あまりよくわからなかった。

楽しいフライトが終わると、グラウンドに垂直に着陸。ヘリの問題点は騒音と爆風のみだが、搭乗時間中は揺れもなく、快適だった。

これまで、上空に音を立ててぐるぐると飛ぶヘリコプターを見上げる度に、徘徊老人を捜索中か、山火事でも発生したのだろうか、と思っていたが、今回、はたと気づいたのは、(モニター用のヘリ搭乗体験だったのかもしれない)と。
毎月、防衛省から送られてくる『MAMOR』誌によると、南西の島嶼部では、病人を沖縄本島か鹿児島まで運搬するために、ヘリが月に何度も往復しており、それこそ、台風だろうが何だろうが、飛ばないわけにはいかないらしい。また、山火事の消火作業でも、県知事から要請があるとヘリが出動する。これは、場合によっては数日間続く作業らしいのだ。

「自衛隊は何でも屋ではない」と内外で批判があるが、確かに、他の組織にはない能力を有するからこそ期待値も上がり、自衛官の疲労度とはお構いなしに、出動要請が重なっているのだろう。
。。。。。。。。
搭乗前に皆で記念写真を撮ったが、フライトに集中している合間に、拡大現像がすぐに出来上がり、搭乗体験が終了後、プラスチックケースの袋に納めた角封筒に入れて、一人ずつ手渡された。私にとっては、これで三度目(昨年6月のモニター委嘱式と7月の夏祭り)になる史料館だったが、展示をもう一度じっくりと眺め、特に能登の震災の支援活動という新しい記事には、メモを取りながら注視していた。気が付くと、どうやら他の方々はさっさと帰って行かれたようで、私一人がいつまでも残っている始末。ところが、自衛官さんとは誠に親切で、わざわざ私の所まで来て、封筒を渡してくださった。

制服だと徽章等から区別がつくが、戦闘服姿だと、皆が同じように見えてしまうので、右胸の名札を見てから話すようにしている。八尾駐屯地から来たフライト担当者は、いかにも八尾らしく、きびきびした雰囲気だったが、姫路の場合は、まだ全員が把握できていない。というのは、記念行事の時でもそうだったが、今回も、この30人足らずのヘリ搭乗者のために、実に多くの自衛官が動員されていて、我々一人一人の行動を監視、というのか、しっかりと把握しているのだ。少しでも異変が起こったら、即座に対応する、という訓練が普段からできている。

しかも、銃剣道の訓練の成果なのか、自衛官の場合、どうも足音を立てずに歩いているようだ。式典の行進の時でもそうだが、こちらが瞬きをしている合間に、音もなく目の前から戦闘服姿の団体が去って行った、という印象である。また、昨年6月の防衛モニター委嘱式の際にも、足音もなく、さっと広報室に入室されたのが、副連隊長の井上和久二等陸佐氏だった。いつの間にか静かに現れ、短い儀式が済むと、何事もなかったかのように姿を消して行く。あっぱれというのか、お見事としか言いようがない。まるで、忍者の末裔さながらだ。

今回も、(史料館で大東亜戦争期の本を借りている人が三人ぐらいいるようだ)等と感心しながら、(そろそろ帰らなければ)と外に出て、「ありがとうございました」と、史料館前で作業をしていた二人の自衛官さんに挨拶。お邪魔にならないよう、静かにその場を去ったところ、どこからともなく一曹氏が出て来て、「あ、ユーリさん。ちょっと」と。

あら?そこにいらしたんですか?

防衛モニターは二年間の約束だったが、私の場合、どういうわけか一年目は一人だけだった。ところが、「もし来年度も続けてくださるのならば」と控えめに言われ、「4月からはもう一人、防衛モニターが決まっています。その人の名前は〇〇さんと言い、39歳の人です。その人とは一年重なることになります」と。
「あ、〇〇って、私の旧姓ですよ」と私。「男性ですか?」「そうです」と。

「それで、6月で自分は定年退職なんで、別の人が防衛モニターの担当になりますが、引継ぎはちゃんとしますんで」と。「4月には、また入隊式がありますから、よろしかったらまた来てください」。

「あらぁ。よくぞ、私みたいな者をモニターに選んでくださって、ありがとうございました。本当に濃厚な経験をさせていただきました。最初に電話がかかってきた時のこと、忘れられません。(修論の口頭試問が千葉の本部で行われた)東京から帰ってきたら留守電が光っていて、電話すると、犬がキャンキャン鳴いていて、(駐屯地のどこで犬を飼っているんだろう)と思いましたよ。それに、『明日から能登なんですよ』と言われた時には、もうずっと前からの知り合いのような気がして….」と私が言うと、一曹氏は笑って「犬は家で飼っているんです。三匹いますよ」と、最近人気のかわいい小犬の種類を早口で並べ立てた。そして、巷で話題になっている「定年の早い自衛官の再就職問題」を問うと、「もう再就職先は決まっています。自衛隊の関係で….。姫路市内です。まあ、しばらくはゆっくりして….」と。

なぁんだ、昨年6月の委嘱式の時、名刺はいただかなかったが、自ら「自分は体育会系で、高卒で自衛隊に入って、来年は定年なんですよ」とおっしゃっていた。そして、「家族あっての自衛隊ですから」と、こちらをじっと見つめた。また、自衛官の待遇問題が国会でも議論されていることを私が持ち出すと、びっくりしたように「家だって買えるし」と。

結局、自衛隊の外では、中途退職組の不満分子等が、給与の低さや「やりがい搾取」等と文句を垂れている反面、35年以上もずっと自衛官生活を不祥事もなく無事に務め上げる人にとっては、何とか現実に折り合いをつけて、うまく乗り切る賢さがあるのだろう。「自分の限界を知りたかったから」とレンジャー訓練にも参加し、「きつかったですねぇ」とさり気なく述懐しながらも、岡山出身なのに二つ目の駐屯地である姫路に家を買って家族を養い、ついでに小さな犬を三匹も飼って、楽しそうに幸せに暮らしている広報自衛官氏が、私には何だか羨ましくも感じた。

