献血の話(続編)

(http://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

6月27日 19:25

ただ今、帰りました。献血400ml 連続15回達成。
半年に一度の恒例行事に。
毎回、献血による研究課題リストを楽しみにしている。
。。。。。。
Y・O様:私も65歳位まで、定期的献血に行ってました!
    その年に入院する様な手術をしてから行かなくなりましたが、例年行っておれば、確か68歳位まで出来たはず!
    私の出来る唯一の社会貢献だったのに〜
    ずっと頑張って下さいね♪

ユーリ:Oさん、塚口のサンサンタウンまで?
    定期的な献血は、健康維持にもなりますね。
    手術は残念でした。くれぐれも、予後を大切になさってください。

Y・O様:サンサンタウンでした!
    自転車で行ってるし〜
    と考えて、帰りはどこで何を飲もうか?そんな不謹慎な献血でした!

ユーリ:ジュースですね?

ユーリ:毎回、お礼の品が変わるのも、楽しみ。いつも家計簿につけて、変化を見ています。島本町は、やたらたくさん、飲み物や台所用品をくれました。高槻は、歯磨き    
    セットだったかしら?松坂屋前とイオン前の二カ所、懐かしいです。

ユーリ:S様、ありがとうございます。

ユーリ:実は、半年前の記録よりも、体重が2キロ減ったので、一応申請。理由は、高脂血症の予防として、脂っこいものを止めたから。
    朝食のパンは、胚芽米か玄米ご飯にして、炒めものは圧力鍋の煮物に変えた。お肉から酢鯖や鰹のタタキに。鷄の唐揚げが好きだったが、一切止めた。
    大豆や小豆から蛋白質を摂るようにした。
    献血ルームの受付女性が、羨ましい、と。減量が体調不良と勘違いされないため、一言だけ。

ユーリ:尼崎では、最初の頃、献血後にアイス !いただきました。今はありません。

ユーリ:H様、ありがとうございます。

ユーリ:Thank you, Michael!
ユーリ:T様、ありがとうございます。

Jay A Lerman:I hope you are (still) more than 1/2 full, yourself!
Jay A Lerman:Oops, bad finger… bad !
ユーリ:Hi, my Uncle Jay! I do not understand your sentence, I am sorry.
Jay A Lerman:my ‘finger’ missed the correct letter, misspelling your name… so, I was shaming it!

ユーリ:That’s OK, Uncle Jay!
ユーリ:U様、T様、ありがとうございます。

(2022年6月29日転載終)
。。。。。。。。
2022年6月29日追記:献血に関する過去ブログのリストは、こちらを参照のこと。

(http://itunalily.jp/wordpress/14 Dec 2021)
「14回目の献血」

(終わり)

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諜報機関と情報分析

2022年6月22日付メーリングリストより

別冊宝島『世界の諜報機関:組織と手口を明らかにする』

・古代からスパイは存在した。旧約聖書にはさまざまなスパイの話があり、それはすでに創世記に登場する。当時、エジプト国境では間諜の出入りを警戒していたことがそこには書かれている。

・スパイ、情報組織の本質は、自国の生き残りのための活動であるということだ。

・日本版NSC(国家安全保障会議)設置に関する法案は、安倍政権が基盤を盤石としたことで、再び法案成立に向けて動き出したというのが大きな流れ。
情報組織自体は、今は仮称で「国家情報局」官邸内部で呼ばれている。NSCを機能させるための実働部隊ともいうべき存在である。

・内閣という車を、前輪のNSCと後輪の「国家情報局」が動かすというイメージ。敗戦後の日本で初の国際水準の諜報機関が誕生する。すでに内閣情報調査室(内調)と警察庁の外事情報部が中心になり、準備を進めている。注目すべきは、総理官邸や関係省庁の最上層部の人間が自ら動いて準備を進めている点で、本気度が伝わってくる。

・今後NSCが創設され、そのあとに国家情報局も整備され、ヒューミント、
つまり人的な諜報能力が加われば、わが国のインテリジェンス能力は飛躍的に高まると期待される。

・たしかにメールやファックス、通信傍受などで世界の情報の多くはカバーできる。しかし最終的な詰めは人間との直接接触が必要なケースが多いのも事実。

・せっかく集めた情報をどう活用するか。国家情報局が集めてきた膨大な情報を、総理に毎日すべてブリーフィングしていたら総理はパンクする。つまり総理に上げる前に誰かが情報を精査・選択しなければならない。それを国家情報局とNSCのどこの誰がどのように行うのか。実は、日本の新しい体制となるNSCおよび国家情報局の両輪体制の一番の課題がそこ。

・日本が国民の生存を確保し世界の安全に寄与するために諜報活動は不可欠だという価値観を、日本国民一人ひとりがしっかり理解できるか。そうした国民合意を形成しなければ、たとえ今は高い内閣支持率の中で組織を作っても、本来の仕事は遂行できない。インテリジェンス戦略の重要性を国全体で共有するのは簡単ではない。

・フランスの諜報機関『対外治安総局』は、小規模ながら素晴らしい働きぶりを見せ、中小国の情報組織の良い手本となっている。フランスの情報組織の歴史は古く、ブルボン王朝のルイ13世の時代にまでさかのぼる。

・フランス対外治安総局の予算は、約5億ユーロ(650億円)、人員は約5,000人。アメリカの情報組織と比較するとケタ違いに小さな組織である。ドイツやイギリスのそれと比較しても小さめであるが、年間7000を超える報告書を諸機関に提出するなど、機能的で効率よく働く情報機関として高い評価を得ている。

・フランスは現在も複数の植民地を持ち、海外、とくにイスラム系国家からの移民も多く、治安維持のためにも、彼らの情報組織はなくてはならない存在である。

・オランダの歴史は苦難の道である。だからこそ、積極的に国連の平和維持活動に参加している。それを支えるのが総合情報保安局なのである。

・ロシア情報筋によれば、ウズベキスタンの情報組織能力はソ連時代のノウハウの蓄積もあり、今も高い水準を維持している。

・諜報ネットワークを世界中の隅々まで張り巡らしているイスラエルのモサドは、アメリカやロシアでさえまったく掴んでない情報を、どこよりも早く獲得していることが多い。

(転載終)

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ご当地検定と「郷土愛」と

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

(www.nikkei.com/article/DGXNASDG0300S_T00C14A7CR0000/?fbclid=IwAR2RAPW8J7_Qasd11uM_cLxcO4VYAoDd_XZAAPIccrfVURB_72m7_plUkG4)

「ご当地検定、明暗分かれる ブーム去り5年で半減」
2014年7月3日

《地域の歴史や文化などの知識を問う「ご当地検定」の明暗が分かれている。ブームが去って受験者が少なくなり、運営が難しくなって多くの検定が消える一方、「郷土愛」に支えられ、今も人気が衰えない検定もある》

《ご当地検定は、地域の活性化や観光振興のため商工会議所や観光協会などが実施している。全国検定振興機構(東京都)の調査では、検定数は同機構が発足した2009年の135から、13年には半数近くの77に減少。5年間で62が廃止となったのに対し、新規開始は4つにとどまったという》

《全国から毎年平均約7500人が受験する「京都・観光文化検定試験」。主催者側は「合格者が合格証を車に貼るぐらい、ステータスになっている」と話す》

《ご当地検定に詳しいブランド総合研究所の田中章雄社長は「何を伝えたいかが明確で、一過性ではない深みがあることが重要だ。何より、自分たちで地元を良くしていこうという運営側と受験者の郷土愛が存続のポイントでは」と話している。〔共同〕》
…………
(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2022年6月26日投稿