この広報官氏は、「同期をトラック事故で亡くした」という。また、いわゆる「脱柵」と呼ばれる駐屯地からの逃走事例もあったそうだ。初対面の時に矢継ぎ早にあれこれ、ずけずけと質問した時の反応から察するに、自衛官として、一通りの悲しい経験はされているらしいが、それでも気さくでお茶目で無邪気な人柄で、若いWACさんとも、うまく仲良くやっているようだ。

何だか、メディアの自衛隊批判が、馬鹿らしく浮いて見えてしまう。

やはり、逐一言葉で言い返さず、何事も黙々と実行で示す態度、これが自衛官の真の力量というのか凄みなのだろう。
。。。。。。。。
と、二人で立ち話をしていたところへ、これまた一尉氏がさっと現れた。「今、県立博物館で阪神淡路大震災の展示をやっているんです。それを見てから、姫路城へ行きます」と私が言うと、一尉氏は(ほぅ)と、感心したようにうなづかれた。そして、帰りは駅まで車で送ろうか、という話も出たが、「あ、自分で何とかします。」と私。

作業のお邪魔にならないよう、一人で正門まで歩いて行くと、今度は「テへへ君」が、これまた足音も立てずに走り寄ってきた。どうやら、昨日の件を私に謝りたかったようなのだが、うまく言葉で言えず、見送りだけはしたい、という様子だった。そこで、「お天気が良かったので、今日でよかったです。ありがとうございました」と、私の方からお礼を述べ、頭を下げた。

このように、駐屯地内では、誰かが必ずこちらの動向を見守っている。そして、足音もなく、さっと近づいて来られる。これこそが、安心の基であるのだが、逆に言えば、行動が常に監視されているということでもある。まぁ、言動不一致がなく、有言実行であれば、何ら問題はないのだが。
。。。。。。。。
駐屯地の外に出て一礼し、目の前のバス停の時刻表を見ると、立っていた普通の男性(つまり、自衛官ではない)が、「もうすぐバス、来ますよ」と。本当に遠方に一台、やって来るのが見えた。実にタイミングよく、である。もし30分以上待つようなら、途中まで歩いて行くつもりだった。ところが、そこへもまた、白いワゴン車を運転していた一人の自衛官さんが、私に向かって会釈されたのだった。

はて?どなたであろうか?

自衛官に親しみを持つのは良いが、営内ではメール等は上からのチェックが入るそうだ。つまり、「節度を守って」ということらしい。言うまでもなく、それは社会常識の範囲内だが、軽いお喋りのつもりでも機密をうっかり漏らすような事態に自衛官を陥らせたくないと思い、私は、いつでも控えめに距離を取っている。

「車で駅まで送ってあげよう」というのは、実にありがたいが、面倒なことは避けたい。
。。。。。。。。
バスで簡単に博物館前まで着き、既に伊丹では閉店となったコープこうべのコピカカードを見せて、200円引きで入館できた。県立歴史博物館も、これで二度目になるが、広々としていて、明るく心地よい空間だ。

震災の展示は、コミュニティ・ノートのようなものが目新しく、勉強になった。
。。。。。
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年2月10日投稿
昨日の午後、行って参りました。伊丹のミュージアムからも資料展示がありましたよ。

(転載終)
。。。。。
途中でカフェに立ち寄り、昼食を。それから、以前にも見たお祭りの展示や子供観の歴史的変遷等の説明ももう一度読んだりした。

カフェで気づいたのだが、目の前に白鷺城と呼ばれる姫路城が聳え立っているのだった。問題なく、歩いて国宝姫路城へ。

ここは、実は高校の修学旅行で行って以来、40年以上ぶりだ。今回は防衛モニターのおかげで、姫路駐屯地のレンジャー資格を持つ自衛官達が、毎年暮れ近くに命綱をつけてお掃除大作戦を展開していると知ったからには、お城に対する見方にも感慨深いものがある。じっくりと見て回り、途中で足が冷えてつりそうになるのをようやく抑えて、何とか庭園にも立ち寄ることができた。

この詳細は、また後程。
。。。。。
夕方、JR姫路駅のレストラン街に入り、夕食後の5時半過ぎになってから、その場で一尉氏と一曹氏と「テへへ君」(二曹氏)に対して、今日の御礼をiPhoneのメッセージで順に送信した。

即座に返答があったのが、一尉氏。(やっぱり流石に早いな)と思っていたら、その3時間半後に一曹氏が、4通のメールに16枚の写真を添付で送ってくださった。この写真は、前回のブログで書いた1月17日の「安全の日のつどい」の時のものである。実は、私が一尉氏に尋ねたからでもあるのだが、直後に一曹氏が「どの写真がいいでしょう?」と聞いてくださった。そこで、「自衛隊の炊き出しカレーを食べているところとか、天皇皇后両陛下の写真が撮れたっておっしゃっていたのとか…」と言うと、「了解」。でも、まさか当日の様子がわかるような光景をたくさん含めてくださるとは、予想もしていなかった。

当日、私が一尉氏と並んでお喋りしていた時、一曹氏がカメラを持ってこちらの前を通り過ぎたので、ニヤリと合図を送っておいたのだが、何と二枚もツーショットが撮られていた!また、炊き出しの長い列に並んでいた私を、どうやら遠方からキャッチされていたらしく、しっかり含まれていた。

目敏いですね!流石は長年の訓練の賜物!