昨日の午後、伊丹学検定のお話が出た。
テキストはあるが、検定は終了したようだ。
ご当地検定が続くのは、京都観光検定や名古屋城検定ぐらいでは?
名古屋城も危ない感じがするが….。

神社検定試験、参級は合格証の絵馬あり。弐級は結構難しく、90分で100問解答しなければならない。時間ギリギリだ。特に、日本書紀は、古事記との異同が大変で、頭がごちゃごちゃに。

子供の頃、日本神話や地方の昔話をよく読んでいたのに、学校教科書ではノータッチ。昭和40年代は、まだよかった。一昨日、公立の小中学校の教科書展に行ったが、家庭教育がますます重要だと感じた。
。。。。。。。。。
昔から、各種試験の合格体験記を読むことが好きで、励みにしている。
神社ブームだと聞いていたが、神社検定は、熱心な人は相当な高点数で合格。神社巡りが好きで、ブログに神社参拝記を書き続けているらしい。 
趣味程度なら、弐級壱級はハードルが高そうだ
仏教検定ってあるのかしら?
。。。。。。。。。
8という数字は、日本では聖なる数。だから、八州、八重雲、八重垣…。神社の棚の脚は八脚。
南庭で儀式をするのは、中国から入った王と方角の思想(天子は南面)から。

古文書の会で質問しても、今の若い先生は、

「文献の証拠がないから、それは言えない。」

と返答。エビデンス流行りの影響はここにも?

長い間の習俗、常識なんですが。
。。。。。。。。。
専門書や論文ばかり読んでいると、案外に基本的な知識が抜けてしまうことがある。だからこそ、私は趣味程度であっても、知識のベースを固めるために、関連する検定を受けている。
学位や資格が先行することの、いわば弊害でもある。
今や、ボランティア活動をしている方達の方が、しっかりした勉強をしていることも多い。経験の蓄積もある。
。。。。。。。。。
研究者としての自分の専門とは別に、日本国民としての素養は常に学び続ける以外に、ない。日本は確かに奥深い。
。。。。。。。。。
香港の若い男性が、日本に憧れて神社検定を受けて合格した、と書いていた。憧れかぁ。若い頃、私がドイツ語に夢中になって、ドイツ語で文通したり、独検を受けたりしていたような感じかな?

(転載終)
………………
というわけで、今回のWeb版神社検定初受検の結果は如何に?

神社検定のことは、2017年2月3日に発症した右目の角膜ヘルペスがなかなか治らなかった頃、6月末の夏越祭で町内の水無瀬神宮境内のポスターを見て知った(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170630)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170702)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170729)。

ところで、主人の実家は神道の家で、お墓も「奥都城」と刻んである(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20150103)。
明治生まれの同居の父方祖母が、(岡山大学の古文書にも出てくる比較的大きな神社の)神主の娘だったので、毎朝、祖母の祝詞やお祓い等を見聞きして育った主人だった(http://itunalily.jp/wordpress/「知縁以上に重要」29 Jan 2022)。

ごはん(玄米)が大好きで(「だって日本人だも」)、お風呂も毎日必ず入り、温泉が大好きだった主人に、「本当に神道の子ねぇ」と、私はよく言っていた。
「浄明正直」等も、そのままさり気なく無言で実践している感じだった。
神社の鳥居をくぐる時も、「だって照れくさいじゃないか」と頭をポリポリかく程、神道が浸透しているようだった。(No pun intended.)

それに加えて、私のマレーシア関連のキリスト教や聖書翻訳のリサーチも、どういうわけか喜んで励まし、最初からいつでも応援してくれていた。

振り返ると、本当に恵まれ、幸せなことだったと感じる。

ポイントは、私にきちんとした神道知識が欠けている、ということだ。何となく曖昧模糊としていて、国文学科出身なのに、知っているようなわかっていないような、もやもやした感覚だったのだ(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20170115)。

だから、今年1月から『神社新報』を購読して切り抜き帳を作り、扶桑社の『皇室』誌を図書館から借りてノートを取ったり、必要箇所はコピーをしたり、國學院大学から出ている論文集から関心の高いテーマを探し出して市内の図書館経由で国会図書館に複写依頼をして、少しずつ学んでいる。

「仏教のお寺さんの方が宣伝上手だ」とお世話になった神職の先生がおっしゃっていたが、神社はあまりにも身近過ぎるのと、GHQの神道指令の影響が今に及んでいるためか、なかなか…..。
……………
神社検定は、2019年6月に初めて、参級を神戸で受けた。主人の病状は日毎に心配が募る状態で、不安と緊張で大変に疲れる日々だったが、夜、和室に寝転んで指定テキストを読むことで気晴らしをしていた。若い頃の国文学の日々が蘇って来て、自分への鼓舞にもつながったのだ。

合格証の絵馬は、高熱で主人が倒れて市内の病院に入院していた8月末に届いたが、病室で見せると、うれしそうにしていたので、(やっぱり神道の子だ)と思い、万が一の備えは神式に決まった。

2020年6月は、コロナで神社検定が中止になった。主人の入院転院が続き危機的な状況だった寒い頃から、自分に規律を課すために、早々と検定料を払い込んでいた私にとっては、実に幸いだった。良くも悪くも、コロナなのだ。

2021年6月には、いつでも主人が全て調整してくれていたパソコン4台が一気に故障して全滅したので、初のオンライン検定どころではなく、事情を話して検定料を払い戻していただいた。

そして、今年は晴れて、パソコンで悠然と受検。検定料が割と高めなだけあって、ホームページがきれいで、時間に正確にページが切り替わり、個人履歴もきちんと残されることを知った。

本当は、会場に赴く紙式受検の方が好きだ。目の疲れ具合や緊張度が違う。自宅受検だと、もしも突然停電したり、パソコンが機能しなくなったり、途中で誰かから電話がかかってきたり、ドアベルが鳴ったりした場合、困るからだ。

これは、来月中旬の放送大学大学院のWeb方式の単位認定試験にも言えることだ。その予備訓練だと思えば、今回の神社検定は意味が充分ある。

とはいえ、神社検定では、問題数から時間がギリギリで、テキストやメモを見てのカンニング受検はできない仕組みになっている。いわば、良識に信頼して、ということでもあろうか。

生涯教育が盛んに叫ばれる昨今、上位学位や資格や検定がますます流行するかもしれない。だが、重要なことは、検定や資格や学位はあくまでエントリーであって、その後は自分の研鑽と意欲次第だ、ということだ。

これから、15回目の献血に行ってきます。コロナ・ワクチン三回目は、妹や弟と相談の上、接種はしていない。

以 上

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Hezb’allah

My American trip friend, Darlene, wrote this new article. (Lily)

American Thinker(http://www.americanthinker.com)
25 June 2022
Hezb’allah encourages Lebanese theft of Israeli natural gas
by Darlene Casella

The Mediterranean Levant Basin is offshore to Israel, Lebanon, Syria, and Cyprus. It could hold 120 trillion cubic feet of gas. This is enough to supply energy for the region and Europe. Israel has two huge gas fields, Leviathan and Tamar, as well as other smaller gas fields, which are part of Israel’s Exclusive Economic Zone (EEZ) in that basin.

The Karish natural field is one of these. Gas was discovered there in 2016, Karish is owned by Energean Israel. In 2017 the Israeli Minister of Energy approved development.

United Nations international maritime maps, including maps submitted by Lebanon in 2011, show Karish in Israeli territorial waters. In 2019 it was revealed that Karish has recoverable natural gas resources significantly larger than originally expected.

Under pressure from Hezb’allah, Lebanon claims Karish ownership and asserts the maps are wrong. Lebanon demands that drilling be halted until the dispute regarding maritime borders is settled.

Energean installed an exploration platform in the Kadish Field, and announced they would begin extracting gas within three months.

Hezb’allah was founded in 1982 by Iran’s Revolutionary Guards. Lebanese voters have given Hezb’allah powerful influence and seats in Lebanon’s Parliament.

Sayyed Hassan Nasrallah, secretary general of Hezb’allah, gave a televised speech on June 9 about “Israeli provocations” in the maritime area. He threatens to strike the gas rig that Israel is setting up at Karish. Nasrallah thundered that Lebanon has the right to fight militarily to prevent Israel from extracting oil and gas from the Karish area.

Lebanese prime minister Najib Mikati invited Biden’s State Department energy envoy Amos Hochstein to mediate “negotiations to demarcate the southern maritime border and to work on concluding the issue as fast as possible to prevent any escalation that would not serve the state of stability in the region.” Is that a threat from the prime minister?

Amos Hochstein served under Obama Administration Secretaries of State Hillary Clinton and John Kerry. Neither of these secretaries were known as pro-Israel. In Beirut on June 14, Amos met with Lebanese president Michel Aoun at the Baabda Presidential Palace. It is reported that Hochstein proposed a gas field swap, but Lebanon did not officially agree.

No date is set for Hochstein’s visit to Israel. Diplomacy proceeds tentatively.

Leader of the terrorist Hamas organization, Ismail Haniyeh, went to Lebanon June 23rd for a meeting with Nasrallah. We speculate on what these terrorist haters of Israel might have discussed.

Lebanon and Egypt are expected to sign an agreement for gas supply through a pipeline which will pass from Egypt through Jordon and Syria. Lebanon has a severe energy shortage and many parts of the country have electricity only two hours a day. A Catch-22 is that Egypt gets much of its gas from Israel.

Israel, Egypt, and the European Union (EU) signed a milestone “memorandum of understanding” in mid-June that Israel will export its natural gas to the EU. The goal is to reduce dependence on Russian gas. Gas will flow from Israel to Egypt through a pipeline and then be transported on tankers to Europe. It is anticipated that this will bring $1 billion shekels to Israel.

The importance of gas development to Israel was not always self-evident. Over a decade ago, Israeli cooperative gas development was blocked by Anti-Trust Commissioner David Gilo. Prime Minister Netanyahu declared gas development to be a national security priority and Commissioner Gilo resigned. Houston-based Noble Energy and Israel’s Delek Group became consortium partners.

Leftist member of the Knesset Zehava Galon launched an attack suggesting that American philanthropist Sheldon Adelson had contacted Netanyahu to influence the natural gas issue. Zehava wanted Netanyahu out of gas negotiations. Adelson responded “I never had any discussions, in writing, in person, or by telephone with the Prime Minister regarding any gas company. I hope that Israel becomes energy independent and an energy exporter, but so does every Israeli and every Jew around the world. I don’t even know Noble Energy. This is all a complete fabrication and 100% false.” It was determined that the accusations were completely without merit.

Adelson died in 2021, but he must be elated because his hope for Israel’s energy has come true.

・Darlene Casella is an internationally published writer, a former English teacher, stockbroker, and owner/president of a small corporation. She is active with Republican Women Federated, the Coachella Valley Lincoln Club, the California Republican Party, PEO, Armed Services YMCA-29 Palms Marine Base. She can be reached at darlenecasella@msn.com

(End)

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こだわりの白扇酒造 in 川辺町

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima/posts/)
2022年6月24日投稿

皆様、どうぞご覧ください。
岐阜の川辺町にある酒造で、母方祖母の実家、つまり私の曽祖父母の家業です。江戸時代から続いています。
私の再従兄弟や熱心な杜氏さんが出演しています。
阪神間の都会酒造との違い、わかりますか?

(ユーリ記)
…………
白扇酒造株式会社
いいPVできました

黒松白扇(4:22)https://youtu.be/VMwguu4d-SI
本みりん(3:40)https://youtu.be/qNPVhq3mPiY

日本酒 黒松白扇 『職人たちの想い。
88 回視聴
2022/06/24

白扇酒造は明治期に加藤酒店屋号はカネトウ藤、銘柄は加茂泉、焼酎は金星でした。昭和に入り、戦後株式会社となる時に先代が思い切って銘柄を変更し黒松白扇となりました。そして平成となる時、登録商標の問題が起こったため「あえて新銘柄で新しい時代を」と花美蔵と命名しました。白扇酒造は代が変わるごとに銘柄を変えてきた歴史となっています。 そして今度は、令和の時代を迎え、どういうわけか「黒松白扇」の登録がもどり副社長が自分の時代は「黒松白扇」というもとの銘柄で再出発したいとの動き出します。新しいブランドを立てる事はよくあることですが、昔の銘柄にもどすのは業界でも初めてではないかと思います。 世の中いろいろありますが、まずは白扇酒造の新しい令和時代に御期待下さい。

福来純 本みりん 『私たちの本みりん
93 回視聴
2022/06/24
白扇酒造

みりんの醸造が発祥の白扇酒造では、昔から変わらない伝統的な手法で「福来純 伝統製法熟成本みりん」を造り続けています。優良な「国産もち米」と、手作業で育てた「米麹」、自社で蒸留した「米焼酎」のみを使用して仕込み、熟成。深みのある甘みと複雑な旨みが醸し出され、琥珀色に輝く逸品です。化学調味料や食品添加物は一切使用していません。しつこくない上品な甘さが料理の素材を引き立てる、飲んでも美味しい伝統みりんです。

(転載終)
……….
Y・O様:昔からの伊丹の名物にこぼれ梅が〜
味醂の搾りかすだって今の若い方はご存知かな⁈

ユーリ:O様、今日の午後はよろしくお願いいたします。こぼれ梅、今もありますか?

ユーリ:こぼれ梅はJR伊丹駅の物販店にあるそうです。T様、ありがとうございます。

ユーリ:豆乳のおから似。

Y・O様:どちらかと言うと、酒粕と言うより、豆腐のおカラの方が、近いかも⁈
それは最近の機械で、とことん最後まで絞ったちょっと位味醂の香りの残る様な「こぼれ梅」じゃ無いからなのかな〜

ユーリ:食べてみます、機会があれば。

ユーリ:季節限定で、11月から3月頃までの販売だそうです。今、店頭で確認しました。

Y・O様:私が購入したのは、1年以上前の冬だった様な⁈

ユーリ:友の会が終わってすぐ、自転車でJR伊丹駅のギャラリー店へ行き、お店の人に聞いてきました。善は急げ、です。

ユーリ:カレンダーに書く 。

(転載終)
………..
過去ブログ(http://itunalily.jp/wordpress/)にも白扇酒造の記事を掲載いたしました。

「母方曾祖父母の家業:白扇酒造」(25 Mar 2020)
「知縁以上に重要」(29 Jan 2022)
「伊丹尽くし」(21 Feb 2022)
「学芸員・図書館員への要望」(12 Mar 2022)

最初は、こちらにも書きました。

「2017年6月11日 曾祖父母の家業」
(http://itunalily.hatenablog.com/entry/20170611)
…………
白扇酒造の本味醂は、2019年7月に初めて注文し、最近、新たに注文しました。今、箱入りのままお供えしてあります。