ちなみに、「テへへ君」からはウンともスンとも….。多分、あの世代にとっては、用が済んだら、当たらず触らず、なのでしょう。とりあえず、仕事としては終わったのだし、おばさんモニターに愛想を振りまく必要性は全くないのだし。

(2025年2月10日記)(2025年2月11日一部修正)
………..
2025年2月11日追記

姫路はやはり遠いので、防衛モニターの用件だけで帰って来るのは勿体ない。

自衛隊側としては、一般国民すなわち地域住民との「信頼と理解の醸成」という目的でやっている上、こちらの負担にならないよう、「今日はこれで終わり」「閑!」と自分で言い聞かせ、私にも「これだけですよ」と軽く仰っている。小犬三匹と暮らしている自衛官氏が、モニター活動の初日に発した言葉が、これだった。

高卒で入隊して三曹ぐらいで辞職した30歳前後の元自衛官達がYou Tube上で発信しているところから想像するに、恐らく、駐屯地の生活は同じことの繰り返しで比較的単調なのだろう。血気盛んな体力の有り余るタイプの若者にとっては「これだけで人生終わりたくない」「周囲の先輩達を見ていて、自分の20年後、30年後の姿かと思うと、自衛隊を辞めたくなった」「他のことをやってみたい」等という理由で、簡単に(?)辞職の道を選択してしまうようである。

尤も、大抵の元自衛官が告白しているところによれば、「辞める意志」を示そうものなら、とことん説得されて翻意を促されるようだ。それはわからなくもない。せっかく国税で厳しく鍛え上げた若者を中途で放任する等、「お上に申し訳が立たない」。また、私のような昭和育ち世代から見ても、「石の上にも三年」「桃栗三年、柿八年」じゃないが、「もう少し頑張ってみないか」と言いたくもなる。実際、中途で自衛隊を辞めた挙句、「民間の方が厳しい」「自衛隊で取得した資格は、民間では役立たなかった」と、正直に告白している人もいる。再就職がうまくいかないケースに多い。

私に言わせれば、間違っているかもしれないが、「意識が高過ぎて幻滅した」にせよ「いい先輩に恵まれなかった」にせよ、精神的な意味での父性原理の欠如ではないだろうか。究極のところ、「楽しい仕事」「わくわくする人生」等、最終段階に至るまではあり得ないと覚悟しておいた方がいい。それは、自衛隊のみならず、どんな仕事でも同じだ。

それにしても、小うるさいモニターだなぁ。

次回、姫路に行く時には、姫路護国神社と文学館と美術館辺りを訪問してみたい。
。。。。。。。
フェイスブックを見ていたら、ふわっと過去の自分投稿が自動的に上がってきた。
平成31年(2019年)2月11日のものだ。この日が、私の自衛隊との具体的な第一回接触となった。まさか、この5年後に防衛モニターに採用されるとは、つゆ想像だにせず。

(https://www.facebook.com/stories/?campaign_id=10232332414447456&card_id=UzpfSVNDOjIyNTE5ODIxMDUwNDY0OTI%3D)
平成31年2月11日の建国記念日は、いたみホールでの「第49回自衛隊陸軍(ママ)第三師団」の定期演奏会。応募者多数の中、私は抽選に初当選。会場は満員で、1100人の来場だった由。曲目は現代的でセンスがよく、見事に日米軍事協力関係を反映。演奏技術も高かったです。立派な国旗と共に、起立して君が代唱和。

(転載終)

せっかく主人が京都製作所の勤務先で、伊丹への100人集団転勤に入れてもらえるよう頑張ったのだから、あらゆるチャンスを生かして用いなければ「勿体ない」精神だった。幸いなことに、今までのところ、願いは90%近く実現している。

(2025年2月11日記)
…………..
2025年2月12日追記

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年2月11日投稿
昨日の午後、姫路城へ行きました。高校の修学旅行以来、二度目ですが、このお掃除大作戦の話を知った今、お城を眺めるにも感慨深いものがありました。

(https://www.youtube.com/watch?v=UAxdkumZILw)
2018年陸上自衛隊姫路城大掃除クリーン作戦
Dec 24, 2018 #自衛隊
第3特科隊/第3高射特科大隊/第3後方支援連隊第2整備大隊特科直接支援隊/第3後方支援連隊第2整備大隊高射直接支援隊#自衛隊

(転載終)
。。。。。。。
(https://www.youtube.com/watch?v=V4oQrrCO6dI)
姫路城自衛隊員落下事故 発生5分前~マスコミ到着までの一部始終 姫路城クリーン作戦 姫路城すす払い
George Clooney of Kawachi@georgeclooneyofkawachi429
河内のジョージ・クルーニー。純粋な日本人なのです
Dec 21, 2021 姫路城

#自衛隊事故#陸上自衛隊#姫路城クリーン作戦#レンジャー

冒頭のカットは事故発生5分前の0909 事故発生0914 衛生隊アンビ到着0917 姫路東消防署救急車到着0927 警察到着0936 規制線0939 救急搬送発車0940 朝日放送報道ヘリ上空着1135
この動画の2:40、凹んだライナーを拾い上げる隊員さんが確認できます。 落下の瞬間を目撃しましたが、空中で体軸が左に傾き落下したように記憶しています。左足骨折だそうですので、おそらく私の記憶は正しいのでしょう。報道では23m~10mの高さから落下したと差が大きいです。冒頭の落下5分前の映像では約20mの位置に吊り下がっておられますが、私の記憶では事故発生の5分後はもっと下の位置に降下していました。約10mから落下が正しいかと思います。それにしても実際に目撃した所感では、命に別状無しは奇跡です。あの高さ、そして事故直後の蒼白のお顔を拝見し、私を含め周囲の野次馬の所感ではてっきり…………。仮に一命を取り留めたとしても重大な後遺症が…………。だから遠景から遠慮気味に撮っている理由は、おそらく最悪の結果だろうと思い込んでいるので、接写を憚っているのです。担架で搬送される段階になって救急隊員から「大丈夫、危険な状態では無い」との声が漏れ聞こえてきて、実際にドクターカーにも乗せられなかったのですが、それでも現場で見ていた私や野次馬は「ホンマかいな」と半信半疑でした。その最悪の結果を免れたのは3つの幸運が重なったからだと推測します。私の記憶ではズルズルッと擦れる音を立てながら落下しました。石垣が末広がりに反っているので、体が石垣に沿って落ち摩擦が発生し、その摩擦力でブレーキが働いたのではないかと。そして防寒服がクッションの役割を果たした、地面も芝生だったので同じくクッションの役割を果たしたのでしょう。一日もお早いご回復を衷心お祈り申し上げます。