疲れた時には、赤味噌に白扇の本味醂を少々加えて練り、白胡麻や刻み葱や刻んだ茗荷を混ぜ込んで、炊き立ての小豆入り玄米にのせるご飯をどうぞ。私のオリジナル作ですが、お味噌が照り輝き、お勧めです。

今年のお正月用に、白扇さんからお屠蘇も買いました。厄除けと薬効があり、まったりと深みのある味でした。

岐阜の田舎の酒造は、自然豊かで広々とした敷地に悠然と展開されています。秘伝は口伝で、古文書も残さず、博物館や学校を建てることもせず、ひたすら地元の人々に信頼され、よりよい品質で皆様に喜ばれることだけを考えて、代々の家業を続けてきました。この気取りのなさ、愚直なまでのこだわりが、取り柄といえば取り柄でしょうか。蔵は男の仕事。女性達は、丁寧な販売や人々を楽しませる工夫で、華やかに盛り上げます。

阪神間の場合は、都会風というのか、宣伝上手というのか、最初はいいけれども、誰もが知っていることを説明で繰り返されると、いささか自慢げで食傷気味。また、蔵で働く職人さんの声がいささか後退している、かな?平成7年(1995年)1月の阪神淡路大震災による酒蔵倒壊の影響が甚大だったせいもあるけれども…..。

お酒の味については、岐阜と伊丹その他で比べられるものではありません。水質や風土や気候や歴史的な経緯によるものだからです。白扇さんに関しては、少なくとも、昔ながらの製法を継続していることが重要。

私の再従兄弟に当たる副社長の加藤祐基さんと、お酒造りに情熱を注ぎ、人生を賭けている杜氏の服部龍二さんを、どうぞ御贔屓ください!

(2022年6月25日転載終)
…………….. 
2023年6月9日追記

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)

2023年6月7日投稿
今回「黒松白扇 純米吟醸 花~HANA~」が受賞したそうです。
おめでとうございます!昨秋、白扇酒造さんのお酒造りのために京都の松尾大社へお詣りしました。願いが聞き届けられたのかもしれません。お祝い申し上げます。
皆様も是非、御贔屓を。伊丹酒との飲み比べもおもしろいかもしれません。

(2023年6月9日転載終)

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Corrupted universities

(https://unherd.com/2022/06/how-students-corrupted-our-universities/)

How universities were corrupted
Vindictive protectiveness has re-shaped our institutions
by Matthew Goodwin(Professor of Politics at the University of Kent and Fellow at Legatum Institute)
His new book, Values, Voice and Virtue: The New British Politics, is out in 2022.

When are we going to do something about the state of our universities? We must surely by now be familiar with the symbols of this unfolding crisis. Philosopher Kathleen Stock, who was harassed by students and staff to such an extent that she was forced to leave her position at the University of Sussex. Noah Carl, the promising research fellow, who was chased out of Cambridge. Tony Sewell, the government advisor who oversaw the Commission on Race and Ethnic Disparities before suddenly finding his offer of an honorary doctorate at the University of Nottingham withdrawn. Tim Luckhurst, the Principal at Durham who invited Rod Liddle to speak at a dinner and was then suspended after students demanded he be disciplined.

These are only four of the 137 academics or speakers who have, since the mid 2010s been banned from Britain’s campuses, faced student-led campaigns to silence them, or have simply been sacked. But new research suggests that things are far worse than we thought — and getting worse.

The study by the Higher Education Policy Institute confirms we are facing a deep cultural problem that is becoming more pronounced with each generation. Crucially, unlike studies in the past, the Institute tracked the attitudes of a representative sample of university students over the past six years, between 2016, the tumultuous year of the Brexit referendum, and today. The findings are devastating.

They point to a new generation of university students who are increasingly supportive of removing from campus words, books, ideas, speakers, and events they find uncomfortable or offensive. This generation have been raised to prioritise their “emotional safety” above all else, and are more willing to impose restrictions on others, to curtail views they disagree with.

In their highly influential work in America, Greg Lukianoff and Jonathan Haidt warn that universities and colleges are increasingly characterised by what they call “vindictive protectiveness” — a push to transform these institutions into “safe spaces” where students are shielded from words and ideas that make them uncomfortable, and where anyone who questions or challenges this orthodoxy is either ostracised or punished.

This is, clearly, now happening in Britain. Student support for refusing to sell tabloid newspapers on campus, on the grounds of sexism, has rocketed 24 points, to 62%. Support for banning speakers who offend students has more than doubled, to 39%. Support for firing academics if they “teach material that heavily offends some students” has also more than doubled, to 36% — that’s over a third of undergraduates who would support the removal of lecturers and professors they perceived to be offensive.

Evidence of this “purity spiral”, whereby members of a dominant ideological group become increasingly intolerant of those who hold other beliefs, is reflected in other findings. Support for removing memorials of potentially controversial historical figures has rocketed 25-points, to 76%. Support for establishing “safe space policies” has jumped 14-points, to 62%. Support for banning books that might cause offence — whether in terms of race, sex, religion, or politics — is up across the board. And support for stopping or disrupting events that students are not happy with has also more than doubled. “Some areas have seen less change than others”, write the authors, “but, overall, the pattern is very clear as the changes that have occurred are overwhelmingly in one direction – towards more support for restricting freedom of expression on campus. Moreover, the scale of the changes are often stark.”

I suspect three factors are colliding to weaken our universities, creating a generation of students poorly prepared for the more polarised world off campus, and pushing our world-leading institutions away from their founding mission to search for truth through free enquiry.

The first is generational. Students who are currently finishing their first year at university were born in 2003-2004. They are Generation-Z, the Zoomers, who have simply had fundamentally different coming-of-age experiences than their Millennial or Generation-X parents.

Millennials and Gen-Xers came-of-age in the Eighties and the Nineties, sandwiched between Thatcher and Blair. Politics was turbulent but also more stable. People were generally committed to the two main parties. The agenda was more economic than cultural. And there was still a diverse range of voices in politics, media, creative, and cultural institutions, which helped to ensure that people were exposed to alternative views. The growing education-based polarisation between graduates and non-graduates had not yet intensified. And the far more liberal graduate class had not yet taken over the institutions.

Zoomers, in sharp contrast, have grown up in a completely different world. They were 13 when the Trump and Brexit revolts erupted and they spent their adolescence living amid what political scientists call “affective polarisation” — a far more divisive, volatile, and emotion-led politics in which Remainers and Leavers, liberals and conservatives, have simultaneously became more positive about their own tribe and more openly hostile toward the opposing side.

Aside from being the first generation to witness a strong populist Right (UKIP) and a strong populist Left (Corbyn), they have been raised by parents who have more openly taken sides in this more polarised environment — symbolised by the 36% of Remain-voting parents who would “feel upset” if their child married a Brexiteer, and the 21% of Brexit-voting parents who would feel similarly if their child were to marry a Remainer.

Given this polarisation is underpinned by the growing educational divide between more culturally liberal graduates and more conservative non-graduates, it is perhaps unsurprising to find that the university students who are self-selecting into universities have also become more focused on prioritising the needs of their own tribe and more willing to ostracise others.

Secondly, regarding ideology, Zoomers are also the first generation to have been born, raised and immersed in what sociologists Bradley Campbell and Jason Manning call “Victimhood Culture” — the rise of a new moral code in Western societies characterised by an overwhelming concern with deriving social status through claims to victimhood, extreme sensitivity to offence, and a strong dependency on turning to third parties to resolve disputes.

Unlike moral cultures in the past, which stressed dignity and honour, and put an emphasis on toleration and negotiation as a route out of conflict, victimhood culture encourages students to stress their oppression, marginalisation, and victimhood as a means of acquiring status from their peers; while simultaneously turning to third parties (i.e., university administrators) to punish those who are seen to be “oppressing” or merely challenging their safety and beliefs.

This is reflected in the finding this week that 64% of students now think that universities should “consult special interest groups (i.e. religious or gender societies) about on-campus events”, up from only 40% in 2016. And in the finding that 61% of students now think that main job of the university is to ensure that all students are protected from discrimination rather than allow unlimited free speech, up from only 37% in 2016.

The rise of this victimhood culture is also, almost certainly, being encouraged by the broader ideological evolution of Britain’s universities. As my research, and that of others, has shown over the past four years, these are morphing into “ideological monocultures” where the ratio of Left-wing to Right-wing academics has increased from three to one in the Sixties to around eight to one today. Much like institutions in America, it is increasingly hard to find visible conservatives or other nonconformists on campus. Some students will now go through their entire degree never really knowing one at all.

One basic problem with monocultures is they embolden the most radical activists to lash out against others, safe in the knowledge that the moderates won’t challenge them. In turn, significant numbers of academics openly admit to being biased against conservatives, including one in three who would not hire a known Brexit supporter. Most conservative and gender critical scholars say they are self-censoring on campus, as do one-quarter of all university students, while those on the right or who do not subscribe to the new orthodoxy on campus are especially likely to do so, underlining the impact of this new moral culture.

Nor is this lost on students themselves. While prominent academics sit on Twitter arguing that the crisis unfolding in our universities represents a moral panic being whipped up by Right-wing campaigners, the students who are actually sitting in their seminars and lectures are increasingly taking the opposite view — the latest report finds that 38% of students think “universities are becoming less tolerant of a wide range of viewpoints”, up from 24% in 2016.

Third, while this is being reinforced by social media (Zoomers are the first generation to have spent their entire lives online), within the context of the university it is more accurately being driven by organisational changes. Increasingly, over the last two decades, these generational and ideological factors have collided with a new ethos in universities which prioritises “student satisfaction” as the main, if not only, metric that really counts.

Conservatives are as much to blame as the Left. By focusing relentlessly on the marketisation of universities, by talking about students as consumers, we have created a climate in which the demands of students, not academics, increasingly shape our intellectual culture. Almost all the changes that are being imposed on higher education for largely political reasons — the decolonisation of reading lists, the imposition of ideological litmus tests such as “diversity statements” when applying for jobs or grants, decisions regarding who speaks and works on campus and who does not, and the transformation of universities more generally into hyper-political organisations — are now often made in the name of “student satisfaction”. This is further encouraged by the rampant spread of university bureaucracy, in which cowardly administrators — none of whom really understand the point of academe — routinely bend over backwards to ensure that student-led demands to have events removed, academics investigated, and new restrictive policies implemented are fully met and satisfied.

It is perhaps no coincidence that amid these changes, only 25% of British people now think universities are offering “value for money”, and more people would rather their child studied for an apprenticeship than went to university. What a tawdry end for our once world-leading institutions.

(End)

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よしなしごと

1. 子供の名づけ方

(https://twitter.com/_F164_/status/1533777459413655553)
竹田恒泰チャンネル公式切り抜きアカウント@takedachcut

2022 Jun 6
キラキラネームをつける親がヤバい! キラキラネームを子供につける親、常識ないでしょ

@_F164_
Replying to @takedachcut
このくらいはマシかな(^^) 於菟(長男) 茉莉(長女) 杏奴(次女) 不律(二男) 類(三男)
8:46 PM · Jun 6, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1533814441317650432)
Lily2@ituna4011
鷗外 森林太郎ですね?
11:13 PM · Jun 6, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1533824620599853056)
Lily2@ituna4011
学生時代に杏奴さんの文章を読みました。 さすが、文豪たるもの、子女の名前は凝っている、と思いました。
11:54 PM · Jun 6, 2022

(2022年6月23日転載終)

2. 医食同源

(https://twitter.com/ituna4011/status/1538061311208476672)
Lily2@ituna4011
掌蹠膿疱症は漢方薬できれいに治りました。
4:29 PM · Jun 18, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1538117257750261760)
Lily2@ituna4011
小豆を混ぜた玄米ご飯が炊き上がったら、 黒胡麻と紫蘇のふりかけを混ぜ込み、梅干し一個を入れておきます。 冬場はそのままでも大丈夫ですが、梅雨入りしたら、容器に移し替えて、冷蔵庫で保存を。 煮干しの粉末をふりかけると、塩味がして、カルシウムも補給できます。
8:11 PM · Jun 18, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1538136398200717313)
Lily2@ituna4011
カレーライスを作る時、グリーンピースもいいですが、オクラの輪切りもいけますよ。
9:27 PM · Jun 18, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1538136785708273664)
Lily2@ituna4011
最近、疲れた時の気分転換には、食材の栄養価を調べる趣味ができました。
9:29 PM · Jun 18, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539595990130655232)
Lily2@ituna4011
ナスと胡瓜がマレーシア原産だって!
10:07 PM · Jun 22, 2022

(2022年6月23日転載終)

3. クラシック演奏家

(https://www.facebook.com/ikuko.tsunashima)
2022年6月20日投稿

若い頃はにこにこしていて、熟女になったらきつい顔?
お化粧、あまり濃くない方がお似合いでは?
紗矢香さんから、早速反応がありました。何度も演奏会に行きましたよ。最初は2004年3月の京都コンサート・ホールでのシベリウスです。

Y・T:ま、営業用の写真ということで・・・。
ユーリ:素顔は自然体。
Y・T:ちょっと翳があって悪くないと思いますよ。彼女もいつまでも純真な少女のイメージではないでしょうしね…。
ユーリ:人生いろいろ。
ユーリ:お化粧が濃過ぎるんです。ご自分でされているのか?
ユーリ:目元がキツい。プロと相談してみては?
Y・T:専属のメイク、またはレコード会社のメイクさんでは? 日本人の感覚とはちょっと違うかも?
ユーリ:違いますね。舞台衣装のお化粧とも違う。
Y・T:随分とご立腹のようですねー
ユーリ:怒っていませんよ。紗矢香さんの応援です。

(2022年6月23日転載終・6月24日追記・6月25日再追記)

4. 医療保健福祉

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539110052149473280)
Lily2@ituna4011
メンソレータムの愛らしい看護婦デザイン。小さい頃、「かんごくさんのお姉ちゃん」と呼んで喜んでいた私。裏を見ると「かんごくさん」がいない。「お姉ちゃん、いなくなったよぉ~」と泣き叫んでいたようだ。 時代は変わって、男女平等の看護師の時代。メンソレータムのお姉ちゃん、またいなくなた。
1:56 PM · Jun 21, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539547154670202881)
Lily2@ituna4011
日本人のパーキンソン病の発症率は、欧米人の約半分。ハワイに移住した日本人は、パーキンソン病有病率が上がる。 以上、羊土社の実験医学 腸内細菌叢  2019年発行 p. 156, 158より。
6:53 PM · Jun 22, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539888798477451264)
Lily2@ituna4011

http://amed.go.jp/news/release_20201125-03.html…

《女性のパーキンソン病患者では運動症状発現前に血圧が高く、男性の患者では運動症状発現前からヘマトクリット値、T-Cho、LDL-Choが低下》
5:31 PM · Jun 23, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539894013419225088)
Lily2@ituna4011

http://amed.go.jp/news/release_20180104.html…

《パーキンソン病患者ではカフェインの分解促進ではなく、吸収低下により血中濃度が低下し、その保護的な効果が得られにくい状況が生じていると推察》
5:51 PM · Jun 23, 2022