(転載終)

(2025年2月12日記)
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2025年2月14日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1890339899930288157)
Lily2@ituna4011
姫路城入城料、市民以外は2500円 26年3月から二重価格 – 日本経済新聞 https://nikkei.com/article/DGXZQOUF1314R0T10C25A2000000/…
☚ 2月9日、非姫路市民の私は、好古園と合わせて1050円で2時間以上も堪能いたしました!
6:58 PM · Feb 14, 2025
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(2025年2月14日転載終)
………….
2025年2月28日追記

2月9日のフライトメモがまだ未整理という状況だが、書き落とした事項について、短く書き留めておく。

この度の陸自の多目的ヘリUH-1は、上空を高度600メートル、速度180キロで飛んだようである。
UH-1の‛U’は‛Utility’の略だそうである。
過去には、ピアスやスマホ等の忘れ物が多かったそうである。

(2025年2月28日記)
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2025年3月27日追記

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2025年2月10日投稿
【姫路城】
⇦ 昨日の午後行きましたが、小中高生300円でしたよ。

(2025年3月27日転載終)

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防衛モニターの活動

早くも如月に入った。
すっかりご無沙汰している本ブログ。いろいろと忙しく予定をこなしていたからだが、ワードに落としたままのツィート(X)やフェイスブックからの転載がたくさん溜まっている。

とりあえず、1月27日の午後5時締切までには、放送大学の院(再入学)と学部の二学期の単位認定試験を計7科目、何とか無事終了できた。その後も、受講科目の一つであった日本の古典文学に発展的な興味が湧き、今昔物語集や徒然草や枕草子等を買い込んで、受け身で受講しただけの講義を、ようやく自分なりに膨らませる余裕ができた。

また、庄司紗矢香さんが、最近のドイツ語でのインタビュー記事に引き続き、連続三回も各30分以内ずつフランス語で話しているPODCASTを繰り返し聞いて、フランス語学習への意欲が掻き立てられている。

(https://x.com/ituna4011/status/1887487740482363771)
Lily2@ituna4011
“Uto Ughi est un grand artiste qui m’a appris ce qu’est l’inspiration” via @francemusique

https://radiofrance.fr/francemusique/podcasts/les-grands-entretiens/sayaka-shoji-violoniste-2-5-uto-ughi-est-un-grand-artiste-qui-m-a-appris-ce-qu-est-l-inspiration-5082963…

フランス語のインタビュー。私も来年度の二学期、フランス語Ⅱを受講します!
10:05 PM · Feb 6, 2025

というわけで、気が乗った今のうちに、防衛モニターの活動の続きについて、書けるところまで書いてみようと思い立った。
。。。。。。。。
1月17日のHAT神戸での「安全の日のつどい」と、1月25日の西宮市の兵庫県立芸術文化センターでの「中部方面隊音楽まつり」の話題を記録しておこう。

1月17日 HAT神戸「安全の日のつどい」

前者は、昨年12月3日に姫路駐屯地の私のお世話係である広報陸曹氏からお電話で招待があり、後者は、昨年11月6日に封書で千僧駐屯地の第三師団長の佐藤真陸将様から招待状が届いていたものだった。こちらは「QRコードで電子チケットを」ということで、招待された私は無料だったが、即日、手続きをした。

それよりも、前者の姫路からの招待のお電話。伊丹市の保健センターで保健医療推進協議会の会合が開かれていた最中に突然、手持ちのiPhoneが鳴ったことから、何とも忘れ難い経験となった。

院長先生や医師会の先生方がずらりと並んでいた中、録音を取りながら会合が粛々と進んでいたのに、まさかよりによって姫路の自衛官氏から電話が鳴るとは事前に予想もしておらず、電源を切るのを忘れていたのだ。すぐに電源を切った途端、司会の医師会の先生から「では、ユーリ委員はどう思いますか?」と名指しで意見を求められ、ますます焦ってしまった。だが、普段から考えていたテーマでもあったので、「すみません、もう一度ご質問をお願いできますか?」と尋ねて時間稼ぎをした後に、とりあえず自説を述べることはできた。
「ごめんなさい、電源切るのを忘れていて…」と会議終了後に謝ると、職員の方々が済まさそうに「いいんですよ」と慰めてくださった。

その後、iPhoneのメッセージを見ると、当の広報官氏が絵文字を散りばめながら慌てて謝罪文を綴った跡があり、何か連絡事項があるらしかった。来年は定年だというのに、何ともかわいい、愛嬌のある自衛官さんである。

早速、三分の一に縮小整備された千僧今池の近くに出て、私の方から電話を掛け直した。10分程話したのは、姫路から郵送した定期報告書等の書類の件の他に、上述の神戸での「安全の日のつどい」の案内等だった。

「消防署と警察署と自衛隊が、1月17日に神戸で展示をするんですよ」とのことで、「神戸まで来てもらうことになる」「そこからマイクロバスで会場まで行く」という話だったので、「行きます、行きます」と。自宅に戻ってからカレンダーを確認すると、予定は空白だったので、「喜んで参加させていただきます」と再度メールでお返事した。
ところが、「まだ日程は未定なので」という。このところ自衛隊は、どの駐屯地でも、災害支援の準備やら非公開の軍事訓練等で忙しくしているようなので、そこはこちらも承知済み。ただ、最初から行く気満々の私だった。

実際には、年明けの1月10日になって、新しいメールアドレスで1月17日のプログラム付の連絡があり、「こういう催しは、ユーリさんの方が詳しいと思いますが、いかがでしょう?」と参加の意志を改めて問われた。私の方が詳しい?こういう震災関連の行事は、実は初めてなんですが…..。

そして、私の暮らしている伊丹の千僧まで「お迎えに行く」前提だったけれども「時間的に厳しい」と、いつの間にか話が転換しており、何やら意思疎通に混乱が生じているような感だった。

私は最初から「1月17日に神戸まで行きますよ!」と、お返事したつもりだったのだが…..。「行く」と言ったら、自己責任で「行く」のですよ!これまで、姫路駐屯地での夏祭りや秋の記念行事でも、JR姫路駅からタクシーに乗って、自分で駐屯地まで出向きましたよ。わざわざお迎えなんて、こちらは期待しておりません!