(2022年6月23日転載終)

5. 放送大学大学院

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539606399604629505)
Lily2@ituna4011
放送大学大学院の単位認定試験、今年からはWeb形式に。 戦々恐々としていたが、何とテキストやノートの持ち込み可。記述式は予め問題設定され、事前にメモ作成の指示あり。 やっぱり社会人向けの生涯教育課程だ。 昔、学部生の頃は、レポート形式もあったが、専門は講義ノートを丸暗記して記述式。
10:49 PM · Jun 22, 2022

(https://twitter.com/ituna4011/status/1539607567319842816)
Lily2@ituna4011
英語やドイツ語は、勿論、辞書持ち込み不可。丸暗記と創作訳出で乗り切った。 20歳前後は、記憶力の訓練のため、それぐらい厳しくしないとダメだ。 だが、仕事その他で忙しく、人生経験を積んだ世代には、恐らくは酷なのだろう。 単位不認定続出なら、大学経営上も問題だし。
10:53 PM · Jun 22, 2022

(2022年6月23日転載終)

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「科学情報の信頼度」

山中伸弥先生のブログ(https://www.covid19-yamanaka.com)を久しぶりに覗いてみました。

最近の項目です。

私は、科学的な真実は、「神のみぞ知る」、と考えています。
新型コロナウイルスだけでなく、科学一般について、真理(真実)に到達することはまずありません。
私たち科学者は真理(真実)に迫ろうと生涯をかけて努力していますが、いくら頑張っても近づくことが精一杯です。真理(真実)と思ったことが、後で間違いであったことに気づくことを繰り返しています。
その上で、私の個人的意見としては、医学や生物学における情報の信頼度は以下のようになります。

本情報発信では、各情報の根拠を明らかにし、下記の分類のどれにあたるかが判るよう心掛けています。

真理(真実)
>複数のグループが査読を経た論文として公表した結果
>1つの研究グループが査読を経た論文として公表した結果
>査読前の論文
>学術会議(学会や研究会)やメディアに対する発表
>出典が不明の情報

査読とは、他の研究者(専門家)が内容を検証することです。科学雑誌に論文を投稿すると、編集者が依頼した複数の研究者(数名)の査読を受けます。査読者は、論文の内容を検証し、そのまま公表すべきか、追加実験が必要か、それとも却下すべきかの意見を編集者に伝えます。編集者は、複数の査読者の意見を受けて最終決定を行います。しかし、査読を経て公表された論文であっても、後になって間違いであることが判明することもあります。複数の研究グループにより研究内容が再現され、複数の論文として査読後に発表された場合、信頼性は高くなります。しかし、その場合であっても、後になって間違いであることが判明することがあります。
最近は、査読前の論文であっても、インターネットで公表されることが増えています。査読前の論文は、参考にはするべきですが、他の研究者による公式の検証は受けていません。ただ、詳細なデータや実験方法は公表されますので、多くの研究者が独自に検証することが出来ます。
論文として公表する前に、学会やメディアに公表することも良くあります。メディアにより大きく報道される場合もあります。しかし学会やメディアにおける発表は、公表される内容が限られるため、検証が難しく、発表内容を鵜呑みにすることは危険です。
最近はSNS上等で、出典が不明の内容が拡散することも多くなっています。出典が不明の情報は、玉石混交と考えるべきです。

(転載終)

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放送大学大学院の6月ゼミ

一昨日は放送大学大学院の月一のゼミだった。

今回も充実していた。
というよりも、私のレジュメが長くなってしまい(A4で10枚)、発表そのものは30分以内におさめたが、その後の質疑応答や自由会話が18分にも及んでしまった。

発表準備は5月中旬から始めてあった。先生からのリマインダ・メールを受け取り、もう一度見直しをして、補足を加筆してから、前日の午後3時前には送信したので、何とか気持ちだけは余裕で….。

内容は、先生ご自身が(多分謙遜されてのことだろうけれども)「へぇ、そうなんだ。知らないことばかり」と冒頭でおっしゃってくださり、雄弁な励ましをいただいた。

率直なところ、私は単に、主人がお世話になった先生方の華々しい業績や勇気ある大胆な知見、そして母校の最新研究を紹介させていただいただけで、「研究ではなく勉強」でしかない。

放送大学大学院では、「勉強と研究は違います。大学院は研究するところであって、勉強ではありません」とオリエンテーションの時に力説されていた。

(http://itunalily.jp/wordpress/)
「4月からの放送大学大学院」(27 Mar 2022)
「放送大学大学院の4月ゼミ」(22 Apr 2022)
「徳を積む学問を目指して」(15 May 2022)
「夫婦の証明を他人がする?」(25 May 2022)

僭越ながら、私は無視して、20代の現役院生時代に徹底して厳しく訓練されたように、あくまで「勉強」で通すつもりだ。あの頃の方が、日本社会には活気があり、経済も上々だった。そういう教えを愚直に守り通したい。

第一、実験室もないのに、過去の経験を基に仕上げようとしている論文である。しかも、論文テーマの主体は主人であって、私は単に、後追い意味付け勉強と事例報告をしているだけだ。「研究」なんて、おこがましい。

電子カルテを受け取りに病院を回っていた頃、「研究」という言葉に反応されたのは、大学病院の主任教授や院長先生だった。患者の遺族が今更何を「研究」したいというのか?

今回も「こういう内容でも放送大学で通していただけますか?」と冒頭で先生にお尋ねしたところ、憮然とされて「どうぞ、ご自由に」と言われた。

昔から、放任主義の方が、プレッシャーがなくて作業が進むタイプ。「こうでなければならない」と雁字搦めにされると、かえって萎縮して後退するのだ。夏休みの読書感想文がそうだった(http://itunalily.hatenablog.com/entry/20090829)。

ところで、今回、ゼミ生の皆様は、倫理審査の書類で物凄く大層な書類を必死に書いて、ゼミに提出していらした。

しばらく前に、この書類と長々しい法律を見て、私はうんざりしていた。気になったので、「私も必要ですか?」と先生に尋ねたところ、「必要ないんじゃない?」とあっさり。そういうことが必要なテーマを、最初から避けてきたこともある。

そもそも、「他人の権利を侵害したり、不快にさせる研究調査をするな」という、ダメ押しみたいな書類審査である。

私に言わせれば、それなら過去に私のマレーシア研究の口頭発表で言われたコメントの発信元全員が、「倫理審査」の対象だ(http://itunalily.jp/wordpress/「大学院の合格通知(2)」22 Dec 2021)(https://itunalily.hatenablog.com/entry/20180728)。
大学教員のくせに、自分の狭い価値観だけで他人の研究発表の内容を公に断罪してはばからない。こういうタイプこそ、「人倫にもとる」倫理違反者として、罰せられ、排除されるべきなのだ、と私は思う。
………..
初回から3ヶ月も経つと、ゼミの雰囲気やゼミ生の考え方にも徐々に慣れてきて、その後の疲れは少しずつ軽くなってきたように思う。
一応は年齢も考えて、無理なく続けられるよう、スケジュールは緩めにしてある。20代から30代の意識のままでは、心身共に負担がかかるからだ。それに、漢方の先生からも「今は調整中ということで、過去の思い出を封印する必要もないし、疲れたら休めばいい」と言われている。

というわけで、ゼミの翌日は一日ゆっくりと休むことにし、週明けの今日から再び起動だ。
………..
通信教育である放送大学の社会的評価や研究レベルのことをあれこれ無責任にウェブ上に書いている人達がいる。世間勉強として、たまに寝転びながら眺めることもあるが、本当に「勉強」ということを実践している人ならば、安易に書くような内容ではない。

むしろ、18歳の入試時点の学力だけで一生が決まると思い込んでいる価値観の方が、人生経験が未熟なような気がしてならない。

人生一寸先は闇だし、世の中何が起こるかわからない。どのように生き抜いていくか、自分の人生にどのように責任を持って全うできるか、その原則に忠実であれば、後は無理せず、自分の身の丈に応じて学び吸収し、仕事や家庭で実践するだけだ。

放送大学は社会人が多く、仕事を持ったり、介護中だったりしている人が珍しくはない。また、さらに学びたいという熱意や意欲があり、資格を取って仕事に生かしたい、と願っている人々、あるいは、病気のために高校中退だったりした人々を、寛大に受け入れてくださる制度が特徴である。また、教授陣も、そのような社会的要請に応じる姿勢を持ち、入学した学生達の背景を理解して応援してくださる方ばかりである。

高校を出てからも勉学を続けたい場合、基本的には一般大学に進学した方がいいとは思うが、事情があるならば、勉学を断念することなく、開かれている道を探して堂々と進んだらいい、と私は考える。
もともと、時期的にコロナで通学が無理な状況だったので、私は放送大学でよかったと思っている。いろいろと工夫が凝らされていて、細やかな改善が常に見られる。

(これはどうかしら?)と思っていた科目やシステムが、気が付いたら「廃止」方向になっているのも、むべなるかな。

自分の生活に規律を与えるためにも、さまざまな約束事は、かえってありがたい。後は、きちんと課題が済ませられるか、だ。
……………..
「エビデンス」流行りについて、同じように感じている「仲間」が見つかったようだ。エビフライの写真を載せている人まで出現。

(https://twitter.com/ituna4011)
2022年6月11日付

・「医師ですが、この2年半でエビデンスという言葉が大嫌いになりました」
・「エビデンスはDSが作った庶民を誘導するための資料ですからね。」
・「そもそも日本語で証拠という意味がきちんとあるのに、わざわざ英語ですもんね。しかも意味も意味ですし。嫌気もさしますよ。」
・「最低限、日本語にしましょう。」
・「エビデンス原理主義のせいですね。」
・「同じです! エビデンスという言葉を好んで使っていた過去の自分を殴ってやりたい」
・「以前国の機関で働いてたときに職員さん達が『ストーリー』が口癖で… 結果ありきで都合良いストーリーを作って、そこに導くみたいな世界で嫌気が差しました。 悪い人達が上にいたら、どうにでもなる世界だなと。」
・「激しく同意です。エビデンスってたいしたことないんだなと、逆に勉強になりました。」
・「看護ですがエビデンスって使えば洗練されてるって思って使ってる感あり もっとシンプルでわかりやすく あと個体差もあるから一括りにしても」
・「ある時は「根拠」、別のある時は「証拠」で使うからじゃないですかね。」
・「今まで生きてきて出会った中で、エビデンス、エビデンス言う人は頭悪い人が多かったです。」
・「もともと医療会にエビデンスというのはほぼないです。 あるのは利権(製薬)だけです。 人体をわかったように言うのは傲慢ですね。 エビデンスなどは時が経てばいくらでも変わります。」
・「論文が出てれば何でも信用する 医者が増えました。」
・「良く考えたら自分の考えもエビデンスは無いな。素人だし。でも自分の考えは間違っていない自信はある。」
・「調べればたくさんエビデンスなんてあるのに、わざわざ馬鹿みたいに「エビデンスは?」と聞いてくる人鬱陶しかったです。単なる馬鹿なんでしょう…」
・「持って行きたい方向に「研究結果を誘導」するのは、 理系あるあるかと。自分の名誉や利益に繋がるとなると…。 逆にメリットが無いエビデンスは、研究しないから、 当然ながら出てこない。世の中、結局お金です。 その辺を見極める「目」が大切だと改めて思いました。」
・「ファクトチェックも怪しい言葉に」
・「ご心中、お察しいたします。 私もエビデンスありきで生きてきたので、悔しい気持ちが痛いほど分かります。 地元のとある総合病院は、コロナ初期から、風邪とインフルの検査を優先に行っていて、医学界からハブにされているようです。 でも院長と医療チームは負けずに戦っています。 頑張ってください」
・「何気なくつぶやいたのですが、いつの間にかたくさんのコメントといいねをいただいて驚きです」
・「いくら不備があっても都合のよいデータはゴリ押し、都合の悪いデータは無視… ほんとにひどいです」

(2022年6月13日転載終)

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学びに終わりなし

2022年6月4日付ブログ(http://itunalily.jp/wordpress/)では、久しぶりの「古文書の会」と「古文書整理」ボランティアについて少し記した。
今日、その集まりがあったので、続きを記す。

従来までは、自転車で5分ちょっとで到着する便利な場所だったが、博物館が閉鎖されてミュージアムに統合移転したために、自転車でも信号に引っかかると、どうもよくない。
それに、初めての場所でもないのに、何としたことか自転車置き場のことをすっかり忘れていて、相変わらず図書館前に駐輪してしまい、走って1分の遅刻。どういうわけか、拍手で迎えられてしまった。
その上、『くずし字辞典』まで持参するのを忘れてしまった。

それもこれも、昨晩は、新たに届いた通信教育のテキスト数冊に没頭していて、夜中過ぎまで起きていたせいもある。つまりは、時間管理が悪い、ということなのだ。

この通信教育は、順調にいけば半年で終わる。実は、放送大学大学院の論文テーマと、直接間接的に繋がってもいる。だから、論文の下準備というのか、知識を確かにする必要があって、申し込んだものだ。
成績優秀者には、文科大臣賞や通信教育振興協会会長賞、すなわち、生涯学習奨励賞までいただける制度があるらしい。その「喜びの声」欄を読んでいたら、(日本には本当に誠実で努力家で勉強家が多いんだなぁ)と感動し、励まされた。もっとも、そういう方達だからこそ受賞されているのだが。

冒頭の古文書の会でも、通信教育で古文書のくずし字を学びながら、博物館にも月一回出席されてきた熱心なご年配の男性がいらっしゃると聞いている。ともかく、どのような分野でも、定年後のボランティア活動や菩提寺のお手伝い等をもっと充実させるために、あえて通信教育でも学んで、さらに社会貢献しようとされているような篤志家が存在することに、勇気づけられる。

私の場合、刺激され過ぎて、ちょっと欲張りなのかもしれないが、以前も書いた月一度配信の無教会の聖書講座二つに関しては、若い頃から馴染んでいるテーマでもあるので、復習と応用発展のような感じで聴いていればよい(http://itunalily.jp/wordpress/21Jan2022)(http://itunalily.jp/wordpress/3Feb2022)(http://itunalily.jp/wordpress/4Apr2022)。

一方、昨日届いた上述の新たな通信教育の内容は、案外にも、放送大学大学院で過去一年半に18科目受講したものの幾つかと重複している事柄が含まれている。従って、それほど負担ではないかもしれないが、かと言って、テキストを読むだけで課題がスイスイ解けるわけでもなさそうだ。つまり、注意力と理解力を要求される形式になっている。通信教育だから、と軽く考えてはならない。
………….
今日の古文書の課題は、以前よりも自由に会話を交わしながら、和気あいあいとした感じで進んだ。「いきなり渡されて、読めるわけないよぉ」と文句を言いながらも、皆で助け合って読み進めていくのは、おもしろい。