結局のところ、参加者は前年度の駐屯地モニター(1年間の活動)男女4人に、防衛モニター(2年間の委嘱)の私1人ということで、JR灘駅までワゴン車で迎えに来てくださることになった。ところが、尼崎から乗り換えの電車が3分遅れ、(定刻主義の自衛官さんだから、遅刻したらどうしよう)と思っていたところへ、灘駅到着直前に、広報室の一尉氏からメッセージが入った。「20~30分、遅れます」。

なぁんだ。お蔭様で、こちらは余裕綽々で、JR灘駅の前に一人待つことができた。本当にありがたかった。

愛知県の岡崎出身だという一尉氏とは、昨年6月の委嘱式以来の再会だった。運転は例の広報官で、あと一人、若くて黙ったままの自衛官さんも同乗されていた。三人とも、戦闘服(いわゆる迷彩服)に丸い帽子をかぶっており、前回お会いした頃よりもずっと日焼けして、白髪が増えて老けた感じだった。

一尉氏はとても気を遣ってくださり、「上から突然言われたんで…」。

え?前から決まっていたのでは?

ところで、この「安全の日のつどい」には、天皇皇后両陛下もご臨席との連絡が、これまた例の広報官から一週間前にメールで入った。どうも交通渋滞の懸念を伝えようとしたらしいのだが、こちらは普段着の気楽なつもりだったので、「それでは服を買わなきゃ!」と大慌て。

その頃、たまたま放送大学の大阪学習センターに用件があったので、その後に、天王寺のあべのハルカスと梅田の阪急百貨店で、フォーマルな会合にふさわしく、しかもその後も何度か着られるような黒っぽい衣服を探してみた。だが、人が多くて混雑しているばかりで、なかなか目ぼしいものが見つからない。「天皇皇后両陛下も来られるという、神戸の阪神淡路大震災の30周年記念式典なんです」と言っても、売り子さん達は今一つピンと来ない様子。値段が高いばかりで、デザインも材質も今一つ。仕方なく、濃紺のカシミアのショールマフラーを一つ新調したのみで終わった。

天皇皇后両陛下がご臨席ともなれば、テレビカメラが入り、いつどこで何が起こるかわからない。(絶対に後悔したくない)と思って、翌日、西宮ガーデンズの阪急百貨店へ久しぶりに行ってみることにした。ここは、結婚した当初、「服を買いに行けばいいじゃないか」と主人が勧めてくれた場所だった。(でも、一度も服の購入はしなかった。時間的にも距離的にも心理的にも、なかなかそういう気にはなれなかったのだ。)

そんなことを思い出しながら、「天皇皇后両陛下も来られるという、神戸の阪神淡路大震災の30周年記念式典なんです」と売り場を回ってみると、何と売り子さんが「私も被災者なんです」と。大阪とは全然反応が違う。「私なら、会場の主宰者に聞いてみますね。どんな服装がいいかって。光るものはダメなんですよ」。「かといって、喪服じゃ、ちょっと合わないですしね」と私。

そこで、もう一つの店舗を回ってみると、即座に「それなら、こちらはどうでしょう?30代から上は80代まで(!)着られますよ。これなら間違いなし」と勧めてもらった黒のアンサンブルが、実にピッタリ合った。裾丈だけは「お直し」とのことだったが、お値段もリーズナブル。デザイン的にもちょっとファッショナブルで、我ながらいいお買い物ができた。その売り子さん、煌びやかで華やかなお化粧の方だったが、支払いが終わると、「私は西宮なので…」と深々と一礼を。

結局のところ、西宮は神戸と並び、あの震災の被害は甚大だった。大阪はその点、場所にもよるのだろうが、被害が比較的軽度だったので、式典にふさわしい服もなかなか見つからなかったのだ。

ついでに、前日に美容院に行ったところ、大阪から通勤されているという馴染みの美容師さんが、「天皇陛下が来られるって、『もっと早く言ってよ』って感じですよね」と調子を合わせてくれた。西宮より断然、のんびりした反応だった。

…..という話を、一尉氏にした。1995年1月17日には、私はマレーシアにいた。一尉氏は、愛知県の豊川駐屯地で教育部隊に所属していらしたらしい。「教育部隊の間は外に出られず、二週間だけ、神戸市長田区の災害支援に行きました」との由。
「豊川駐屯地は、豊川稲荷の近くですね?」と私。中学1年生のお正月に、私の提案で、家族5人で名鉄電車で出かけて行ったのだった。あれが最初で最後だったが、ひょんなことで思い出すものだ….。

お世話係の広報官氏は、運転手兼写真係のようだった。私達女性モニター三人が外のスクリーンで式典に参列していた間、他の自衛官さん達は戦車や衛生車等を出して、カレーの炊き出しの準備をされていた。

結局のところ、天皇陛下のお言葉を直接、スクリーンを通して拝聴することができた。これは一生涯忘れられない経験だ。

私は、1991年にマレーシアのマラヤ大学で、平成期の天皇陛下と美智子皇后さまを目の前で拝見する機会に恵まれ、特に美智子皇后さまから直接、おみ足を止めてお声をかけていただいた。(その様子がテレビ放映された時、実家にいた弟がビデオに録画してくれていたらしいが、結婚以来、私は一度も見ることなく今に至っている。)そのエピソードは、朝日新聞の投稿欄「声」にも掲載されたことがある。当時と今とでは、感慨がかなり異なってしまったが、経験は経験として残っている。

さて、駐屯地モニターの女性二人は、とても元気で明るく、いかにも自衛隊所属のチアガール風だった。兵庫県の西部から来られているようで、お互いに名刺交換もしたが、本当に自衛官に親しみを持っていて、まるで大きな我が子か親類のように、心から応援している様子だった。

私が「『防衛白書』を読んでいます」と言ったら、とてもびっくりされていて、「私なんて、お守りのように本棚に飾ってある。それだけで充分」「やっぱり、防衛モニターの人は違うんだ」と。昨年5月に千僧駐屯地の記念行事で知り合った、滋賀県大津駐屯地の防衛モニターの女性は、私よりも早くから『防衛白書』『朝雲新聞』を読んでいるという話だったのだが…..。
モニター活動によって、本当にいろいろなタイプの方達と知り合いになれて、いい社会勉強になっている。

ところで、式典の前後には、海自や看護関係の展示等をぶらぶらと三人で見て回った。そして、姫路駐屯地の自衛官が作ったカレーの炊き出しには、200番代のチケットを受け取って列に並び、できたてのほやほやのカレーライスを一皿いただいた。白米がよく炊けていて、なかなかおいしい。

三人でコロセウム式の石段に座って食べていたところへ、また広報官氏がカメラ片手にやって来て、写真を撮ってくれた。(まだ現像写真はいただいていない。)それにしても、マメによく働く自衛官だ。自分達は、絶対に地域住民の見えるところで食事をしない。トラックの影で、隠れて冷たい缶詰を開けて急いで食べているらしいのだ。

その後は、一尉氏や例の広報官氏とモニター5人で、天皇皇后両陛下のお帰り見送りの行列末尾に並ぶことになった。ところが、私は前日の睡眠が5時間程だったことや、冷えのせいで、ふくらはぎと足の甲の指等が何度もつってしまい、立ち止まってばかり。道路脇に下がって休んでいると、すぐに警官がやって来て、「天皇皇后両陛下のお見送りですか?ここじゃダメです」と注意を。「足がつって歩けないんです。ここで休ませてもらえませんか?」「話はわかったけど、ここはダメです」の押し問答。

諦めて、iPhoneのメッセージで一尉氏に「足がつったので、先に駐車場でお待ちしております」と連絡。それにしても、すごい人出で、兵庫県警のみならず、大阪府警まで賢そうな老犬シェパードの警察犬を連れて、あちこちで待機していた。本当に、今上陛下ご夫妻は人気がおありなんだなぁ、としみじみ….。

駐車場に戻ると、今度は制服組の自衛官がキリリと集団で並んで待機。こちらも、見ているだけで圧倒される雰囲気だった。

空を見上げるとヘリ2機が並んで高く飛んでいた。後で一尉氏に尋ねると「あれは自衛隊だ」と。流石、やはりわかるんですね!ひょっとしてメディアのヘリコプターかと思ったのですが…..。

そして、例の愛嬌たっぷりの我が広報官氏。「天皇皇后両陛下の写真、たくさん撮れた」とほくほく顔。(それにしては、まだ現像写真が届いていないが….。)

JR灘駅まで送っていただき、私一人降りると、一尉氏もさっさと降りて来て、自衛官らしく礼儀正しく「今日はありがとうございました」とお礼を。いえ、こちらこそ、なんですが。女性モニターさん達も親し気に大きく手を振ってくださり、実に気持ちのいい時間だった。

天候にも恵まれ、楽しく得難い貴重な一日を過ごさせていただいた。これも、防衛モニターに採用されたおかげである。
。。。。。。。。
1月25日 兵庫県立芸術文化センター(西宮市)「中部方面隊音楽まつり」

さて、感激冷めやらぬ間に、次は音楽会。クラシック演奏会で馴染みのホールであり、自衛隊の演奏会も既に伊丹で経験済みであったが、防衛モニターとしてのご招待は、初めてである。

私は早目に到着したが、ふと気が付くと、いつの間にか、昨年7月の姫路駐屯地の夏祭りで同テーブルだった家族会会長ご夫妻も前に座っていらしたので、ご挨拶を。みるみるうちに、大ホールはほぼ満席。

プログラムは、全世代が楽しめるような選曲で、モダンな色彩を伴う心憎い演出だった。伊丹からは、伊丹駐屯地の中部方面音楽隊と千僧駐屯地の第三師団音楽隊が来ており、愛知県からは守山駐屯地の第10音楽隊、広島県からは海田市駐屯地の第13音楽隊、香川県からは善通寺駐屯地の第14音楽隊が揃い、なかなかの活況だった。

指揮者は、丁度私の斜め後ろに大きな箱のような台を置き、そこから舞台に向かって指揮棒を振っていらした。こういう演出は、生まれて初めて見た。

また太鼓の演出も力強く見事で、私にとっては既に夏祭りでお馴染みとなった姫路白鷺太鼓、一尉氏の教育部隊だった豊川駐屯地からは三河陣太鼓等、9つの自衛太鼓が堂々たる姿を披露された。 

90分間で、途中の休憩はなし。それでも、スクリーンに自衛隊広報ビデオが流されたり、マスコットキャラクターの妖精ひょうちん(兵庫地本)や、たこ焼き大好物のまもる君(大阪)が、「みなさんにお伝えしたいことがある」と登壇して、さり気なく自衛隊志願者募集のアピールを。