実は以前の場合、30分前には集まって、宿題を皆で読み合わせして、それぞれの指名に備えていた。いかにも「教室」といった感じだった。読める人は読めるし、読めなくても必ず誰かが助け舟を出して、事前に教え合っていたので、誰でも何とかなっていた。私だって予習が間に合わなかった時、頼みもしないのに、さり気なく「正解メモ」が回って来て、助かったことがある。

要はそういうことなのだが、皆さん、とても気さくで温かい。だから、楽しみと張り合いとで続いているのだろう。

かなり前にアンケートで質問した「古文書をAIが読む時代が来る」という、日経新聞に出ていた東大だったかの歴史学専攻の人の話について、若い先生の意見を伺ったところ、「AIでは不足で、やはり人が読むのが一番」と。私も同感。但し、日経新聞の記事では、古文書が膨大にあり過ぎて、研究のために自分で読むには時間が足りないので、AIに記憶させて時間の節約を狙う、ということだったようだ。
………….
今日の1時間半ちょっとのお昼休みには、一旦外に出て、銀行の用事やスーパーでの買い物をして自宅に戻った。昼食と洗濯機を回して片付け物をしてから、再びミュージアムへ。今度は、初めての古文書整理だ。
中に入ると、次回に備えて、午前中に受け取ったばかりの課題に黙々と取り組んでいる数名がいらした。まるで、家に帰る前に学校で宿題を休み時間に片づけてしまう、賢い生徒のようだ。

時間が来たので、ラベル貼りの作業がスムーズに始まった。
好奇心旺盛というのか、まるで三歳の子供のように無邪気に何でも尋ねては、乾いた砂のように吸収していった。あっという間の1時間50分だった。

2009年度版のマニュアルがあり、コピーを受け取った。基本的な事柄だが、最初が肝心。わからないことは、自己判断ではなく、先生や先輩方に逐一確認することだ。

時計や指輪やネックレスは外す、とあるのは、茶道と同じだと思った。指輪外しは、石鹸をつけないと私の場合はダメなので、許可を得て再び洗面所へ。
洗った素手で取り扱う件について、「映像では、白手袋をはめて古文書の作業をしているのを見たことがありますが」と質問したところ、「手袋の布が和紙を傷めることがある」との由。

また、シャープペンシルではなく、黒鉛筆を使うのは、数年前、京都の国立博物館の展示を見る際にも、注意されたことである。

机に並べてあった色とりどりの布で包んだ重しは、最初、小学校の工作の時間に版画で「馬楝」を使ったことを思い出したが、勿論、古文書を擦るのではなく、ラベルを貼った後、しばらく押さえておくものである。

文鎮使用、とマニュアルにあったことは、小学校時代の書写を彷彿とさせ、懐かしかった。

古文書の折り方も重要な情報なのだそうだ。

ラベル貼りの糊は、紙素材のセルロースに近い性質を持つカルボキシ・メチル・セルロースの粉末を使う。水に溶かして糊とするが、全部先生が用意してくださった。それを細い絵筆で薄く掬い取り、ラベルの裏に丁寧に伸ばす。そして、古文書の裏の左下の隅に貼るが、文字や印版の裏や罫線の上を避けるために、左下の隅ではなく、右下の隅にする場合もある。それもだめなら左上の隅、あるいは右上の隅に貼る。その順位は決まっている。また、下端の方にはみ出してラベルを貼ることもある。

帯封にもラベルを貼る。こよりの場合は、ラベルの両端のみ糊をつけて、輪っかのようにして留めておく。

今日の私の割り当て作業では、大体、このような感じだった。断簡の作業はなかったが、中性紙封筒にラベルを付けるらしい。

後片付けも、誰もが自発的にさっさと済ませ、大変に気持ちよく捗った。
…………
今日のお話で、最近は古文書に補修を施すことはせず、破損も虫食いも汚れも、そのまま貴重な情報として扱う、と聞いた。

だが、以前、私は京都で弘法大師の国宝文書を見たことがあり、大変にきれいな文書だったので、それはタッチアップをしているのではないか、と思っていた。
確か、それは東寺の『風信帖』だったかと記憶する。「空海」と示されていたかもしれない。

若い先生の話では、「弘法大師だから、保存がいいのでは?」ということだったが、「曝涼?」と反応しながらも、私はどこか腑に落ちなかった。というのは、弘法大師の評価は、当時もさることながら、あくまで後世がしたからこそ残る文書であって、途中で紛失したり滅却した文書だってあったはずだ。それに、時々展示をしているということは、桐箱か何かに奥深く保管されたままだったはずがない。

ということで、古文書の修理について、帰宅してから調べてみた。広島県立文書館の事例だ。

(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/monjokan/hosyuu.html)
2016年2月26日掲載

「文書の補修について」

(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/monjokan/hozonkanri/dayori32hosyu1.pdf)
(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/monjokan/hozonkanri/dayori33hosyu2.pdf)

やはり、最低限の補修は、専門家の指導を受けながら、注意深くなされているようだ。また、記録を必ず残す。

(https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki_file/monjokan/hozonkanri/kiyo11shimomukai.pdf)

「広島県立文書館における文書の保存手当てについて」

p.109《補修の手当てを行う場合は,補修の記録を必ず残すよう努めてい る。補修前と補修後の文書をデジタルカメラで撮影し,補修の日時と使用し た材料,実施した補修の内容などを記録している。》

p.116《文書が酸化して弱くなっている部分には,カルシウム分を含む 美栖紙を使うと酸化の進行を抑えることができる。 まず,破損箇所に修復用の和紙を当て,破損箇所より少し大きめに,その 上から水をつけた筆でなぞり,水で濡れた線に沿って和紙を手でちぎり,紙の周囲に繊維が出るようにする(喰裂き)。これを薄い糊で貼ると,紙繊維が 本紙と絡んではずれにくくなり,修復部分の重なりの違和感を減らすことが できる。》

p.117《G家文書の補修テープは粘着度の強いものだったため,テープ除去後も粘着 剤が紙に残った状態のものもあり,楮和紙を当てているが,その対処が未だ に課題として残っている》

p.119《温湿度管理も行き届いていなかった。昭和63年4月に当館の建物が完成し,書庫に配架する際にもほこりなどを十分に払っていなかった。》

p.120《ほこりを払い文書を清潔な状態にすること,定期的な防虫剤の入れ替えや文書の状態の観察など,日常の保存管理業務を一つずつ積み重ねていくことが,文書を劣化から守る一番の鍵である》

p.120《劣化した文書に対しては,レーヨン紙や中性紙を使用して,包んだり挟んだり封筒に入れる保護処置を行っている》

p.121《平成22 年度の県内市町職員を対象とする保存管理講習会では修復専門家によるリーフキャスティングによる修復を実習形式で行い,専門的な修復の一端に触れることができたと好評であった。》

この執筆者には、学生達向けに文書保存と補修の実践を記した44ページの論文がある。2016年発表だから、それほど古くもない話だ。
この方式が全国の博物館や資料館や文書館で今現在も共通なのかどうかはわからないが、一つのやり方ではあることは銘記したい。

いろいろと学ぶことには限りなく、いつまでも飽和することがない。つまり、永遠の飢餓状態でもある。幸いな時と思い、感謝して受け留めよう。

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