それにしても、西宮に集合するのに、遠方から大所帯である。私は中間の招待公演だったが、その前後にも二つの公演があったのだ。自衛隊の組織力、実に恐るべし。
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2025年2月14日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1883103731245527216)
Lily2@ituna4011
今日の午後、招待された音楽祭で、まもる君とひょうちんから、「お伝えしたいことがある」と言付かってきました。

http://w.atwiki.jp/yurupedia/?cmd=word&word=…まもる&pageid=3385

7:44 PM · Jan 25, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1883104496563503253)
Lily2@ituna4011

http://w.atwiki.jp/yurupedia/?cmd=word&word=…まもる&pageid=3385

たこやきの串刺しが大好きなまもる君、とても愛らしいひょうちんが、「あのね、少子化で自衛隊志願者が減って、今とっても困ってるの」
7:47 PM · Jan 25, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1883105366143304013)
Lily2@ituna4011
「だから、皆さんの周りにもお声掛けしてくださいね」とのことでした。 今、どこの駐屯地でも想定訓練ばかり。中堅の自衛官さん達も、一気に白髪が増えたようです。 昔のイメージとは変わっている面もありますから、是非、前向きにご検討を!
7:51 PM · Jan 25, 2025
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(転載終)
…………..
2025年2月6日続き

このように、自衛隊を巡る行事や催しに継続して参加していくうちに、自衛隊を支援している顔見知りも増え、一人一人の自衛官に対してより理解が深まり、親しみも増していくのだろう。まさに、「人間の顔をした社会主義」ならぬ「人間の顔をした自衛隊」さながらである。

実は明後日、姫路駐屯地で予定されていることがある。こちらは私を含めて30名ということで、気になるのは天候のみ。

それでは、今日はこの辺で。

(2025年2月6日記)(2025年2月7日・2月10日一部加筆修正)
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2025年2月7日追記

(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=9529&action)

2025年1月13日「還暦:乙巳の蛇年」

>駐屯地が国内に幾つあるかも知らなかった私が、A4用紙5枚にレポートが書けるぐらいまでに成長したのです!お世話係の自衛官氏も「このような報告書は初めてだ。上司に報告します」と、喜んでくださいました。
>どうやら私、防衛モニターや駐屯地モニター諸氏の中では、最初から珍しく目立った存在のようなのです。

(http://itunalily.jp/wordpress/wp-admin/post.php?post=9606&action)

2025年1月14日「防衛問題と自衛隊」

>防衛モニターとして随時報告書を姫路駐屯地にメールで送信したのが今年1月8日のこと。郵送は11日辺りに届いたようだ。
>私のお世話をしてくださる広報陸曹氏は、「この様な報告書初めて頂きました。大変感謝いたします。早速、上司に報告させていただきます」と、絵文字入りで喜んでメールを送ってくださった。

(2025年2月7日転載終)
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2025年2月8日追記

>気になるのは天候のみ。

と上記で書いた通り、今日の朝5時50分にはJR駅まで早朝タクシーを予約しておいたのだが、途中、大阪駅に到着する前の電車内で、iPhoneが鳴った。
「すみません、今日は中止です」と担当自衛官。

実はそんな予感がしていたので、前日の午後遅くにも「明日は天気予報によれば、曇雪だとのことですが、予定はどうなんでしょうか?」とメールをこちらから送っておいたのだ。担当自衛官からのお返事は10数分程で届いたが、「中止になる可能性は低いと思われますが」と。

え?決行するんですか?流石というのか、無謀というのか何というのか……。伊丹では皆、寒気による降雪を物凄く心配していたのですけど。

そして、結局は私の懸念通りだった。中止連絡の電車内での通話でも、担当自衛官は、いかにも「テへへ」という感じだった。そして、「予備日についてはどうなんでしょう?」と尋ねた私に、「明日は…..」と戸惑っている様子だった。

モニター採用から一年も経つと、大体わかってきましたよ。姫路は全体的に、阪神間の伊丹よりも、よろずの~んびりおっとりしているようですね。穏やかなのはいいのですが、こういうやり取りから戦力の程がうかがえてしまう、かも?
伊丹のタクシー運転手さんも、「姫路は、駅前はきれいになりましたけど、のんびりした田舎ですわ」と。

大阪駅で引き返すことにして伊丹に戻ったが、午前中は緊張がほどけて疲労感が出て来たので、今後に備えてゆっくりと休むことにした。

私一人を含めて合計30名のプログラムなので、中止の連絡を入れるのも「遠方の人から」だそうだが、大変だろうな、とは思う。

これも訓練の一環ですぞ。それにしても、民間に比べると、対応が本当におっとりしていて(大丈夫かな)と思った。マニュアルを作っておけばいいのに…..。

(2025年2月8日記)
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2025年3月7日追記

1月25日の中部方面隊音楽まつり(西宮市)に関しては、クリッピング映像がここ数日の間にアップされている。
現場のホールで直接聴いていたのと、1ヶ月以上を経てから、編集された映像を自宅で見るのとでは、印象が異なる。

実は、3月2日には伊丹市のいたみホールで第三師団の音楽隊が定期演奏会を開いた。
その時の感想をブログで綴ろうと思いながらも、モニター二年目に入った今、少しずつ事情に慣れてきた自衛隊に関して、気になる事柄が次々と浮上し、ついに伊丹市立図書館から数冊借りて、夢中で読み進めてしまった。

「気になる」とはいえ、決して悪い側面ではない。むしろ、姫路の広報官に尋ねたいことがあっても、恐らくは答えを回避されるか、(失礼ながらも)答えられないのではないか、と思ったことだ。知らないから、というよりは、現役である間は、まともに答えて窮地に陥ることになりそうな可能性があるならば、こちらから控えた方がいい、という私なりの判断である。
なぜならば、「自衛隊を退職後も『墓場まで持って行け』と言われている事柄もある」と、元航空自衛官だった伊丹の知り合いから聞いたことがあるからだ。

ところが、面積25平方キロメートルしかない狭い土地に、二つも陸上自衛隊の駐屯地が置かれている伊丹市の図書館、さすがに200冊以上所蔵されていた「自衛隊」検索から選び抜いた国防に関する本には、読み応えがあった。
特に、日本語のできる外国人による数年以上かけた綿密なリサーチ結果である二冊の訳書は、こちらが知りたかった事柄をズバリと抜け目なく書き込んでいて、合点がいったり、つい笑ってしまったりもした。れっきとした自己完結型の武装組織であるにも拘わらず、自称他称公称が「国防軍」「日本国軍」ではなく、あくまで専守防衛としての「自衛隊」という曖昧な位置付けとなっているため、社会学的、人類学的に非常に興味深い。ところが、歴史的経緯から心理的にセンシティブでもあるために、これまでほとんど学術的に研究されてこなかったらしいのだ。

多分、私は本質的に研究者マインドなのだろう。主人がよく、「ユーリは研究者向きだよ」と励ましてくれていたが、その割には滞った作業が多々ある。でも、防衛モニターをしながら、社会学的手法で重ねて次々と質問したくなる性分を、現役自衛官さん達の精神的負担にならないよう、何とか自制しているというのが実感だ。

このトピックについては、また後日に。

(2025年3月7日記)
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2025年3月16日追記

(https://x.com/ituna4011/status/1883123770313060564)
Lily2@ituna4011
http://mod.go.jp/pco/hyogo/hyochin/index_hyochin.html…  
《ひょうちんは元気な妖精だよ》
http://dailydefense.jp/_ct/17374841  
《まもるくんは素朴で親しみやすく、特に子供や女性に人気がある》  《特別広報官として腹筋などの基礎訓練に励んでいる》
9:04 PM · Jan 25, 2025
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(2025年3月16日転載終)

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女は怖いよぉ~

(https://x.com/ituna4011/status/1879463207162749008)
Lily2@ituna4011
最近、女性犯罪が目立ちませんか? 三菱UFJ銀行、東京女子医大、法政大学のハンマー乱打事件等。 女は怖いよぉ~。
6:38 PM · Jan 15, 2025
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。。。。。。。。
(https://x.com/ituna4011/status/1155310387027296257)
Lily2@ituna4011
市長と町長の経歴を比較した以上、自分のプロフィールも提示。平成2年に大学院修了、つまり平成15年(2003年)の大学改革(改悪?)以前の教育を受けたということ。従って、「就職できなかったから/自分探しとして、大学院に行く」という発想自体、ご法度。女子院生を採って研究費がつくのもダメ。
11:53 AM · Jul 28, 2019
。。。。。。。。
(https://x.com/ituna4011/status/1679814964184498176
Lily2@ituna4011
実際の経験では、女性医師は神経内科に向かないと思う。 例えば、神経学会の会合に背中を大きく開けたドレスを着て出席していた医師の写真を見たことがあるが、何を勘違いしているのか、誤診が気になる。 体力もないし。頭も….!
8:27 PM · Jul 14, 2023
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(https://x.com/ituna4011/status/1847407771639304292
Lily2@ituna4011
名古屋大学の神経内科教室では、講義、試験採点、外来診察の他に、毎晩12時まで研究室にこもって研究三昧の日々だという。 女性の活躍なんて、無理だ。 男性医師は、髭を剃って顔を洗えば済むが、女医はお化粧に美容院に服装に、と時間がかかる。体力も脳の構造も男女差あり。
7:41 AM · Oct 19, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1875792284224249979
Lily2@ituna4011
ここで素朴な疑問。下畑教授が御紹介された四人の著者の著作を、私は高校生から大学院生の頃までに読んでいた。ところが、結婚後に配偶者が神経疾患に罹患したことで遭遇した女性の神経内科医は、ベテランのお一人を除いて、軒並み失礼な態度だった。 神経学の女子教育は、どうなっているのですか?
3:31 PM · Jan 5, 2025
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(https://x.com/ituna4011/status/1878567982789702097)
Lily2@ituna4011
神経内科の女子教育を何とかして頂きたい。
7:21 AM · Jan 13, 2025
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(2025年1月15日転載終)

https://itunalily.hatenablog.com/entry/2024/11/11/073636

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バカ話小話

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Lily2@ituna4011
「あれこれ勉強するな!」「こっちの知らないことばかり発表するな!」と学会で怒鳴って来た人が今や某国立機関の教授に。 だから平成期の日本のアカデミック水準は下がったのか?
1:28 PM · Dec 1, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1866249815916691618)
Lily2@ituna4011
「なぜなぜ期」は思考力向上の好機 質問見極めて対応を 青山学院大学教授、坂上裕子さん – 日本経済新聞 https://nikkei.com/article/DGXZQOUD057UT0V01C24A1000000/…
← 私も小さい頃、 なんで?なんで? と、いつでも質問ばかりしていました。今でも恥を忍んで、どこでも質問しております!
7:33 AM · Dec 10, 2024
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(https://x.com/ituna4011/status/1866282395370189000)
Lily2@ituna4011
小さい頃は、五月蠅い子供だった。 今は質問責めオバさん。
9:42 AM · Dec 10, 2024

(https://x.com/ituna4011/status/1866283469439140328)
Lily2@ituna4011
小学生の時、母方祖母の家の法事にお経を上げに来られた和尚様に、
すみません、人生の意味って何ですか?
と私は質問したかった。祖母が、
それはいいことだ、
と喜んで二人で待機していたが、お寺さんはそそくさと帰られた。
9:47 AM · Dec 10, 2024
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(x.com/ituna4011/status/1878730664868245553)
Lily2@ituna4011
平成初期のバブル崩壊後から日本社会がバカっぽくなった。テレビ番組、ジャーナリズム、大学の質、経済政策、どれを取っても見苦しい程、劣化が著しい。 私の世代は、戦前の教育を受けた方のご尽力と保護による最後の利益層だった。 若い世代は、余程のことがなければ知らない実感だろう。
6:07 PM · Jan 13, 2025

(2025年1月15日転載終)

https://itunalily.hatenablog.com/entry/2024/11/11/073636

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